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市長記者会見 令和8年(2026)4月16日

更新日:2026年4月16日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和8年4月16日 市長定例記者会見

 

【資料1 公共施設の改修方針を具体化 「美ケ原高原魅力向上事業構想」を策定】

【資料1 公共施設の改修方針を具体化 「美ケ原高原魅力向上事業構想」を策定】


【資料2 公共施設の改修方針を具体化 「美ケ原高原魅力向上事業構想」を策定】

【資料2 公共施設の改修方針を具体化 「美ケ原高原魅力向上事業構想」を策定】
 

 

【市長】

 資料1~2に基づき説明

 

【記者】

 美ヶ原高原にドッグランを整備する構想があるとのことですが、その場所の生態系への影響については確認されているのでしょうか。

 

【市長】

 予定地は元々三城牧場があったエリアであり、高原の中心部からはかなり下方に位置しています。いこいの広場においてそのような影響が出る懸念は極めて小さいと考えています。

 

【記者】

 そもそもなぜ美ヶ原高原の魅力を向上させていくのかという点についてですが、市長として何を課題と捉えているのでしょうか。例えば、美しい観光資源を生かして、上高地と並ぶような観光資源として発展させていきたいというお考えがあるのでしょうか。

 

【市長】

 20年余り前の旧安曇村と松本市の合併により、現在は上高地や北アルプスが松本市の一部となっていますが、私たちの子供の頃まで遡れば、松本の自然の最大の魅力は美ヶ原高原でした。しかし、ビーナスラインのアクセス問題などもあり、大勢の方に魅力を堪能していただける状況ではなくなってきているのが現実だと思っています。

 私は就任以来、上高地と北アルプスを松本市の観光・自然資源として全国、そして世界にPRする取り組みを行ってきましたが、同時に歴史的に有望な資源である美ヶ原のアクセスや滞在環境を改善することも、松本市の豊かさにつながると認識しています。再生計画、そして今回の「美ケ原高原魅力向上事業構想」は地元の皆さんを中心に検討いただいたもので、二つの受入施設において眺望を最大限に生かし、足を運んでもらえるよう心がけています。昨今はSNSを通じて新しい世代が魅力を感じる機運も高まっており、そこにさらなる弾みをつけたいと考えています。

 

【記者】

 構想の中でロープウェイが特に気になるのですが、三城付近におけるロープウェイの研究が進まないと事業検討が難しい面もあると思います。新年度が始まったばかりですが、現在の研究状況はいかがでしょうか。

 

【市長】

 その点については、予算が計上された段階ですので、需要予測や環境アセスメント、ルート研究を具体的にどう進めるかはこれから検討していくことになります。

改めてこの構想においてロープウェイの話が出た背景には、先ほどもご紹介させていただいたとおり構想会議の中で、現在の美ヶ原の課題として二つの点が指摘されているからです。一つはアクセスの問題で、市内から車で移動する際に曲がりくねった道を相当な時間をかけて進まなければならないこと、もう一つはアクセスの課題に密接に関係するのですが、冬季の利用が現在の宿泊施設の利用者に限定されていることです。

 美ヶ原は西山と同等の魅力があり、特に眺望が素晴らしいため、オールシーズンでの利活用に向けた方法の一つとしてロープウェイの研究が挙がりました。これは建設ありきではありませんし、公共投資で行うものとも考えておりません。環境問題や需要との兼ね合いの中で、どのような可能性があるのかという土台の部分を整理しようとしている段階です。

 

【記者】

 公共投資は考えていないということですが、先ほどご説明のあったいこいの広場と駐車場の整備だけでも、それぞれ4.5億円、6.2億円という予算が示されています。必要最小限の投資とはいえ、それなりに大きな金額だと感じますし、さらに索道施設を整備するとなれば、たとえ公費負担ではないにせよ、相当な額の資金が必要になるのではないでしょうか。

 

【市長】

 公共投資ではありませんので、前提が全く違います。

 

【記者】

 実際に参入する民間企業があるかという問題はあると思いますが、行政が今回あえて研究を行う意義や必要性はどこにあるのでしょうか。

 

【市長】

 行政がやらなければ、他にどこがやるのかということだと考えています。我々としては、美ヶ原という固有の素晴らしい自然環境へのアクセスや冬季利用の課題に真正面から向き合い、もし克服する手段があるのであればチャレンジする意義があると考え、今回のこの部分としては1,700万円を計上しました。もちろん億単位の予算が決して小さいとは申しませんが、道路の建設や拡幅などの事業規模、あるいは松本市の年間予算約1,100億円との見合いで考えたとき、今回の二つの受入施設への投資は妥当なものと考えております。実際に整備を進めるにあたっては市民の皆さんの代弁者である議会のご了解をいただくことが大前提ですが、美ヶ原により多くの方が足を運んでくださるようになれば、松本市の観光や宿泊、さまざまな産業への経済波及効果も非常に大きいものになると確信しております。

 

【記者】

 この課題をめぐっては、以前から県の自然保護連盟が、恐らく松本市にも自然環境の観点で反対の申し出をしているかと思いますが、そこについてはどのように受け止めていますでしょうか。

 

【市長】

 当然、市民の皆さんの中にも一部にそうした意見を持っておられる方がいらっしゃると認識しています。だからこそ、今回の研究においては需要予測と合わせて、環境面への影響がどの程度あるのかを具体的に調査することが重要です。観念論や一般論ではなく、具体的な研究結果を出した上で我々も判断を下すべきですし、またその結果に基づいて議会や市民の皆さんの判断を仰ぐことに意義があるのではないかと考えています。

 

【記者】

 オーストリアのザルツブルグとの交流の件でお伺いします。先日の議会で、万博に展示されたオブジェを松本市音楽文化ホール周辺に移設することが承認されましたが、約9,000万円という移設費について議員や市民から「高いのではないか」という疑問の声が上がっています。なぜこれほどの額が必要なのか、またこの金額が適切であるのか、市長の見解をお願いします。

 

【市長】

 まず、今回提案した以上、適切であると判断して提案をさせていただきました。議会にもその点をご理解いただいたと考えております。金額の妥当性については、特殊な組み立て作業を伴うため、オーストリア側と調整を行った建設会社の見積もりがベースとなっているので、実際に設置する段階では金額が前後する可能性はあると思っています。

 過去の事例を振り返ると、私の2期目の選挙のとき、旧松本パルコの公民連携施設に3億円という金額の予算を20年使うことが一人歩きしてしまい、この是非について十分な理解を得るのに苦労した経験が、私や市役所全体にあります。この金額を家計に例えるということも適切ではないかもしれませんが、年間1,100億円という市の予算規模から見れば数千万円という額であっても、家計の感覚に照らせば多額であり、丁寧な説明に時間がかかるのは当然のことです。今回の9,000万円という目安についても、妥当性を欠いているというご批判を真摯に受け止めながら、納得感を持っていただけるよう粘り強く説明と取り組みを続けていくことが不可欠であると考えています。

 そして、今回のオブジェは市民の皆さんが、建物として直接中に入って何かを体験したり、施設として利用したりする性質のものではありません。いわばモニュメントやシンボルのような存在であり、ガク都松本、音楽とアルプスという共通の価値観を持つオーストリア、ザルツブルグとの交流を象徴する架け橋として、設置を受け入れることといたしました。従って、数年、十年、あるいはさらに長い年月が経過したときに、あのときこれを受け入れて良かったと市民の皆さんに思っていただくことが重要であると考えています。後になって「あれは意味がなかった」と言われないようにすることこそが、私たちの取り組むべき責任であると強く感じています。

 

【記者】

 オブジェの設置場所についてですが、音楽文化ホール周辺という説明に留まり、議会でも具体的な場所は示されませんでした。ホール利用者の間では、ただでさえ公演時に満車となり、JA島内支所や商業施設など近隣施設の駐車場を借りるほど困窮している状況下で、駐車場が潰れるのではないかという懸念が広がっています。こうした具体的な場所が決まっていない現状が市民の不安につながっていると感じますが、島内公園の近くへの設置の可能性も含め、市長は現時点でどこに設置すべきか具体的なお考えはありますか。

 

【市長】

 ご指摘の点も踏まえて検討していきたいと思います。

 

【記者】

 私は音楽に携わる子供たちの指導をしていますが、今回のオブジェ設置については現場でも話題になっています。その中で、高校生からは「これだけのお金があるなら楽器を買ってほしい」という声や、部活動の地域展開のために使ってほしいという切実な意見も出ています。次世代や「学都」の未来を考えると、オブジェという抽象的なものよりも現場への具体的な投資を優先すべきではないでしょうか。今後、市制120周年に向けて市長には相応の構想があるかと思いますが、具体的にどのような交流が可能になるのかを市民に明確に示す必要があると感じています。期待感はあるものの、まだ先が見えていないという意見をお伝えします。

 

【記者】

 貴重なご意見を承りました。ありがとうございます。

 

【記者】

 今回の議題とは異なりますが、4月に松本市へ転入し自転車通勤を始めた立場から伺います。朝の時間帯の今町通り周辺では、蟻ヶ崎高等学校や深志高等学校などの多くの高校生が自転車で通学していますが、松本市は自転車専用通行帯が多い一方で、段差があったり脇に砂利が溜まっていたりと、走行中に恐怖を感じることがあります。こうした箇所の改善や今後の整備についてどのようにお考えでしょうか。

 

【市長】

 自転車通行空間については、中心市街地を中心に3年、5年の計画を立てて延長に取り組んできた結果、走行可能な距離は着実に伸ばすことができたと思っています。

 一方で、松本の道路状況は城下町を基盤としているため、同規模の他都市と比較しても車が通りにくいなどの劣悪な面があるとのご指摘を長年いただいており、我々の取り組みもまだ満足度の高い状況を作るまでには至っていないと自覚しています。今後、自転車に関する制度も変わり、より安全意識を高める必要がある中で、ご指摘いただいたような道路構造上の問題にもしっかりと目を向け、リスクの高い箇所から一つひとつ改善を進めていかなければならないと考えています。

 

【記者】

 本日、エチオピアのダバ大使と懇談された件でお伺いします。大使は松本市とエチオピア国内の都市との将来的な協定締結に非常に前向きでしたが、市長としては民間交流の積み重ねを優先し、その先に都市レベルの交流があるという認識でよろしいでしょうか。

 

【市長】

 本日のやり取りでも、交流を積み重ねていくことの大切さをお伝えしました。同時に、事務レベルで話を進めていきたいという申し出に対しても、お受けして進めていきましょうとお答えしています。今回のエチオピアに限らず、ザルツブルグや他の国、都市、お城などから、多様な形で交流を深めたいという申し出を多くいただいている状況です。これは大変ありがたいことですし、先人たちが築き上げた松本市の文化芸術や稀有な自然環境といった資源を生かし、国際交流を幅広く進めようという今の市のスタンスに共感いただけている結果だと受け止めております。エチオピアやアフリカ諸国との接点はこれまで多くありませんでしたが、新たな視点として、それぞれの背景を尊重しながら一歩一歩関係を構築していきたいと考えています。

 

【市長】

 他にご質問がないようですので、私から一点お知らせします。昨日より「松本市生活応援クーポン」の電子版から紙版への変更申請の受付を開始しています。こちらについては、市のホームページから非常に簡便に手続きが可能です。電話受付も行っていますが、インターネットを利用できる方にはホームページをお勧めしています。まず、トップ画面の一番最初にあるバナーから専用ページに入り、下部にある申請フォームをクリックしてください。同意欄にチェックを入れた上で、氏名やお送りしたハガキに記載のお問い合わせ番号、連絡先、生年月日などを入力して送信すれば完了となります。電子クーポンではなく紙クーポンを希望される方は、ホームページからアクセスしていただくことで、お待たせすることなく手続きができますので、どうかご利用いただきますようお願いします。私からは以上です。

 

【秘書広報室】

 以上をもちまして、市長定例記者会見を終了します。

 

※AIにより文字おこしを行い、編集したものです。実際の発言とは異なる部分があります。

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