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新規就農Q&A

更新日:2022年9月20日更新 印刷ページ表示

よくあるご質問と回答

 新規就農に関する代表的なお問い合わせ内容をまとめました。

  1. 新しく農業を始めたいです。何からすればよいですか?
  2. 何を作りたいか具体的に決まっていません。おすすめはありますか?
  3. 農業は一人でもできますか?自分が農業経営に向いているかどうか分かりません。
  4. 農業で生計を立てていく場合、規模や所得など目安はありますか?
  5. 新規就農を決断後、どう行動していけばよいですか?
  6. 就農するために、どのくらい資金が必要ですか?
  7. 自己資金が足りない場合に、支援制度などありますか?
  8. 農地はどうやって取得するのですか?農地情報などありますか?
  9. 移住して就農する場合、住居情報などはありますか?

新しく農業を始めたいです。何からすればよいですか?

 まず松本市農政課へご相談ください。

 新規就農への第一歩は「相談」です。漠然としたイメージのままでも結構です。相談や体験を通じて、自分がやりたい農業のイメージを具体化し、準備を進めていきます。

 また、経営者として独立して農業を始めたいのか、給与を得て農業に従事したいのか、それとも趣味や副業としてなのか、農業への携わり方はさまざまであり、自分の希望に合わせた準備が必要となります。

何を作りたいか具体的に決まっていません。おすすめはありますか? 

 作目を決めるうえで一番良い方法は「体験」してみることです。

 農業は身体が資本。作目によって農作業はそれぞれ異なり、実際にやってみて自分の身体に合っているか確かめてみることをおすすめします。(例:野菜は下を向いての作業、果樹は上を向いての作業が多い)

 親戚・知人の農家に体験をさせてもらったり、下記の体験制度や短期アルバイトなどを活用しましょう。農家の方から直接話を聞くことで、就農イメージが固まります。

 作目を決める参考として、松本市のおいしい旬の農産物一覧をご覧ください。

 「体験」に基づいた自分の希望が何より大切ですが、松本市内における新規就農者の主な作目として、「りんご」「ぶどう」「すいか」「セルリー」「施設野菜(きゅうり・トマト等)」「花き」が挙げられます。

農業は一人でもできますか?自分が農業経営に向いているかどうか分かりません。

 農繁期はアルバイト雇用や家族の協力など、人手がないと農業経営が成り立たない場合が多いです。新規就農を検討する際は、ご自身が経営者として農業を営んでいけるのか、よく検討する必要があります。

 何よりも新規就農への家族の理解や同意を得ることが大切です。自分のやりたい農業を明確にするためにも、実際に家族に話してプランを見つめなおしましょう。

 また、下記サイトで新規就農に適しているか、質問に答えていくことで自己診断ができます。ご活用ください。

 自己就農適正診断(デジタル農活in信州/長野県)<外部リンク>

農業で生計を立てていく場合、規模や所得など目安はありますか?

 松本市では新規就農者(農業経営開始から概ね5年)の年間所得目標を「250万円」と設定しています。

 「所得」=「収入」(売上)-「経費」(費用)

 以下のサイトを参考に、希望する作目を、どのくらいの規模(農地の広さ)で行えば所得が250万円に達するか、試算が可能です。

 長野県農業経営指標<外部リンク>

新規就農を決断後、どう行動していけばよいですか?

 就農するためには技術・知識の習得が必須です。農業経験の程度によって以下の方法があります。

農業経験が「体験」程度の方

研修制度を利用して独立する

 技術習得のみならず「経営スキル」も学ぶことができます。また研修期間中に地域に馴染むこともでき、独立就農を強く希望する方向けです。以下の研修制度および支援制度がありますので、ご覧ください。

 ただし、研修期間中の生活資金の確保は必要です。

農業法人等への就職

 従業員として働きながら技術を身につけ、将来独立する道もあります。給与を得て農業に従事することができ、長期的に技術習得することができます。より本格的に農業に従事することで、希望作目や就農プランを見つめなおすこともできます。

 経営者として営農していけるのかまだ不安な方、独立就農まで長期的な視点で考えている方にとっては選択肢の一つです。

農業経験が豊富、一定の技術をお持ちの方

  既に一定程度の技術がある場合、上記の研修制度等を利用せず、農地を取得して就農を開始する方法もあります。

  その場合、農地はどうやって取得するのですか?農地情報などありますか?や、経営開始資金をご覧ください。

就農するために、どのくらい資金が必要ですか?

 希望する作目によっても大きく異なりますが、こちら [PDFファイル/6.01MB]に新規就農した研修体験者(松本新規就農者育成対策事業)の初期投資費用が掲載されています(約1,000万円~1,500万円)。

 農業機械は中古品で対応するなど、初期投資を抑える工夫もあるため一概には言えませんが、自己資金として数百万円、足りない部分について資金の借り入れ等を行うのが平均的です。

 また、初期費用だけだなく、農業所得で生計が成り立つまでの生活資金(就農後3~5年程度)の確保も必要になります。

全国平均(新規参入者全体)

「令和3年度新規就農者の就農実態調査」(全国農業会議所全国新規就農相談センター)より抜粋

 就農1年目の費用と自己資金

  • 営農面での費用合計:755万円(機械・施設等:561万円、種苗・肥料・燃料等:194万円)
  • 営農面での自己資金:281万円
  • 生活面での自己資金:170万円

 作目ごとの詳細については、こちら(農業はじめる.JP)<外部リンク>の調査結果からご確認ください。「令和3年度新規就農者の就農実態調査」の30頁に詳細が掲載されています。

自己資金が足りない場合に、支援制度などありますか?

 時期や目的別に、下記の支援制度があります。注意点として、支援制度は、あくまで就農するための「手段」です。支援を受けることが「目的」とならないように、自分のやりたい農業の実現に役立つかどうかという観点で検討することが大切です。

 研修期間

就農準備資金(農林水産省)<外部リンク>
  • 最長2年間、年間最大150万円を支給
  • 就農時に49歳以下であること等、要件を全てみたす必要あり
松本新規就農者育成対策事業
  • 最長3年間、1年目は月額10万円、2年目以降は月額8万5千円支給
  • 家賃補助として、月額上限1万円(子育て世帯には、月額上限2万円)支給
  • その他、機械助成やハウス・苗木購入支援あり

 就農時

 ※以下の支援制度を活用するためには、認定新規就農者である必要があります。事前にご確認ください。

 機械・施設等の初期投資費用
青年等就農資金(日本政策金融公庫)<外部リンク>
  • 長期、無利子の融資制度
  • 生活資金は対象外
  • あくまで借入なので、返済までの計画的な利用が必須
松本市未来を担う農業経営者支援事業
  • 導入経費の3分の2以内で補助金を交付するもの
  • 補助上限200万円(認定新規就農者)
  • 購入価格が50万円以上
経営発展支援事業
  • 導入経費の4分の3以内で補助金を交付するもの(最大750万円)
  • 就農時に49歳以下であり、就農する年度(4月から3月まで)のみ利用可能
  • 自己負担分について融資を受けること等、要件を全てみたす必要あり
 営農生活資金
経営開始資金
  • 就農開始から最長3年間、年間最大150万円を支給
  • 就農時に49歳以下であること等、要件を全てみたす必要あり

農地はどうやって取得するのですか?農地情報などありますか?

取得方法

 農地は農業委員会の許可がないと、買ったり借りたりすることができません。農地の取得方法として、農地法3条の許可を受ける方法と、農業経営基盤強化促進法を利用する方法(利用権設定)があります。

 許可を受けるためには、就農する強い意欲と具体的な農業経営計画、それを裏付ける技術や経験を持っていることが必要です。新たに農業を始める場合は、新規就農届出書 [PDFファイル/114KB]や、営農計画書 [PDFファイル/109KB]の提出も必要です。

農地情報

  農地情報として、松本市農業委員会事務局で公開している農地の売買、賃借情報があります。

 なお、ホームページ上の公開情報は、各地区内における農地の利用調整で売買・貸借契約に至らなかった土地を、地区外からも広く対象者を募ることを目的としているものです。

 農地は各地区で信頼関係に基づき個別に情報が出てくることが一般的です。特に新規就農者の場合、本人の努力のもと就農地域での良好な人間関係を築き、研修先や先輩農家から紹介してもらうなどして確保していく場合が多いです。

 借りるとしたら年間の費用はどのくらいになるか?は、農地の賃借料情報をご確認ください、。

移住して就農する場合、住居情報などはありますか?

 松本市への移住に役立つ情報として、まつもと暮らしをご活用ください。

 住居情報は、下記サイトをご参照ください。

 なお、就農目的であれば、農機具や資材、農作物の保管、出荷準備などのため、スペースのある戸建住宅の方が都合が良いですが、移住する段階で最適な物件情報が出てくるとも限りません。

 例えば、研修期間中などの移住当初はアパート等で、希望地域の地理的条件や周辺環境を十分に把握したうえ、本格的に就農する段階で上記の空家情報の他、研修先の農家や地域の不動産業者の紹介などにより、条件に合う戸建住宅を見つける方法もあります。

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