本文
【市長】
松本市の職員が酒酔い運転の疑いで現行犯逮捕されたことについて説明。
【記者】
先ほどブリーフィングがありまして、飲酒運転による市職員の逮捕は平成25年1月以来と聞きました。自転車の飲酒運転についても厳罰化されている中、今回このような事案が発生したことについて、市長の受け止めをお願いします。
【市長】
この職員はアルコール依存症と診断され、入院して治療を受けており、休職期間中はならし勤務を行い、本来であれば今日(9月1日)から職務に復帰する予定でした。段階を踏んでアルコール依存症から脱し、勤務を続けていけるという診察を受けており、職場としてもその方向で進めていこうとしていた矢先の逮捕でした。非常に遺憾なことであります。アルコール依存症という、いわば特殊な例ではありますが、飲酒運転は言語道断であり、改めて職員にはその意識を徹底させ、こうしたことが二度と起こらないよう努めていきたいと思います。
【記者】
前回、酒酔い運転で市職員が逮捕されたのは平成25年と伺っています。その逮捕を受けて、公用車を運転する全職員を対象に、乗車前の呼気検査を始める対応を取られました。今回の件を受け、どのような点を強化していくべきか、また今回は公用車ではなかったため、呼気検査の対象外だった部分もあると思いますが、今後どのように対応していくのか考えをお聞かせください。
【市長】
今回の事案は、心身の不調からアルコール依存症となった職員によるものであり、現段階で同じような状況にある職員はいないと報告を受けていますが、まずは、こうした職員がこれから出てこないようにすることが必要だと考えています。職場や家庭で心を病む状況となり、アルコールに頼らざるを得なくなっている職員ということですが、今回の事案を真摯に受け止め、そうした職員を生まないようにしていく必要があると考えます。一方で、心身を病んでいるわけではなく、普通に生活を送り、働いている職員が飲酒運転をすることとは少し切り離して、それぞれについて対処していく必要があると考えています。また後者の質問についてですが、平成25年に同様の事例が起きてから十数年が経っています。これまでの対処で十分だったのかどうかについて、総務部を中心に改めて問い直していきたいと思います。
【記者】
先ほどのブリーフィングでは、4月24日に上司が職員のアルコール臭に気づき、家族に迎えに来てもらったと説明がありました。出勤前に飲酒したのか、職場で飲酒したのかは定かではありませんが、当時から飲酒運転の危険性が高い状況にあったと認識しています。このような事例があったことを市長は把握していたのでしょうか。
【市長】
今回ご紹介いただいた場面や、その後、入院して治療を受けていたことについて報告を受けておりません。
【記者】
こういった重大事案が起きると市長が会見で対応することになりますし、危険な兆候があった初期段階で、例えば車で通勤しない職場への配置転換など対応を取ることもできたのではないかと思います。今回、家族に迎えに来てもらい、飲酒運転をせず帰宅させた上司の対応については正しかったと思いますが、飲酒運転の疑いがあるとして警察に通報するところまで対応してもよかったのではないかとも思います。市長は対応についてどのようにお考えでしょうか。
【市長】
「その時の対応はこうあるべきではなかったか」というご指摘をいただきました。例えば、この職員がその後もその職場で働き続けていたとすれば、そうした指摘について、我々が厳しく受け止めなければならないと思います。今回の事案について、私が報告を受けている範囲では、まず病院を受診するよう指示し、その結果、アルコール依存症と診断され休職に入りました。その後、3カ月余り入院しながら医師や専門家の皆さんとともに復帰に向けたプロセスを組んできたということです。したがって、4月以降に取ってきたプロセスについて、私は誤っていたとは考えておりません。
【資料1 9月1日から 生活道路の法定速度が30km/hに】
【市長】
資料1に基づき説明
【記者】
ネパールで大規模な土石流が発生し、甚大な被害が出ています。松本市はネパールの首都カトマンズと姉妹都市提携を結んでいますが、現段階で何らかの支援を検討されていますか。
【市長】
今回のネパールの災害は極めて甚大で、まだ何千人もの行方不明者がいる国家規模の大災害だと受け止めています。民間レベルでも政府レベルでも支援の動きが始まっていますので、そうした動きをしっかり見据えながら、松本市として独自に何らかの支援をする必要があるかどうか検討しているところです。姉妹都市としては、カトマンズがどうなっているのか非常に気がかりですが、今回の大災害による直接的な被害は起きていない状況です。一昨年だったと思いますが、私がカトマンズを訪れて会談した当時のバレン・シャー市長は、現在ネパールの首相になっており、お見舞いの書簡をバレン・シャー首相にも送らせていただきました。ネパールという国の存立を揺るがすような大災害の大きさを私たちとしても受け止めながら、一自治体として何をすべきか考えていきたいと思います。また今回の一連の報道では、地球全体の二酸化炭素排出量からすれば、ネパールの排出量は極めてわずかにもかかわらず、地球温暖化の弊害を正面から大きく受けることになった理不尽さについても指摘されています。この点については、私たち一人一人も、現在の地球温暖化や気候変動、それによってもたらされる水害や災害に対して、今何をすべきなのか、どういう行動を取るべきなのかを改めて考える契機にしなければならないと思っています。
【記者】
先週、前衛芸術家の草間彌生さんがお亡くなりになりました。市長の9月定例会あいさつでも直接お会いしたことはないとお話しされていましたが、改めて市長の受け止めと、3日間、市民に無料開放された特集展示をご覧になってどう感じたのか教えてください。
【市長】
3日間の無料展示で来訪された松本市民は1400人余りでした。それ以外にも有料で訪れた市民以外の方や、展示とセットでチケットを購入した方などを合わせると、8000人近い方が草間彌生さんご逝去の報を受けて美術館に足を運ばれました。また一連の報道を見ると、日本以上に欧米各国での取り上げ方が非常に大きく、改めて草間彌生さんが「世界のKUSAMA」という存在であることを強く感じました。その方が松本で生まれ育ち、松本市美術館のいわば顔となっていただいていることを非常に誇らしく思います。また、これから草間さんが残した作品を大切に守り続け、さらにその価値を多くの人に伝えていく必要があると感じています。無料で市民の皆さんに見ていただいた特集展示「魂のおきどころ」は、美術館の学芸員が数十年にわたって草間さんとの交流を重ね、ふるさとの松本で、いつでも草間さんの作品をご覧いただける場を提供してきたものです。松本での初期の時代の作品から、近年のシリーズまでを俯瞰して見ることができる展示であり、生まれ育った松本の美術館で展示を続けていく意義があるものだと考えております。すでにご覧になった方も、まだご覧になっていない方も、大勢の皆さんに改めて美術館に足を運んでいただき、作品を見ていただきたいと思います。
【記者】
草間さんがお亡くなりになったことを受け、その功績や作品をどのように残していくかが重要だと思います。特別展示などの予定も含め、今後の展示のあり方についてどのようにお考えでしょうか。
【市長】
現段階で具体的に決まっていることはありません。その上で申しあげると、来年は松本市の市制施行120年という節目であり、再来年は草間彌生さん生誕100年というタイミングにもなります。今年97歳でお亡くなりになった草間さんの軌跡や業績については、現在の特集展示でもご覧いただいていますが、来年、再来年は改めて松本だけではなく国内、世界でも草間さんの業績をより掘り下げ、未来につなげていくためのさまざまな取り組みが行われると思います。私たちとしても、そうした認識を持って、どういうことがふさわしいのか、何ができるのかを考えていきたいと思います。
【記者】
小澤征爾さんもお亡くなりになり、松本に関係して世界を代表するお二人がご逝去されたことになります。そのことについて、市長は率直にどう感じていますか。
【市長】
草間さんや小澤さんだけではありませんが、改めて人の一生には限りがあり、いずれ人生の終末の時が訪れるということだと思います。草間さんは97歳、小澤さんも80歳を超えて、いわば人生を本当に全うされてご逝去されたのだと思います。松本で生まれた、あるいは松本に拠点を置かれた世界に通ずる巨匠が残したものをまずはしっかりと守り、引き継いでいくことが大切であり、それをさらに乗り越えていくような人材がこの地から生まれること、また音楽や芸術の分野において、市民の皆さんや国民の皆さんに提供していける価値やコンテンツをさらに大きく、深いものにしていくことが私たちに課せられた務めだと思っています。セイジ・オザワ松本フェスティバルについて言えば、小澤さんが残してくださったものを引き継ぎ、さらに発展させていくプロセスに入っていると思いますので、そうした取り組みをしっかりと行っていきたいと思います。
【秘書広報室】
以上を持ちまして、市長定例記者会見を終了します。
※AIにより文字起こしを行い、編集したものです。実際の発言とは異なる部分があります。