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市長臨時記者会見 令和2年(2020)4月1日

更新日:2020年4月1日更新 印刷ページ表示

令和2年4月1日 市長臨時記者会見

【市長】
 副市長の人事についてご報告させていただきます。昨日(3月31日)の午後、議員協議会の後に、村上議長に申し入れをさせていただきました。具体的に、嵯峨宏一総務部長を副市長に充てるという案をお示しして、速やかな臨時会の招集をお願いしました。今、市長が16年ぶりに交代をして、新型コロナウイルスの感染拡大、こうした事態にあることに鑑みて、議会の皆さんには速やかな同意がいただけるようお願いをしたところです。報道の取り扱いについては、議会の皆さんに対応をお任せしました。今日、一部の報道機関には、議会側からの情報としてすでに報道されていますので、そうしたことを踏まえて、今日は私から報告をさせていただきました。今回の人選にあたり、先ほど申しあげたように、16年ぶりに市長が交代するということ。そして、新型コロナウイルスの感染拡大という、非常に緊急の対応を求められる状況に、今松本市があるということ。そうしたことを踏まえて、一つは市政全般に精通している人物、そして、庁内をしっかりと現時点で掌握している人物、そうした観点から検討させていただいて、嵯峨氏が適任であると考えました。嵯峨氏は管理職になってから、財政課長、行政管理課長、そして政策課長とポストを歴任して、さらに4年危機管理部長を務め、昨年度は菅谷市長、坪田副市長のもとでナンバー3のポストである総務部長を経験されたということです。私自身も、当選以降就任までの2週間程度、庁内の方々との意見交換をする場を、坪田前副市長を通じてお願いをして、嵯峨氏の人物像と識見といったものも自分なりに認識した上での考えです。

 以上、私からのご報告です。何かご質問ありましたらお願いいたします。

【記者】
 選挙期間中に副市長を2人置くとおっしゃっていましたが、なぜまず先に1人目を決めたのかということと、2人目を選ぶとすればそのめどや、改めて人物像、どういった方が良いかお伺いしたいです。

【市長】
 まずは、政治、行政の空白が許されない状況であるということに鑑みて、1人は私の右腕となる副市長ができるだけ早く必要だということです。その時の1人というのは、先ほど申しあげたような、行政全般に精通し、庁内をしっかりと掌握している人物ということで、今回のようなお願いを議会にするということになりました。ですので、もうひと方というのは、選挙中から複数にしたいということを申しあげてきました。これには当然、条例の改正も必要です。そして、もうひと方については、外部の目線をしっかり持った、民間の感覚を庁内に取り入れる方ということも申しあげてきました。私としては、今の情勢の変化なども十分に見極めながら、本当に適切な人物をもう少し時間をかけて検討していく必要がありますし、まして議会の皆さんには、より時間をかけて検討していただく必要のある条例改正もあると考えていますので、早急に、あるいは拙速にもうひと方ということは考えていません。時期のめどについても、少なくともこの新型コロナウイルスの感染の問題が、一定の収束に向けてのめどがつく、あるいは今のところ2週間程度先に、本格的な庁内の新年度の人事異動を行おうとしていますが、そうしたものが軌道に乗り、議会の皆さんとの関係も定着した上での動きになるだろうと考えています。

【記者】
 政治の空白は許されない状況とおっしゃっていましたが、1人目の副市長の実際の就任の時期についてはいつをお考えでしょうか。

【市長】
 これは議会の皆さんにお預けしてある話ですので、村上議長はじめ、議会の皆さんが、議会運営委員会、そして、臨時会の開催および日程は決められることになると考えています。

【記者】
 幹部職員の人事の発令は何日に。

【市長】
 一応、私としては、4月の中旬という言い方を今までしてきました。一つのめどとして、15日ということを事務方にはその線で準備を指示していますが、流動的な要素も全くないわけではないということを、お含みおきいただければと思います。

【記者】
 今日稼動を取りやめた防犯カメラの件で、議会への相談なしに決めたということで、市議会から議会軽視ではないかといった趣旨の声が聞こえています。もしかしたら人事案の審議にも影響を与えるかもしれないということで、防犯カメラの稼働取り止めの件で、改めて市議会に説明する機会を設けるというご予定はありますか。

【市長】
 まず、防犯カメラの件については、予算を執行して設置したものの使用を停止するという措置をとらせていただきました。できるだけその影響を最小限に収めるために、設置したものの撤去費用がかかるようなことを避けたいと思い、ご覧になっていただければわかりますが、設置した状態のまま、SDカードを抜くとか、ケーブルを取り外すといった形での行為です。ですので、新たに予算措置が必要になるようなことは避けたということ。そして、できるだけ、4月1日という新年度から、こうした措置は取ることが望ましいと考えて、公表、実行させていただきました。議会の皆さま方には、おそらく副市長の同意人事に絡んで、改めて近々、議員協議会のような場が開かれるのではないかと思いますので、そうした場で、今回の措置について、十分説明し、理解を求めていきたいと思っています。どうでしょうか。この措置そのものに反対という方がいらっしゃるかどうか。そうなったときにはまたそこで新たな議論ということがされていくことになるかもしれませんが、私としては、市民の皆さんにとっては、大勢の方々の理解は得られる措置ではないかと思っています。

【記者】
 副市長の2人目を置くということについてですが、あらためて置く理由、必要性について教えてください。

【市長】
 まず、平成の大合併で大きくなった松本市の地域の多様性や、さまざまな課題を抱えている現状。私自身が今回の選挙で掲げさせていただいた、従来の路線を大きく見直す案件といったこともございます。あるいは松本のポテンシャルをこれから最大限開花させる。そうした、前向きで積極的な政策展開を行っていくことを考えたときに、24万都市松本に、1人の副市長だけでは十分ではないのではないかということがまず根本にあります。その上で、今回、1人目という副市長とは対極にある、先ほども申しあげた、外部、民間の視点あるいは私ともまた違う感性、発想を持った人物をもう1人の右腕として置くことは、静から動へ、松本を前に進めていくためには不可欠であると考えています。

【記者】
 昨日(3月31日)、教育委員会で学校再開についてこのままであれば4月6日に入学式、始業式を行うとありました。改めてこの方針、考えについて受け止めを教えてください。

【市長】
 現在松本が置かれている、新型コロナウイルスの感染拡大の状況は、感染経路が明らかでない方の数が、かなり増え一定の数になったというところまでまだ至っていません。ですので、今の段階では、基本的に6日からの学校再開という国、県の方針に沿った対応が望ましいだろうと思っています。もう一段、この状況が進んだ際、まずは7日以降の授業再開を止める必要があるかどうかという判断が出る局面がこれからあるかが、私としては一つのポイントと言っています。その場合でも、6日の入学式始業式、児童の登校を行うかということについては、ぎりぎりまでそれを行うと考えています。それがさらに進み、クラスターが発生することが確認された状況にもう1段進んだときには、6日の見直しも、選択肢としてシミュレーションをしておくべき、しておいてほしいということを、教育部サイドには伝えてあります。そして、もし6日、7日以降の学校再開が難しい状況になったときに、学童保育や、児童館、児童センターの受け入れ体制が、この3月のときに行われたことで、十分だったかどうか、地域ごとによってばらつきがなかったかどうかを、早急に洗い出してほしいということも指示しました。あるいは、その後、学年や、特別支援学級、そうした子どもたちに対して、また例外的な措置が、必要でないか、そうした措置を取れないか。取る場合に、どうやったら取れるかということについても、今から検討しておいてほしいということも指示しました。今は以上のようなスタンスで、方針もできるだけ速やかにご家庭の皆さんに伝えながら、一方で、臨機応変な対応もできるように考えています。

【記者】
 今日なぜこのような会見を開いたかお伺いしたいです。4月6日に定例会見もあったと思うのですが、今日なぜ囲みの取材という形で各社を呼んで説明するという形をとられたのか。

【市長】
 副市長人事のことですね。先ほど申しあげたように、昨日申し入れた段階では、これは議会の同意人事ですので、私から、具体的な氏名を公表して、議会の皆さん方にしっかりと情報が伝達する前に報道の皆さんにお伝えするということは控えさせていただきました。その上で、議会サイドから報道を通じて、氏名は公表されたので、そうであれば、できるだけ私の口からも、なぜそうした人選になったのか、理由も速やかに市民の皆さんにお伝えすべきと考えました。

【記者】
 今後もなにか事態があった場合にはこのような会を開かれることをお考えなのでしょうか。

【市長】
 はい。もともと私は報道の仕事をしていましたし、4月1日も、新年度最初の庁議がありました。そのときに、幹部の職員の皆さんに申しあげたことは、これからの時代は、情報の発信、情報の共有が、市政運営にとって非常に重要なものになると。内容も大事ですが、それが速やかに正確に広く市民の皆さんに届いて初めて、政策は実効性を持つとお伝えしました。そしてできるだけ広報体制、あるいは広報に対するそれぞれの部局の、しっかりとした協力連携を図ってもらいたいということも申しあげました。ですので、私自身もその先頭に立ってできるだけ、情報の発信ということについて、速やかに的確に行いたいと思います。今まで、市長の記者会見というのは、2週間に1回、庁議の後に行われていたと理解していますが、少なくとも、週に1回は定例会見を開かせていただきたい。それは報道側の皆さんとの合意の上でありますが、そういう考えを持っています。またそれ以外でも、今日のように臨時にお集まりいただいてということは、適宜適切に行いたいと思います。

【記者】
 副市長人事についてですが、以前、庁内に精通している方は現職かまたは退職者で検討されるとおっしゃっていて、嵯峨部長を起用したいと考えたのはOBの方を検討されたうえでなのかということと、どうして嵯峨部長が選ばれたかということと、嵯峨部長は59歳と伺っていますが、年齢も考慮されたのかということをお聞きします。

【市長】
 検討は幅広くさせていただきました。その上での判断です。その上で、ご質問二つ目は何でしたか。

【記者】
 OBも考えられたうえで嵯峨部長とされた理由は。

【市長】
 先ほども申しあげましたが、私が新たに全く行政経験なく、市役所に入りました。ですので、一番直近の事情、しかも、菅谷市長、坪田副市長の時代に、2人が、ナンバー3のポストに起用した方だということは、最も新しく市長になる臥雲を支える知見を持っておられるなと、全体を見渡すなかで考えました。それと先ほど申しあげた新型コロナウイルス対応のある意味即戦力ということ、危機管理部長を4年、そして現職であって、2月以降の状況もずっと見てきたということが理由です。

 年齢についても、私自身、菅谷前市長からは、20歳ほど若返ったわけです。先輩の年配の方々にしっかりと支えていただいたり、大所高所からのご助言をいただくことと併せて、行政を執行していくという上では、60歳手前の嵯峨さんは、今一番力を発揮していただけるのではないかと考えました。

 以上ですがよろしいでしょうか。ありがとうございました。

【広報国際交流課長】
 以上で市長臨時記者会見を終わります。

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理したうえで作成しています。このページのトップに戻る

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