新年のごあいさつ

議長　芝山（しばやま）　稔（みのる）

　明けましておめでとうございます。皆さまには、日頃から松本市議会に多大なるご支援、ご協力を賜わっておりますことに、心より感謝を申しあげます。
　さて、令和3年は、前年に続いて世界中が新型コロナウイルス感染症への対応に追われた一年でございました。
　4月の中核市移行により市が設置した松本市保健所も、開設直後から県松本保健所および圏域内の医療機関等と連携して対策にあたりました。第5波に及んだ感染拡大の大波に最前線でご奮闘いただいた医療従事者を始めとする関係者の皆さまに、厚く御礼を申しあげます。併せて、コロナ禍にあって社会経済活動の維持と回復に向けてご尽力いただいている事業者の皆さま、ワクチン接種にご理解とご協力をいただいた市民の皆さまに深く感謝を申しあげます。
　これからも心配される新たな変異株への対策、コロナ禍での社会経済に必要な施策につきましては、これまでと同様、市長と協力し、市民の命と暮らしを守るため、市議会として全力で取り組んでまいります。
　2021年、本市は新たなまちづくりの指標となる「松本市基本構想2030」と、これを踏まえた「松本市総合計画」を策定し、令和12年度まで10年間の松本のまちづくりを始めました。
　基本構想が掲げる「一人ひとりが豊かさと幸せを実感できるまちづくり」の実行、市民の福祉向上と本市の持続的発展のため、今後も市議会として市が行う諸施策を多面的にチェックし、改善や提案も含め議論を尽くし、市の意思決定機関としての役割を果たしてまいります。
　市民と共にある議員、市民に開かれた議会として、多様なお声とご意見に耳を傾け、市政に的確に反映するよう不断の研鑽と議会改革に努めてまいります。今後とも市民の皆さまのお力添えを賜りますようお願いいたします。
　結びに、皆さまにとりまして、幸せと希望に満ちあふれた新しい年となりますことをご祈念いたしまして、年頭のごあいさつとさせていただきます。