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市長記者会見 令和4年(2022)11月8日

更新日:2022年11月8日更新 印刷ページ表示

令和4年11月8日 市長定例記者会見

 

一度の使用で廃棄されるプラスチックをさまざまな場面で削減 松本市「ワンウェイプラスチック削減ミッション」(1)

【資料1 一度の使用で廃棄されるプラスチックをさまざまな場面で削減 松本市「ワンウェイプラスチック削減ミッション」(1)】

 

【市長】

 私からまず、脱炭素関連のことについてご報告申しあげます。

 松本市は、2050年ゼロカーボンシティ、そしてまつもとゼロカーボン実現計画を策定しまして、脱炭素社会の実現に向けてさまざまな取り組みを進めているところです。この中で、3Rの推進ということで、リユース・リデュース・リサイクルという取り組みも、この計画の中の一つの項目になっているわけですが、このリユースに関しまして、11月から新しい事業をスタートしました。持ち帰り用のテイクアウト容器をリユースするという事業です。こちらの写真にあります「arupakke(アルパッケ)」という、弁当箱の形態をしている環境配慮型の素材を使ったリユース容器を、松本市内の飲食店で利用をしてもらおうということです。

 この仕組みを簡単に説明させていただきますと、松本市内の取り扱っています飲食店で、最初に入会登録をしていただきます。年会費500円、そしてこのアルパッケという容器の預かり金としての500円、合わせて千円を最初にお支払いいただいて、そしてその店舗でテイクアウトの料理を注文していただき、それをオフィスやご自宅に帰って食べると、そしてその食べた後の容器は、アルパッケを利用している店舗、現在は今始まったところで市内は17店舗で利用ができますが、そのいずれかにお返しいただくという仕組みです。最初の預かり金を支払いいただいた後は、市内の利用店舗のいずれにおいても、何回でもテイクアウトを利用していただける仕組みになっています。最終的に、退会をするときに預かり金は返却させていただくという仕組みです。先ほど申しあげましたように、こちらに列挙させていただいた17の店舗が、現在この仕組みを利用していただくことができます。松本市街地のお店、そして脱炭素先行地域となっている乗鞍のお店などが現在加盟をしていただいています。今後利用店舗を増やせるような取り組みをしていって、大勢の市民、そして数多くの店舗でこの取り組みを広げていくことができれば、使い捨て容器のゴミ削減ということにつなげられると考えています。

 

一度の使用で廃棄されるプラスチックをさまざまな場面で削減 松本市「ワンウェイプラスチック削減ミッション」(2)

【資料2 一度の使用で廃棄されるプラスチックをさまざまな場面で削減 松本市「ワンウェイプラスチック削減ミッション」(2)】

 

 また12月から、この同じような意味で、一度の使用で廃棄されるプラスチックを削減していこうということの一環といたしまして、使い捨てのアメニティのプラゴミ削減ということで、具体的には、宿泊施設で提供されます歯ブラシを、ご自分は使わないと辞退をしていただければ、300円分のまつもとコインを付与させていただくという事業です。これは12月1日から来年の3月18日まで、まつもと冬割キャンペーンということで、同じくまつもとコインを使った宿泊キャンペーンを行うわけですが、これと連動して展開します。そしてこうした取り組みを、松本市の宿泊事業者の皆さんとともに、一度の使用で廃棄される使い捨てプラスチック、ワンウェイプラスチックに頼らない観光地を目指すということを、来週記者会見をさせていただいて、共同で「まつもとエコ旅宣言」ということをさせていただこうと思っています。これも脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環です。

 

一度の使用で廃棄されるプラスチックをさまざまな場面で削減 松本市「ワンウェイプラスチック削減ミッション」(3)

【資料3 一度の使用で廃棄されるプラスチックをさまざまな場面で削減 松本市「ワンウェイプラスチック削減ミッション」(3)】

 

 すでにマイボトルの利用促進という事業も松本市では始めていまして、今日(11月8日)ご紹介した二つの事業とあわせ、この三つにつきまして、「ワンウェイプラスチック削減ミッション」と位置づけて、一度の使用で廃棄される使い捨てプラスチックを、さまざまな場面で市民の皆さん、事業者の皆さんと共に削減をしていこうという取り組みを、これから推進してまいりたいと思っています。

 

新型コロナウイルス 1週間ごとの新規陽性者数/発生届者数の推移

【資料4 新型コロナウイルス 1週間ごとの新規陽性者数/発生届者数の推移】

 

 続きまして新型コロナウイルスの感染状況です。今日確認された新規陽性者は287人でした。そのうち、重症化リスクのある発生届の対象となった方は37人、全体の13%でした。直近1週間の新規陽性者の累計は2千人台でして、その前の週に比べると1.3倍となっています。また、その内の重症化リスクのある発生届の対象となった方は、直近1週間で313人ということで、全体の15%を占める状況となっています。

 

コロナ病床の実質病床利用率

【資料5 コロナ病床の実質病床利用率】

 

 コロナ病床の利用率は非常に上昇していまして、松本圏域においては74.7%という高い水準となっています。このうち松本市立病院について見ますと、今日現在で、対象病床が37病床ですが、そのうち29病床が使用されています。29病床29人の内、80歳以上の方が24人、全体の83%を占めています。さらにこのうちの3人の方は、100歳以上という状況です。つまり、極めて年齢の高い方が感染した場合は重症化リスクがありますので、入院をしていただく必要があって、こうした状況につながっています。病床の逼迫(ひっぱく)度が高いという状況になっています。

 

オミクロン株対応ワクチン 予約・接種の年代別状況

【資料6 オミクロン株対応ワクチン 予約・接種の年代別状況】

 

 改めて今、私たちとしては、そのための対応策として、重症化リスクを抑えるためのオミクロン株対応ワクチン、とりわけ年齢層の高い方に、4回目ないしは3回目のワクチン接種をおすすめしているわけです。現在全体では、予約まで含めて接種を行っていただける方は、20%という状況です。

 

オミクロン株対応ワクチン 週単位の予約枠残数

【資料7 オミクロン株対応ワクチン 週単位の予約枠残数】

 

 ワクチンの予約枠は、今週はすでにアルピコプラザはいっぱいになっていまして、来週以降の接種の予約をしていただければと考えています。

 

姉妹都市 藤沢市 湘南・江の島にUMIYAMA PLAZAがオープン(1)

【資料8 姉妹都市 藤沢市 湘南・江の島にUMIYAMA PLAZAがオープン(1)】

 

 もう1点私からご報告いたします。松本市の姉妹都市の神奈川県藤沢市に、松本市にちなむ施設がありまして、これがリニューアルオープンになるという事案です。

 湘南・江の島にこれまで松本館という施設がありました。2003年にそば道場という位置づけでオープンしました。左上の写真が松本館の建物ですが、主に、無料の休憩所やそば打ちの体験施設として使用されてきたものです。この写真の江ノ島シーキャンドル(展望灯台)から海側にある施設でして、これがオープンから20年近く経って、この度リニューアルされるということになりました。

 

姉妹都市 藤沢市 湘南・江の島にUMIYAMA PLAZAがオープン(2)

【資料9 姉妹都市 藤沢市 湘南・江の島にUMIYAMA PLAZAがオープン(2)】

 

 名称を『UMIYAMA PLAZA』と名付けてリニューアルオープンとなります。左側の写真が、新しくできるUMIYAMA PLAZAのイメージです。左側の海山堂は先ほどの松本館の建物のリニューアルでして、ここに松本と藤沢の食材を利用したスイーツの店舗を開設します。JA松本ハイランドと協力して食材を使用するということです。また、その右側に、海山ギャラリーということで設置して、そこでワークショップや自然体験をしていただく施設となります。この湘南・江の島のUMIYAMA PLAZAですが、来週16日にリニューアルオープンということで、私も当日の内覧会、オープンセレモニーに出席をさせていただく予定です。

 以上、私から3点ご報告申しあげました。

 

【記者】

 藤沢の関係でお伺いしたいのですが、主体は江ノ島電鉄がやるということで、松本市は関与していないということでしょうか。

 

【市長】

 資金面も含めて何か関与しているものではありません。

 

【記者】

 松本市が姉妹提携している姫路市、高山市、藤沢市の中で、藤沢が一番古いような形だと思います。市長はまず藤沢に行かれたことがあるのか、行かれたことがあれば、どのような街なのか、江の島はどういうところなのか一言お願いします。

 

【市長】

 私は、市長選挙に立候補するためにこちらに戻る前は、神奈川県の川崎市に住んでいましたので、藤沢、湘南も、プライベートや子どもたちと訪れるという機会は数多くありました。やはり湘南という言葉に象徴される、日本においての海の文化のシンボリックな都市、街だと思っていまして、1961年に姉妹都市提携を締結するにあたっても、松本市にとって海に対する憧れ、一方で、藤沢の皆さんは山に対する憧れということで、姉妹都市提携に至ったと認識しています。ですので、松本の山の文化と対極にある藤沢、湘南の海の文化が、両方が良い形で結びついていくということは、今も非常に大きな資源、資産になるのではないかなと思っています。この象徴的な湘南・江ノ島の地に、松本にちなんだ施設が新たにできるということですので、そこをまた一つのPRの足掛かりにして、藤沢、湘南、さらには首都圏の皆さんに、松本の山の文化、山の暮らし、また山の産業というものを知っていただいて、利用をしていただけるようなことにつなげていければと思っています。

 

【記者】

 ワンウェイプラスチック削減ミッションについてお伺いします。委託料とありますが、その委託の内容と、令和4年から6年までということですが、期間限定の事業なのかということと、あと割引などのインセンティブがあるかどうかも含めてお伺いします。

 

【市長】

 どういう店舗で、このシステムといいますか枠組みを利用していただくか、そしてそのPRをどういう形で展開してもらうかという部分を、民間の業者に委託をして行うという、そのための経費です。今年度から当面3カ年ということで、この事業をスタートしました。その先につきましては、今後事業の展開を踏まえた対応になると考えています。割引うんぬんというのは、この制度そのものにはビルトインはされていませんので、この店舗の皆さんが、いろいろな形で事業の展開をするサービスを考える際に、個別でそうしたことが可能性としてはあるということは申しあげておきたいと思います。

 

【記者】

 アルパッケのことで関連して質問ですが、県内で36店舗とあって、今この制度を利用している方は全体でどれくらいいらっしゃるのでしょうか。

 

【市長】

 何か統計ありますか。

 

【環境・地域エネルギー課長】

 現在といいますか、この制度は元々ある民間のサービスですが、松本市として委託をする前の段階で、ユーザーが160名程度いらっしゃるとお聞きしています。

 

【記者】

 市としては、市民の方に利用してもらうことを想定しているのか、あるいは市外の人にも観光で来てもらって、利用してもらうということを想定しているのか、どちらでしょうか。

 

【市長】

 基本的に両方ですが、持ち帰ってまた返却をしていただく、それを年間を通してしていただくということが、利用者、また利用頻度の拡大、つまりは使い捨て容器のゴミ削減量に大きくつながると思っていますので、両方ではありますが、市民の方々が、日常テイクアウトを飲食店に行って行う際の習慣になっていただければということが主眼です。

 

【記者】

 利用店舗の数と、消費者の方の利用人数の目標はあるのでしょうか。

 

【市長】

 数値的目標は掲げていませんが、やはりこの利用者を増やすためには、利用できる店舗の数を広げていく、増やしていくということが肝要だと思っていますので、そのためのPR、働きかけということは、委託先だけではなくて、松本市としてもさまざまな方法を使って、市内の飲食店の皆さんにこれを利用できる状況をつくっていただくことに力を入れるということが必要だと思っています。

 

【記者】

 プラスチックの関連で、エコ旅の方ですが、まず確認で、冬割キャンペーンに合わせた限定的な取り組みなのか、継続的な取り組みなのかというのを確認させてください。

 

【市長】

 まず今回は、12月1日からの2カ月半、冬割キャンペーンと連動して行う、そのための予算組みをしてする事業です。その上で、エコ旅宣言ということをさせていただいて、今後一時的な取り組みに終わらず、継続展開をしていく必要があると思っていまして、今回は歯ブラシに限定をして行っていくわけですが、対象を広げる、あるいは取り組みの方法をさらに工夫するといったことを、庁内では検討をしています。

 

【記者】

 脱プラ、プラスチック削減という重要性は、どの方も皆さん理解するところだと思いますが、松本の地域、あるいは宿泊施設を挙げて宣言するということの狙い、効果というのはどういうことを期待されているのでしょうか。

 

【市長】

 一つは、おおむねこの業界の皆さんにはご賛同を得て、共に取り組んでいこうということに進んできていると認識していますが、それをより確かなものにするということです。そしてこの取り組みは、宿泊事業者側だけでは回っていかないといいますか、広がっていきませんので、松本に旅行に来る、観光に来る皆さんに、広く松本ではこういう取り組みをやっていますよということを認識していただくためには、いろいろな手法があると思いますが、今回の宣言というのもその一環です。さらに、松本市が脱炭素社会の実現に向けて取り組んでいるというこの都市ブランドを、さらに高めていくという効果もあると考えています。

 

【記者】

 週末に松本マラソンが予定されていまして、中止を挟んで3年ぶりの開催となりますので、大会にかける思いといいますか、期待を市長から聞ければと思います。

 

【市長】

 この松本マラソン、実は過去にまだ2回しか開催ができていないということで迎える2022年の大会です。一昨年はコロナの感染状況、そして昨年は台風、大雨被害による状況ということで、2年続けて開催ができていません。そうした中で、コースをリニューアルして、三ガク都の松本らしいマラソンコースとして、チャレンジをしていただくことにしましたし、また今回は川内優輝選手を特別招待選手としてお迎えをし、小平奈緒さんにスターターを務めていただくなど、より市民やマラソンランナーの皆さんに関心を持っていただくことに努めてきたつもりです。今回5,500人の方にエントリーをしていただきました。ぜひ前日のイベントから、松本の街を堪能していただいて、そして当日42.195キロのコースに挑戦をしていただくことを期待しています。一つ少し心配なのが、今のところ日曜日は天気が芳しくないということですが、ぜひ松本らしい秋晴れになれば、美ヶ原や北アルプスを楽しんでいただきながら走ったり、非常に景観を重視したコースでもありますので、当日の好天を願いたいなと思っています。

 

【記者】

 市長自らがお願いされて、小平奈緒さんが今回登場されますけれども、引退を表明されて、信州大学で教壇に立つという形で地域貢献を続けていきたいとご本人おっしゃっていましたが、松本市としては、小平さんとの連携について、構想で構いませんが、こういうことできたらいいなという何かアイディアありますか。

 

【市長】

 一度表敬訪問に来ていただいたときに、ご本人も話しておられましたし、引退したときの記者会見でもお話になっていたと思いますが、この信州で、スポーツの楽しさやスポーツの価値を、子どもたちをはじめ大勢の人たちに伝えていくと、そのためにどういう手段をとることが有効なのかということで考えていきたい、また行動していきたいとおっしゃっておられました。松本だけということにはならないと思いますが、長野県の中の松本の、スポーツに対しての振興の取り組みということにはご理解もいただいていると思いますし、チャンスがあれば、とりわけやはり子どもたちとの触れ合う機会、あるいは小平さんの体験、経験を伝えてもらう機会というものをつくっていけたらと思っています。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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