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令和7年4月23日 市長定例記者会見
【市長】
松本マラソン実行委員会事務局を担当するスポーツ本部(現スポーツ部)の職員らが、松本マラソン2023大会の収支決算が赤字にならないよう不正な会計処理を行っていたこと、また2024大会の収支が大幅な赤字決算になったことにつきまして、私から概要を報告させていただきます。松本マラソン2024大会の収支決算を整理する中で、松本マラソン実行委員会事務局を担当する松本市スポーツ本部の職員らが、松本マラソン2023大会において不正な会計処理を行いました。2023大会は、エントリー数の減少により参加料収入が大きく減少したこともあり、最終的に1500万円余りの赤字が見込まれることになりました。この事務を担当していた松本市スポーツ本部の職員らは、2023大会を赤字決算にすると大会のイメージ低下を招き、大会そのものの継続可否に大きな影響を及ぼすのではないかと懸念し、単年度で収支均衡の決算になるように検討を行い、2023大会の赤字分については、翌年度以降の収入で補填する方針を固めました。そして大会運営業務の受託者である信濃毎日新聞社に対して、1500万円余りの赤字分については翌年度に支払うこととし、代わりに2023大会の運営業務委託費を減額して、変更契約を締結してほしいと依頼しました。2023大会の赤字分の支払いを翌年度以降に先延ばし、2023大会の経費を本来より少なくする変更契約を依頼したということであります。その結果、2023大会の運営業務委託費は、本来よりも少ない額を決算の数字とし、およそ75万円の黒字決算として会計監査を受け、実行委員会の総会で報告をし、了承を得ていました。当時の担当職員らは、大会運営が軌道に乗れば、2023大会の赤字分を2024大会以降の収入で対応できるといった極めて甘い見通しを持っていましたが、2024大会は、参加定員数の縮小に合わせて市の負担金を減額した上に、エントリー数が伸び悩んだこと、警備員の配置など固定的にかかる経費が多くを占めたこと、また輸送費や人件費の物価高騰の影響が大きかったことなどの要因が重なり、結果として2023大会の赤字分の繰り越しを含め、4400万円近い赤字決算を計上することとなりました。担当職員らが考えていたように、2023大会の補填ができるような状況とはならなかったということでございます。その後、大会運営業務の受託者からの指摘も受け、このような事態になって初めて、今年2月に担当職員から私に報告がありました。私からは、こういう事態に至った原因や経過について、受託者と十分に確認しながら細かく精査するよう指示をし、本日の報告に至りました。今後の対応につきましては、2024大会までに累積した赤字分について松本市として予算措置を行い、市の負担金により補填したいと考えます。その後、大会運営業務委託費のうち、受託者に未払いとなっている部分については、松本市からの負担金が実行委員会に納入され次第、支払い手続きを行いたいと考えます。その上で、2025大会の開催につきましては、これまでの大会運営の検証などを行うため、中止にしたいと考えております。このような事態に至ったことに関しまして、これまで大会に参加をし、2025大会の開催を心待ちにしていただいている全国のランナーの皆さま、大会の運営にご協力いただいているボランティアスタッフやコース沿線地域の皆さま、開催の趣旨に賛同し協賛をいただいているスポンサー企業の皆さま、開催にご理解とご協力をいただいている松本市民の皆さま、そして長野陸上競技協会をはじめ、すべての関係団体の皆さま、大勢の皆さまの期待と信頼を裏切る結果になったことに対しまして、心からお詫びを申しあげます。誠に申し訳ございませんでした。なお関与した職員につきましては、条例や指針に基づいて処分するとともに、事案の重大性に鑑み、実行委員長である私自身に関しては、給与を減額する措置を行ってまいります。冒頭、私からは以上であります。
【記者】
信濃毎日新聞社に運営業務を委託されていますが、具体的にはどのような業務でしょうか。大会全般でしょうか。例えば開閉会式の準備、沿線の給水ポイントや警備、また警察への道路使用許可など、ロードレースでは雑多な業務がものすごくありますが、それを全て委託されているのでしょうか。
【市長】
運営全般についての業務委託であります。
【記者】
今あげたような細かい作業すべてということでしょうか。
【市長】
まず一括して信濃毎日新聞社に業務委託をします。その先で信濃毎日新聞社が再委託するものも内容によってはございます。
【記者】
資料を見ると、信濃毎日新聞社に2024年度予算で請求書を出して欲しいと依頼をしております。信濃毎日新聞社が、今回の不正会計処理に何か関わるところはありますか。
【市長】
松本市と信濃毎日新聞社との関係は、我々実行委員会事務局が業務全般を委託し、その受託者としての立場が信濃毎日新聞社でございます。2023大会で1500万円余りの赤字が見込まれることになった際、松本市と信濃毎日新聞社の間には、以下のようなやり取りがあったと確認をしております。今回の不正な会計処理は、実行委員会事務局を担当する市のスポーツ本部の職員らが主導して方針を決めたことであり、受託者にはその方針に従って対応してほしいと依頼をいたしました。従いまして、受託者と相談などをして決定したものではございません。受託者は、松本市の担当職員らの依頼に従って、変更契約や請求を行ったものと認識をしております。
【記者】
「市職員ら」とありますが、「ら」の中に市職員以外の方はいますか。皆さん市の職員と考えてよろしいでしょうか。
【市長】
「担当職員ら」としておりますのは、具体的に申しあげますと、松本マラソン実行委員会の事務局長、2名の事務局次長、その他実務を担当する3名の職員でございます。このうち事務局次長のうち1名は、実行委員会が雇用した松本市のOB職員でございまして、この「ら」という表現は、OB職員を指しているものであります。
【記者】
実行委員会の事務局長と実務の3人の職員、合わせて4人が市の現役職員でしょうか。申し訳ありません。事務局次長がもう1人いらっしゃいますね。
【市長】
残りは市の職員であります。
【記者】
市の職員と市のOBの6人でしょうか。
【市長】
延べ6人でございます。2023年大会と2024年大会で担当係長に異動がございましたので、延べ6人が関与しておりました。
【記者】
市長ご自身の給与を減額する措置は、次の議会に条例を出すということでしょうか。それとも臨時会を開かれますか。
【市長】
条例の改正が必要ですので、議会の開催に合わせて提出させていただきたいと考えております。
【記者】
6月でしょうか。
【市長】
まだ議会の日程は定まっていないと認識をしております。
【記者】
先ほどの議会で、粉飾決算に該当するというご説明がありました。粉飾決算を理由に、検証を行うため大会を中止するということですが、その判断が果たして適切なのかどうか、他に選択肢はなかったのかお考えをお聞かせください。
【市長】
今回、決算書の数字を操作し、実態と異なる内容を報告したことが、粉飾決算に該当するという認識を松本市として示したことが前提にございます。企業における粉飾決算は、不正な会計処理によって財務状況や経営成績をよく見せることで会社の信用力を上げ、金融機関からの融資や取引を有利に進めるために行われるものと認識しておりますが、それと同等のものとは考えておりません。先ほど申しあげたように、決算書の数字を操作して実態と異なる内容を報告したことは極めて重い事態であり、不正な会計処理と認識しております。今回、2025大会の開催の可否について、両副市長や関係する幹部職員と協議をいたしました。本来であれば、エントリー開始の期限がすぐそこに迫っているという状況を鑑みますと、2025大会につきましては、不正な会計処理を関係者の皆さまにお伝えをして、改めてこうした事態に至った検証をすることが優先であり、開催することに対して関係者の皆さんのご理解を得ることは極めて難しいと判断をして、中止にしたいということを実行委員会に提案いたしました。実行委員会としては、実行委員長に一任するということでしたので、今日の議会の委員協議会には、そうした方針を伝えさせていただきました。議会側としては、改めて議員協議会において協議をし、最終結論を出していくことで集約されたと報告を受けましたので、そうした議会の意向を踏まえ、できるだけ早く議員協議会の開催をお願いし、そこで最終的な方針を決めたいと考えております。
【記者】
2025年以降の大会をどうするのか、現時点で考えをお持ちでしょうか。赤字続きということであれば、中止ではなく、松本マラソン自体を打ち切る考えはありますか。
【市長】
ご質問の2026年以降の大会をどうするかについては、まず2025大会の可否について議会の皆さんと協議することが先決であると考えております。その上で、2026年以降の大会開催につきましては、関係するさまざま皆さんと意見交換をさせていただき、そうした声に真摯に耳を傾けて、どうしていくのか結論を出していきたいと考えております。
【記者】
2025年大会は中止の意向ということですが、市民ランナーやボランティアへの説明責任はどのように果たされるおつもりでしょうか。
【市長】
繰り返しになりますが、これまで大会に参加をし、2025年大会の開催を心待ちにしている全国のランナーの皆さま、松本市内のランナーの皆さまには期待と信頼を裏切る結果になったことに対しまして、心からお詫びを申しあげます。ご質問にあったように、今回のような事態がどうして起きたのか事実関係をできるだけ詳しく確認し、記者会見の場で市民や国民の皆さんにしっかりとお伝えすること、さらに議会の皆さまにもお伝えすること、関係団体で構成されます実行委員会の皆さまにお伝えすることが、まずは私たちが取るべき措置ということで、2月7日に最初の報告を受けて以降、庁内そして受託者である信濃毎日新聞社と協議を重ねてまいりました。今回、議会や記者会見でお示ししている資料は、一連の経緯を含め数字の精査を行い、これ以上はないという事実関係を公表しているつもりでございます。このことをメディア、また松本マラソンや松本市の媒体を通じて、しっかりとお伝えしていくことが必要だと考えております。
【記者】
中止による地元経済や関係団体への影響をどのように見ていますか。
【市長】
松本マラソンの開催の可否については、議会の中にも、また松本市役所の庁内でもそれぞれ意見がございました。我々としては、多額の負担金を計上して開催することで、大勢の皆さんに松本に足を運んでもらい、松本の街を走ることで魅力を知っていただき、それに付随する経済や活況への効果を見込んで開催を続けてまいりました。今回、2025大会が中止という決定をすれば、少なからずご指摘にあるような影響はあるものと考えております。
【記者】
今、市長からいろいろなお言葉を述べていただきましたが、改めて市長個人として不正が起きたことの受け止めを聞かせていただきたいということが1点と、今後調査をしていくといったお話がありましたが、具体的にどういう再発防止策を講じていかれるのか教えてください。
【市長】
市長個人という立場以上に、私は実行委員長という立場でございますので、今回担当職員らが不正な会計処理を行って、大勢の皆さまの期待と信頼を裏切る結果になったことは大変遺憾であり、そして実行委員長としての管理、監督責任は非常に重いものと受け止めております。今回のこうした事態を受けまして、本日の夕方に全ての職員に対し、綱紀粛正及び服務規律の遵守、並びに適正な事務執行の徹底について、副市長名で通達を発出いたしました。今回の不祥事につきまして、単年度で赤字決算であったにもかかわらず、黒字決算のように装ったことを指摘した上で、参加者や協賛企業、ひいては市民からの信用を著しく損ねることになったこと、その上ですべての職員は、一層綱紀粛正に努めるとともに、法令を遵守し、高い倫理観と使命感を持って行動するよう通達したものでございます。具体的には、松本市職員倫理規定の徹底、服務規律の遵守、管理・監督者については、部下の違反行為を未然に防ぐため、常に注意を払い、適切な指導や助言を行うよう通達したものでございます。2点目のご質問につきましては、さまざまな要因があると認識しておりますが、その中の1つといたしまして、今回の大会が実行委員会を組織して開催するということが指摘できるものではないかと思っております。実行委員会の会計処理が、ともすれば松本市の通常の予算執行よりも柔軟に行えるといった認識が、担当職員の中にあったのではないか。その結果、公金の適正執行という感覚を麻痺させる部分があったのではないかと受け止めております。以上であります。
【記者】
今回の不正の発覚経緯についてですが、信濃毎日新聞社から指摘を受け、担当職員らが市長に報告をした令和7年2月7日が市として不正会計を把握したタイミングという理解でよろしいでしょうか。
【市長】
市としてという主語を松本市長と受け止めれば、この2月でございます。先ほども説明したように、実行委員会事務局の担当職員のうち、5名は現在の松本市職員でありますので、主導的に方針を決め、会計処理に携わってきたことを松本市というのであれば、もっと以前からということになります。
【記者】
当該職員の処分は、条例などに基づいてという話がありましたが、具体的にいつごろ決まる見通しでしょうか。
【市長】
先ほども申しあげたように、協議事項として議会提出した今回の案件の取り扱いにつきましては、議員協議会で協議をするという集約がされましたので、できるだけ早く議員協議会の開催をこちらからお願いし、その場で今回の問題について協議が行われ、こちらが提案をしていることについて了承を得られれば、そこから速やかに手続きを進めたいと思っております。
【記者】
何が不正にあたるのかお伺いします。1500万円余りを会計書類に記載しないこと自体が不正な会計処理ということですが、負担金不足額を解消するところで、受託者に減額を依頼すること自体は不正に当たらないという認識でよろしいでしょうか。
【市長】
今のご指摘の認識を私たちは持っております。委託する側と受託する側で実質的な協議を行い、妥当性があるということで減額を行いましたので、その部分は不正ではないという認識でございます。2023年の大会において、そうした減額に向けた話し合いなども行った上で、単年度で1595万円の赤字が出ることが明らかになったにもかかわらず、それを黒字決算であったかのように装ったことが、不正な会計処理だと考えております。
【記者】
減額の依頼をするときに、市側から受託者に赤字になる見込みについて説明があったのでしょうか。
【市長】
お配りした資料で時系列に沿って記述をさせていただいておりますが、資料3「2023大会における不正な会計処理」の中で、(1)概要の「エ」「オ」が今のご質問にあたるところだと考えております。担当職員らは、受託者に対して1595万円は市側で負担するものの、年度内に支払うことができない旨を説明し、2023大会の委託費をさらに減額して合計3990万円減額した形で変更契約を締結することを依頼しました。そして赤字である1595万円については、翌年度になってから請求するように依頼をいたしました。こうした行為がご質問の答えではないかと思っております。
【記者】
2023年が1500万円余りの赤字で、それも合わせて昨年の2024年が4400万円余りの赤字になりますが、これは全て運営業務委託費にあたるものが赤字として出てきているのでしょうか。
【市長】
2024大会につきましては、委託費について信濃毎日新聞社側と協議をした結果、2500万円の減額をしていただいて、松本市の負担額は2700万円余りとなりました。それと2023大会を合わせて4300万円余りの赤字というのが、資料で示した数字の意味でございます。
【記者】
説明の中で、市長が認識されたのは2月7日ということでした。その後、決算特別委員会や2025年度予算を議会に提案して可決されるという動きがありましたが、市長から実態をお話するといった考えはなかったのでしょうか。
【市長】
今日の委員協議会でも、一部の議員の方からそうした指摘が出たと報告を受けました。今日ご説明させていただいた内容を見てお分かりになるように、正確な会計処理はどういうものか、数字に誤りがないように受託者である信濃毎日新聞社側と、詳細な事実関係の詰めを行わないで議会や記者会見を通じて公表することは、極めて大きな混乱につながると考えました。ですので、ご指摘の趣旨は私自身も理解をするところでもありますが、今回の事案の重大性や複雑さを考えたときに、内容の詰めを行わないで議会や記者会見で公表することや、2025大会の予算の取り扱いを変更することは、極めて難しいと考えて判断したものでございます。
【記者】
2ページ目の「2023年大会における不正な会計処理」の(1)概要「ウ」のところで、受託者による委託費の減額後でも約1520万円の赤字が発生するとあります。この1520万円は、2023年大会における信濃毎日新聞社に払う予定の運営業務委託費であり、その赤字がこの額ということでよろしいですか。それともその他の赤字もここには含まれているのでしょうか。
【市長】
前者の理解で結構です。
【記者】
質問が終わったら会見が終わるのでしょうか。別件で聞きたいことがあるのですが。
【市長】
この質問が全て終わってから、別件の質問にお答えしたいと思います。
【記者】
委員協議会でも質問が出ていたところで1点だけお伺いします。市長への報告が今年の2月に入ってからであり、それまで適切な時期に報告がなされなかったということですが、その原因として上に報告しづらいムードがあったのではないかと議員からも指摘がありました。その辺りについて、市長はどう考えていますか。
【市長】
一般論としてお答えするべき問題ではないかなと思っています。今回の松本マラソン実行委員会事務局の担当職員と私をはじめ、庁内の幹部職員との意思疎通について、今のご質問にお答えをしたいと思います。松本マラソンの歴史を振り返りますと、2017年の第1回と2019年の第3回は参加者も一定の確保ができ、決算においても予算の組み換え等で対応ができていたわけでございますが、2018年の第2回大会は台風で中止、また2020大会は新型コロナで中止、翌年の2021大会は豪雨災害で中止といった、開催を始めてから5年で3回も中止になる状況のもと、担当職員らは2022大会以降、コロナによって全国各地のマラソン大会でエントリー数が減少する中でも、なんとか松本マラソンのエントリー数の向上を目指して、さまざまな取り組みを行っておりました。今回の不正な会計処理、あるいは翌年度以降の黒字分で補填をするという見通しは、極めて甘いものではありますが、担当職員らが一人でも多くのランナーに松本の街を走ってほしいという熱意は、非常に強く持っておりました。そうした熱意にできるだけ応えて、私としても松本マラソンをなんとか継続させたいという思いがあり、担当職員らとは大会を盛り上げるための打ち合わせを重ねてきた経緯もございます。一方で庁内におきましては、実施計画や予算編成のプロセスの中で、マラソン大会の開催に終止符を打つべきだという意見もございまして、担当職員らの熱意とそうした意見の中、私としてはもう1年、もう1年ということで、共に大会の盛り上げに努めてきたところでございます。こうした熱意が、結果として担当職員による不正な会計処理に間接的に繋がったとすれば、私も含め深く反省をしなければならないことだと考えております。
【記者】
今日、市職員の転落死の問題で、公務上の労災が認定されるといった報告があったと承知しております。それについて市長の受け止めをお願いします。
【市長】
遺族の方の強い要望により、詳細を公表することは差し控えたいと思っております。議会に対しましても、そうした前提のもとで予算措置をお願いしたところでございます。いずれにしても、公務災害として認定される事案ですので、職員一人一人が仕事を通じて大きな負担を被ることのないように、市長という立場からも、またそれぞれの部局長の立場からも一人一人の職員にしっかりと目配り、気配りをし、こうしたことが繰り返されないよう努めていかねばならないと考えております。亡くなられた職員、そして遺族の方には改めてお悔やみを申しあげます。
【記者】
昨日の総務委員協議会では、委員の方から再発防止に向けた取り組みやマニュアルを策定してほしいという意見もありました。今市として動いているもの、またこれから動いていきたいものについてはいかがでしょうか。
【市長】
今回の事案が、直接そこに結びつくかどうかは1つ線を引かせていただきたいと思いますが、松本市の職員が職場において強いストレスを感じるような、いわゆるカスタマーハラスメントといったことの認識を我々が持ち、そのための対策を今年度中に条例の制定をはじめ、さまざま行っていく予定でございます。それ以外にも、例えば1人の職員に極端な負荷が集中しない業務分担の在り方や、あるいは役所の文書主義が大きな時間的ロスになり、それが職員の負担になるといった実態もございますので、こうしたことは予算措置も含め、できるだけ早く解消する取り組みを進めているところでございます。
【記者】
ひげを剃って会見に臨まれた理由を教えてください。
【市長】
特にありません。
【記者】
今日の松本マラソンの発表が関係しているのでしょうか。
【市長】
それは私が申しあげることではないと思っております。
【秘書広報室】
以上を持ちまして、市長定例記者会見を終了します。
※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。