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松本市では、来場者の安全確保と文化財的価値の維持を目的として、国宝松本城天守耐震診断に引き続き、黒門・太鼓門の耐震診断を実施しました。
診断の結果、『大地震動時の倒壊危機性及び中地震動時の非倒壊』と判定され、特に太鼓門は震度6強から7の大地震動時の耐震性能が不足していることが判明いたしました。
この診断結果を踏まえ、松本市は直ちに耐震対策等に着手いたしましたが、耐震工事の完了までには数年間の期間が必要となる状況です。
黒門・太鼓門を通行される皆さまにおかれましては、こうした状況をご理解のうえご通行いただくとともに、地震発生時には、係員の指示に従い、落ち着いて行動していただきますようお願いいたします。
なお、これまで実施してきました太鼓門特別展示につきましては、耐震工事が完了するまでの間、中止いたしますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。