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松本市では、市民が誇れる清潔で美しいまちづくりを推進するため、空き缶等のポイ捨ての防止及び環境美化に関して必要な事項を条例で定め、自動販売機設置時におけるリサイクルボックス併設を義務化しています。
リサイクルボックスの設置に当たりましては、空き缶・ペットボトル以外の異物の混入や臭いによる苦情等が問題となっていますが、今後も環境美化巡視員等によるリサイクルボックス設置の巡視や自動販売機製造・販売業者へのリサイクルボックス設置義務の周知啓発をします。市民に対しても引き続き、適切な分別によるリサイクルへの協力を広報まつもと等を通じて呼び掛けていきます。
環境業務課では、ごみの減量やカラスからの被害を防ぐことを目的に、生ごみ等を出すときは、水切りを十分行い、新聞紙等に包むなどして出していただくよう市民の皆様にお願いしています。
カラスは目が非常にいいため、食べ物があると集まってくる特性があり、ご指摘のとおり袋の中の生ごみが見えていると、ごみ袋を破きごみを散らかします。カラスの被害については、他の地区からも相談が寄せられている現状でございます。
このたびは、ご提言を分かりやすくイラストで示し、「広報まつもと」7月号にて、周知することといたしました。併せて、カラス除けネットの縁に重りを着けると下から潜り込めないため、更にカラスの被害を減らすことができることも掲載いたします。
松本市では、第11次基本計画に「DX・デジタル化」を重点戦略に位置付け、デジタル市役所への変革を推進しています。
文書館がこれから発行する資料についても、原則電子化(デジタル化)し、インターネットで閲覧できることを前提に刊行していきます。
一方、既刊資料は、写真等を含め、著作権者の許諾の取得等が必要となるため、当面、残部の販売を続ける中で、著作権法等の動向を見ながら、研究していきたいと考えます。
文書館では、このほか歴史文書や絵図等の電子化などを進め、ますます利用しやすい事業運営に努めていきます。
「松本走り」と言われる「強引な右折」は、対向車だけでなく、右折先を通行している自転車や歩行者を巻き込む恐れがあるため、大変危険な運転です。交差点では、優先順位が決まっていて、優先道路の直進車、左折車、右折車の順番で優先度があり、これに従わない場合、「交差点優先車妨害」という道路交通法違反行為になります。
ドライバーの皆さんは、これを順守し、心と時間にゆとりを持って運転していただくよう、今後も警察と連携して更なる周知を図りたいと考えています。
交通渋滞については、現在、計画的に道路整備を進めていますが、道路整備は、用地取得から整備完了までに長い時間を要しますので、市では、バス等公共交通や自転車の利用推進を図るなど、通行車両の総量を抑制する政策にも取り組んでいます。
今後も、道路管理者である国、県及び市が、情報を共有し、また信号機を所管している警察とも連携して、交通渋滞解消を図りたいと考えています。
奈良井川緑地は、国が周辺の景観や地域特性を踏まえ、親しまれる河川として、良好な水辺空間の形成を図る事業に取り組み、長野県が平成6年頃から平成12年にかけ、高水敷(河川内の一段高い場所)にマレットゴルフ場の整備を行い、整備後は松本市が管理を行っています。
奈良井川緑地のマレットゴルフ場は、年間に延べ人数として約2万人の利用者がいます。
令和3年8月15日午前7時は奈良井川の氾濫注意水位を超え、高水敷に水が流入したため、コースの土砂が流されました。
今回の災害については、いくつかの要因があると考えられます。奈良井川の氾濫注意水位を超えていたのは事実ですが、高水敷の河川整備が行われていないことや、河川の流れる部分に土砂の堆積があることにより、河川の断面が十分確保されていなかったことも、被災の要因のひとつと考えます。
今後は、河川管理者である長野県と連携しながら、通常時の河川の維持管理および雨水時の対策を行っていきたいと考えます。
松本市内にはいくつかの河川内緑地のマレットゴルフ場があります。被災する毎、予算を投入して復旧すべきか、今後の在り方について、市民の声を伺い総合的に検討していきたいと考えます。併せて、河川改修の早期実現を長野県に要望していきます。
松本市シェアサイクル事業は、松本市と運営事業者のOpen Street株式会社が協定を締結し、市が広報関係者との調整を担い、事業者が経営を担う体制で平成31年3月のサービス開始から3年間が経過しました。
シェアサイクルは、特定の方が自転車を占有して使用するレンタサイクルとは異なり、自転車をシェアして利用することを前提としており、市街地に訪れる多くの方の利用により収益を得て運営しています。
そのため、ステーションの自転車の配置の偏りを解消する運搬業務に経費が掛かり過ぎると事業の継続が困難となってしまう側面があります。
以上のことから、シェアサイクルは、人流が活発な松本駅周辺市街地の移動手段を補完するものとし、ステーションの設置については、ネットワーク化を図りながら徐々に拡大していくという考えです。
まだ、歴史が浅く皆様に定着するのに途上のサービスですので、市としても広報や周知に注力しながら、より多くの皆様に利用いただけるよう尽力していきます。