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市長記者会見 令和3年(2021)9月28日

更新日:2021年9月28日更新 印刷ページ表示

市長記者会見資料(令和3年9月28日)[PDFファイル/2.64MB]

記者会見で使われた資料をまとめたものです。

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令和3年9月28日 市長定例記者会見

資料1 松本圏域と松本市の感染者の推移(7月1日以降)の画像
資料1 松本圏域と松本市の感染者の推移(7月1日以降)

【市長】
 新型コロナウイルスの感染状況ですが、直近1週間で確認された新規陽性者は11人ということで、前の週に比べて、半分以下に減少しました。11人という数字は、長野県の感染レベルでは、レベル2という状況となります。
 今日(9月28日)判明した陽性者は2人で、プレスリリースの資料の通りです。20代と40代、いずれも現時点では感染経路不明、軽症となっています。
 市立病院のコロナ病床ですが、今日(9月28日)時点での入院患者は2人という状況でして、来月(10月)1日から、現段階で37床になっているコロナ病床を16床に減少することにしています。抗体カクテル療法の専用病床6床につきましては、引き続き体制を維持します。

資料3 新型コロナウイルス感染者の状況の画像
資料3 新型コロナウイルス感染者の状況

 いわゆる第5波については収束をしたと認識をしていますが、この第5波のおよそ2カ月につきまして、改めて、年代、感染経路、療養場所についてまとめたグラフです。
 2カ月間での松本市内の新規陽性者は688人。この688人のうち、年代では、20代以下が49%とほぼ半数を占めています。また、60代以上につきましては5%という割合となっています。
 感染経路については、松本市内の濃厚接触者、接触者、いわゆる二次感染が49%と、ほぼ半数を占めています。
 療養場所については、宿泊療養及び自宅療養が全体の4分の3、75%を占めています。

資料4 松本市のワクチン接種率の画像1

資料4 松本市のワクチン接種率の画像2
資料4 松本市のワクチン接種率

 ワクチンの接種状況ですが、昨日(9月27日)現在で、予約率で見ますと、50代が85%を超えました。また、40代についても75%を超えています。30代、20代については60%台前半です。
 すでに2回完了した方は、60代の方は80%に達しています。50代についてもおよそ70%という状況で、市民全体を見たときには、2回目を完了した市民の割合は55%という状況です。
 これまでも申しあげていますが、松本市では、11月20日をめどに、2回の接種を、市民の80%程度の方々に完了していただけるように、今接種を行っていますし、また、まだ予約の済んでいない希望される市民の皆さんには、予約のお知らせを引き続きさせていただいていますので、とりわけ若い世代の方につきましては、さまざまな情報を勘案した上で、ぜひ接種に取り組んでいただければと考えています。

資料5 10月1日から「日常回復期」の画像
資料5 10月1日から「日常回復期」

 松本圏域がレベル2という状況になったこと、そしてあさって(9月30日)をもって、全国的に緊急事態宣言並びにまん延防止等重点措置が解除される見通しとなりましたことから、10月1日から、松本市においても日常回復期ということで、できるだけ通常の日常生活、経済活動を行っていただけるように、取り組んでいきたいと思っています。
 ただ、日常の感染防止措置につきましては、ワクチンをすでに接種された方々も含めて、続けていくことが重要だと考えています。引き続き、気を緩めずに感染対策には取り組んでいただきたいと思います。飛沫感染、エアロゾル感染、接触感染、こうした形での感染が、今の感染力の強い変異株においては起きるのだということは、引き続き意識していただくこと。また、会食につきましては、密な室内での人数、あるいは、長時間とならないように注意をしていただきたいと思います。
 都道府県をまたぐ訪問につきましては、県の示すガイドラインと同じですが、感染拡大地域、具体的には直近1週間の新規陽性者数が、人口10万人当たり15人を超える都道府県、現段階では、東京や首都圏のいくつかの都道府県はこれにあたりますが、できるだけ控えていただくということです。
 以上、コロナ、ワクチン関連について報告をさせていただきました。
 まず、コロナ、ワクチンについての質問をお受けいたします。

【記者】
 細かいことですが、市長が先ほどおっしゃった、80%の市民の接種が11月20日に完了というのは、ワクチン接種のできる12歳以上の80%なのか、それとも11歳以下も含めての全市民の8割なのでしょうか。

【市長】
 前者です。対象となる方というのは12歳以上ですから、その方々の中の希望する方については、全員に接種できるようにと。その希望する方々の一つの目安として、全世代を押しなべたときには、およそ80%程度と見込んでいるということです。

【記者】
 第5波は収束したという認識ですが、人流が抑えられたとは思うのですが、市長として、どうして収束につながったのか、専門家という意見ではないですが、どのように見てらっしゃいますか。

【市長】
 政府の専門家会議などでも、コロナの感染の波がどのように起きるかというのは、当初の指摘をされた要因だけでは必ずしもないといったような指摘もあります。つまり、人流の箍(たが)だけでは必ずしもない。それはある意味、コロナに限らず、さまざまな感染症や病気というものは、押しなべてもっと総合的な要因によるものだと考えられるということだと思います。今回でいえば、間違いなく高齢者の皆さんを中心としたワクチン接種が進んでいたこと、まだワクチン接種が行き届かない若い世代には、接種が広がりましたが、一方で、若い世代は、総体的には症状は重症化しないという全体状況の中で、さらに抗体カクテル療法の積極的な活用などによって、仮に感染しても、症状を軽く抑えて、そして日常生活への復帰を早めると。こういう、医療、療養体制が、松本圏域において、保健所を中心として、医療機関の皆さん、医師会の皆さんとともに体制を取れたということは、この収束の大きな要因であったと思います。急拡大するテンポと同じように、急速に収束にも向かったというのは、そうした要因が挙げられるのではないかと思います。
 その上で、波は繰り返すということでいえば、今後も年末に向けて、再び第6波といえるような状況は当然起きるものとして、想定をしておかなければいけないと思っています。そこに向けて、先ほども申しあげましたように、市民一人一人の皆さんの感染防止措置の継続ということで、全体的な感染の広がりを抑制していただくとともに、一定程度感染が広がっても、日常の医療に大きな影響が出ないような、今、宿泊療養施設の受け皿が非常にゆとりのあるものになりましたし、抗体カクテル療法をはじめ、全国的には新たな治療方法、治療薬ということの研究、さらには日常の利用ということも進み始めていますので、そうしたことを総合的に取り組むことで、波をできるだけ小さなものに抑え、前提として、社会活動、経済活動は、あまりブレーキをかけないで進めていくということを目指していきたいと思います。

【記者】
 収束に向かったのは、飲食店の休業の協力等もあったかと思うのですが、1カ月近く休業しており、飲食店の苦境等もあったと思うのですが、その辺の支援は年末に向けてどのように考えていますか。

【市長】
 昨日(9月27日)の議会で成立した補正予算においては、飲食店を含む松本市内の事業者の皆さんで、相対的に融資を受けていただいて、経営状況がなかなか厳しい方々に向けて、10万円の給付金というものを実施することといたしました。また、消費喚起策、あるいは宿泊の支援という部分での新たな政策も決定いたしました。そうした事業を柱として、また、新たな政権が11月の総選挙で成立しますが、政府の動向も見据えて、歩調を合わせて、必要な対策は迅速に打ち出せるよう準備をしていきたいと思っています。

 コロナ関連がよろしければ、それ以外のことで2点報告をさせていただきます。

 1点目は、立ち入り監査を行った動物取扱業者の関連です。

 松本市が引き取った21頭の犬については、希望される方々に譲渡ということを申しあげてきました。これについて具体的な日程が決まりましたので、お知らせをさせていただきます。
 個人の方への犬の譲渡については、来月(10月)1日の金曜日から11日まで、募集をさせていただきます。松本市保健所のホームページにお知らせを出して、1日から11日まで募集をさせていただきます。そして、締め切った後に、応募していただいた方々から、飼育の経験や家族構成などに鑑みて、申し込みが多数の場合は、50組を選ばさせていただきます。その上で、この方々に対しての説明会を、10月後半に開催させていただきます。そこで犬に関する法律、あるいは、病気に関する情報、しつけなどについて説明をさせていただいて、審査書類の作成や提出、さらには、個別の聞き取りなどを行って、最終的に書類の選考や、お試しという形での飼育を行っていただいた上で、譲渡という流れを考えています。
 改めて申しあげたいのが、この犬たちにつきましては、繁殖用として飼育をされてきたことから、これまで、基本的にはゲージの中で過ごしてきています。一般家庭のような、人との触れ合いというものもなく育ってきています。従って、この犬たちを買うということは、一般の方にとっては相当な覚悟が必要になること。また、引き取った際には、特別扱いすることなく、愛情を注いでいただきたいという思いを持って、ご理解をいただける方に譲渡をしたいと考えています。

資料6 松本市のふるさと納税が生まれ変わりますの画像
資料6 松本市のふるさと納税が生まれ変わります

 もう1点、ふるさと納税についてご報告させていただきます。
 これまで、松本市のふるさと納税制度につきましては、返礼品等もあくまで最低限に抑えて、積極的に取り組む必要はないという姿勢できたわけですが、私としては、既存の制度を活用する部分は最大限活用をして、寄付金の募集を増やしていくこと、さらには、特産品や、松本市ならではのサービスを全国にPRし、松本市のブランド力向上につなげるということから、ふるさと納税制度の抜本的な強化を図るということで準備を進めてきました。そして、来月(10月)1日から、この新しい体制でふるさと納税制度をスタートさせていただきます。一番は、返礼品につきまして、これまでは、例えば、農産物、あるいはその加工品、そうしたものを、最低限の1品や2、3品というようなことで、非常に少ない品目でした。具体的には、現行では24品だったメニューを、171品、およそ7倍に増やしています。その松本の特産品を、農産物から食品、さらには、楽器や工芸品といったことまで、それぞれ品目を多数そろえさせていただいたことや、地場のサービスとして、宿泊ギフト券や、旅行クーポン券といったものをそろえていますが、納税額に応じて、きめ細かく金額を設定して、こうしたサービスを利用していただきやすい状況を意識しました。
 また、城下町のロケーションで結婚式の写真撮影をしてもらうサービス、あるいは高齢者の見守り訪問のサービスといった、バラエティーに富んだ返礼品もそろえさせていただきました。
 こうした171品の返礼品、返礼サービスにつきまして、これまで一つのサイトからだった入口につきましても、新たに、楽天ふるさと納税というサイトも加えて、複数のサイトからアクセスをしていただけるようにしました。
 文字どおり、松本市のふるさと納税は生まれ変わって、10月1日からリスタートさせていただきます。
 私からは以上であります。

【記者】
 犬の関係でお伺いしたいのですが、事前に説明会などもあるということで、想定していたよりも、ただ譲渡するだけではないのだなという印象を受けたのですが、それは、犬たちに、今後どのように生活してもらいたいなど、どういう思いからそのようなやり方になったのでしょうか。

【市長】
 前回も申しあげたかもしれませんが、20頭を超える犬は、まず数が、長野県内の過去10年20年さかのぼっても、非常に珍しいレアケースです。この21頭という犬を譲渡するにあたっては、ある程度希望される方の数も多いでしょうし、それに応じた対応ということが一つございます。
 もう1点は、今回の事案が、立ち入り監査を行った際にも確認はできたことですが、かなりケアがまだ必要な犬が多く、この21頭は、特にそういう状況の中で松本市が引きとった犬です。先ほど申しあげたように、繁殖用として飼育されたということで、これまで人との触れ合いということもないというような事情もあり、できるだけ譲渡先ということについても、きめ細やかな配慮のもとに行う必要があると考えたからです。

【記者】
 先ほど市長が、希望者を締め切った後に飼育の経験や家族構成等鑑みてとおっしゃいましたが、飼育は経験したことのある方が優先されるということでしょうか。

【市長】
 それが全てではありませんが、そうしたことも要因の一つとして、総合的に聞き取りを行うなどして選定させていただこうということです。

【記者】
 通常、県の保健所等が保護犬の譲渡先を見つけるときに、犬種であったり写真であったりというのは、事前にホームページで公開されるケースがあると思うのですが、今回は犬種や写真は公開されるのでしょうか。

【市長】
 つまり、こういう犬ですよということを、21頭について事前に情報を伝えるというやり方をするかどうかということでしょうか。それは今のところ考えていません。

【記者】
 犬の件ですが、こちらの譲渡は個人を対象としたものということでよろしいでしょうか。

【市長】
 先ほど申しあげた譲渡の募集については、個人の方に対してのお知らせです。その上で、その他にも、これまでの活動実績があり、保健所に譲渡団体としての登録がある団体への譲渡をいうのも、合わせて検討をしていく方針です。

【記者】
 では、この21頭全てが個人に譲渡されるとは限らないということでしょうか。

【市長】
 結果的にそうならないこともあり得るということです。

【記者】
 今回の犬たちは、一般家庭のように人との触れ合いがなく育ってきた犬というお話があったのですが、そういった犬はなかなか家庭に慣れるのに時間がかかったりすることがあるので、覚悟が必要とおっしゃったということですか。

【市長】
 繁殖用として飼育をされたということは、生まれてから全くこのゲージから出て何らかの形でも人と触れ合うことがなかった犬ということですので、いろいろなケースがあると思いますが、いろいろなケースの中でも、一番人との接触の度合いというのが小さいケースの犬だという認識です。

【記者】
 前の会見のときに、二つある施設のうち、もう一方の施設には200頭弱犬がいるというお話がありましたが、それ以降、その施設の中にいる犬について、何か頭数の進展等ありますか。

【市長】
 先週土曜日(9月25日)に担当者が電話で確認した段階では、状況が変わっていないということでした。今週中に、改めて担当者が現場で状況を確認することに、相手側とはなっています。

【記者】
 21頭については、今現在の健康状態等はいかがですか。

【食品・生活衛生課長】
 21頭について、今の健康状態としては、まだ若干全て回復しているという状況ではありませんが、概ねひと月かけて、毎日毎日触れ合うことで、だいぶ人にも慣れてきていまして、また、ボランティアの方のご協力をいただいて、トリミング等もやらせていただきましたので、かなり衛生的にも良い状態にはなってきています。しかし、先天的な疾患を疑われる個体もありますので、そういった個体を引き受けていただくには、総合的にやはり市長が申しましたように、ある程度の覚悟といいますか、思いを持っていただかないといけないかなというところで、丁寧な対応をしていきたいと思っています。

【記者】
 ふるさと納税の関係ですが、今までの物品の数や寄付の金額を見ると、なかなか積極的にやってこなかったという、これは、自治体間の競争が過当でという制度そのものへの問題意識も背景にあったのかなと想像するのですが、今までがどういう考えで取り組んできて、今回、転換するということだと思うので、その理由について教えていただけますか。

【市長】
 まず転換の節目は市長の交代です。ですので、私は就任時から、ふるさと納税制度は、いろいろ返礼品の在り方に問題点がありますが、あるいは過去ありましたが、そうしたことの一定の是正も制度的には進む、さらには、少なくとも一つ一つの自治体として節度を持って行うということで、最大限利用すべきというのが私の就任時からの方針です。それに基づいて、実際に制度をどう変えていくかということで、今回のオペレーションが始まるまで、1年半かかったということです。前市政におけるこのスタンスは、先ほど少し申しあげました返礼品競争といった在り方が、本来の市政運営の在り方ではない。あるいは、税収を集める方法の適切さに鑑みて、妥当性を欠いているとの認識が前市長にあって、市役所としては、ふるさと納税というのは必要最低限に抑えるという大方針が、私の就任時の段階ではありました。

【記者】
 この方針を臥雲市長が変えられるということは、今の制度については、ある程度、地場産ですとか3割の規定があったりして、制度そのものの問題はなくなっているという認識がまずあるということでしょうか。

【市長】
 もちろんゼロかどうかは、そもそも、地方税の在り方とか、根本に立ち上った議論というものは、いろいろな観点からできると思いますが、現実に存在する制度であること、そしてその問題点は、かなり是正されているということ。そして、この税収を増やしていくという、一義的な目的の側面と、先ほども申しあげましたが、さまざまな手段はありますが、このふるさと納税制度というのも、松本のマチガラといいますか、松本にはどういう特産品があって、そして実はこれ品目よりもサービスという部分が、今のこの消費ということを考えても、モノからコトへというようにある中で、より多くの国民の皆さんに松本を知っていただき、そして松本を訪れていただいて、松本の消費喚起や、経済活性にもつなげていくということの手段として有効である。とりわけ、いろいろな自治体があるわけでありますが、松本という街の、農産品をはじめとした食品、さらには観光をはじめとした人へのサービスという部分は、さまざまな特色を出して、提供できる力が松本の事業所や民間の皆さんにはあると。これを最大限、官民連携して、PRをしていくということの有効な手段だと考えたからです。

【記者】
 返礼品は7倍になったということですが、寄付額の目標のようなものは市として設定するのでしょうか。

【市長】
 具体的には設定していません。ただ、これまでが2,000万円程度でしたでしょうか。少なくとも、出と入のバランスがとれるぐらいには最低限持っていくということは、この制度を活用する以上は一つの目安かなと思っています。

【記者】
 昨日(9月27日)の市議会9月定例会の本会議の閉会あいさつの関係で2点お伺いします。まず1点目、病院の関係ですが、市長のあいさつの中で、市立病院の移転を契機に、さまざまな都市機能を一体的に結びつけて、波田駅前を中心とするエリアが大勢でにぎわう、西部地域の生活拠点となるように準備を進めていくというお言葉がありましたが、一般質問の中でも議論ありまして、なるべく歩いて移動しやすいようにというようなお話もありました。具体的な検討は、病院の基本計画が定められた後ということですが、現時点で市長として波田駅前を具体的にどのようなハード整備をしたいと考えているのか、何か思い描いているイメージみたいなものがあればお願いします。

【市長】
 一般質問のときにお答えしたものが、それ以上でも以下でもありませんが、ご存知のように、現状でも、駅と波田におけるスーパーマーケットが至近距離にあって、道路を挟んで向かい側が波田中央運動公園ということですので、病院がそこに建設されれば、交通と商業と医療というものが一体的に利用していただく、そういう立地です。例えば、雨に触れないでそこを移動していただけるとか、病院に通われる世代というのは高齢者の方が多いでしょうから、足腰が不自由な方にとっても移動がスムーズにできるような、そういう動線を考えていくということがまず、今の波田駅前のエリアについてあります。それともう一つ、これも一般質問に対して答えた、この線路を挟んで北側ですかね、旧波田町役場、今の波田支所の建物が、線路とそして斜面の下にあります。ここがやはり交通と商業と医療とを一体的に行き来ができる、行政の地域拠点の強化をしていくという私たちの目指す行政機能が、より民間の施設とも、利用が便利になる状況をつくるということが、もう一つのポイントになると思っています。上高地線が間にありますので、それをどういう形で歩いて移動できるような状況をつくるかというのは、これから研究をしなければいけない、また、いろいろ乗り越えなければいけない課題もあると思っていますが、ぜひとも波田支所とも一体となるような、プランを考えていきたいと思います。そして波田支所側との行き来が、歩いて、そこで移動ができるようになれば、その先に、波田中学校、波田小学校が158号線沿いにありますので、子どもたちの行き来というのも、現状の、踏切を渡って駅に行くという状況を、いわば回避できるような、歩いて往来できる動線の確保ということは、このエリアにとって非常に大きな意義があるポイントだと思っています。

【記者】
 そういった工事、事業を行う完成時期というのは、新病院の開設がされる令和8年度後ぐらいになるのか、その辺のスケジュールはいかがでしょうか。

【市長】
 もちろん、これから研究をした結果、どの程度の規模の事業になるのかということに左右はされます。昨日(9月27日)も申しあげましたが、今のところ病院は、今から5年後の、令和8年度中の開設を目指していますので、一つの目安として、そうしたタイミングを意識して、整備を進めていければと思っています。

【記者】
 もう1点、県議会議員選挙の補欠選挙の関係にも触れられました。「市政で培った政治経験を生かして県政に新風を吹き込み、松本市民の課題解決に力を発揮してもらえたらと期待しています」という言葉でしたが、これは、現時点で、青木崇議員とか小林文議員の2人が立候補の意向を固めたという報道がありますが、この2人に向けたメッセージと捉えてよろしいでしょうか。

【市長】
 基本的にはそうです。昨日(9月27日)、小林議員からは、議会終了後に、立候補をするという旨の意向を直接お聞きいたしました。また、青木議員からも、非公式ではありますが、それよりも前に立候補の意向を聞いています。これは、前々回の記者会見でしたでしょうか、自民党の総裁選に絡んだ質問だったと思いますが、政治、あるいは政治家の新陳代謝、世代交代ということが、今、コロナショックということもあって、政治の役割が問い直されているからこそ、私は全国的にも、あるいは地方政治の現場でも、起きつつある、あるいは、そうした流れが進んでいくことが望ましいと考えています。また、青木議員、小林議員につきましては、この1年半私が就任以降、行政と議会という立場ではありますが、時に対峙(たいじ)をし、議論をしてきました。また、この1年半のさまざまな議案や、予算に当たりましても、全て賛成していただいて、つまり、今の松本市政に対しての理解ということもしていただいていると考えています。そうしたことを鑑みたときに、これまでの市政での経験を生かして、長野県政において、松本市民の立場を尊重するような政治行動を行ってもらう、そして、松本市政の課題解決に取り組んでもらうということが、私はプラスになることではないかと考えています。

【記者】
 新風を吹き込みという言葉がありましたが、その新風というのは、市長が今おっしゃったまさにその新陳代謝や世代交代といったニュアンスがここに込められているのでしょうか。

【市長】
 そうですね。

【秘書広報室】
 以上で市長定例会見を終わります。

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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