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市長記者会見 令和4年(2022)12月20日

更新日:2022年12月20日更新 印刷ページ表示

令和4年12月20日 市長定例記者会見

【資料1 新型コロナウイルス 1週間ごとの新規陽性者数/発生届者数の推移】

【資料1 新型コロナウイルス 1週間ごとの新規陽性者数/発生届者数の推移】

【資料2 新型コロナウイルス感染症の陽性者発生状況等について】 [PDFファイル/397KB]

【資料3 コロナ病床の実質病床利用率】

【資料3 コロナ病床の実質病床利用率】

 

 まず新型コロナウイルスの感染状況からお伝えします。今日(12月20日)確認された新規陽性者は304人であります。このうち届出を行った対象は51人でありました。集団感染は小学校2校、いずれも5人という事例がございました。また今月7日に公表をした高齢者施設における集団感染で、新たに57人の新規陽性者が追加で確認をされております。

 直近の新規陽性者は累計で2,130人。その前の週に比べて2%の増加と横ばい傾向となっています。実質病床利用率は松本圏域、長野県ともに60%前後という状況であります。

【資料4 オミクロン株対応ワクチン 週単位の予約枠残数】

【資料4 オミクロン株対応ワクチン 週単位の予約枠残数】

 

 オミクロン株対応ワクチンの年内の予約状況であります。年末にかけておよそ3,500程度の予約枠がまだございますので、ぜひご利用いただければと思っております。

【資料5 オミクロン株対応ワクチン 来月1月以降の接種体制】

【資料5 オミクロン株対応ワクチン 来月1月以降の接種体制】

 

 オミクロン株対応ワクチンの接種でありますが、先ほどご覧いただいた年内の予約枠を使い切っていただきますと、年内の接種見込み、資料にあります、1、2回目まで接種を済ませた方々のおよそ55%がオミクロン株対応のワクチンを接種していただくということになる予定です。また60歳以上で5回目の接種をしていただいた方、4回目接種完了の方を分母としてとりますと、80%に達するということであります。

 こうした状況の中で、年が明けて来年に入りますと、オミクロン株対応ワクチン、基本的には1回接種をするということを国は予定をしておりますので、その対象となる人の割合は大幅に減少すると見込まれます。

 そうしたことに基づきまして、1月以降の接種体制は12月に実施した分と比べますと、およそ3分の1に総量の枠を縮小させていただきます。具体的にはアルピコプラザで火曜日、金曜日、土曜日、日曜日、そして松本市立病院で月曜日、木曜日ということで、それぞれ1日あたりの定員はこちらの通りになっておりまして、広く市内の医療機関で行っていた体制を縮小させていただきます。

【資料6 19歳で成人になった世代 松本市「ハタチの記念式典」開催】

【資料6 19歳で成人になった世代 松本市「ハタチの記念式典」開催】

 

 続きまして、来年(令和5年)1月8日に松本市としてこれまでの成人式という名称を改めて、「ハタチの記念式典」という名称で、20歳を迎える若者の式典を開催させていただきます。場所は松本市総合体育館メインアリーナということで、今年(令和4年)は2回に分けて開催をいたしましたが、来年は午後1時から1回での開式を予定しております。

 この名称の変更に当たりましては、松本市内の高校生、若者を対象にアンケート調査を行いまして、その結果をもとに「ハタチの記念式典」という名称に決めさせていただきました。

 今回対象となります2,624人は今年4月に成人年齢が18歳に引き下げられ、この4月1日に19歳で成人になった世代ということができます。大学入試改革が行われ、あるいはコロナによる環境変化に直面した世代であります。この実行委員会の皆さんが掲げたテーマは「いまこそ」であります。式典では松本市出身のサイエンスアーティスト、市岡元気さんが出演していただくことになっている他、横浜ベイスターズ、松本第一高校出身の牧秀悟選手、さらに松本山雅の片山真人さんや選手からビデオメッセージをいただくことになっております。

【資料7 申込期限 2月15日まで マイナンバーカード取得 ポイント特典 カードをお持ちでない方は、年末までに申請を マイナンバーカード申請率】

【資料7 申込期限 2月15日まで マイナンバーカード取得 ポイント特典 カードをお持ちでない方は、年末までに申請を マイナンバーカード申請率】

 

 続きまして、11月中旬から松本市独自でもマイナンバーカードの取得に伴うポイントの特典を展開していることについてご報告させていただきます。こうした取り組みと併せて、現段階でマイナンバーカードの申請率は全国的にも70%近い状況になり、松本市においても今月11日の時点でマイナンバーカードの申請率は64.7%まで上がってきております。市民のおよそ3人に2人が取得をしていただくことになっております。

 このマイナンバーカードの取得をしていただきますと、こちらに整理をさせていただいておりますが、国は取得をした段階で5,000ポイント、さらに健康保険証の利用申し込みをして7,500ポイント、そして公金受け取りの口座登録をしていただいて7,500ポイント、合わせて20,000ポイントを今回特典として提供をしております。それに上乗せする形で松本市では19歳から25歳の世代には15,000ポイント、その他の世代には5,000ポイントということで、先月中旬から行っているわけでありますが、まだマイナンバーカードを持っていない市民の皆さん、およそ84,000人いらっしゃいます。この84,000人の皆さんにおいて、松本市独自のポイントを申し込み、取得していただくためには、これまでも申しあげてきましたように、今月の末までにマイナンバーカードの申請を国に対して行っていただくという必要がございますので、ぜひとも、まだカードお持ちでない方は年末までに申請をしていただきたいと思っております。

 一方国は、今日デジタル庁から各自治体に対して通知がございまして、同じように、今月末、年末までとしていました申請期限を、来年2月末まで再延長するというような発表を行っております。

【資料8 申込期限 2月15日まで マイナンバーカード取得 ポイント特典 カードをお持ちでない方は、年末までに申請を 12月14日現在の申込状況】

【資料8 申込期限 2月15日まで マイナンバーカード取得 ポイント特典 カードをお持ちでない方は、年末までに申請を 12月14日現在の申込状況】

 

 今のところ、直近1週間前でありますが、松本市独自のポイントの申し込みの状況、これはポイントの申し込みそのものは来年2月の15日が期限でありますので、現段階で急いでしていただかなければいけない問題ではありませんが、19歳から25歳の世代で、全体の10%、またその他の世代でも全体の9%が今月(12月)14日現在で申し込みをいただいております。まだ申し込んでいない方は、来年の2月15日ということは改めて念頭に置いていただきたいと思っております。

【資料9 申込期限 2月15日まで マイナンバーカード取得 ポイント特典 カードをお持ちでない方は、年末までに申請を まとめ】

【資料9 申込期限 2月15日まで マイナンバーカード取得 ポイント特典 カードをお持ちでない方は、年末までに申請を まとめ】

 

 改めて整理いたしますと、国の合計20,000ポイント、そして松本市独自の19歳から25歳の15,000ポイント並びにその他の世代の5,000ポイント、これはまだポイント申し込みをしていないという方で、19歳から25歳の方で言いますと、合わせると35,000ポイントが最大で申し込みをしていただいて、取得をしていただくことができますし、また家族4人、お子さん2人というようなケースで、これまでまだポイントの申し込みを全く行ってないという方でそれを行っていただければ、国と松本市、合わせると最大100,000ポイント取得していただけるという状況でありますので、ぜひ既にカードを持っている方については、来年の2月15日を期限においていただき、そしてまだカードを取得してない市民80,000人余りの皆さんで、いろいろな事情があってこれまで申し込みしてなかったが、カードを申請して、取得をして、そしてこのポイントも利用すると考えていただいている方については、ぜひ松本市の申請期限は今月末、年末までとなっておりますので、あと10日あまりですが、申請をしていただければと思っております。

 また国は、先ほど申しあげましたように、従来、何回か国は申請期限の延長を繰り返してきました。また今日発表があったように、国の分については来年2月末までカード申請がずれ込んでもポイントの取得は可能ということになりました。松本市の分について、なぜ再延長できないのかという疑問もあるかと思いますが、今回の事業、これは国の地方創生臨時交付金を活用して行っている事業でありまして、この交付金の利用した上での報告期限、またその報告期限からさかのぼったときにマイナンバーカードの申請から実際にお手元に届くまでの期間、こうしたものを考えたときに、どうしてもカードの申請を年末までに行っていただく必要がありまして、この松本市独自のポイント分、15,000ないしは5,000ポイントについては年末までにカードの申請を行っていただく必要があり、合わせて国は先に延びましたが、ぜひ松本市民の皆さんには、カードの申請は年末までということを念頭に置いて対応していただければと思っております。

 私からは以上であります。

 

【記者】

 (12月)17日と18日にまつもと市民芸術館であった、芸術監督制度を巡るシンポジウムで、登壇者の方からいくつか発言があったのですが、その中で次期監督のもとで松本市がまつもと市民芸術館でどのような活動をしていくのか、市側のビジョンがなかなか見えてこないというようなお話がありました。改めて新たな監督と一緒にそうしたビジョンを作っていくのか、または松本市として監督が来られる前に示していくのか、お考えがあれば伺いたいです。

 

【市長】

 どのような趣旨でそういう発言をされたのかは十分理解しておりませんが、松本市が20年続いた串田和美総監督の体制から次の体制に移行するにあたりましては、専門家の皆さんの提言、そしてまたその提言を踏まえて現在さらにこの芸術館とゆかりのある専門家の方や、あるいは地元の方とともに次の芸術監督の在り方を、そうした提言こそ一つのビジョンだと私は受け止めておりますが、そのもとに選考作業を今進めていただいております。十分に市民の皆さんに広く私達が伝えられてないとすれば、周知をしっかり努めなければならないと思っております。この提言に盛り込まれた新たな今までの20年を土台にして、演劇を軸にさまざまな芸術領域にもシェアを広げた文化芸術活動、さらには学校や地域によりリーチをしていく、届けていくような芸術文化活動、そうしたものを市民の皆さんと共に作りあげていくということが大きな意味では掲げられております。そうしたことを念頭に、新たな芸術監督の体制を作りあげてまいりたいと思っております。

 

【記者】

 コロナの関係で、既に公表されている部分で高齢者施設の集団感染がかなり大きな規模になっていますが、この施設は運営上大丈夫なのかということと、市あるいは保健所の方でずっと支援というか、規模が大きいということに対しての何か対応をしていれば確認したいです。

 

【市長】

 今日追加公表ありました施設は、合わせますと94人の感染者が確認をされたことになります。これは高齢者施設としては松本市内で起きた集団感染では最多の人数ということになります。この入居者、あるいは関係者の皆さんの検査はこれで完了したということですので、基本的にこれ以上の上積みはないということでございます。感染抑止の最重点ポイントが重症化リスクの高い高齢者がお集まりになる高齢者施設ということで、これまでも保健所や健康福祉部がバックアップをして、その施設の支援を行ってきたところでありますが、引き続き今が一番この施設にとってはピークの状態だと思いますので、しっかりとしたバックアップ支援を行っていく必要があると考えております。

 

【記者】

 先週の市議会の議員協議会についてお尋ねしたいのですが、市の方から分散型市役所の構想について改めて説明があって、議会側は継続協議という集約になりました。2回続けての同じ集約ですが、まず市長としては、継続協議となったことに対してどう受け止めていらっしゃるかということと、今後の進め方についてどう考えているかを教えてください。

 

【市長】

 議会の集約の在り方というのは、これまでの慣習的なものもございますし、いずれにしても何か決定する局面ではなかったというのは、我々としても認識をして今回提案をさせていただきました。ですので引き続き協議をしていくということはいわば当然の結論だろうと思っております。

 今年の1月に提起をさせていただいた分散型市役所の構想から1年近く、庁内を挙げて、総合戦略局を中心に、より根本に立ち返りながら、市役所とはどういうものなんだ、役割はどうなんだ、そしてその場合に今進みつつある情報通信技術の変化やまちづくりの進展ということと照らし合わせて、10年後、30年後、50年後の市役所の姿をできるだけ市民の皆さんに、具体的にこうなるんだな、こうやって変わっていくんだなとイメージをしていただくことを心がけてまとめたものであります。

 今回の継続協議になった協議会の中でも、私は1月のときの反応とだいぶ違う反応をいただいたのではないかと受け止めております。やはりこれからやらなければならないことは、まだ市民の理解を得られていないのではないかという協議会の中でのご発言もございましたが、文字通り市民の理解を得るというプロセスはこれからだと思っておりますし、今回議会にお示しした資料、基本的にはあれに基づいたものを年明け以降、幅広く市民の皆さんに周知、伝達をしていきたいと思います。そして従来の、現在地に改めて本庁を建てるという案、私達が示させていただいた分散市役所の案、そうしたものを照らし合わせてどのような将来の市役所像というものが望ましいのかということを考えていただく機会を、時間を持っていただくように努めてまいりたいと思っております。

 

【記者】

 スケジュール的に、ある程度いつまでに結論を出すというような形で進めていかれるのでしょうか。

 

【市長】

 今のような形で年明け以降、市民の皆さんにも議会で示したものをお伝えしていくというプロセスを踏んでいくこと、そしてそうしていくと来年4月には市議会議員選挙がございますので、それをその場で、この問題をそれぞれの候補者がどう捉え、そして市民の皆さんがどう判断していくのかということをまずは注視したいと思っております。

 

【記者】

 市長とすれば市議会議員選挙で一つ争点にはなりうるという認識は変わらないということでしょうか。

 

【市長】

 私は記者の時代から、選挙を国民や市民の皆さんにお伝えするときの言葉の使い方として、あまり「争点」ということを使ってきませんでした。「焦点」、あるいは「重要課題」ということ、つまり「争点」という言葉は争うということですので、非常に一対一構図で一つのもののイエスかノーか、他にあまり比べるものがないような状況の中で、一つの問題の賛否を争うというようなニュアンスが強いかなと。数ある市政課題ございますので、そしてこの市役所の協議会での議論でもそうですが、一つの案を示しても、いろいろな側面からここは賛成だけどもここはちょっと違うねとか、あるいはそれはまちづくりと連動した場合にはもっとこうではないかとか、市役所の庁舎の問題は非常に多角的な見方をされると思いますし、またしていただく必要がある問題だと思っておりますので、この4月の市議会議員選挙でぜひ市役所の在り方、市民サービスの在り方、まちづくりとの連動、そうしたものの中でどのような姿や方向性が望ましいのかということが議論されることが期待したいところであります。

 

【記者】

 ハタチの記念式典についてお伺いいたします。名称変更ということですが、成人年齢の引き下げのタイミングということで名称変更されたと思うのですが、そもそも成人式の名称を変える必要があったのでしょうか。なぜこのタイミングで変えたのかということと、名称変更に寄せる市長の思いをお聞かせください。

 

【市長】

 成人式、あるいは今回のハタチの記念式典は松本市と松本市教育委員会の共催、さらには実行委員会でその年に20歳という節目を迎える若者の代表によって開催をしてきました。成人年齢が18歳に引き下げられるときに、選択肢は大きく2つあったと思います。従来通り20歳になったときに式典を行っていくか、それとも引き下げられた成人年齢に合わせて18歳になった時点で式典を行うか。各自治体で前者の方が多いと思いますが、後者の選択をする自治体もあると認識しています。今回基本的にはこの選択は教育委員会に委ねました。教育委員会の判断として、従来通り20歳になったときのタイミングで式典をやっていこうという方向性が示されました。

 その上で名称をどうしようかということで、これも基本的には教育委員会が、先ほどご説明しましたように、高校生や若者を対象としたアンケートを行いまして、その結果を参考に「ハタチの記念式典」ということを最終的には私が決めさせていただきました。20歳のときにやる式典であれば、成人という年齢の区切りからは2年経っている、そうであれば成人式という呼び名ではないのではないでしょうかというのが私のところに上がってきたときの原案としてございましたので、私としてもその方が自然だなと。そして18歳で、法律上の成人になって、大学進学したりあるいは働かれたりして年齢の節目としてはやはり20歳という節目はこれからも一つ意識をしていくことや、またそのタイミングでいろいろな行事をこれまで積み重ねてきたことを考えれば、この20歳という節目で改めて既に成人となって勉学や働きを行っていることを友達同士、恩師との間で旧交を温め、またこれからの人生に向けての決意を新たにするということをしていただく、名称としても「ハタチ」という言葉がふさわしいのではないかと考えたところであります。

 

【記者】

 成人式という名称が長く親しまれてきた中で、今後使われなくなってしまうのでしょうか。そういった長く使われてきた名称だけに惜しむ声だとか、そういったものはあったのでしょうか。

 

【市長】

 私のところに直接はいただいておりません。でも当然あると思います。記者もどちらかと言えばそういうお気持ちもありますか。

 

【記者】

 あります。ずっと使っていましたので、今後報道していく上でまずいことになったなと思います。

 

【市長】

 まずいかどうかは別ですが、おそらくそういうお気持ちになる方は当然いらっしゃると思います。18歳というときに、まず法律上も成人として生きていかなければいけなくなるわけで、そこでの決意や責任というものと、そこから2年たった20歳というときでの改めての式典として行うということ、私はこの二つが一つのセットといいますか、これからの若い人たちが自立し自由と責任を負っていく、そういうプロセスとして定着していければ、今ご指摘になったような懸念も薄れていくのではないかなと考えています。

 

【記者】

 2020年に策定された基本計画で、庁舎の老朽化を背景に2026年度の供用開始を目標にしていたと思いますが、そこからは少なくとも遅れは出ることが見込まれる中で、大規模災害時等の庁舎の対応というのは大丈夫なのでしょうか。

 

【市長】

 今、この本庁舎も耐震工事をした上で供用を行っております。建て替えをするときの一つのめどとして、老朽化の対応を踏まえたときの2026年度ということは掲げさせていただきましたが、市民の皆さんに不安を与えないように、大規模災害時の対応をハード、ソフト両面において万全を期すとともに、先ほど申しあげたようなプロセスの先に方向性が定まりましたら、できるだけ速やかな計画の推進にあたっていきたいと思っております。

 

【記者】

 昨日までワールドカップが行われて閉幕し、アルゼンチンの優勝でしたが、市長はどこまで観戦されて、どのような感想をお持ちかと、あと日本はベスト16で9位という成績だった、前田大然選手、山雅出身の選手も活躍されたということで、山雅も含めた地域のサッカーにどのように影響を与えるように感じられるかということを一言お願いします。

 

【市長】

 今回の一番大きな変化は、日本においてはテレビの地上波が全試合を中継するのではなく、AbemaTVというインターネットメディアが全試合を中継するということになったということが、私自身は元々メディアにも身を置いておりましたので、一番大きな変化、そして新しい時代になってきたなということを感じました。NHKも含めて、ポイントポイントの試合はもちろん中継はしておりましたが、インターネットメディアが解説者の陣容を従来の解説者の陣容とはまた違う観点から選ばれて、それが非常に見る側にとって新鮮で、また新たなサッカーへの興味、関心を引き立ててくれる、そういう番組作りになっておりました。やはりインターネットメディアの優位性ということで5分ぐらいのハイライト動画が全試合、非常に見やすい形で掲載がされていて、もちろん全編も全て録画で見られるわけでありますが、この5分ぐらいのダイジェスト版をこれだけより取り見取りで見られる体制を作っていただいたと、これはそこまでサッカーに興味を強く持っていなかったライト層にとってもこのワールドカップの醍醐味を多角的に味わえる、そういうメディアの新しい在り方だったなと思います。それを通じて、私は今回全てと言っていいぐらいの試合を、少なくともダイジェストでは見ることになりました。カタールという中東で初めて開催されたことが影響したのか、今までの勢力図が塗り替わるようなヨーロッパの強豪国とアジアや中東の国々が、いわばかなり対等で戦い、非常にエキサイティングな大会だったのではないかなと思います。そして最後は本当にスーパースター同士がいたアルゼンチンとフランスというこの決勝戦も、サッカーに詳しい方々からしても、歴史上類のないような劇的な激しい試合だったという評価だったと思います。

 非常に見応えのある大会でした。日本チームの活躍ももちろん今までのどこか受身に終始せざるを得ないようなスタイルから、自分たちなりの実力や戦術を非常にその独自性を意識して強豪国に立ち向かって、勝利を収めることができて、何か日本にとっての新しいこれから、サッカーとかスポーツだけでなく、進んでいく可能性を感じさせてくれたなと思います。

 最後にもう一点申しあげれば、準優勝のフランスなどは典型でしたが、非常にどの国にも多様な民族が構成される状況になっていて、その多様性こそがその国の強さやしなやかさや魅力になっているということも非常に感じたワールドカップだったと思います。

 

【記者】

 できれば地域への影響というのも、松本ですぐに代表選手が出るという風土じゃないと思いますが、見た子どもも多いと思いますし、第2のメッシを目指すとか、そういうような影響についても一言お願いします。

 

【市長】

 そういう意味でいうとやはりまずは前田大然選手は高校を卒業して山雅に来て、世界のトップと戦う舞台まで数年間で駆け上がっていったというこの姿は、私自身も非常に嬉しく思いましたし、松本でサッカーをしている子供たちや、あるいはサッカー以外のスポーツをしている子供たちや、また大人も含めて松本山雅というクラブを応援していくサポーターにとって大きな喜びでありました。またこれからどういうチーム作りをしていくのか、してもらいたいのか。できるだけ才能あふれる若い世代がこの松本というまちに集まり、そしてその才能を花開かせていくチャンスを手にできる、松本がそういうまちになっていければなという気持ちを改めて抱かせてもらいました。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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