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エコトピア山田の再整備を行います
島内地区山田町会にある一般廃棄物最終処分場のエコトピア山田は、昭和45年に廃棄物の埋め立てを開始し、昭和62年に拡張整備をしながら、50年間にわたり使用してきました。
しかし、埋立可能容量が少なくなってきたことから、今後も長期的に使用可能で、安全・安心な新しい施設とするため、再整備を進めています。
エコトピア山田位置図
再整備事業の概要
エコトピア山田に今まで埋め立ててきた廃棄物を、埋立地の中で片側に寄せて、空いたスペースに新しい埋立地を建設します。
再整備予定期間
令和元年度から令和8年度まで
- 廃棄物の移設工事は令和3年度から開始しています。
- 今の施設での埋め立ては令和3年3月31日をもって終了しました。再整備期間中は廃棄物の受け入れができません。
新処分場埋立容量
約213,000万立方メートル
新処分場埋立可能年数
約17年
事業費
新処分場再整備費
約48億円(現時点での概算費用)
現処分場維持管理費
約46億円
このうち再整備期間中の焼却灰等の処分外部委託費が約30億円かかります。
新処分場維持管理費
約9億円
再整備概要
エコトピア山田再整備全体基本計画
エコトピア山田再整備全体基本計画[PDFファイル/15.3MB]
ごみ処理の流れ
エコトピア山田には松本クリーンセンターで可燃ごみを燃やした後に発生する焼却灰や陶磁器、ガラス類などの埋立ごみが埋め立てられています。
年間約11,000トンの焼却灰と年間約1,200トン埋立ごみが発生し、灰の一部は県外の民間事業者に委託して、人工砂や土木資材への資源化や埋め立てを行っています。
ごみ処理の流れ
焼却灰の資源化
再整備期間中は焼却灰と埋立ごみの全量を県外の民間事業者に委託して埋め立てるほか、焼却灰は大きく分けて次の3種類の方法で資源化を行います。
人工砂化(焼成)
高温で焼き直して、人工的な砂などの土木資材とします。
溶融
高温で溶かして、灰に含まれている金属を回収するほか、人工的な石などの土木資材とします。
セメント原料化
セメントの原材料の一部として使用します。
松本市のごみの現状
長野県の1人1日あたりのごみ量は、811グラムと5年連続で日本一少ない一方、松本市の1人1日あたりのごみ量は、1,015グラムと県内19市で最も多くなっています。
県内19市ごみ量
再整備後の新処分場の使用可能期間
これまでも市民の皆さんにはごみの減量にご協力いただいていますが、ごみのうち、特に可燃ごみをさらに減らすことで、再整備期間中の処分委託費を抑え、新処分場を予定の17年より長く使うことができるようになります。
埋立可能期間
今からできるごみの減量
松本市では「もったいない」をキーワードとして、3R(スリーアール)の推進に取り組んでいます。
これから再整備を行う新処分場もごみを埋め立て続けていくと、いずれ限界を迎えてしまいます。少しでも長く大切に使うために、一人ひとりの心掛けで、ごみの減量に取り組んでみませんか。
松本市の3Rの取組み
松本市の取組み
Reduce(リデュース)
Reuse(リユース)
Recycle(リサイクル)
- 資源物の分別回収
容器包装プラスチック、金属、紙類、布類、びん類、小型家電、廃食用油などを分別回収して資源化を行っています。 - 小紙片(小さい紙)もリサイクル
新しい焼却施設の建設
最終処分場と同様、廃棄物を処理するうえで欠かすことのできない焼却施設も令和11年度からの稼働をめざし、建設を計画しています。
現在、松本市を含む2市2村で構成される松塩地区広域施設組合が管理・運営する焼却施設「松本クリーンセンター」は、令和10年度で役目を終え、地元の島内平瀬川西町会と島内地区町会連合会の皆さんにご理解をいただき、令和3年1月27日に同意を得て、令和11年度から隣接地での新施設稼働を予定しています。
詳細は松塩地区広域施設組合のホームページをご覧ください。
松塩地区広域施設組合 新ごみ処理施設建設事業<外部リンク>