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市長記者会見 令和2年(2020)6月30日

更新日:2020年6月30日更新 印刷ページ表示

会見資料

記者会見で使われた資料をまとめたものです。

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令和2年6月30日 市長定例記者会見

【市長】
 私からは4点ご報告させていただきます。
 まず一つは、松本市消費応援キャンペーン事業についてです。すでにいろいろな場所で発表されている部分とも重なりますが、松本プレミアム商品券事業として、発行総額22億1,000万円、プレミアム率30%ということで、新型コロナウイルスからの消費喚起、経済活性に向けた事業として取り組ませていただきます。

松本プレミアム商品券事業画像
資料1 松本プレミアム商品券事業

 これまでも類似の商品券発行事業は松本市で行われてきましたが、プレミアム率30%という率、総額含めて、過去最大規模の商品券という位置付けです。
 応募方法については、これまでの期日を定めてそこに来ていただくという方式が、できるだけ大勢の方々に参加していただくことの妨げになっていたという理由から、今回は往復はがきによる事前申し込みというやり方に変えさせていただきました。
 もう一つ、キャッシュレス決済ポイント還元事業ということで、スマートフォン等の決済サービスPayPayとの連携で、こちらも支払い額の30%ポイント還元ということで、消費喚起に向けた取り組みを行わせていただきます。

キャッシュレス決済ポイント還元事業資料画像
資料2 キャッシュレス決済ポイント還元事業

 参加店舗は3,000店舗を見込んでおり、今さまざまな呼びかけを商工会議所など、官民連携の実行委員会のもとで進めさせていただいています。消費規模は約20億円を想定しています。
 また、これは当面の新型コロナウイルス対策はもちろんですが、将来的に松本において、キャッシュレス決済、QRコード決済といったものを市民の皆さん、事業者の皆さんに普及していくための位置付けというものも、私としては、考えさせていただいたところです。

 次に2点目ですが、タウンスニーカー北コースのダイヤを元に戻させていただきます。
 これは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて縮小していた市内のバス路線を復旧させていただいていたわけですが、最後に残っていたタウンスニーカー北コースも、ダイヤを元に戻すということです。日時は7月4日、土曜日からということになります。
 ちなみに、北コースの利用者数ですが、6月の第3週現在で、前年度比で38%というところまで戻っています。改めて、すべてのバス路線が通常ダイヤに戻ることになります。松本市としても、安心安全にバスに乗車していただくための取り組みを、この機に合わせて行いたいと思っています。

資料3 バス利用促進キャンペーン・安心してバスにご乗車いただくための取り組みの画像
資料3 バス利用促進キャンペーン・安心してバスにご乗車いただくための取り組み

 こちらにお示しをさせていただきましたが、バスに乗るときの注意、体調が優れないときは控えていただく、マスクを着用する、会話を控えるといったことを徹底していただくとともに、バス運行側としては、約5分で車内の空気が入れ替わる換気や、消毒液の設置などを徹底していくことで、マスクをつけて安心安全にバスを利用していただきたいということを、松本市のホームページやSNS、バスの車内を通じて市民の皆さんに呼びかけさせていただきたいと思っています。

 3点目ですが、松本市で、UIターン、あるいは移住を希望する皆様に向けたPR動画を作成しました。まず、ダイジェスト版ですが、1分あまりのものを見ていただきたいと思います。

 「松本で暮らしてみない?」というタイトルのPR動画です。今日すでに午前10時からオンラインミーティングの形で、就職、移住に対する就活セミナーを行っていますが、そうした場や、さまざまな機会を通じて、松本市内外、特に県外にいる方々にも見ていただいて、松本への就職や、移住へのきっかけづくりにさせていただきたいと思っています。
 ちなみに松本市への移住者の数ですが、令和元年度で、これは行政サポートによる移住という意味ですが、42世帯が松本市に移住をしていただいています。これは平成30年度に比べると、2.3倍という数です。それに合わせて、移住相談を行っているわけですが、移住相談も令和元年度で492件。平成30年度に比べれば、64%増ということで、松本市への移住の関心、実績も上向きになってきたわけです。
 ただ、そうした中で、今回の新型コロナウイルスの問題を受けて、令和2年度、4月以降、これまでの相談件数は、前年度に比べて半減していて、58件となっています。これは、本来であれば、首都圏でのセミナーに参加していただいた方などが、前年までは含まれていたわけですが、そうしたことを行うことが物理的にできなかったという影響が大きいわけです。
 私としては、この新型コロナウイルスのこうした状況で、これからIターンUターン、移住といった方々の目は、松本に向いてくると考えています。ぜひとも、今回のこのPR動画などを通じて、これからウィズコロナ、ウィズウイルスと言われる時代に松本で暮らすことの意義を内外の皆様に広く伝えていきたいと思っています。

 最後、4点目ですが、松枯れ対策を踏まえた中長期的な森林の保全、活用に向けた、諮問会議についてのご報告です。かねて申しあげてきた森林関係者などの専門家による会議を7月20日の月曜日に、第1回を開催することとしました。
そして、そのメンバーですが、お手元にありますように、7人の方を委員としてお願いしました。

1番目にあります、黒田慶子さん。神戸大学の教授ですが、松枯れ問題においては、日本でも第一人者とされる方です。全国的に、さまざまな松枯れの実態把握と対策に取り組んでこられました。そうした立場からの議論・提言をいただけたらと思っています。
 また、原薫さん、一般社団法人ソマミチの代表理事ですが、松本市内で林業会社の代表を務める一方で、ソマミチという6次産業化を目指した団体の代表を務められ、さまざまな角度から山づくりに取り組んでおられる方です。
 このほか、戸田堅一郎さんは、長野県林業総合センター、防災の専門家という立場から参加していただきます。
 また、今回の問題の一番の発端であります、四賀地区の松枯れについて最もこれまで中心的に取り組んでこられた、四賀地区町会連合会会長の大澤好市さんにも参加していただきます。来年3月までに検討結果を提言としてまとめていただくようにお願いをしたいと思っています。
 以上、私からの報告です。

【記者】
 キャッシュレス決済ポイント還元事業のことでお伺いしたいのですが、PayPayに決まった経緯をご説明していただけますか。

【市長】
 松本市内、特に駅前を中心とした飲食業者の中で導入している事業者が関連サービスの中で最も多かったということ。そして現時点では、このキャンペーンを予定している期間中は、事業者負担がゼロで行えるということ。この二つが理由です。

【記者】
 具体的な数字を教えてください。

【市長】
 後で事務方から報告させます。

【記者】
 他の事業者は、特に検討しなかったということですか。

【市長】
 いえ、比較衡量した上です。

【記者】
 プレミアム商品券に関してですが、過去にも各自治体で同様の販売があり、各地でトラブルが結構起きていました。例えば販売するにあたって1世帯何人と規定しているにもかかわらず、世帯以上の人数を購入するという疑いがあったりなどです。今回の販売にあたって公金を投入するわけですが、販売の公平性をいかにして担保していくのか、何か考えがあれば聞かせてください。

【市長】
 まず、購入限度を1人5セットにするということ。そして、先ほど申しあげた往復はがきによる事前の申し込みにしたということ。その上で、申し込みを受けた段階で住所や名前を突合精査し、1人5セット以上にならないような手だてを取るということです。100%かどうかということになれば漏れが出てくる可能性がありますが、現段階ではそうしたことで取り得る公平公正に取り組もうということです。

【記者】
 森林再生検討会議のメンバーについてですが、専門の方々がいる中で、今回地元の大澤好市さんが入っています。この方は一貫して、空中散布をして欲しいという立場を取ってこられました。改めて大澤さんをメンバーに入れたことへの思いはいかがでしょうか。

【市長】
 先ほども申しあげましたが、松本市全域あるいは中長期的な森林再生を目指した会議である一方で、まずは四賀の松枯れ対策に来年以降取り組んでいくということも、もう一つの柱といいますか、入り口です。四賀の状況について、一番精通している方はどなたかということを改めて検討して、大澤さんにお願いをさせていただきました。もちろん、さまざまな立場で四賀の松枯れに関わってきた方は他にもいらっしゃるわけですが、この7年間、空中散布という方法ではありましたが、松枯れの実態をつぶさに見てこられたお1人であるということは、他の方々の話を聞いても私の認識と一致をしていたものですから、大澤さんということにさせていただきました。そして、空中散布の是、非については、基本的な見解が私と異なる部分もありますが、この7人の委員全体の中での議論を進めさせていただく中で、大澤さんの立場にも意見を表明、見解を示していただきながら、また一方で、私もこれまでも大澤さんと何度かお話しましたが、本当に求めていることは、四賀の松林あるいは山林の保全再生ということであって、それに代わる手段があるのであれば、空中散布にこだわるものではないとおっしゃられていますので、そうした面で、委員の皆様の中で、有意義な議論が行われるものだと期待をしています。

【記者】
 7名のメンバーの人選ですが、このメンバーを選ぶにあたって、市長がどのような形で関与していたのかを確認させてください。

【市長】
 基本的には私がさまざまな方と連絡を取りながら、人選を進めさせていただきました。

【記者】
 今日(6月30日)も午前中7月補正予算の査定があったかと思うのですが、7月臨時会に提案される中身を話せる範囲で教えていただきたいのと、結果的にだと思うのですが、毎月議会を招集するというペースになっていますが、今後も、今の市長の考えだとそういうペースでいきそうなのかどうか。

【市長】
 まず7月臨時会については、これから議長に正式にお願いをしなければいけない立場ですので、現段階で確定していることではありません。その上で、検討を進めさせていただいている補正予算案の柱となるのは、新型コロナウイルス対応です。内容については、今まで国の支援策の枠組みが断続的に示されてきて、そして直近でも国の6月補正予算がありました。それによって生まれた隙間、あるいはこぼれ落ちてしまうような方々への市独自の対応が一つです。もう一つは、教育関係、エアコンの設置がこの夏に間に合わなかったことに伴う代わりの暑さ対策であり、そしてこのエアコンの設置の遅れということの轍(てつ)を、今度は、GIGAスクール構想で踏まないためのオンライン学習、これは国策として前倒しで今進められようとしていますが、来年度頭からそうしたものがしっかり進められるための予算措置を、この7月ではお願いをできないかと考えています。その上で、4月以降、4月、5月、6月、7月と4カ月続けてのお願いということになった場合でも、これはあくまで新型コロナウイルス対応という緊急避難的な事態のもとでのことだと考えていますし、議会の皆様にもご理解をいただければと思っています。四半期ごと定例会があるということを基本に、議案の提案や審議の在り方は、これからも続けていかなければいけないと思っています。

【記者】
 昨日(6月29日)の芸術文化振興財団の評議員会・理事会で青山織人さんが理事長に選ばれました。市長が推薦をされたのでしょうか。

【市長】
 推薦というか、前任者がご存じのように坪田前副市長です。坪田前副市長が退任をされるという意向を示されて、その後任をどうするかということの検討に入りました。この財団の人事は、最終的には評議員会での表決ということになるわけです。その前段としては、理事の中から理事長を互選するという手続きとなっています。理事は誰によって構成されているかというと、この財団の理事は、前の体制でいうと理事長が副市長、他の理事はすべて市の職員で構成されていました。ですので、市の職員の中から誰かということにもいきませんし、私のところに市長どうしますかという相談がありました。
 私としては、この財団の在り方を考えたときに、直営で五つの芸術文化施設を管理、運営するということではないのであれば、市の幹部職員が理事長になるという形よりは、市民目線を反映させる民間の方々の中から選任することが好ましいのではないかと考えました。そうした中で、ハーモニーメイトの会長、SKF(サイトウ・キネン・フェスティバル)の松本ボランティア協会の会長などを務められていた青山織人さんに、私の方から白羽の矢を立てさせていただきました。そうした経緯です。

【記者】
 市長選で市長の選対(選挙対策)本部長をやられたということで、論功行賞ではないかということも聞こえてきていますが、それに対して何か一言コメントがあればお願いします。

【市長】
 人事はすべて結果だと思っています。今回、市民目線を反映した財団運営ということを行っていただけるという意味で、私としては適材適所の人材だということで提起をさせていただきました。情報公開と事後評価ということについて、ぜひ、この財団の運営についても進めていただければと思っています。

【記者】
 今の質問に合わせてお伺いしたいのですが、青山織人さんが良いのではないかと白羽の矢を立てたということで、現状の財団の在り方、文化施設の管理運営の在り方に課題があると考えていらっしゃるからこその人選だと思います。市長の言葉で、その辺りどういう効果を期待して人選されたのかということをお伺いしたいのと、文化施設の管理運営をされるということで民間の視点は入れていると思うのですが、アートマネジメントの専門家ではないと思います。その辺りはどう考えていらっしゃるのかお伺いします。

【市長】
 先ほどの繰り返しになります。市民目線の反映、そして情報公開と事後評価を今まで十分にできていなかったのではないかという問題意識での人選です。専門家としての知見という部分、まずは役所の副市長をはじめとした体制から一歩前に踏み出すという意味での人選です。

【記者】
 7月補正予算の関係で少し確認ですが、先ほど教育関係、エアコン設置が夏までに間に合わなかったということで言及がありました。これは今、教育委員会の方で検討しているミストシャワーとか、暑さ対策の関連経費も計上するということでしょうか。

【市長】
 先ほどそのように申しあげたと思います。

【記者】
 保護者の方々にとって、夏の暑さ対策には非常に関心が高まっていて、松本市でなぜこんなに遅いのだろうかというような指摘や、本当に対策が間に合うのかというようなところで、厳しい目線が向けられています。エアコン設置が間に合わなかったことに対する関連の対策経費というのは、例えば6月補正予算であったり、より前倒しで計上していくことはなぜできなかったのでしょうか。

【市長】
 前倒しで取り組んだつもりですが、それが十分でなかったというご指摘であれば、真摯に受けとめなければいけないと思います。

【広報課長】
 以上で市長定例記者会見を終わります。このページのトップに戻る

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