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市長記者会見 令和3年(2021)6月17日

更新日:2021年6月17日更新 印刷ページ表示

市長記者会見資料(令和3年6月17日)[PDFファイル/2.53MB]

記者会見で使われた資料をまとめたものです。

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感染者推移グラフ
資料1 松本圏域と松本市の感染者の推移(4月1日以降)

資料3 新型コロナウイルス陽性者属性の画像
資料3 新型コロナウイルス陽性者属性

【市長】
 まず、新型コロナウイルスの新規陽性者についてご報告します。本日判明した新規の陽性者は3名です。資料のとおり、お一人は50代の女性、施設職員の方。もう一人は40代の男性、会社員の方。そしてもう一人も会社員で30代の男性です。いずれも現時点では感染経路は不明ということで、重症度は軽症ということです。
 直近1週間の新規陽性者の数は19人ということで、20数人が続いていた状況からは少し減ったわけですが、ここへ来てまた下げ止まりとも言える状況となっております。先ほども申しましたが、今日の3名の方はいずれも感染経路不明ということで、このところ続いていたクラスターの発生は抑えることができている一方で、感染経路不明の方の割合が少し増えている状況です。

資料4 気を緩めずに感染対策の徹底をの画像
資料4 気を緩めずに感染対策の徹底を

 こうした状況ですので、改めて、気を緩めることができる状況ではないということは市民の皆さんに改めて自覚をしていただいて、基本的な感染対策の徹底を続けていただきたいと考えております。
 直近、昨日(6月16日)現在の新型コロナウイルスの高齢者の皆さんの接種状況ですが、1回目の接種が終わった方が2万983人ということで、接種率はちょうど30%ほどです。2回目の接種が終わっている方は6,027人ということで、接種率は8.6%となっております。
 まず新型コロナ関連についてのご質問をお受けいたします。

【記者】
 コロナの陽性者の事ですが、229例目の50代の施設職員の方ですが、どのような施設か差し支えない範囲で。

【保健所長】
 この方の施設は高齢者施設という形になります。感染可能期間での勤務歴もありますので、接触状況に関しては現在調査中です。

【記者】
 施設での大規模な検査の予定等は今ありますか。

【保健所長】
 ここに関係する利用者と、職員に関しては検査を実施したいと思いますが、数については現在精査中です。

【記者】
 ワクチンの関係ですが、昨日(6月16日)健康福祉部長からもお話を聞きましたが、市長として、現状、順調なのか、加速化しているのか、それともまだまだ足りないのかという、ワクチン接種の今の見解をお伺いします。

【市長】
 高齢者の皆さんへのワクチン接種については、政府が掲げている7月末というめどについては、ほぼ、そのめどがついたと申しあげておりますし、認識は変わっておりません。一部の方が8月に入るケースはあると思いますが、大きく遅れていることはございませんので、医療機関や医師会の皆様のご協力のもと、進められていると思っておりますし、日々、接種方法の改善というものが現場で行われて、そうしたことが、現段階で予定しているよりも少し前倒しに進むという可能性もあると思っております。
 これも前回も申しあげましたが、基礎自治体である市町村が責任を持って行う接種が中心ではあるわけですが、接種の加速化を国全体で進めるという中で、大都市で言えば非常に大きな企業が、今職域接種をどんどん行っております。この職域接種は、みずから産業医を抱えるような企業が行うことだけを必ずしも指しておらず、例えばですが商工会議所や、それぞれの産業別の組織といったところが主体になって、今の段階では千人程度ということを一つのめどとされておりますが、その単位で申請をすれば、ワクチンとそれにかかる費用は国費ですべて充当するということです。これが全国的には急速に広がりを見せておりますので、松本の場合は8月以降に本格化する64歳以下の一般の方々の接種を見据えてということになりますが、希望するところがあればぜひそれをやっていただけるように、サポートする部分はサポートしていきたいと思っております。
 1点、64歳以下の接種が始まって本格化していく段階で、当初、政府が掲げていたファイザー(製ワクチン)の供給量が何割か縮減する方向になっているという情報が入っております。その代わりにモデルナ(製ワクチン)はそれを補うだけの供給量があるという状況のようで、そのあたりも、ファイザーは1回目と2回目の間に3週間という間隔、モデルナの場合は4週間という間隔があるものですから、私達としてもこの64歳以下の接種計画、スケジュールを立てていく上で、そのあたりの動向、どうも流動的な部分がまだ残っておりますので、しっかりと情報収集して、遅滞なく64歳以下の接種に移っていけるようにと思っております。

【記者】
 一般接種はもう1カ月後ぐらいに始まるかと思うのですが、市としたら今、キャンセル待ちで高齢者施設の180人が登録しているということですが、その他保育士、学校職員、あと市民と接触のある市の職員とか、その辺の接種を市長としたらどのように考えていらっしゃいますか。

【市長】
 キャンセル待ちの優先順位はご報告申しあげて、今それはそれにのっとって行っておりますが、この後64歳以下の接種に入っていったときに、今の段階での松本市の考え方としては、まず、ある程度の分類で年齢の高い方からということが基本にあります。その上で、キャンセル待ちで優先的だと位置付けている方々、あるいはもう少し広く、業種の中でもより感染リスクをワクチン接種によって抑えることが効果的で、必要性の高いと思われる業種を優先的に行うことも検討をしているところです。
 具体的にまだ結論を出すには至っておりませんが、市が主体になるもの以外にも職域接種も行われておりますので、そうしたものも組み合わせながら、必要性の高い方が柔軟に接種を受けられるような工夫も必要だと考えています。
 コロナの関連、ワクチンの関連いかがでしょうか。

 それでは続きまして、東京2020パラリンピックのフランスのパラサイクリングチームの事前キャンプについてご報告を申しあげます。

資料5 フランスパラサイクリングチーム事前キャンプの画像
資料5 フランスパラサイクリングチーム事前キャンプ

 これは、令和元年の11月にフランスのパラサイクリングチームから打診を受け、これまでその方向で進めてきたものです。そして今月1日に、ビデオ会議でフランスパラリンピック委員会と、松本市とで改めて意向の確認を行って、事前キャンプにチームが来る、そして松本市として受け入れるということを確認させていただきました。
 人数は、選手11人、関係者9人の合わせて20人で、トラックとロードに種目が分かれており、トラック選手が8人。ロード選手が3人という陣容です。

資料6 滞在日程(予定)の画像
資料6 滞在日程(予定)

 松本での滞在予定ですが、8月15日から、トラック競技については6日間、ロード競技については12日間松本に滞在をしてトレーニングをするということです。宿泊先は松本市内のホテル、練習会場は、トラックが美鈴湖自転車競技場、ロードについては松本市内のロードの走行していただけるところを今調整をしているところです。
 選手団のコロナ対策については、昨日(6月16日)の市議会議案質疑の中で説明したとおりですが、選手団は入国前にワクチン接種を全員が完了して、入国直後にも空港内でPCR検査を実施する。そして、滞在中は毎日唾液によるPCR検査を行うということです。宿泊先では、一般のお客様との接触を避けるために従業員用の導線を使用し、宿泊先と練習会場は専用車で移動するということです。
 また、受け入れにあたる市の職員も含めた関係者は、同じように毎日唾液によるPCR検査を実施するとともに、松本市においてのワクチン接種を行う際に優先的に接種を行ってもらうよう、検討しているところです。
 市民との接点については、従来のような交流の場ということが難しい状況ですので、美鈴湖自転車競技場で公開練習が行われるといった場合には、観戦していただけるような調整をしております。また、リモートによる何らかの市民と選手団との交流も検討をしているところです。
 フランスはご存知のように、ツールドフランスで有名な自転車大国です。松本市としても、この日常の使用と共に、レジャー、スポーツという観点でも、自転車の先進的な都市を掲げていこうとしているところです。また、このパラリンピックの事前キャンプということでより市民の皆さんに、まちのユニバーサルデザインということへの意識を、高めていただける機会にもなるのではないかと考えております。
 以上、私から、フランスパラサイクリングチームの事前キャンプについてご説明を申しあげました。その他、ご質問あればお受けいたしますのでよろしくお願いいたします。

【記者】
 議会で話題になっていることをいくつかお伺いします。松本城南西外堀の復元について、一般質問で市長から、平成31年4月の土壌汚染対策法の改正、それから汚染土壌処理業に関する省令の改正施行によって処理費が発生せずに済むようになり、復元できる方法が見つかったというお話がありましたが、市長として今後復元への見通しをどの程度楽観的に見てらっしゃるのか、まだ文化庁の協議ですとか、公共事業で、汚染土壌を運び出す先の確保ですとか、いろいろそういったテクニカル的な課題もあるかとは思うのですが、そのあたりの今後の見通しを市長はどう見ているのかということをお伺いしたいです。

【市長】
 楽観はしておりません。もちろん難しい課題はまだまだ残っていると思っております。その上で、昨日の一般質問でもお答えしましたが、事実上棚上げせざるを得ないという、平面整備方式に進まなくていい状態にはなったと思っております。しかもそれは方法として、非常にまだ不透明でいくつもやり方があることから絞り込んでいかなければいけないという状況から一歩前に進んで、先ほどご指摘のあった方法に絞って、具体的な課題を一つ一つ解決していくという状況になったという認識です。
 一度、水をたたえた堀を棚上げして平面整備にするということを文化庁側にも伝えて、その前提で調整を前市政で進めた経緯がございます。ですので、文化庁側としても、もう一度その方針を戻すということについてはさまざまな点でしっかり説明をということになると認識しており、来年中に、用地取得を終えたいとしておりますので、少なくともその段階までには、一つ一つの課題をすべてクリアして事業を推進していけるようにしたいと考えております。

【記者】
 関連して、今後のスケジュール、発掘調査に大体4年かかるという話なのですが、大体工事着手はいつごろになりそうかということが1点と、一般質問の答弁の中で、事実上汚染土壌を撤去せずに復元する方法があるとおっしゃっていて、撤去せずにというのは、工事現場に汚染土壌は運び出さなければいけないかと思うのですが、そういう意味合いではなくて、その辺のニュアンスがわからなかったものですから、そこら辺をお願いします。

【市長】
 私としては、撤去という言葉を、「汚染土壌を処理できるところまで運び出してしっかり処理して、そこには当然多額の費用がかかるということ」と、行政内部でも議会やメディアでも呼んでいたということ、市民の皆さんもそのことをまず前提として考えるという意味で、そういうことは事実上行わなくて良くなるという趣旨で申しあげたところです。ですので、今ご指摘があったように、どこかには公共事業の構造物の盛り土などに使うために運び出すという行為はありますので、正確な表現を使えば、撤去をしないというのは事実上ということで、比喩的に表現をさせていただいたということでご理解いただければと思っております。
 またその先のスケジュールについては今こうだということは差し控えたいと思います。まずこの現状を打開して、来年度までに方法を確固たるものに文化庁との協議でする、そのことに全力をあげたいと思っております。

【記者】
 アルプス公園のオートキャンプ場整備についてお伺いします。午前中に建設環境委員会があり、周辺住民から出された、地元への説明、環境への影響調査を行ってくださいという陳情が採択になりました。前回の市長会見のときに、できれば9月議会に予算を出したいというようなお考えを示していますが、当初の計画通り、約1ヘクタールの区画に30区画を設けて、9月議会に提出したいという方針には変わりはないでしょうか。

【市長】
 変わりありません。今日の採択された陳情は、公平性を保った住民への説明会を行うこと。そして、環境アセスでは必ずしもなくても、独自の環境への調査というものを行うこと。これが採択をされたと報告を受けております。ですので、まずは地元4町会ございますので、6月の下旬から7月の上旬にかけて住民説明会を行わせていただきます。また独自の調査についても、環境の専門家の方に調査を行っていただけるよう準備を進めたいと思っております。9月の議会にもう一度提案することを目指して、それまでには議会にもスケジュールを報告させていただきながら進めさせていただきたいと思っております。
 もう1点、このアルプス公園のキャンプ場に結果的に今焦点があたる形になっておりますが、もともと2月の議会に予算を提出した際に、キャンプ場の話ともう一つ、当時、サウンディング調査という呼称になっていましたが、アルプス公園の北側の拡張部分についての用途、あるいはこれからの整備のあり方を研究する必要があるという認識もあわせて持っておりました。今回、この9月に向けても、私たちとしては、この二つの柱を考えて取り組んでいきたいと思っております。
 アルプス公園の北側の拡張事業は、有賀元市長の時代になりますが、平成10年にスタートして、菅谷前市長のもとで、平成19年に拡張した北側が開園しております。このエリアは、当時、人と自然の共生を目指す里山の研究、また、地域特有の自然と活動の場の整備といったことを掲げて、できれば市民参加による公園の整備運営も目指されておりました。ただ、その後前市長の下で必ずしもこの方向で進んでいないという形になっているというご指摘も受けており、今回、このキャンプ場の問題にあたって、今日の陳情をされた方々も、このアルプス公園の北側について進めようとしている在り方と同様の要望といいますか、ご指摘もいただいているという認識をしておりますので、アルプス公園全体としてどのようなエリアごとの特色に応じた整備を進めていくのか。先ほど2本柱と申しましたが、今、旧まきば山荘跡地で計画をしようとしているキャンプ場と、平成19年に拡張した北側の広大なエリア、この二つの整備をこれからやっていくという方向性を、市民の皆さん、地元の皆さんには説明をさせていただきたいと思っております。

【記者】
 拡張部分について、市民参加による整備運営というところをてこ入れする何らかの具体的な提案を行う、あるいはアルプス公園全体の整備計画を見直すということなのか、どちらなのでしょうか。

【市長】
 今言った2点が非常にポイントだと思っておりますので、キャンプ場は具体的に私たちが、ここでこういうことをしたらどうかという提案をすでにしております。北側の整備については、かつて前市政の時代に市民参加のもとの協議を行い、市民が運営にあたるような方向性ということができないかという検討があったという経緯がございます。ですので、そうしたことの可能性を、メンバーとか協議会の在り方はまだこれから詰めが必要ですが、改めて、専門家の皆さん、市民の皆さんに考えていただきながら、探っていきたいと思っています。

【記者】
 議会関係で、確認を1点させていただきたいのですが、美ヶ原の関係ですが、台上の道路についての一般質問、やりとりがありましたが、市長の認識としては、環境に影響するようなガソリンのような車が通行するということは好ましくないという認識でいらっしゃるのか。

【市長】
 ガソリンのような車という表現もあれですが、そもそも、ホンダも2040年には脱ガソリンということを掲げていたり、急速にEVシフトは日本でも進もうとしておりますので、今われわれがイメージするガソリン車というのがそもそも10年後どのぐらいまだその比率にあるのかということもございます。
 私が申しあげたのは、かなり通常車両が通るような道路整備を、これから美ヶ原の台上に行うことが果たして地元にとって、あるいは松本市全体にとって必要性の高いことなのだろうか、ということをまずしっかり考える必要があると思っております。
 もちろんそれは大前提として環境との調和ということの上に立ってですが、そう考えたときに、議会でも申しあげましたが、単にビーナスラインの延長で通過をしていくだけで、結果的に浅間温泉や美ヶ原温泉にまで人が降りてくるような状況になるのかどうかとか、あるいは、本来台上は家族連れや高齢者など、幅広い世代が楽しんでいただけるような施設整備は、私は必要だと思っているのですが、施設整備といったときには従来の一般車両通行の道路ということの発想に、あまり立つ必要がないのではないかというのが今の私の認識です。それを、自転車や、e-Bike(高性能電動アシスト付スポーツ自転車)で移動できるような路面整備、あるいは、環境負荷の少ない、新たなモビリティの整備といったことを事例として挙げさせていただいて、今後本年度中に美ヶ原高原再生計画の策定も取り組んでいきたいと思っておりますので、基本的にはそうした方向で考えていきたいと思っています。

【記者】
 アルプス公園の関係で、北側の拡張エリアをどうしていくかというものについては、最短で9月議会に提案するものの中に、ある程度ビジョンというか考え方を盛り込んでいくのですか。

【市長】
 こういう整備をやりますというのをこれから2カ月ぐらいで決めるということにはならないと思っていますので、こういう方々とかこういう協議会を作ってそのことを検討しましょうとか、そのための必要な予算をということが念頭にはございますが、まだこれも具体的に詰めるところには至っておりませんので、住民の皆様への説明会や、広く、かつて拡張整備のときに取り組まれた専門家の方々のご意見を聞きながら、9月の段階で、どういうことを提起していくかということは詰めていきたいと思っております。

【秘書広報室】
 以上で市長定例会見を終わります。

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。このページのトップに戻る

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