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市長記者会見 令和4年(2022)8月23日

更新日:2022年8月23日更新 印刷ページ表示

令和4年8月23日 市長定例記者会見

 

【市長】

 3年ぶりになりますセイジ・オザワ松本フェスティバルが開幕をいたしました。一昨日(8月21日)は歓迎パレード、さらに合同演奏会が行われ、メインの演目でありますオペラ「フィガロの結婚」第1回目が催されました。それも受けまして、今日(8月23日)午後1時過ぎに小澤征爾総監督と面会をしてまいりました。時間は5分程度でありましたが、キッセイ文化ホールの控え室の前の廊下で面会をさせていただきました。私と同じОМFのポロシャツを着て、メジャーリーグ、レッドソックスのファンでありますので帽子をかぶられておられました。

 私からは、今、大盛況のもとで30周年のフェスティバルが開幕出来たこと、そして小澤総監督もステージの脇でご覧になったということでしたが、私も一昨日の「フィガロの結婚」を鑑賞させていただきましたので、その感想をお伝えいたしました。非常に迫力ある演奏、オペラのアリアであり、非常に見ている方も楽しく、そして感激をしてスタンディングオベーションをしておられたということをお伝えして、素晴らしいフェスティバルになることを期待しますということをお伝えさせていただきました。

 小澤総監督は笑顔で大きく私の言葉を聞いて、共感をされたところはしっかりとうなずきながら、そしてずっと手を握らせていただきましたが、強く握り返していただく表情豊かなご様子でありました。

 昨年はオンラインでの配信ということでありましたが、昨年も小澤総監督は松本に来られましたが、そのときお会いしたときよりもお元気なご様子だったというのが私の印象であります。

 OMFは土日のオペラ、そしてオーケストラコンサートについては、既にチケットは完売をいたしていまして、平日の分も残りわずかという状況であります。そうしたことを見ましても、30周年のフェスティバルを3年ぶりに迎えたということは、松本市民の皆さんはもちろんまた多くの県内外の音楽ファンの皆さんが楽しみにしておられるということの証ではないかなと感じています。

 コロナの流行はなお続いているわけでありますが、感染対策に留意しながら無事フェスティバルを終えることを願っています。

 

【資料1 松本城・美術館・上高地 お盆期間8/11~16の来訪者数】

【資料1 松本城・美術館・上高地 お盆期間8/11~16の来訪者数】

 

 このお盆期間さまざまなイベントや催しもありましたが、松本の主だった行楽地、松本城・美術館・上高地、資料のグラフにありますように、まだコロナ前に数字上回復するというところまで至っていませんが、過去2年、行動制限がある中での夏を乗り越えて、松本城で9割近く、また上高地でも8割近く来訪者が戻ってきている状況であります。

 

【資料2 信州まつもと空港・タウンスニーカー お盆期間8/11~16の利用者数】

【資料2 信州まつもと空港・タウンスニーカー お盆期間8/11~16の利用者数】

 

 さらに、信州まつもと空港については、神戸線が複便化したという要因はもちろんあるわけでありますが、コロナ前の同期間と比べて24%増という好調な回復ぶりでございます。またタウンスニーカーの内、北コース、東コースと行楽で来られた方も主に利用される部分、こちらについてはまだまだ利用が回復していないということが数字には表れています。

 いずれにしましても、コロナの状況と向き合いながらのこの夏、なお予断を許さず対応していく必要がございますが、お盆期間中の賑わいは一定程度戻ってきたと受け止めています。

 

【資料3 新型コロナウイルス 1週間ごとの新規陽性者数の推移】

【資料3 新型コロナウイルス 1週間ごとの新規陽性者数の推移】

新型コロナウイルス感染症の陽性者発生状況について [PDFファイル/384KB]

 

 コロナの感染状況でございます。今日新たに陽性が確認された方の数は377人。障害者施設1カ所で集団感染が確認をされまして、この方々6人おられます。症状別では377人のうち3人が中等症、そして残りは軽症者、無症状者であります。

 

【資料5 コロナ病床の実質病床利用率】

【資料5 コロナ病床の実質病床利用率】

 

 コロナの病床利用率は、新規陽性者の増加傾向と合わせて上昇をしています。長野県全体で66%、そして松本圏域においては74%を超える水準となっています。この大半は80代から90代の後期高齢者の皆さんでございます。

 

【資料6 新型コロナの陽性者比較】

【資料6 新型コロナの陽性者比較】

 

 改めて新規陽性者を年代別にまとめていますが、左側が7月、そして右側が8月に入ってからの陽性者の年代別比較であります。先ほど後期高齢者、80代、90代の入院者が大半を占めていると申しあげましたが、紫で囲った部分が80代、90代の後期高齢者の方々であります。比率でいいますと、全体の中で8月に入ってから3.9%でありますが、それでも2.4%から3.9%と1.5倍以上に比率でも増えています。実人数では7月の1カ月間で72人だったのが8月22日までで既に231人と3倍を超えています。全体が今8月の22日間で6,000人近い新規陽性者数でありますので、3.9%でも231人という数にのぼるということであります。

 

【資料7 高齢者施設のコロナ集団感染】

【資料7 高齢者施設のコロナ集団感染】

 

 とりわけこの高齢者施設についての感染状況を見ますと、今年の1月から6月にかけての第6波のときと、そして今のこの第7波を高齢者施設の集団感染事例で比べたのがこちらのグラフであります。施設の数で比べても4カ所から15カ所と4倍に高齢者施設での集団感染が増えています。そして、その施設に入っておられて感染をされた方の数、これが53人から157人と、おおよそ3倍に増えているということでありまして、この高齢者の感染、とりわけ後期高齢者の方々の感染と高齢者施設における集団感染と重なる部分ももちろんあるわけでありますが、これが今の第7波の状況の中で、大きな部分を占めていると考えています。

 

【資料8 新型コロナの入院者比較】

【資料8 新型コロナの入院者比較】

 

 こうしたことで入院者、先ほど80代、90代が大半と申しあげましたが、7月と8月を比べますと後期高齢者の80代、90代の方々の占める割合が11ポイント増えて、今全体の3分の2ほどは、この80代、90代の方、60代、70代まで含めますと、入院者のうちの84%が高齢者の方々ということであります。こうした状況を、日本は超高齢社会、超高齢国でもあります、この高齢者の皆さんの、とりわけ後期高齢者の皆さんの命と健康を守るということが、これからのコロナ対応の一つの大きな焦点になってくるものと考えます。

 では、現状において何をすべきかということになれば、できる限りこうした重症化リスクの高い方々、後期高齢者のような方々に対して、しっかりと免疫がある状態を作りあげる、継続させていくということがやはり重要であると考えます。ブースター接種、追加接種を今3回目から4回目ということで進めていますが、そうしたことを繰り返しながら後期高齢者を守っていくということが必要であると考えます。

 ワクチンの4回目接種、3回目から5カ月を経過した方々に対して接種券を送らせていただいているわけでありますが、松本市においては、3回目接種を済ませた60歳以上の高齢者というのは7万2,474人いらっしゃって、このうちのおよそ90%の方々に対して、今5カ月を経過し、接種券を送らせていただいています。この90%の方々のうち既に接種を済ませた方々が60%程度、既に予約もされた方々も含めば、75%程度の方々が4回目接種を済ませ、あるいはもう打てる状況になっているということでございます。

 

【資料9 新型コロナワクチン3・4回目接種 週単位の予約状況】

【資料9 新型コロナワクチン3・4回目接種 週単位の予約状況】

 

 こちらにお示ししたのは、3回目も含めて松本市と長野県が9月に入りましてから行おうとしている接種状況であります。8月は既に全て予約がいっぱいになっていまして、これから9月に入ってもなお陽性者の顕著な減少傾向ということに必ずしもなっていかない可能性もありますので、ぜひとも4回目接種のタイミングが回って来られた方々については、モデルナになりますが、アルピコプラザや合同庁舎の大規模接種会場でまだ残数ございますので、予約して接種を受けていただきたいと考えています。

 私からは以上であります。

 

【記者】

 冒頭にあったOMFの小澤征爾さんと今日、面会されたということですが、小澤さんの方から何か発言はありましたでしょうか。

 

【市長】

 マスクをされていて、先ほど申しあげたように大きく頷かれたり、笑顔で私の言葉に返していただいたりということをしていただきましたが、お言葉はありませんでした。

 

【記者】

 今回3年ぶりのOMF開催ということで市長も足を運ばれたということですが、今年の夏松本ぼんぼんもやりましたし、OMFも感染に注意しながら開くということで、今後も市内で開くイベントというのは、両立を図りながらできるだけやっていくという方針なのか、その辺りのことを教えてください。

 

【市長】

 基本的にはウィズコロナの新たな段階への移行ということも政府も掲げておりますので、その今、手前の段階ではありましたが、今回夏場におけるイベントやお盆における帰省ということは行動制限のない中での開催実施をさせていただきました。先ほどご説明させていただいたように、新規陽性者の数はまだ上昇傾向が続いています。東京などは少なくとも今のピークは超えつつあるという状況でありますが、松本において、あるいは長野県内においてはまだ上昇傾向ということが続いていますので、先ほど申しあげましたような後期高齢者の皆さんを中心に重症化リスクのある方への対応ということに万全を期すということが大前提になりますが、その上での日常の社会活動、経済活動はできる限り制限を行わないということで続けていきたいと考えています。

 

【記者】

 OMFの関連で、小澤さんのその精神性を引き継ごうという狙いで、昨年にサイトウキネンオーケストラ財団というものができたと思うのですが、小澤さんも高齢化していらっしゃる中で、実行委員長の立場としては、その後継の指揮者とか、今後の体制について何か今の段階でお考えはありますでしょうか。

 

【記者】

 まず、昨年にサイトウキネンオーケストラ財団を作るにあたっては、今、小澤総監督と一番近い立場にあります長女の小澤征良さん、さらにはこれまでSKOで中心的に小澤総監督とともに演奏されてきたメンバーの方々と意見交換をさせていただく中で、このOMFの灯をこれからも灯し続ける、そして小澤征爾総監督のスピリッツをしっかりと引き継いでいく、そのための体制ということで、SKO財団の発足ということになりました。小澤征良さんを中心にSKOの主要メンバーがいわば集団体制といいますか、そういう中で、小澤総監督の意を受けてOMFの開催をしていこうということであります。その体制における、昨年はオンラインで行いましたが本格的なフェスティバルの形というのが、この30周年のフェスティバルであると考えています。それが今スタートしたということだと思っています。先ほども申しあげましたように、小澤総監督は松本には足を運んでいただいて、そして今日もちょうど私が面会に訪れる直前、部屋が隣同士になっていましたが、小澤総監督の隣の部屋がオーケストラコンサートの指揮者のシャルル・デュトワさんで、シャルル・デュトワさんが自分の部屋から出てきて小澤総監督の部屋に入って行かれて、そしてなんだか短い時間でしたけども、言葉を交わされて出ていくような場面がございました。そういう形で、小澤総監督がフェスティバルに関わりを持ちながら次の状況に向けての今いろいろな形で進んでいると私としては受け止めておりまして、この先には小澤さんのスピリッツを引き継ぎながら、OMFが未来に向けて開催を続けていける形というものが、より輪郭がはっきりしてくるのではないかなと考えています。

 

【記者】

 今日委員会の方で市立病院の基本設計のプロポーザルの結果が出たと思うのですが、それに関する市長の評価と受け止めと、あと波田駅周辺の整備計画も本年度末に策定予定かと思うのですが、現在の進捗状況と、市長が描いていらっしゃるイメージみたいなものがあれば教えてください。

 

【市長】

 プロポーザル審査を行って参加した共同企業体は8社あったということで、最終的な審査が終わった後の結果の報告を受けました。今回最優秀として選定された共同企業体の選考理由はいくつかありますが、主だったものとしては建物を5階建てということで、他は皆、4階建てだったようでありますが、限られた敷地の中で将来への変化も見据えたそうした提案になっていたということ、もう一つ建物で特徴的だったのが、井形、漢字の井戸の井の、上から見るとそういう形態になった建物で、スタッフが効率的に治療に当たるのには非常に合理的な設計だったということ、さらに5階建てにして、真ん中の3階部分のワンフロア全てに管理部門を集約するということで、これがスタッフ間のコミュニケーションや各チームの医療体制の構築に非常に理にかなっているという、そうしたことが主な評価をする選定理由だったと報告を受けました。既にこの最優秀社とは、見積もり合わせを行って契約を締結したということでありますので、今後改めてこの基本設計を策定し、来年度以降基本計画と、次の段階に進んで行っていくものと考えています。その上で、この市立病院をあの場所に私として決めた背景には、西部地域の拠点として、この波田駅周辺というのを病院、医療だけではなく小・中学校があり、また波田庁舎があり、そして上高地線の駅、交通の結節点もあるということで、このさまざまな病院を組み合わせたまちづくりを地元の皆さんとともに行っていくことが目的であります。今回病院の大きな方向性が見えてきたということは、一歩、またそうしたまちづくりが前進したということだと思いますので、今後必要なそれぞれの取り組みを加速して、新たな市立病院、そして新たな西部地域の拠点作りを進めてまいりたいと思っています。

 

【記者】

 今回3年ぶりに行動制限がない中でのお盆を迎えられたということで、主な観光地でも回復傾向にあるということでしたが、今後まだウィズコロナが続く中で、改めて観光振興をどのように努めていきたいというお考えでしょうか。

 

【市長】

 先ほど申しあげましたが、このコロナがまだ流行期にあって、その流行期にある中でやはり安心して松本を訪ねていただく、あるいは安心して国内を移動して行楽をしていただくためには、やはり一定以下にこのコロナのリスクを抑えられているという状況がまず必要だと考えています。先ほど申しあげたような後期高齢者の皆さんへの対応というものをよりきめ細かく行っていくことや、あるいはやはり私たちも含めまして、現役世代、若い世代の人たち一人ひとりも自らが感染を広げないという意識と、基本的な感染抑止策をするという行動、このことについては、引き続き松本全体でしっかり取り組んでいく必要があると思っております。その上で、やはり2年間さまざまなイベントを中止し、あるいは規模を縮小してきました。それによって3年ぶりにいろいろなイベントが再開をされても、直ちにはコロナ前の水準に戻らないということが現実には既に起こっていますし、松本マラソンなどもまだ参加人数が定員に達しないということにも表れています。今までコロナの中で新たな取り組みを始めようとしてきたこともございますし、またよりコロナの前よりも魅力を高めようということでそれぞれ取り組んできたイベント等ございますので、そうしたことをさまざまなチャンネルを通じて、よりこれまで以上に積極的な情報発信を行って、そして松本に来れば安心で、そして長期的に滞在して楽しめるということを、大勢の方々に知っていただく努力を行っていきたいと思います。

 

【記者】

 新型コロナウイルスの感染者数の全数把握についてお尋ねいたします。今日、全国知事会が全数把握を見直して現実的な手法に早急に改めるよう政府に求めました。松本市は全数把握に基づき、毎週会見をしておられます。この件について、市長はどのように考えるのか、市長の見解をお聞かせください。

 

【市長】

 全数把握と定点観測的な把握ということで今、政府もそうした見直しを早急に進めると、また今ご指摘があったような、知事会の提言もございました。実は、よりきめ細かく見ると、かつての全数把握は既に行っていないとも言える部分もございます。それはどういうことかと言えば、自己申告に委ねている部分も既に松本だけではありませんが、保健所単位で行っていますので、そういう意味で段階的な移行をこれまでも進めてきたと、そして私達も全数把握も含めた感染法上の分類、第2類であることの現実との齟齬(そご)ということを、この会見でもたびたび申してきましたが、ようやく政府レベルでもこの段階的に、あるいは事実上進めてきたこのコロナに対する現状把握のあり方を今、かなり明確に方針転換しようということになったと思います。ですので、その知事会の意向も我々が考えていることと同じ方向でありますし、そういう方向で検討を進めていただくものと考えています。

 ただ、今、専門家の皆さんの中にも先ほど申しあげた後期高齢者、80代、90代の皆さんがやはり非常にまだまだ何らかの形で感染をしてしまう可能性があって、そして感染をしてしまうと、もう衰弱は元々いろいろな意味で健康面では厳しい状況にある後期高齢者の皆さんにとっては、かかってしまうと入院、場合によっては重症化、あるいは亡くなるという状況を危惧されている専門家の方々もございますし、そういう方々の中には全数かどうかは別として、感染状況の把握をできるだけきちんと的確に行うこと、しかもそうしたまだまだ流行の波が続いていくことを想定すれば、その流行の波を少しでも早く察知をし先ほど申しあげたようなブースター接種の加速と、こういった対策につなげていく意味はあるのではないかと、そういうご意見もございます。

 ですので、大きな意味では、この全数把握から定点観測的な把握への移行というものはあるべき方向だと思っていますが、個別具体的にどのようにそれを行っていくのかということは、政府、専門家の皆さんの中で適切な方法を示していただければなと思っています。

 

【記者】

 全数把握をやめたら状況に応じた対策ができるのかといった市民からの不安の声が一部ではあります。松本市では例えばこれで今後国の流れで定点把握の流れになっていっても、状況に応じた適切な対策というのはできる、問題ないということでよろしいでしょうか。

 

【市長】

 そのことへの答えも今申しあげたと思います。繰り返しますが、全て把握した方が、もちろん全体像を正確には把握できるでしょう。一方で全て把握することの弊害ということも今、ご存知のように、医療機関や保健所では起きています。そして全て把握しなくても、ある程度の全数把握に近い状況を確認ができるということ、そして必要な対策、手立てをとるのに大きなマイナスにならないというのは、これはそもそも今、変異を続けてきたコロナの状況がどういう状況なのかということや、ワクチンの接種や治療薬の開発段階、そうしたことを総合的に判断して、専門家の知見を得ながら政治が判断していくことだと思います。私はもちろん全国のことを把握する立場にはございませんが、そうした大きな局面としてはそういう局面に来ているだろう、そして松本においても、どちらかといえばそうしたことをもう少し早くやってほしいということを申しあげてきましたし、ご指摘の対応策をとることについての大きなマイナスは引き起こさずに進めていけるのではないかと考えております。

 

【記者】

 市立病院のプロポーザルの話に戻るのですが、プロポーザルの提案の中に現病院の跡地利用についても提案は含まれています。既存の建物を有効活用して多くの世代の人々が集う交流拠点にする、さらには再生可能エネルギーのエネルギーセンターとして情報発信していく、そういうような提案もあるのですが、ここについては契約とは別だというのは先ほど議会でもそういう説明もあるのですが、市長とすればこの跡地利用の提案についてはどのような評価をしていらっしゃいますでしょうか。

 

【市長】

 元々松本市としましても、この跡地を有効利用するんだということは、これも必要なことだと思って移転を決めています。移転先をあの場所に決めるにあたって、あまり離れないことが、まだ使いようのある建物あるいはこの後何らかの手を入れるにしても、市立病院の機能と全く関係ないものというよりは、医療、健康、介護、さまざまなそうしたことを念頭に置きながら、有効利用をしていければ望ましいのではないかということは、これまで庁内での議論がされてまいりました。基本的にはそうしたことと大きく齟齬(そご)のある今回のプロポーザルにおける提案ではないと認識をしています。その上で、先ほど申しあげましたがこのプロポーザル用の提案と、この後、基本設計を共同企業体が作るということは全くイコールになるわけではなくて、今回プロポーザルで我々が選定をさせていただいた骨格をしっかり生かしていただきながらもう一度この基本設計作りをしてもらうことになりますので、大きな齟齬(そご)がない中でいけば、我々も大きな方向性はしっかりと受け継いで、またお伝えをして作業を進められていけるのではないかなと思っています。

 

【記者】

 大きな齟齬(そご)がないとすれば、現病院の跡地利用について、これからどうしていくかということを考えていく上でのたたき台にはなるというようなご認識でよろしいでしょうか。

 

【市長】

 はい。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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