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市長記者会見 令和7年(2025)3月12日

更新日:2025年3月12日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和7年3月12日 市長定例記者会見

 

資料1 4月1日から 平日夜間・休日にぜひ体験を EVカーシェアリング開始(1)

【資料1 4月1日から 平日夜間・休日にぜひ体験を EVカーシェアリング開始(1)】

 

【市長】

 私からは1件ご報告します。令和6年度予算で債務負担行為を組んで事業を進めているEVカーシェアリングについてです。松本市役所本庁舎前の駐車場には今、3台置けるようになっていますが、そこにEVカーシェアの駐車スペースを確保しまして、4月1日から2台のEV車を配備します。日産サクラと日産リーフの2台で、松本城、そして北アルプスのデザインとコンセントをかたどったものをデザインした車両です。

 松本市は、2050年のゼロカーボンシティの実現を目指して、さまざまな脱炭素の取り組みを進めています。その一環として、4月1日からEVカーシェア事業をスタートします。全て電気で走るBEV(Battery Electric Vehicle)につきましては、充電するポイントがまだ十分普及していないといった課題がありますが、できるだけ、どのような車なのか、どのような環境に対する配慮があるのかということを、市民の皆さん、また松本に訪れている皆さんに体験する機会を広げていこうということが目的です。この後ご説明しますが、スマホを通じて予約・利用ができるシステムの導入をしてこのようなEVカーシェア事業を自治体として行うのは、長野県内で初めてとなります。

 

資料2 4月1日から 平日夜間・休日にぜひ体験を EVカーシェアリング開始(2)

【資料2 4月1日から 平日夜間・休日にぜひ体験を EVカーシェアリング開始(2)】

 

 今回、この2台のEVカーシェアは、平日の夜7時から翌朝7時までと、土曜・日曜・祝日の24時間でご利用いただけます。平日の日中時間帯の午前8時から午後6時までは、松本市の職員が公用車として活用させていただきます。

 利用方法は、「eemo(イーモ)」という専用アプリをダウンロードしていただいて、免許証とクレジットカード情報を登録していただければ、スマホで車両の予約・ドアロックの解除・料金の支払いが可能となります。

 料金プランは2つから選択できます。まず、最低利用料金が発生しないものについては、15分ごと264円というプランで、頻度の少ない利用者の方はこちらをご利用ください。もう一つは、最低利用料金が1カ月当たり1,100円、利用料金15分ごと220円というプランです。いずれも充電代・保険料はこの料金に盛り込まれています。

 このようなEVカーシェアを通じて松本市内においてもEVを利用する機会を段階的に増やしていき、来年度は太陽光発電の普及事業にも本格的に力を入れてまいりますので、燃料代高騰といった背景もある中で、大勢の皆さんにご利用いただければと思っています。

 私からは以上です。

 

【記者】

 EVカーシェアリングについて、環境PRと言いますか、環境面の目的は説明でわかりましたが、平日夜間と土・日・祝日は公用車を使うことがまずはありませんので、公用車の有効利用という側面は考えていらっしゃるのでしょうか。

 

【市長】

 現状においても、古い型ですが電気自動車を公用車として利用しています。それと同じものかというと我々の認識としてはそうではなく、今回も松本を象徴するようなパッケージングにさせていただいて、松本市民や、観光や旅行で来られた方々で利用していただくということを主にして、今回の取り組みを位置づけています。一方で、EVが走っているなというPRも効果としては考えています。それが、平日に松本市の職員が公用車として活用するということから目指している部分です。この後これを活用していく中で、市民の皆さん、あるいは旅行者の皆さんの利用が大きく見込めてくる段階で、また利用の在り方を柔軟に考えていきたいと思っています。

 

【記者】

 利用の在り方を柔軟に考えていくということは、新年度は2台配備ですが、これを3台、4台と増やしていくということでしょうか。

 

【市長】

 利用状況次第だと思っています。

 

【記者】

 県内初というところで、先ほど市長は「専用システム導入で」と強調されていましたが、それがない場合は他の市町村でもあるということでしょうか。

 

【市長】

 確認ができている範囲でいきますと、生坂村では自治体がEVシェアの事業を行っています。ただ、それは予約やいろいろなシステムはアナログでやられていると認識しています。先ほど申しあげたようなアプリをダウンロードしてスマホだけで予約や運転ができるというものは、県内初と認識しています。

 

【記者】

 そうすると、市長がおっしゃっていたように、市民だけではなくて旅行者に観光の面でも使ってもらえるようにというところが、システムとしては有効的なのでしょうか。

 

【市長】

 そうですね。松本城の太鼓門の真正面にあり、市役所の駐車場ではありますが太鼓門から出入りをしていただいた方には目につく場所ですし、例えば、松本城を観覧された方が少し美術館に足を伸ばそうとか、そこから松本市や松本平の観光地を回るといった使い方をしていただくことが、一つ私たちが念頭にあることですし、より目立つようにパッケージングをした車で走っていただければという期待をしています。

 

【記者】

 まだ少し日にちがありますが、3月20日で地下鉄サリン事件から30年が経ちます。松本でもサリン事件があって、二つ大きな凶悪な事件だったかと思いますが、この節目で、改めて松本サリン事件を絡めて思うことはありますでしょうか。

 

【市長】

 地下鉄サリン事件で言いますと、私はちょうどNHKの記者で、新潟の地方勤務を終えて東京に移ってすぐの年だったと記憶しています。霞ケ関の駅で一体何が起きたのかと、当初は報道も警察も非常に大混乱に陥って、大勢の方がお亡くなりになったり、後遺症に悩まされたりという事件でした。また、松本サリン事件につきましては、同じオウム真理教が、警察や報道の在り方にも影を落とすような、事件そのものが大きな問題でありましたが、警察の事件捜査やメディアの事件報道についても大きな反省点を残した事件だったと認識しています。今、そうしたオウム真理教そのもののリスクというのは極めて小さくなっていると思いますが、やはりテロ行為がいつ起こるかということについては、日本においても、警察をはじめ常に警戒していかなければいけない社会ではあると認識しています。一方で、過度な監視社会ということに行き過ぎることの懸念も、私も大勢の市民の皆さんも感じておられると思いますので、この節目の時には、そうした過去の事件の教訓を呼び起こしながら、できるだけ自由な社会の空気を壊さないように安全・安心な社会を作っていく、特に松本というまちが、そうした両面のバランスを取って、大勢の市民の皆さんにとって暮らしやすいまちにしていくことが重要ではないかと、今ご質問いただいて思ったところです。

 

【記者】

 市長も当時現場に行かれていたのでしょうか。

 

【市長】

 現場というのは東京の話でしょうか。

 

【記者】

 はい。

 

【市長】

 取材をした担当ではありませんでしたので、直接現場に行って取材するという経験はありません。

 

【記者】

 EVカーシェアリングについてお尋ねします。先ほど市長から、観光や旅行での利用が主となるというご説明がありました。一方で、歩いて楽しめるウォーカブルなまちという方向性を目指すという流れがありまして、私がもし市長でしたら、「EVを利用せず城下町を歩いてください」「車に乗らない方が城下町の魅力は分かります」とPRしたいと思うのですが、いかがでしょうか。

 

【市長】

 私と物事の捉え方の角度は違うかもしれませんが、共通するところも多いと思います。今ご指摘のように、これから松本市の中心市街地は、自家用車で移動していただかなくてもいいようなまちを作っていこうということが一番の大きな旗印です。物事は一気には進みませんので、段階的にものを進めていく、あるいは強弱やバランスということで進めていくものとも思っています。今回、この2台をEVということでカーシェアリングさせていただきますが、まずはできるだけ化石燃料をあまり使わなくてもいい移動手段ということで、おそらく世界、あるいは日本、松本におきましても、化石燃料の車からハイブリッドがあって、PHV(プラグインハイブリッド)があって、BEV(オール電気自動車)と、段階的に進んでいくのだと思いますので、車の環境配慮という面でのシフトを進めていく政策の一環です。一方で、ウォーカブルなまちづくりというのは、3月にご提言いただいて、駅前から松本城に至るエリアについての取り組みも並行して進めてまいります。

 

【記者】

 この車を使う場所はどこを想定されているのでしょうか。この充電で遠出はできるのでしょうか。

 

【市長】

 航続距離が180キロメートル、あるいは320キロメートルですので、充電が100%完了していれば、往復だとすればその半分までは行って帰って来られるということです。

 

【記者】

 他の場所の充電スタンドを使うような態勢は整っていますか。

 

【市長】

 松本市内や松本平で充電スタンドがある場所はいくつかあり、利用できないわけではありません。ただ、急速充電対応ではなく、航続距離180キロメートルや320キロメートルの往復を前提に、その範囲内で使っていただくというものと考えています。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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