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市長記者会見 令和7年(2025)11月6日

更新日:2025年11月6日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和7年11月6日 市長定例記者会見

 

資料1 友好都市提携30周年記念 中国・廊坊市 公式親善訪問

【資料1 友好都市提携30周年記念 中国・廊坊市 公式親善訪問】

 

資料2 過去から未来へ “平和が紡ぐ子どもの権利フォーラム”開催

【資料2 過去から未来へ “平和が紡ぐ子どもの権利フォーラム”開催】

 

【市長】

 資料1・2に基づき説明

 

【記者】

 廊坊市への訪問は、30周年の節目として行うとのことですが、5月には廊坊市から松本市にお越しになられ、今回は松本市が訪問するということでしょうか。

 

【市長】

 相互訪問は5年ごとの節目で行ってきましたが中断しており、今回はその再開となります。

 

【記者】

 今回は短い日程ですが、期待される成果についてお伺いします。

 

【市長】

 私は市長として初めて廊坊市を訪問します。歴史ある民間交流の積み重ねを踏まえ、街を実際に見て、市長と率直に意見交換をすることが目的です。戦後80年の節目に過去の歴史に目を向け、これからの日中関係や松本と廊坊の関係をどのような部分で高めていけるのか議論したいと考えております。来年は、松本市が東アジア文化都市2026の日本開催都市になり、事業を展開していきますので、中国側の都市は廊坊市ではございませんが、来年に向けた交流についても意見交換を行いたいと思います。

 

【記者】

 松本駅の「まつもと〜まつもと〜」という自動放送が、11月16日で聞き納めになります。市長にとっても、なじみ深いと思いますが、その受け止めをお聞かせください。また市が管理する東西自由通路などで活用できないか検討をはじめたと聞いていますが、決まっていることがあれば教えてください。

 

【市長】

 あのアナウンスは、多くの市民にとって松本に帰ってきたと感じる象徴だと思います。私自身も駅近くで生まれ育ち、子どもの頃から列車を見に行く中で、何度も耳にしました。進学や就職で松本を離れた後も、帰ってくるたびに“ふるさとへ戻った”と感じさせてくれる存在でしたので、なくなると聞いて驚きました。同じ思いの方が多く、市長への手紙が10件ほど、担当課にも多数の問い合わせが来ています。松本市としても、何らかの形で音声を残す方策がないか話し合いをしている状況です。JRに確認したところ、音声データはJRのものではなく、権利を管理する会社が別にあり、JRも借用していたことが分かりました。松本市がデータを取得、借用するには権利上の高いハードルがあり、現時点で活用方針を申しあげる段階にはありません。ただ、何らかの形で市民の皆さんが聞けるようにならないか、関係者と調整を続けたいと考えております。

 

【記者】

 廊坊市の公式訪問に関連してですが、先日、日中首脳会談が行われました。市長の受け止めをお伺いします。

 

【市長】

 かつて冷え込んだ日中関係は、第二次安倍政権以降「戦略的互恵関係」が基盤となっています。日本と中国は隣国であり、良好な関係は不可欠です。安全保障面の懸念について、首脳レベルで率直な意見交換を交わしながら、互いに恩恵のある関係を戦略的に捉えて、関係を構築していくことが基本になることは変わらないと思っています。高市総理大臣も習近平国家主席も、その認識のもとに会談が行われたと報道でもありましたので、そのベースの上に、松本日中友好協会の皆さんが民間レベルで続けてきた草の根の交流を、さらに前に進めていく機会になればと思っております。

 

【記者】

 昨年カトマンズを訪問された際には、介護人材の提携など産業的な視点もありましたが、今回の廊坊市訪問ではいかがでしょうか。

 

【市長】

 カトマンズのように、経済や産業の分野を進めていこうとは考えておりません。中国では自治体に大きな裁量があるわけではありませんので、国家レベルの関係基盤の上に、民間交流や自治体間での人の交流、特に子どもたちの交流が進むことが望ましいと考えています。

 

【記者】

 松本山雅FCの今季昇格が消滅したことについて、受け止めをお聞かせください。

 

【市長】

 昨シーズンでは最後のカターレ富山との試合において、J2昇格目前で逆転負けを喫し、今季こそはという期待が非常に大きかった中、シーズン半ば以降うまく勝ち切れない状況が続き、J2昇格といった目標が遠ざかっていました。加えてアルウィンの施設不備で本拠地を使えなくなったことが追い打ちとなり、6連敗やロスタイムでの逆転負けなどチーム状態はどん底でした。JFL時代から上昇気流に乗り、反町監督時代にJ1昇格を2回果たした栄光の時期と比べ、大きなコントラストが描かれているチーム状況だと思います。立て直しにはチームだけでなく、クラブ全体の組織やガバナンスの見直しが必要だと感じていますし、アルウィンの問題についても、施設を管理している長野県とクラブがどのように協議するのか、注視していく必要があると思います。いずれにしても、スポーツのみならず、松本市民にとって活力のシンボルのような存在ですので、この状態から立て直すことに松本市としても協力できることを考えていきたいと思います。

 

【記者】

 2027年からシーズン移行により秋春制になりますが、冬期の練習環境整備など市として協力することはありますか。

 

【市長】

 松本市が協力するということは、市民全体が公共投資をしようといった気持ちになることが必要です。本来であればクラブ自身もJ2昇格により、スポンサー支援や市民の気持ちの追い風を得て、公共投資の議論が進む未来像を描いていたのだと思います。我々もそうしたことを念頭に置きながら、どのような協力ができるのか事務レベルで意見交換をしておりました。その前提が、今回のチーム状況で大きな軌道修正を図られる可能性があると思いますし、松本市も踏みとどまってこの先の未来をクラブとともに考えていかなければいけないと思います。

 

【記者】

 11月3日に松重豊さんのブランド大使就任式がありました。ご本人も自ら発信したいとおっしゃっていましたが、公の場以外で市長とお話をされ、これからやりたいことなど具体的な話はありましたか。

 

【市長】

 具体的な提案はまだありませんが、就任式や人力車での移動の際に、たくさんお話をさせていただきました。松本がこれほど歓迎してくれる理由を考える中で、松本城や石川数正の存在が街の根幹でありスタートであるということと、その役を通じてブランド大使を引き受けたことの大きさを改めて感じており、自分がやれることを一緒に考えていきたいし、自分からも提案したいとおっしゃっておりました。当初は敷居が高いものと考えておりましたが、いろいろと発信し行動していただけると期待しております。

 

【記者】

 先日の臨時会において、市立病院基本計画の見直しを検討すると話されましたが、それは産科以外の部分も含めて見直しを検討するという意味でしょうか。

 

【市長】

 分娩廃止を決めた以上、基本計画のその部分の手直しは必須ですが、国が地域医療構想の新ガイドラインを年明けに示すこと、また診療報酬改定を含めた医療制度の改正が、年度内を1つのめどとして示されるタイミングでもありますので、基本計画の見直しにはそうした背景や要因を踏まえ、改めて松本地域の医療機関や有識者の意見を伺う必要があると考えております。その結果、どのようなことが必要な見直しになるのか検討していくといった趣旨で議会答弁を行いました。具体的な方向性は、今月中に市立病院の特別委員会が開催されますので、そこにお示ししたいと思います。

 

【記者】

 立ち止まって考え直すわけではないということでしょうか。

 

【市長】

 見直しを行うのではなく、見直しの検討を行うということでしょうか。いずれにしても、分娩については見直さなければいけませんので、それ以外の部分については、見直しの必要があるかどうかを検討するという意味です。

 

【記者】

 波田中央運動広場の照明も撤去されていますが、広場の工事自体も立ち止まるのでしょうか。また開院時期は令和10年3月末ですが、遅れることが前提になっているのでしょうか。

 

【市長】

 病院は現在のグラウンドに建てると決めており、代替グラウンドの整備は必須です。そのことは、さまざまな検討や議会の皆さんの了承を得て決めていますので、変更する考えはありません。開院時期については、基本計画の見直しが分娩廃止に伴う部分のみであれば、全体のスケジュールに大きな変更は不要と考えておりますが、それ以外の見直しが必要となった場合の影響は、現時点で見通せておりません。

 

【記者】

 JR松本駅の自動放送が変わることについて、市長への手紙が10通ほど届いているとのことでしたが、具体的にはどのような内容でしょうか。

 

【市長】

 1つは駅のホームで引き続き流せるよう市から働きかけてほしいというもの、もう1つはホームで流せない場合にどこか別の場所で流せないか、少なくとも市がデータを保管できないかという要望です。

 

【記者】

 市長への手紙のほか担当課にも問い合わせが来ているということですが、その担当課と問い合わせ数を教えてください。

 

【市長】

 報告を受けているのは公共交通課、観光ブランド課、博物館となります。合わせて15件ほど問い合わせが届いております。

 

【記者】

 市としての対応は、JRや権利会社と話し合いをしている段階という理解でよろしいでしょうか。

 

【市長】

 そのとおりです。

 

【記者】

 駅の東西自由通路での活用案は、市の考えの1つで間違いないでしょうか。

 

【市長】

 自由通路での使用を前提に話し合いをしているわけではありません。自由通路は市の所有物であり、JRの管轄ではないため有効な活用が可能ですが、スプリンクラーの設置がされておらず活用に制約がありました。現在はスプリンクラーを設置し、有効活用についてさまざまな部署で議論をしておりますので、今回の問題に限らず自由通路の活用がベースにあって、こういった話が出てきたのだと思います。

 

【記者】

 政府がガソリンの暫定税率の廃止に向けて動いていますが、家計への恩恵がある一方で地方税収の減少も懸念されます。市長の受け止めと国への要望があればお聞かせください。

 

【市長】

 暫定税率は昭和の道路建設を積極的に進めるため、田中角栄総理の時代から財源確保の手段として始まったものだと認識しています。本来「暫定」である以上、どこかで打ち切ることを念頭に置き、必要な道路財源を別の手段で確保するのが筋だと以前から考えてきました。現在は、物価上昇の中で米をはじめとした食料品が家計に響いていますが、ガソリン代も大きく負担となっており、とりわけ車を多く使う地方の市民に重くのしかかっています。昨年の自民党・公明党・国民民主党の3党合意でも廃止を掲げていましたが実現しませんでしたので、今回ようやく廃止の見通しが立ったことは、基本的には必要で肯定的なことだと受け止めています。地方財政に直接的に穴が開く部分については、中央政府の責任で別の手段で手当てされるべきであり、高市政権のもとでそうした対応が行われると認識しています。

 

【記者】

 市立病院の件でお伺いします。先ほどの質問の中で「建設そのものを見直す考えはない」とのことでしたが、市立病院の建設中止を求める市民有志の会から要求書が出ており、どうしても市長に直接渡したいと話していました。土砂崩落の危険性を主張していますが、それに対する市長の受け止めをお伺いします。

 

【市長】

 今回の中心となっているのは山根二郎弁護士であり、皆さんもご存じのとおり、博物館建設に関して私を刑事告発した人物です。その後も議場において大声で発言されるなど、冷静に議論できる相手ではないと考えており、私が直接要求書を受け取らない理由としてその点をご理解いただきたいと思います。そのうえで、あの場所に市立病院を建設することについては、これまでも議会で繰り返し検討がされてきました。土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッドゾーンに指定されている状態では建設できないという認識は、市としても同じです。レッドゾーンは傾斜が急で、土砂の地質の状態によって崩れやすい場所として指定されていますので、傾斜を改善し、地質を守る工事を行わなければ建築確認は得られません。そのため連続繊維補強土工という工法を用いて地質を守る工事を行い、2024年には長野県が確認をした上でレッドゾーンを解除し、周辺と同じイエローゾーンへ指定を引き下げました。議会でもレッドゾーンやイエローゾーンについて多くの議論があり、イエローゾーンについてもより慎重に対応するため、病院建物はイエローゾーンにかからない位置に配置し、該当部分は駐車場にすることとしました。その結果、議会も了承し、県の指定解除も行われていますので、今回の要望書は間接的に目を通しましたが、これまでの議論を覆す内容ではないと考えています。

 

【秘書広報室】

 以上を持ちまして、市長定例記者会見を終了します。

 

※AIにより文字おこしを行い、編集したものです。実際の発言とは異なる部分があります。

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