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市長記者会見 令和5年(2023)3月28日

更新日:2023年3月22日更新 印刷ページ表示

令和5年3月28日 市長定例記者会見

 

 

【資料1 全国で11エリア選定 地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり 「松本・高山エリア」モデル観光地に採択】

【資料1 全国で11エリア選定 地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり 「松本・高山エリア」モデル観光地に採択】

 

【市長】

 まず、観光庁が発表しました、新たな観光地づくりの取り組みについて報告します。地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりということで、観光庁が全国の自治体から公募をして選定を進めておりましたが、今日発表された全国11エリアの中に「松本・高山エリア」がモデル観光地として採択をされました。

 今回の取り組みは、観光庁がコロナの終息後のインバウンドの本格的な回復を見据えて、より地方に大勢の誘客を進めていこうということから始まったものでありまして、消費単価、消費額が高い傾向にある高付加価値の旅行者に光を当てて、誘客できる観光地づくりを進めようというものでございます。

 今日採択された11のモデル観光地については、これから数年単位で総合的な施策を集中的に講じていくということでありまして、その一年目にあたります令和5年度は、観光庁の伴走型の支援を受けて、マスタープランの策定をそれぞれのエリアでおこなっていくことになります。

 

 

 

【資料2 全国で11エリア選定 地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり 「松本・高山エリア」モデル観光地に採択(提案内容)】

【資料2 全国で11エリア選定 地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり 「松本・高山エリア」モデル観光地に採択(提案内容)】

 

【市長】

 「松本・高山エリア」については、松本市と高山市が中心となってこの提案をいたしました。中部山岳国立公園を起源、起点とした日本アルプスの循環型のシステムを作りあげていこうということで、北アルプスとそれぞれの都市、あるいは木や水や伝統文化をつないで新たな循環型のストーリーを作りあげようということ、そして松本と高山、それぞれ異なる文化圏を持つわけでありますが、その双方の価値を一回の滞在で体験ができる、そうしたエリアとして整備をしていこうというものでございます。

 松本については文化の循環ということで、北アルプスが育むお酒やワインや食、さらには工芸、民芸という歴史を持っておりますクラフト文化、さらにはホテルや宿についても歴史の長い、また高付加価値を提供できるホテルや宿、さらには将来的に信州まつもと空港でビジネスジェットの利用が進むような、こうしたことを念頭に置いた提案をさせていただきました。

 この事業はすでに環境省の下で「松本高山Big Bridge構想」という取り組みも進んでおりまして、今回の観光庁のモデル観光地に選ばれたことにもこうした取り組みをもとに、さらにそれを発展していこうということで採択をしていただいたものと受け止めております。

 

 

 

【資料3 上高地の未来に向けて 環境省 「上高地マル集未来構想」を策定】

【資料3 上高地の未来に向けて 環境省 「上高地マル集未来構想」を策定】

 

【市長】

 続いて、同じエリアで関係するものでございますが、環境省の中部山岳国立公園管理事務所が策定を進めておりました「上高地マル集未来構想」、これが取りまとめられて、明日正式に発表になるということであります。松本市も環境省の中部山岳国立公園管理事務所と緊密に連携をして、地元自治体として協力して進めてきたものでありまして、概要についてご報告をいたします。

 上高地の「マル集」という言葉でございますが、河童橋周辺の宿泊施設などが集まっている地区、上高地バスターミナル、河童橋、さらにはウェストン園地や小梨平野営場、資料の赤いラインで囲ったところ、集団施設地区を俗称でマル集と地元の、あるいは関係者の方が呼んでいる地区でございまして、このマル集の未来構想、マル集を世界中の人が憧れる、そうした利用拠点にしようという構想の策定であります。

 今回3つの観点で、「景観」、「利用」、そして「社会」というくくりで概要がまとまりました。「景観」という点においては、より五感でさまざまなものを感じられるような上質な体験を、景観を活かしてもらえる環境を整えようということでありまして、具体的な事例の一つとしては、ベンチの設置というものを、場所、どういう風景が眺められるかといった視点を大切にして推進していこうということが挙げられております。また「利用」という観点では、世界最高水準の観光を多様な価値や学びを提供することで堪能していただくという部分でございまして、具体的なアイデアとしては、手荷物の配送サービス、これは現時点においては上高地のバスターミナルにそうした機能がございませんが、沢渡や平湯、あるいは上高地のバスターミナル、そこにそれぞれ旅行者の荷物を置けば、宿泊施設に搬送をしてもらえる、そういうシステムをこのマル集の地区で作ろうというアイデアであります。またSDGs、「社会」に向けたメッセージをこの上高地からもっと積極的に発信していこうということで、ユニバーサルデザインの環境を整えるということで、授乳室などの設置がアイデアとして掲げられております。

 松本市としては、上高地については先程の「松本・高山エリア」のその頂点に位置する観光スポットと位置付けておりまして、すでに現在、新村橋の掛け替えや環境用道路の整備を「上高地『再生と安全』プロジェクト」と称して進めております。また来年度には文化財保護法に基づく管理団体の指定を目指して準備を進めようと考えております。この「上高地マル集未来構想」、上高地の中でも最も中核的な場所がより魅力的な、世界中から大勢の人々が集まり、そこで快適な時間を過ごして頂ける、そうした環境整備を、国と歩調を合わせて進めていきたいと考えております。

 

 

 

【資料4 4月1日から 国立長寿医療センターと協定再締結 高齢者の健康データをフレイル予防に活用】

【資料4 4月1日から 国立長寿医療センターと協定再締結 高齢者の健康データをフレイル予防に活用】

 

【市長】

 続きまして、松本市と国立長寿医療センターとの、高齢者の健康増進に関する協定についてご説明申しあげます。

 今年度まで、すでに国立長寿医療センターとは、高齢者の健康増進に関する協定を結んで、センターが提供をしておりますアプリを利用することに同意した市民については、介護をはじめとした健康情報を国立長寿医療センターに提供をするという、こうした協定に基づく対応を行っておりました。これを来年度、4月1日からさらに一歩進めて、65歳以上の松本市内の高齢者に関する医療、介護、健康診断のデータについては全て国立長寿医療センターの方に提供するという協定の再締結を行うというものでございます。

 これを提供して、これに対して市民の皆さんの中で国立長寿医療センターが作成をしています、介護予防アプリがございまして、これを活用して、データを利用することに同意して頂いた方には、普段の活動のどういうところが不足しているかといったお知らせや、今から2年後にどのような要介護リスクがあるかといった判定の情報を医療センター側から提供するという仕組みであります。

 アプリで自己管理をしながら、それぞれ運動や健康づくりに取り組んでいただいて、結果のフィードバックを受けるということで、松本市民の皆さんに健康づくり、フレイル予防の一助にしていただくというものでございます。松本市としては、この国立長寿医療センターとの連携を通じて、市民の皆さんのフレイル予防を進めていく取り組みとして、今回協定の再締結をさせていただくことになりました。同様の取り組みをしているところは全国で8自治体あるということでございまして、長野県内では初めてでございます。

 

 

 

【資料5 松本マラソン2023 4月29日エントリー開始】

【資料5 松本マラソン2023 4月29日エントリー開始】

 

【市長】

 続きまして今日、実行委員会が開催されました、松本マラソン2023についてご報告を申しあげます。

 昨年3年ぶりに開催をいたしました松本マラソン、今年2023年は、「見せたい三ガク都がここにある~新たなシンカを 小春日の松本で~」というキャッチフレーズで11月12日に開催することが決定いたしました。

 

 

 

【資料6 松本マラソン2023 4月29日エントリー開始 新種目「ファンランの部(10km)」が誕生します!】

【資料6 松本マラソン2023 4月29日エントリー開始 新種目「ファンランの部(10km)」が誕生します!】

 

【市長】

 今年はマラソンの部とファミリーランの部に加えまして、10kmのファンランの部というものを新たに設けることといたしました。これに伴いまして、マラソンの部の募集定員を9,000人、そしてファンランの部を1,000人ということで、来月(4月)29日からエントリーを始めさせていただきます。

 新たに設けますこのファンランの部、10kmの部については、マラソンコースのスタートからちょうど10km地点までをファンランの部のコースといたしまして、ちょうどこの10km地点というのは、薄川緑地をぐるっと金華橋まで行って戻って、松商学園のグランドの裏側にあります見晴橋、この付近が10km地点になります。

 このファンランの部のゴールは見晴橋付近となります。新たに10kmの部を設けた目的は、初心者でも参加しやすく、そして楽しくランニングをしてもらおうということで、中学生以上に参加をしてもらうことといたします。初心者の方にも気軽にチャレンジをしていただいて、そして走ることを楽しんでいただく、それがフルマラソンへもつながるような第一歩になればと考えております。

 

 

 

【資料7 いよいよはじまる ぐるっとまつもとバス 4月1日スタート】

【資料7 いよいよはじまる ぐるっとまつもとバス 4月1日スタート】

 

【市長】

 最後に4月1日からスタートいたします、ぐるっと松本バスについてのお知らせであります。

 4月1日は始発の5時40分信大横田循環線から公設民営のバスとしてスタートいたします。そしてその日出発式を午前8時から松本駅のお城口広場でロゴマーク、愛称の表彰式と合わせて開催を致します。また当日、お城口にタウンスニーカーの車両を設置いたしまして、実際に普段乗り降りをされている方も当然いらっしゃるわけでありますが、実車を触ったり降車ボタンを押してもらったり、さらには運転席に座って記念撮影といったことをしてもらったりということで、タウンスニーカーの見学、親子乗車体験ということを行わせていただきます。30組60名、小学生までの親子を募集しております。

 参加していただいた方にはタウンスニーカーの一日乗車券、松本城の観覧券もプレゼントさせていただきます。ぜひこの機会に親子で参加をしていただければと思っております。

 私からは以上です。

 

 

【記者】

 「松本・高山エリア」の観光地についてお尋ねします。先日白馬村と長野市と共に広域観光での協定を結ばれましたが、その広域の観光のラインナップ、重なったりそうじゃない部分もあったりすると思いますが、インバウンドにおいての観光のこのラインナップとそれぞれの棲み分け、これからコロナ明けて本格化してくるインバウンドに向けての戦略と合わせてお伺いできますか。

 

【市長】

 インバウンドを柱とした長期滞在型観光あるいは高付加価値旅行というものをこれから日本全国で、また信州全体でも進めていくことになります。既に旅行関係者、観光関係者などの話をお聞きするところ、取り分け欧、米、豪という国々の日本に対する観光需要は、コロナ前をしのぐような勢いが生まれている、2023年全般を見れば非常に大きな需要が見込まれるというお話を伺っております。松本市は単独の自治体としても、三ガク都ということで自然環境から歴史文化、芸術分野に至るまで、幅広い多彩な観光資源を有しております。しかしこれをさらに長期滞在をしていただく、特に海外から来られた方々は、私たちの距離感覚とはまた一つスケールが違う形で、移動時間に1時間2時間かかる事というのはそれほど苦にされずに長期滞在をされる、長期滞在ではより多様で多彩な体験を求められるということになってきております。そう考えた時に、松本に近接する信州の国際的リゾート白馬、あるいは県境はまたぎますが中部山岳国立公園、上高地や乗鞍を挟んだ高山との広域的な観光連携というものは、松本にとってウィンウィンになる非常に大きな可能性を秘めたものだと考えております。今回タイミングとして、コロナから社会が自由となって、インバウンドを始めとした観光需要が高まりを見せるタイミングで、白馬・長野との連携協定や高山も含めた高付加価値インバウンド観光地のモデル観光地への採択といったことは、ぜひ松本に人を呼び込んで、そして長期にわたって滞在をしていただくことにつなげていきたいと思います。あとこれはインバウンド、つまり外国人の方にとどまらず、コロナを経験してライフスタイルが、働き方が大きく変わってきている今、日本人の余暇の取り方や旅行の仕方の変化ということも、より長期に滞在をするというスタイルの方にシフトをしてくる、また高付加価値の旅行を楽しもうという方向にシフトしてくると思っておりますので、今回の白馬、長野、さらには高山、このエリアの中でいわばハブに松本市がなっていく、信州まつもと空港を起点として広域観光のハブになっていくということをぜひ目指していきたいと思っています。

 

【記者】

 まつもと空港のプライベートジェットの利用というのも計画の中に入っていますが、空港の利用を高めるために、一義的に県が国際線等の環境整備をやることではあるんですが、市長としては空港をもっと使うという点において必要なことは何だという認識でいらっしゃいますか。

 

【市長】

 信州まつもと空港は、滑走路の長さがハンディキャップとこれまではされてきました。大型旅客機はなかなか離着陸ができないということでありましたが、航空需要も大型からリージョナルジェット、さらには今回示されておりますようなプライベートジェット、ビジネスジェットなどの小型機の利用というものが、これからますます活発になっていくものだと思っています。そうなった時に信州まつもと空港のポジションというものは、先ほど申しあげましたように、松本をハブ、あるいは起点として、白馬、信州さらには高山、飛騨という展開ができる、そうしたエリアの立地条件を持っています。航空需要を高めるための土台は旅行需要、観光需要、松本がもちろん中心ではありますが、その周辺も含めた魅力を高めるということが航空需要につながってくるわけでありまして、まず魅力あるエリア作りということを、さらにさまざまな側面から取り組んでいきたいと思いますし、そして合わせて今、県は沖縄との定期便化に向けた取り組みを進めております。松本市としては、地元の皆さんがこれから航空路線の拡充や増便といったことに対して、その受け入れを前向きにして頂けるような地元への理解を得られるための振興策であったり、あるいはこれまで積み重ねてきましたFDAとの信頼関係、協力関係といったものを、地元自治体として取り組んでいくことが必要だと考えております。

 

【記者】

 まつもと市民芸術館の監督制についてお伺いさせていただきます。10月の会見では本年度中に結果を答申という方向性だったと思いますが、現状では4月以降となる見通しとお伺いしております。新監督の候補の方たちとの交渉の進捗状況と、就任に向けた今後のスケジュール感についてお伺いします。

 

【市長】

 芸術監督制のあり方については、検討委員会に対して私の方から諮問をして、そして答申を得るという段取りを踏んでおります。今検討委員会では4回会合が開かれて、具体的に複数の方々に絞り込みをされた、そしてその方に対してアプローチを取り、最終調整をしている段階と報告を受けております。その最終調整をして、答申をまとめる検討委員会がどうしても4月にずれ込むということになったと報告を受けております。4月中には答申をまとめるということに進む見通しと聞いておりますので、4月中に答申がまとまって、それを私が受けた段階では、できるだけ速やかに新たな芸術監督制についての松本市としての方針を決定したいと思っております。

 

【記者】

 答申を受け取るのは4月中になる見通しか、それとも5月以降になるかというのは見えていらっしゃるでしょうか。

 

【市長】

 検討委員会では4月中の方向で作業を進めていると理解しております。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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