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令和7年12月23日 市長定例記者会見
【資料1 県内19市で初めて 「行かない窓口」加速へ 市民課窓口 受付時間短縮を試行】
【市長】
資料1に基づき説明
【記者】
窓口の時間短縮は、市民にとってはデメリットにもなり得ますが、市側としてのメリットを教えてください。
【市長】
窓口に来ることだけを前提にすれば、利用できる時間帯が短くなるという点でデメリットはありますが、より長い目で見れば、自宅や仕事の前後など、窓口に行かずに手続きができる選択肢を広げることにつながります。これは市民の利便性向上という大きなメリットになると考えて進めていますので、まずはご理解をお願いしたいと思います。
市役所側のメリットとしては、働き方改革の一環として、通常の勤務時間内で必要な業務を遂行しやすくなる点が挙げられます。今後、電子化やデジタル化、AIの代替が進む中で、本来職員が市民に寄り添って行うべき業務に、より時間とエネルギーを振り向けられるようになることは、職員にとっても、市役所という組織にとってもプラスになると考えています。
【記者】
勤務時間短縮により、残業代の抑制や、朝の時間を会議に充てられるといったメリットもあるのではないでしょうか。
【市長】
勤務時間全体の抑制につながる面はあると思います。一方で、抑制された時間を業務に全く充てないという選択肢もあれば、これまでできなかった業務や会議に活用することも可能だと考えています。
【記者】
市役所内に設置するマルチコピー機の手数料や、コンビニ交付の利用状況について教えてください。
【市長】
その点については事務方で確認し、後ほどご報告させていただきます。
【記者】
アンケートでは7割以上が「支障なし」と回答していますが、残る3割の方への対応はどのように考えていますか。
【市長】
この3割の中には、市役所に来なくてもできる手続きがあることを十分に周知できていないために、「支障がある」と感じている方も含まれていると考えています。来年9月末までの試行期間の中で周知を徹底し、窓口に行かなければならない手続きが何なのかを、市民全体にしっかりと伝えていくことがまず必要です。その上で、どうしても窓口対応が必要で、午前中であれば8時30分から9時までの間の30分、午後であれば4時30分から5時15分までの45分でなければ対応できない方がどの程度いるのかを把握し、必要があれば対処方法を検討していきたいと考えています。
【記者】
年度末や年度初めは窓口が混雑しますが、その際の柔軟な対応は考えていますか。
【市長】
これまで混雑解消のために「行かない窓口」を進め、対象範囲を広げてきました。今後も周知を進め、市民の理解を得ることで、年度末の混雑緩和をまず目指します。それでもなお混雑が生じる場合には、臨機応変な対応が必要だと考えています。
【記者】
試行期間が1月13日から9月末までと比較的長いですが、その理由を教えてください。
【市長】
市役所では年度を意識して業務を進める慣行があり、市民にとっても分かりやすい面があります。当初、担当部署からは再来年3月末までという案もありましたが、それでは長すぎると判断しました。本来は半年程度を想定していましたが、年明けの途中から開始するため、この期間設定としました。
【記者】
今年最後の会見として1年間を振り返りますと、1月から3月にかけて中心市街地の3店舗の閉店や、松本マラソン、市立病院の産科廃止、駅の名物放送など、松本から消えるものが多かった印象があります。不祥事や事故に起因するもの、職員の着服事案などもあり、明るいニュースを見つけにくい1年だったと感じます。市長の1年の振り返りと、来年、2期目後半に向けてどのような松本市を目指すのかをお聞かせください。
【市長】
2025年の年頭にあたり、「巳年」として、これまでの流れや状況から脱皮し、再生に向けて歩み始める年にしたいという考えを申しあげてきました。ご指摘いただいた出来事の中には、以前から懸案として表面化していたものもあれば、潜在的に停滞していた課題が事故や不祥事をきっかけに顕在化したものもあり、そうした課題とどう向き合い、今後の道筋を定めるかが問われた1年だったと振り返っています。松本パルコや井上の閉店による中心市街地の問題については、2年前の松本パルコの閉店発表以降、これをピンチではなく新たなまちづくりのチャンスと捉え、公民連携による再活性化に取り組んできました。その助走期間もあり、現在は市街地再生の取り組みを前に進めることができていると考えています。病院やマラソンの問題については、本来起きてはならないことが起きたことを謝罪し、反省した上で、今後どうしていくかを庁内で多角的に検討し、分娩の廃止やマラソンの終了を決断しました。その一方で、厳しい病院経営環境を踏まえた市立病院の在り方の検討を進めるとともに、健康づくりや松本のブランド力向上については、別の手法で取り組みを進め、市民の皆さんと松本の魅力を共有し、対外的な発信を強めていきたいと考えています。
また、新しいクリーンセンター建設の足かせとなっていた食肉処理施設の移転問題については、長野県やJAの皆さんの理解を得て合意に至りました。松本駅のアナウンス問題についても、報道や市民の皆さんの要望を受け、次につなげる形で対応することができました。
さらに、就任以来の重要課題として掲げてきたジェンダー平等については、女性管理職比率30パーセントの達成や女性副市長の起用を実現し、市役所の仕事の進め方や政策の方向性にも良い影響が出ていると考えています。いわゆるカスタマーハラスメント対策についても、県内に先駆けて対策室を設置し、条例制定に向けた取り組みを進めています。
不祥事や事故といった、本来起きてはならない出来事もありましたが、課題に決着をつけ、前に進み、未来志向の政策を実現するための土台を整えた1年だったと思っています。来年は、その再生の足掛かりを市民の皆さんと共有し、躍動感のあるまちづくりに資する事業や政策を、職員とともに進めていきたいと考えています。中心市街地の再活性化や、新庁舎整備の方向性が明確になった基本計画の見直しなどを、インフレ基調の経済への対応と併せて前に進める年にしていきたいと考えています。
【記者】
テレビ的な質問になりますが、今年を振り返る漢字一文字と、来年への意気込みを教えてください。
【市長】
今年を表す漢字は「巳」です。必要なものは継承しつつ、必要性が薄れたものや入れ替えが必要なものを整理し、前に進むための準備を進めた年だったと考えています。マイナスの出来事も多くありましたが、職員とともに「日々是シンカ」という意識で課題解決に迅速に対応できた1年だったのではないかと思っています。来年を象徴する言葉については、年明けの会見で改めて申し上げたいと考えています。
【秘書広報室】
以上で市長定例会見を終わります。
※AIにより文字おこしを行い、編集したものです。実際の発言とは異なる部分があります。