ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ようこそ市長室へ > 市長記者会見 > 令和4年度 > 市長記者会見 令和4年(2022)6月7日

本文

市長記者会見 令和4年(2022)6月7日

更新日:2022年6月7日更新 印刷ページ表示

令和4年6月7日 市長定例記者会見

 

上高地線 全線運行再開

【資料1 上高地線 全線運行再開】

 

【市長】

 まず、6月10日に全線運行が再開される上高地線についてお伝えします。

 昨年の豪雨の被害によって、松本~渚間が通行できない状態になっていましたが、6月10日の始発便から全線運行再開ということになりました。この間、代行バスで代替運行していたところを利用していただいた方は、延べ36万人に上っています。また、この橋梁の復旧工事、そして代行バスの運行に関わる費用につきましては、合わせて1億1千万円余り、松本市から負担させていただいて、早期の復旧、運転再開を目指してきたところです。10日の始発の午前5時45分から、渚駅のホームにて、国や県、地元の皆さん、さらにはこの上高地線を利用している方々と共に、運行再開の記念式典を開催することになっています。ようやくコロナからの回復、そして日常の社会活動、経済活動に戻っていく局面に入ってきましたので、ぜひ、上高地、乗鞍地域への誘客にも、松本市として力を入れ、被災前以上の利用客の皆さんにお集まりいただけるよう、応援をしてまいりたいと思っています。

 

新型コロナウイルス 1週間ごとの新規陽性者数の推移

【資料2 新型コロナウイルス 1週間ごとの新規陽性者数の推移】

 

【資料3 新型コロナウイルス感染症の陽性者発生状況等について】 [PDFファイル/405KB]

 

コロナ病床の実質病床利用率

【資料4 コロナ病床の実質病床利用率】

 

 続きまして、新型コロナの感染状況ですが、今日(6月7日)確認された陽性者は29人です。このうち1件、集団感染事例が判明しました。市内の高齢者施設におきまして、今日までに合わせて6人の陽性者が判明しています。職員が2人、利用者が4人です。その他、個別の情報については、プレスリリースの資料のとおりです。

 今日の29人を含めまして、直近1週間の新規陽性者は144人となっています。その前の週、295人でしたので、新規陽性者の数は半分以下に減っています。

 一方、実質病床利用率の方も、松本圏域、長野県全体共に14%台と落ち着いた状況が続いています。

 

波田・梓川の施設老朽化に伴う学校給食センターの再整備プラン(説明会の開催)

【資料5 波田・梓川の施設老朽化に伴う学校給食センターの再整備プラン(説明会の開催)】

 

 もう1点、私の方からご報告いたします。

 松本市の給食センターですが、現在、波田・梓川にあります施設が老朽化して、再整備のプランを庁内で検討し、また議会にも報告をしてまいっています。この再整備プランにつきまして、今月、まずそれぞれの四つのセンターごとのエリアで、地元の説明会を開催させていただきます。あさって梓川で開催しまして、順次、波田そして東部給食センター、西部給食センターのエリアで行います。このそれぞれのエリアごとの説明会は、当該学校のPTA並びに学校関係者の方を対象とさせていただきます。一般の方は、このエリア単位の説明会にはご参加いただけません。その上で、今月30日に松本市全体の市民を対象とする説明会を、勤労者福祉センターで開催させていただきます。

 

波田・梓川の施設老朽化に伴う学校給食センターの再整備プラン(基本要件)

【資料6 波田・梓川の施設老朽化に伴う学校給食センターの再整備プラン(基本要件)】

 

 改めて再整備プランのご説明をさせていただきますと、提供の食数を合わせて1万8千食とすること、そして現在、3本献立で東西の給食センターは調理が行われていますが、それを2本献立による調理ということで、全市的に行えるようにする、これを基本的な要件とすることを定めた上で、二つのプランとして、どちらかのプランでこの新たな給食センターの整備を行っていくということを説明させていただきます。これは3月の市議会の経済文教委員協議会でご提示し、そして、この2案のうちのどちらかを絞り込んで進めていくということで了承をいただいています。

 この二つのプランですが、機能の高い給食センターを建設すること。具体的には調理の動線、調理器具を高機能なものを導入することで、従来のセンターに比べて質の良さを追求できるものとするとしています。そして、地産地消、アレルギー対応食の実施といったものを、栄養士の体制を充実させることなどによって合わせて実現を図っていこうというものです。

 

 2本献立ということで、自校給食のような1本献立ではありませんが、従来の給食に比べれば、質の向上、さらにはメニューの多彩さ、地産地消の導入に向けた状況を農家の皆さんと共につくっていくということが、基本的な考え方です。この二つの方式は、計画期間や工事費などに一定の差はあるわけですが、最終的に住民の皆さんのご意見、さらには議会の皆さんの審議を通じて、この新たな学校給食センターの再整備を進めてまいりたいと考えています。

 私からは以上です。

 

【記者】

 学校給食センターの再整備についてですが、市長が見直しを表明された後、小規模センターや自校給食も検討に上がったと思いますが、改めて、小さい規模ではなく、大規模あるいは中規模でやると判断された理由や、大規模、中規模であることのメリット、小規模であることがどうしていけないのかという部分を説明していただければと思います。

 

【市長】

 松本市内には、30から40の大小さまざまな小・中学校があります。この全てにおいての自校での給食の提供。新たに一つ一つの学校の中での施設を整備すること、そしてまたその人員を確保すること。もちろんメリットとしては、できるだけきめ細かく対応ができるということがありますが、総合的に考え、その質の問題についての差異というものも、他の自治体の事例なども今回研究をさせていただきましたが、そう大きな差を持たず、従来の大規模給食センターの在り方からはかなり進化をしている中で、自校給食の選択ということは現実的ではないとの判断をし、また議会にもそのことでご了承いただいたと考えています。その上で、センター数を二つ、三つ、そして六つというものを提示させていただきました。その中で、この計画期間、また建設工事費、配送時間、職員数、そうしたものを総合的に考えて、今のところまでは絞り込めたかなと思っています。より自校給食を積極的に求めるグループの方々は市内にもいらっしゃるわけですし、私や伊佐治裕子教育長も、その方々との意見交換をさせていただいています。そうした中で、今回教育長とも意思疎通を図りながら、こうした方向になっています。

 

【記者】

 そういったことも含めて、地元の方からも小規模の給食センターを求める声はいまだにあるかと思うのですが、そういった方にどうやって理解を深めていく予定でしょうか。

 

【市長】

 説明を尽くしていきたいと思います。

 

【記者】

 給食の話で1点確認ですが、議会の了承もこの案で出ているので、この説明会を経て、新たに計画加筆する、修正するという可能性はあるのでしょうか。

 

【市長】

 まず、まだ二つ並列していますし、四つを示させていただいた中で、その上で二つというところまでは、基本的には議会の意向を踏まえて絞り込んできたと思っていますので、この二つのうちのどちらかということを、説明会を通じてご意見いただいて、最終的にそのご意見を踏まえ絞り込んだものを議会にお示しする。そこで了承をいただければ、そのプランにのっとって進めていくということを想定しています。

 

【記者】

 市としてはその二つは並列で、こちらがいいのではないかという聞き方はせずに、皆さんの意見を聞いた上でどちらか姿勢を示すということですか。

 

【市長】

 この説明会に当たってはそういうことです。

 

【記者】

 新しい市立博物館の件ですが、先日市民有志の方が、公開質問状という形で市長宛に質問を送られていますが、回答期限が6月10日だったと思うので、対面なのか書面なのか、回答のその方針はどうされるおつもりでしょうか。

 

【市長】

 山根二郎弁護士を代表とするグループから、ご指摘のように先月(5月)27日付けでこの質問状をいただきました。これは公開質問状という表題が付けられていますが、その内容は、松本市がこれまでに回答させていただいた文章などに対します、山根弁護士らの主張、見解を記載したものと受け止めています。ですので、すでに回答済みの部分については繰り返しになりますので、省略をさせていただきたいと思っていますが、回答していない部分につきましては、事実関係を確認、精査した上で、しかるべきタイミングで文書により回答したいと考えています。

 

【記者】

 回答の先取りになってしまうかもしれませんが、質問状で指摘されている、前の市政からの引き継ぎの際に、現在の用地について、10年の定期借地で契約するということを市長が認識されていたのかという点と、その時点で工事を止めるべきだったのではないかというのが有志の方々の主張なのですが、その点については、改めて市長の判断に問題はないという認識でしょうか。

 

【市長】

 今のご指摘の引継書の部分が、先ほど申しあげたこれまでに回答していない部分に当たると考えていますので、さらに事実関係の確認、精査をした上で回答したいと思っています。

 

【記者】

 アルプス公園全体の魅力向上に向けた取り組みについてお伺いします。先般、

北側拡張部について、自然活用検討会議からの提言を具現化するための実行会議が発足しました。一方の開園部、とりわけキャンプ場が計画された旧まきば山荘跡地については、予算取り下げという重い判断があってから3カ月近く経つわけですが、そのあたりまだ動きが見えませんが、今後どのような検討方法でいつまでに方向性を出すのか、そういった計画、スケジュールについて、市長の考えを教えてください。

 

【市長】

 2月の議会で、キャンプ場の整備計画の部分と、それと隣接する旧まきば山荘跡地にあった展望広場の整備と、この2本立ての予算の取り下げをしました。その取り下げる直接の引き金は、展望広場の耐震不足ということで、解体も含めた検討が必要ということで取り下げをしたところです。改めて、その際にも議会の皆さんや記者会見でも申しあげましたが、まずは展望広場の基礎となっていた、耐震強度不足の旧まきば山荘の建物の土台ついて、最終的にどのような取り扱いをするのかという方針を、まず明確にしなければいけないと思っています。できるだけ早期に、議会の皆さんにもこの方針を示していきたいと思っていますが、現段階におきましては、解体という選択肢を検討する必要があるという認識を持っています。最終的にこの結論を出した上で議会にもご報告、ご協議いただく問題です。その上で、そのような方向性が見いだしていけた場合には、今の土台を解体した上で、展望広場の在り方も新たに考えていく必要がありますし、そして白紙に戻した、今、臨時駐車場として使っているこの周辺の未利用地をどのように活用していくかということと併せて、開園部のゲートウェイにあたる部分ですので、魅力向上の鍵となるということで、検討を行いたいと考えています。

 ただ、アルプス公園全体という枠組みは、しっかり改めて構築したいと思っていまして、その開園部でも、その他のすでに着手をしている「小鳥と小動物の森」、他の部分についても、検討を俎上(そじょう)には載せたいと思っていますし、ご指摘のあった北側拡張部については、すでに検討から実行というところで進めていますので、そういう方々にも、この全体の問題の枠組みにも、代表の方々が参加をするような枠組みをつくる必要があると思っています。最終的にはまだ、どのような構成で、アルプス公園全体の魅力向上を考えていく市民の皆さんの会議をするかというのは、現在進行形で検討しているところですので、この6月の議会にも、その中間的な報告はさせていただこうと思っていますが、その会議の立ち上げはもう少し先になると思っています。その上で、では立ち上げた会議のもとに、どのようなスケジュールで提案をいただいて、それを実行に移していけるかということについては、もう少し、この立ち上げてからのタイミングと併せて考えていく必要があると思っています。

 

【記者】

 確認ですが、今市長がおっしゃった会議というのは、展望広場をどうするかということを決めた段階で、いわば有識者会議のような形で立ち上げるというようなイメージでしょうか。

 

【市長】

 少し違います。どうするかというのを考えていただく場です。ですので、今のところ、その会議の前に我々が議会の皆さんの了承も得て、なんとか方針としては決めたいと思っているのは、展望広場の耐震不足の土台となった部分の取り扱い、先ほど解体も必要になってくるのではないかと申しあげました。この取り扱いまでは決めたいと思っています。その上で、解体ということになれば、その部分も含めた従来の未利用地、そして、解体した後のその空間、ここがいわばアルプス公園のゲートウェイとして非常に重要な場所になりますので、ここをどうするかということを考えていただく会を立ち上げたいと思っています。ただこれは、そのことだけではなく、アルプス公園全体のことも視野に入れた会議にしたいと思っています。

 

【記者】

 展望広場も含めたその周辺一帯の取り扱いについては、市長も以前から幅広く市民の声を聞いて決めたいということをおっしゃっているわけですが、市長の今の腹の内では、少なくともいつ頃までには、未利用地の部分も含めた周辺一帯の方向性は決めたいとお考えでしょうか。

 

【市長】

 あの状態が放置されている期間が長くあることは、あまり好ましくないと思っています。一方でこの間、記者の皆さんからも、拙速ではないか、あるいはもっと時間をかけるべきではないか、議会の皆さんからもそうした指摘もいただいていますので、いつまでにということも、今の段階で私が期限を区切るということはまだ時期尚早ではないかと考えています。

 

【記者】

 アルプス公園の展望広場周辺については賛否分かれるような状況があって、それぞれの市民の方の立場で意見が異なるところもあったと思いますが、現時点で、市長が想定されている会議に参加していただく、先ほど代表の方というお話でしたが、どういったいろいろな考えが違う人も加わるような大きい枠組みを想定されているのか、今のところの方針はいかがでしょう。

 

【市長】

 幅広くご意見を聞くということが、言うは易し、行うは難しということをあらゆる場面で感じるところではあります。ですので、まず今立ち上げようと思っている会議のメンバーの数が、従来のこの手の会議をやるときの人数と大幅に違うような、大きなものをつくるということではありません。まずは、良識的な人数の会議にしようと思っています。そしてそこに集まっていただく皆さんは、やはりこの講演や、あるいは里山やそうした自然環境の問題に詳しい方、あるいは公園の整備というような観点でも経験のある方ということも、その中には入っていただけたらと思っています。また、アルプス公園が子どもや親子連れの皆さんにとって、最もこの成り立ちから中心になってきた公園ですので、そういう立場を代表していただけるような方にも入っていただきたいと思っています。さらに今回、キャンプ場の問題を巡って賛否が分かれ、また、それぞれ議会に請願を出していただくような動きもありましたので、できればそれぞれのそうした立場の方に、双方に入っていただくということも検討していきたいと思っています。そして、北側拡張部はいわば先行して進んでいる部分もありますが、全体という枠組みとも調和を図って、歩調を合わせていく必要がありますので、この北側拡張部の実行会議の代表といいますか、どなたかにも入っていただくような構成は必要ではないかと考えています。

 

【記者】

 先週ですが、全国市長会議の際に、松本城の世界遺産登録に関して、犬山市と松江市の市長さんと、初めてだと思われるのですが、3市長で意見交換されたということだと思いますので、そのときどんな話題があって、どんな方針を確認したかというのを教えていただけますか。

 

【市長】

 世界遺産登録を巡る国内の暫定リストという、いわばユネスコに申請をする前の段階のリストの見直し作業というのが昨年から始まると、あるいは、昨年この見直し作業にこれから行っていきますという、文化庁からの意向表明がありました。松本市としても、世界遺産登録を目指すという活動20年続けてきているわけですが、大きな節目になるということで、昨年から数えての2年程度、力を入れていこうということでやってまいりました。現実には、実はこの1年あまり、この表面化する動きが出ていません。また、ロシアによるウクライナ侵攻によりまして、本来であれば佐渡金山の審査が行われる予定だった会議も、無期限延期というような状況で、世界遺産登録を巡る動きはまた少し不透明な状況になっています。

 ただ、昨年からそうした国内外の動きがあり、それに合わせて松本市としても力を入れようということでは、今年1年もその取り組みを継続、発展させようという認識を持っています。

 すでにご存知のように、もうすでに松本城単独での登録という道はとっていません。国宝5城、この五つの近世城郭の天守群としての価値を認めていただいて、世界遺産登録を目指すということです。しかもこの五つのお城の地元、姫路市と彦根市につきましては、姫路城は世界遺産登録されていますし、また、彦根城については、先ほどの国内の暫定リストの中に、単独ですでに入っています。国宝5城と言いながら、それ以外の松本城、犬山城、松江城というこの三つの枠組みが、まず国宝5城の対外的な意義や価値をより広い方々に伝え、そしてその上で、姫路あるいは彦根に対しても理解や協力を求めていくということが必要になってまいります。先週の3市長の懇談では、そうした認識のもとに、まず3市がそれぞれ、松本は松本城の魅力を訪れていただいた方に知っていただく取り組みをしているわけですが、松本城においても、国宝5城のPRを、もっと松本城単独と併せてやっていこう。それは松江、犬山においても同様に、この国宝5城ということの意義、価値を訪れた方々、あるいはそれぞれの市内においてできるような取り組みを展開していこうということの確認をさせていただきました。

 来年の大河ドラマは「どうする家康」ということで、徳川家康が主人公です。松本城の築城を行った石川数正も、主要な登場人物として出てくるということも、近世城郭、これは織田信長が作った安土城をスタートとして、江戸中期まで数十年間の日本における城の性格の変遷といったようなものが、我々が目指す世界遺産に向けた価値ですが、こうしたことを先ほど申しあげたように、それぞれが5城という枠組みを、近世城郭という価値を、取り組みを展開していこうということが一つです。

 もう一つは、やはり姫路市長あるいは彦根市長に対して、まずは世界遺産登録ということを少し切り離しても、この国宝5城、近世城郭の天守群というものを、ポストコロナの観光需要の回復に、インバウンド復活に、ぜひこれは五つの都市が足並みを揃えてやっていきましょうという働きかけを、姫路市長、彦根市長にやっていこうということも、3市としては確認をしたところです。いずれにしても、世界遺産登録は、私たち松本城にとっても、他の国宝5城にとっても、この国の宝を世界の宝として、その魅力をより広く認識をしてもらうことや、それを通じて大勢の方々に訪れていただくことが目的です。世界遺産登録は、そうしたことの結果であったり、あるいはそうした目的を、より実現を広範にしていくための手段であるとも言えると思っていまして、この点も、3市の市長の間では認識を一にしたところです。

 

【記者】

 インバウンド、海外の方の復活というのも、もう少し形になってくるかと思いますが、3市三つの城で、具体的にPRをしていくのかなど、アイデアで構いませんが、その会談ではどのような具体的な連携が考えられるというお話がありましたか。

 

【記者】

 何を具体的にやるかまでは、30分程度の時間でしたので話は及んでいませんが、松本市でいえば、松本城管理課に対しても今、松本城の魅力をアピールするさまざまな取り組みをやってもらっていますが、そのときに、国宝5城というものも常に念頭に置いて、一緒に情報発信をしていけるようなことを取り組んでいきたいと思っています。

 

【記者】

 島立の市道交差点で発生した、高校生の死亡事故の現地調査についてお伺いいたします。5月31日に現地調査が行われました。恐らく、市長の元にその調査の報告が上がってきていると思うのですが、どのような状況下で、事故が発生した原因がどこにあったのか、また今後の対策として何が必要と考えられているのかお聞かせください。

 

【市長】

 事故の原因につきましては、警察がそれぞれ現場検証を行い、また当時の事情を詳しく調べた上で、確認、判断をしていくことだと思っていますので、私からコメントすることは適当でないと考えています。

 一方で、今回警察と共に、県、市、また地元や高校の関係者にも集まっていただいて、現地を見た上での意見交換をしました。高速道路の、いわば高架下といいますか、あのポイントだけではなくて、いくつかそこはそういう交差点が続いています。ですので、事故のあった交差点だけではなく、あの類似の交差点をどうするのかという視野で、まずは安全対策を考えていく必要があると考えています。道路標示での「止まれ」という標識や、道路標示はあるわけでして、道路交通法上の標識の不備というようなものはないわけですが、それに加えて何らかの、より注意喚起につながるような道路標示なり、路面の塗装の在り方みたいなものがまず一つ、行う必要があるのか、行うとすればどういうことなのかと。これは市道ですので、松本市として改めて今、検討を進めてまいりたいと思っています。

 そして、これは現場ということからは少し離れますが、やはり自転車で通行する、走行するということの危険性をやはり、より広範に市民の皆さんに認識をしていただく必要があるということも、改めて関係者の間では一致した認識だったと報告を受けています。もちろん高校生だけではありませんが、私たち大人も含めて、自転車の走行のルールやマナーといったものを、ぜひもう一度、今回の事故を教訓として周知、徹底する、それをどのように行っていくかということを、学校現場や関係機関とも連携を図って検討していきたいと思います。

 それともう1点だけ、ヘルメットの着用が来年のおそらく4月から、道路交通法の改正の施行によって、全国民に努力義務になる予定ですので、今のこの、自転車を乗ることのルールやマナーの中に、ヘルメットの着用、万が一事故に遭ったときにも命や大怪我につながらないような、そうした視点もしっかり持って検討してまいりたいと思っています。

 

【記者】

 今、現地調査を受けた上で検討されていくというお答えがありました。実際に市としては、もう何らかの対策はするということでよろしいでしょうか。

 

【市長】

 何らかの対策というのが、その道路の表示を新たにやるかということになれば、まだそこまでの決定はしていません。

 

【記者】

 展望広場の関係に戻るのですが、今後の方向性については、まだいつまでにということができないというお話がありましたが、耐震不足となった部分の取り扱いについては、今年度末とか、何らかのいつまでにという見通しを持ってらっしゃるのでしょうか。

 

【市長】

 6月議会で方針が示せるように、今調整を進めているところです。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

皆さまのご意見をお聞かせください

お求めの情報が充分掲載されてましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現は分りやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?
Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

松本市AIチャットボット