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市長記者会見 令和4年(2022)3月23日

更新日:2022年3月23日更新 印刷ページ表示

令和4年3月23日 市長定例記者会見

 

 

新型コロナ 新規陽性者数

【資料1 新型コロナ“第6波”の新規陽性者数】

【資料2 新型コロナウイルス感染症の陽性者発生状況等について】 [PDFファイル/438KB]

新型コロナ 1週間の新規陽性者数の推移

【資料3 新型コロナウイルス 直近1週間の新規陽性者数の推移】

 

【市長】

まず新型コロナウイルスの感染状況からご報告します。本日(3月23日)判明した新規陽性者は68人であります。この中で1件、集団感染事例が判明しております。松本市内の児童福祉施設におきまして、医療機関を受診あるいは当該施設の調査により、今日までに合わせて10人の陽性者が判明しております。このうち2人が施設の職員、8人が児童でありまして、1人は市外の方ということであります。また68人の個別事例の補足として申しあげますと、年代は10歳未満から70代、同居外での接触が16人、同居での接触が30人、県外滞在歴のある方が1人、感染経路不明の方が18人となっております。症状別では、軽症が62人、無症状者が6人になっております。

直近1週間の新規陽性者は307人を数えておりまして、その前の週に比べて1.4倍と増加をいたしております。こちらのグラフで見ても、再び右肩上がりの曲線を描いている状況でございます。

 

BA.2系統

【資料4 BA.2系統の特徴】

 

こうした中で松本市においては、1月以降、陽性例のうち50例についてこれまでゲノム分析を実施してまいりました。そのうちの1例につきまして、いわゆるBA.2系統であることが判明いたしましたので報告をいたします。松本市においてのBA.2系統の判明は初めてとなります。

BA.2系統は、オミクロン株の中でBA.1系統から派生した株と位置付けられており、国内においても徐々に増加傾向にあります。東京都においては、ゲノム検査が行われたもののうち、およそ2割がBA.2系統と報告されております。

今後オミクロン株の中での、BA.1系統からBA.2系統への置き換わりが進む可能性が高いと推測をされております。

このBA.2系統の特徴を3点申しあげます。まず、感染力、感染性という点におきましては、1人の方が感染した場合に、そのあとの期間にわたり何人の方に感染をさせることになるのかという実効再生産数では、BA.2系統はBA.1系統よりおよそ1.2倍であることが報告をされ、BA.1系統よりも感染性が高い可能性が示唆されております。2点目の重症化リスクにつきましては、現在のところBA.1系統と比較をして重症化リスク、死亡化リスクが増加するという報告はございません。引き続きの治験の集積が必要とされている状況です。3点目のワクチンの効果につきましては、BA.1系統のオミクロン株において、これまでアメリカの研究報告では、3回目の接種を済ませた後で見ますと、感染を予防する効果がおよそ7割、そして重症化を予防する効果が99.2%と報告をされております。BA.1系統のワクチンの効果と同等の効果がBA.2系統に対してもあるということが、現段階では示唆されているところでございます。今申しあげたような3つの特徴を持つBA.2系統の置き換わり、今月(3月)から来月(4月)にかけて、人の移動が盛んになり歓送迎会等のイベントも多い時期に重なるということで、陽性者が増加傾向に入っていくということが懸念されております。

先ほども申しあげましたように、3月中旬以降の1週間あたりの陽性者数は増加傾向を見せております。要因は、10代以下の低年齢層の陽性者が多いという状況に加えまして、知人との会食などにより、20代から30代の陽性者が増加しつつあるという傾向が見受けられます。市民の皆さんには引き続き基本的な感染対策の徹底をお願いするものであります。飲食の場面においての感染対策の徹底、また県外に滞在する際の感染対策の徹底を改めてお願いしたいと思っております。またBA.2系統に対しましても、ワクチンの効果が期待をされますので、対象となる方には是非とも早期の接種を積極的にお願いしたいと思っております。

 

コロナ病床 利用率

【資料5 コロナ病床の実質病床利用率】

 

昨日(3月22日)現在、コロナ病床の利用率につきまして、長野県そして松本圏域とも低下を続けておりまして、新規陽性者は確認をされておりますが、重症化リスクの高い年齢層の方の感染は少なくとどまっていることなどから、病床使用率は、低い水準が続いております。こうした状況を受け松本市立病院は、今週25日から現在まで37床のコロナ病床の体制をとってまいりましたが、16床に減らしての対応に移行いたします。

 

接種率と予約中の合計

【資料6 新型コロナワクチン 3回目接種 接種済と予約中の合計】

週単位の予約状況

【資料7 新型コロナワクチン 3回目接種 週単位の予約状況】

 

3回目接種の状況について申しあげますと、2回目まで接種が完了した65歳以上の方のうちの87.5%に接種を済ませていただいております。また60代前半の方につきましても9割の方に接種券を交付し、そのうち4分の3近くの方に接種を済ませていただいております。50代以下につきましては、まだ接種券の送付はこれからという方もいらっしゃいます。すでに送付をしていただいた方の中で接種を済ませた方は、5割前後という状況でございます。先ほど申しあげましたように、3月末から4月の初めにかけて移動の機会が増える、新規陽性者の数の増加傾向に入ると同時に、BA.2系統への置き換わりも進むことを見据えまして、ぜひとも接種できるタイミングに来た皆さんには、ワクチンの接種をお願いしたいと思っております。

今週の予約状況を見ますと、松本市のものもまだ2割あまり余裕がございますし、県の接種についてはまだほとんど埋まっておりません。また来週は、松本市の接種についてまだまだ空きがございますので、ぜひとも接種券が届いた方には速やかな接種をお願いしたいと思っております。

 

小児ワクチン 接種予約状況

【資料8 新型コロナワクチン 小児(5歳から11歳)接種予約状況】

 

また5歳から11歳のお子さんに対しての任意のワクチン接種でありますけれども、昨日現在の接種率は、およそ1万5,000人の対象者に対して10%あまりとなっております。年代が上に行くに従って接種の予約をしていただいている方の割合が増えております。1回目の接種は昨日から4月17日までを予定しておりますが、今のところ個別接種で3割、また集団接種も2割予約枠に空きがございます。ご家族で接種の必要性を感じた方には、こちらを利用して接種を済ませていただければと思っております。

私からまずコロナ、そしてワクチンについてご報告させていただきました。

 

 

【記者】

ここ最近感染状況の上下動がかなり多い状況ですが、1週間単位というのはもちろん理解しているのですが、今日の68人という数字を見て、移動がある3連休があった中だと市長の見解とすれば今後まだ増えていく、第7波というわけではないですが、第6波がまたぶり返すような雰囲気は見られますか。

 

【市長】

先ほど見ていただいたグラフの傾向が出ているということであります。当然でありますが、人の動きが活発になり、そして飲食の機会なども増えていけば、一定の感染者がまだ出る状況だということは、社会全体としても認識をしていると思います。特に3回目のワクチン接種につきましても、重症化リスクの高い方から進め高齢者の皆さんの接種はほぼ終わっております。社会生活や経済活動の両立を果たしていくということでいけば、感染はしても重症化をしない、感染はしても医療機関にはかからないで済むという状況をどう作っていくかということだと思います。今のところ少し増加傾向にはありますが、人の移動が多い時期でも、今私たちが県や市としても呼びかけている、飲食の時も含めた感染予防処置をとっていただいて、新規陽性者の爆発的な増加につながらない状況を作っていくことが必要であり、増加傾向には注意をしながら、節度を持って日常生活を送っていく必要があると思っております。

そして、繰り返しになりますが、6カ月というタイミングが来た50代以下の皆さんにつきましても、ワクチン接種を積極的に進めていただくことで重症化リスクを下げて、感染しても医療機関にかからないで済むという状況を継続できるようにお願いしたいと思っております。

 

【記者】

昨日市の人事異動も出て、学校職員、教職員等の人事異動も出ましたが、昨年の状況は定かではありませんが、あまり歓送迎会を推進しなかったと思います。今年の場合は注意をもったうえで開催してもいいという方向なのでしょうか。それとも、各課の判断に任せるのでしょうか。

 

【市長】

これは県が示して、そして松本市も同じように示している方針に従って、それぞれ日常の飲食の場もまた年度末、年度始における歓送迎会も開催をしてもらうように伝えてあります。1テーブル4人以内、そしてそれが複数にまたがるような場合には、テーブルごとの間隔を取れるスペースでの開催、時間的には2時間以内をめどにということで、3月から4月にかけても、松本市役所だけでなく、市民、事業者の皆さんに対してもそのようなことで臨んでいただければと思っております。

 

【記者】

オミクロンのBA.2ですが、1月から3月20日の判明分について、ゲノム解析された結果1例ということで、このBA.2の方について何月何日の発表分の方であるかの情報は教えていただけますか。

 

【市長】

詳細は控えさせていただきます。1月以降、まずデルタかそうでないかという検査があり、デルタでなければオミクロンかどうかの検査をし、その詳細を派生株としてのBA.2かどうかのゲノム解析も行っているということであります。これまでに50例を行い、そのうちの1例で判明したということでご理解いただきたいと思います。

 

【記者】

確認ですが、信州大学医学部付属病院に委託してということでよろしいですか。

 

【市長】

それで結構です。

 

【記者】

BA.2の方ですが、例えば県外滞在歴があったとか、この株に感染した経路と思われるものとして何かを推測できるものはあるのでしょうか。

 

【市長】

私自身はそこまでの報告を受けていませんし、報告を受けていないということは詳細について発表をすることを考えていないということでご理解いただきたいと思います。

 

【記者】

今日発表の集団感染事例についてなんですが、※印で、「うち市外陽性者1名を含む」と記載がありますが、この1名というのは今日発表分の中に1名市外の方がいらっしゃるのか、それとも10人の中で1名がということでしょうか。

 

【保健予防課長】

市外の方につきましては本日発表分ではございません。

 

【市長】

他に質問がないようでしたら、コロナワクチン以外の件について3件私の方からご報告をさせていただきます。

 

男女共同参画

男女共同参画

男女共同参画

【資料9 男女共同参画・人権に関する意識調査(令和3年11~12月)】

 

まず今日の庁議資料の中で詳しくはご報告させていただいておりますけれども、令和3年の11月から12月にかけて松本市が行いました男女共同参画・人権に関する意識調査の主な点について3点ほどご報告をさせていただきます。この調査は、市内18歳以上の1,500人を対象に行いまして回収率43.8%の調査でございます。こちらの図では見にくいので手元の資料で見ていただきたいと思いますが、女性の働き方について質問をし、ここのグラフで言いますと青い部分に当たりますが、結婚・出産に関わらず仕事を継続したいと考えている女性と男性の比率、それぞれ5年前の平成28年との比較で見たグラフでございますが、女性につきましては平成28年、23.4%という数字だったのが、昨年は35.2%と11.8ポイント上昇して、結婚・出産にかかわらず仕事を継続するということの動きが強く出ているところでございます。また男性につきましても、5年間で7.8ポイント増加しておりまして、女性とは10ポイント弱の差はあるものの、結婚・出産に関わらず、仕事を継続するという意識が確実に浸透しつつあるという調査結果であります。

またこちらにお示しした2枚目のグラフでありますが、これは男女の平等についてどのような場所で男女平等が認識をされているかということを示したものでございます。この黄色の部分は、男女が平等だということを感じているところでございます。この5年間で、実は男女平等だと感じている人の割合が増えているところもありますが、逆に男女平等だと感じる比率が減っている部分がございます。上から3番目の「社会全体」ということでいきますと、5年前17%の方が男女平等だと思っていたところが14.5%、また下から2番目の「法律・制度」という部分につきましても、5年前に比べて4ポイント程度男女平等だと感じる人が減っています。さらには、「社会通念・慣習等」といった一番下の部分につきましても、2ポイントあまり男女平等だと感じる人が減っているということでございます。これは実際に男女平等の状態が逆方向に向かったということもあるかもしれませんが、それ以上に、結婚、出産しても働くことを継続するという希望が強まっている社会の中で、法律や制度、あるいは社会通念や慣習が、旧態依然としてなかなか変わらない状況ということが背景にあるものと見られます。

もう1点だけグラフ見ていただきますと、こちらは「男は仕事、女は家庭」と思わない人の割合ということで、年代別に男女それぞれ5年間の変化を見たグラフでございます。一番左が20代でありまして、令和3年において、「男は仕事、女は家庭」とは思わない人の割合は、男性で70%、女性で74%と年代で見ますと一番高く、男女差が一番少ない年代が20代になっております。男女差が多い年代を見ますと一番多いのが、40代で22ポイント、または30代も17ポイント、50代も14ポイントと、仕事と家庭の役割分担についての認識は、10ポイント以上と男女で差がまだまだあることを示しております。

昨日、来年度の人事異動で女性管理職の割合が2割ということをご報告申しあげましたが、松本市としましては今回の調査結果も踏まえ、男女共同参画、ジェンダー平等という部分についてさまざまな角度から啓発、また取り組みを進めてまいりたいと思っております。

 

タウンスニーカーでキャッシュレス

【資料10 タウンスニーカーでキャッシュレス実証実験】

 

2つ目は、4月から松本市内の路線バスの中のタウンスニーカーにおきまして、キャッシュレス決済の実証実験を始めるということでございます。小銭やおつりの心配なくタウンスニーカーに気軽に乗車をしていただけるような取り組みとしてスタートさせていただきます。スマートフォンに、「Ticket QR」というアプリをインターネット上でインストールをしていただければ、あとはそのスマートフォンを乗車時、降車時にかざすだけで乗車をしていただけます。

スマホがない場合でも、紙製のプリペイド回数券をご利用いただけます。来年4月から公設民営バスということで、路線の再編、さらにはラストワンマイルの構築を、今交通部を中心に地元の皆さんと意見交換を重ねながら準備を進めているところでございますけれども、このキャッシュレス決済につきましても、実証実験をスタートとして、市内全域にわたってご利用していただけるように準備を進めてまいりたいと思っております。

 

市民課 混雑対策

【資料11 市民課窓口の混雑対策について】

 

最後に市民課の窓口の混雑状況、混雑対策について申しあげます。こちらの3月と4月のカレンダーでありますが、3月は今日23日から3月末日まで、また4月は1日から翌週8日までのおよそ3週間にわたるこの時期は、ピンク色に塗っている平日が異動シーズンとも重なり、市民課の窓口が混雑することを予想として、カレンダーとしてインターネット上で示させていただいている日でございます。

昨日(3月22日)はまだピンク色の前の黄色の日でありましたが、市民課に出る待ち時間として、最大3時間30分という表示が出るような混雑具合でございました。申請内容によってかかる時間に長短がありますので、実際の待ち時間は3時間30分よりは、少し短かったと見られておりますが、いずれにいたしましても非常に混雑する状況ということでありまして、今日から3週間はより混雑状況が懸念をされるところでございます。

そうした中で最大限分散化を図っていただくために、朝一番の8時半から10時頃が相対的に比較的混雑の少ない時間でありますのでその時間を積極的に利用していただきたいです。また明日(3月24日)から通常の窓口は6つ開設しているわけでありますが、臨時に2つ窓口を増設して8つの窓口で対応をさせていただきます。この3週間の期間中の土曜日、日曜日、26日、27日、また4月2日、3日は、午前9時から午後3時まで休日窓口を開設させていただきます。

引っ越しなどの異動が必要な状況が重なる時期で、春の異動シーズン件数の増加はどうしても避けられないわけでありますけれども、窓口のおおよその待ち時間を市民課の中で掲示させていただいております。またこれをユーチューブで見ていただけるような状況も整えております。最大限の分散化を進めて、窓口の混雑の緩和に努めたいと思っておりますので、市民の皆さんのご理解ご協力をお願い申しあげます。

以上私から、3点報告をさせていただきました。

 

【記者】

タウンスニーカーの実証実験ですが、4月からいつまで行いますか。またこの実証実験を通じて市長の期待感やその効果を改めてお聞かせください。

 

【市長】

期間は令和4年の12月まで実証実験を行わせていただきます。バスを使っていただく一番のハードルの一つが、料金の支払いやおつりをもらう煩雑さということは前々から指摘をされております。今までそうした新たなキャッシュレス決済の投資を行うことに対して、なかなかバス事業者も収益を考えたときに二の足を踏むところがあったと思います。そういう中で来年4月から公設民営化ということで、市がバス事業者と一体となってバスの環境整備をさまざまな角度から進めていく、そのうちの一つとしてこのキャッシュレスは、利用者の利便向上、そして利用者数の増加に向けた大きなポイントだと思っておりますので、ぜひ大勢の皆さんにまずはさまざまな角度から、車で行かなくても済む状況の時には、市内、中心部でタウンスニーカーを利用していただき、現在松本市内でも、さまざまな形で浸透しつつあるキャッシュレスをこのバスでもそれを使っていただけることを実感していただければと思います。

それともう一つ、バスのウィークポイントの一つが定時性ということにございます。もちろん道路状況によるものも大きいわけでありますが、小銭を支払う、おつりをもらうことで乗り降りに時間がかかることが、バスの定時性についてはやはり非常にネックになっておりました。ですので、大勢の方にスマホ決済を利用していただいて、運行の遅れ、定時制へのプラス要因もしっかりと確認し、本格導入につなげていきたいと思っております。

 

【記者】

来週の市長の任期の折り返しを前に伺いたいのですが、2年前の選挙戦で掲げた公約の進捗状況に対するご自身の評価というのが1点と、公約を進めていく上では中長期的に成果があらわれてくるものがあると思いますが、そういったものに対してどのように今後対応をされていくのかお考えをお願いします。

 

【市長】

来週28日が折り返しの日になります。まだあと数日ありますが、2年近く市政運営を進めてきた中で、もちろん思い通りに進んだことも必ずしもそういかなかったこともあるわけであります。相対でいきますと、継承すべきは継承する、変革すべきは大胆に変革するという大方針のもとで、時代の大きな転換期に私たちがどう向き合うかということを考え、松本の進むべき道、進路については、現在から未来に大きく舵を切り、そのための行動を起こすということを意識して取り組んだ2年だと考えています。デジタル、ゼロカーボン、エネルギー、そしてジェンダーといった世界の基準や秩序といったものが大きく変わる中で、そこに転換していく道筋をつけることは、自分なりに行った2年だったと今考えております。

その上で、私が選挙へ掲げた公約、公約の掲げ方はそれぞれの候補者によって数についても、あるいはその中身の詳細さ、明確さといったことについても幅があると認識をしておりますが、私自身は60の項目を掲げさせていただき、その中には1年単位で成果を出せるものから、数年ないし、もう少し中長期的に実現をしていくものまで含めたような内容になっていると認識をしております。ちょうど週末は3連休でございましたので、自分の公約集を改めて紐解いて一つ一つ見る時間を作りました。私としては、全く手がつけられなかったというものは、ほとんどないかなという認識を持っております。先ほど申しあげたように、まず変革をするためには舵を切る必要があり、今まで進んできた方向ややり方を転換する、転換をするまでが実はなかなか今まで続けてきたいきさつがありますので、容易ではないところは多々あるわけでありますが、転換をして推し進めていく、推進をする状況まではこの60項目の公約について、ある程度の取り組みができたのではないかなと認識をしております。

総合計画を新たに作り直し、そして本格始動する令和4年度からの私の任期にとって、後半の2カ年につきましては、大きく舵を切ったものをどう推進、実行していくかということが問われる2年になると思っておりますので、そのための庁内でも、職員との協力、協働の体制や、最終的な予算や議案の議決を行う議会の多数の皆さんとの協調が問われる2年になると考えております。

 

【記者】

昨日、一昨日と市民課の窓口に行ってきてかなりな混雑ぶりで、Youtubeの配信を見ましたが、待ち時間180分、61人待ちという数字で、異動シーズンなので仕方ないですが、例えば待っている人たちがロビーにもかなり滞留しており、コロナ対策の中でもあれだけ人がいるとかなり苦しいのかなと思いますが、将来的で結構ですが待ち時間の間、抜けてスマートフォンで連絡が来たら自分の番だなと見られるなどそのようなシステムを取り入れることはできないでしょうか。

 

【市長】

市民課に指摘をいただいたことが一つやはりきっかけになりましたが、非常に大きな反省点としましては、我々がコロナ対策をしなければならない局面で、ワクチンの予約もそうですが、今までの課の単位でやっていてはなかなか対応できない、そういう通年ではなくてある限定された期間だけは、いわばイレギュラーの対応を庁内を挙げてしっかりやろうということが、もっと私自身も自覚をして、早めの対応を検討、指示する必要があったと思っております。年中行事的にこの期間はどうしても混雑するということを当たり前に受け止め過ぎているところがあったことを見直す必要があると思っております。この3週間に行う対応については先ほど申しあげたような形になりますが、より市民の皆さんにストレスなく、またできるだけ不必要な時間をおかけすることなくさまざまな手続きを1年通してしていただけるような見通しと、ある期間を重点的に行うべき対策を考えなければいけないなと思っております。

それと来年の秋からは、転入、転出のルールが国レベルで変わるということでありますが、転出時には窓口に行かずともオンライン上での申請が済ませるようになるといった変更が始まります。そして本来であれば、転出転入手続きも、どうしても窓口に行かなければならないものと、インターネット上、オンライン上でできるものを、よりいろいろな角度から進めていくということが、一番大きな眼目だと考えております。その上で今ご提案がありましたような、どうしてもまだ当面起きてしまう混雑を少しでも回避したり、あるいは待ち時間を有効に利用していただくための整理券配布といったような考え方も来年度に向けての検討を課題として考えてまいりたいと思っております。

 

【記者】

DX推進本部と横断的にやりとりをするというのは、先ほど市長がおっしゃったように、各課だけでは難しいということは、ある程度課をまたいでということも必要になるという認識でよろしいでしょうか。

 

【市長】

DXという面は来年の秋以降という一つの節目があり、そこを踏まえた対応はこれまでもしてきたところであります。例えば、明日から仮設の窓口を2つ増やすということを、市民課内での人繰りだけでやろうとすると、いろんな限界、制約ということで、大胆に窓口を増やせないということでありますが、そうしたものをこの期間だけはということをしっかり庁内で共有をして、体制は思い切って拡充する、そういうメリハリある対応を行うためにも、より庁内の風通しのよさ、そして問題の共有を私を筆頭にしっかり行っていかなければいけないと思っております。

 

【秘書広報室】

以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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