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市長記者会見 令和7年(2025)1月8日

更新日:2025年1月8日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和7年1月8日 市長定例記者会見

 

 

資料1 松本市の人口 令和7年1月1日現在 総数23万4111人 前年比1364人減

【資料1 松本市の人口 令和7年1月1日現在 総数23万4111人 前年比1364人減】

 

【市長】

 2025年の最初の記者会見となりますが、今年は比較的天候にも恵まれて、穏やかな年の初めになったかなと思います。引き続き今年一年、よろしくお願いいたします。私からは4点ほどご報告いたします。まず1点目は、1月1日現在の松本市の人口でございます。令和6年の1年間における松本市の人口は、1364人の減少で総数は23万4111人となりました。

 

 

資料2 【松本市】令和6年の人口動態 出生数・自然減 横ばい

【資料2 【松本市】令和6年の人口動態 出生数・自然減 横ばい】

 

【市長】

 亡くなられた方の数と生まれた子どもの数の推移のグラフでございますが、亡くなられた方は2931人、そして生まれた子どもの数は1457人で、その差は1474人となりました。これは令和5年と全く同じ数でございます。出生数につきましては、令和5年に初めて1500 人を割り込んで、令和6年はそれより10人プラスのほぼ横ばいという状況でございました。

 

 

資料3 【松本市】令和6年の人口動態 社会増 7年連続も増加数減少

【資料3 【松本市】令和6年の人口動態 社会増 7年連続も増加数減少】

 

【市長】

 松本市に入ってくる方と出ていく方の差につきましては、プラス110人でございました。7年連続の社会増ではありますが、増加数の幅は減少いたしました。

 

 

資料4 【松本市】令和6年の人口動態 地区別人口/増加8地区 減少27地区

【資料4 【松本市】令和6年の人口動態 地区別人口/増加8地区 減少27地区】

 

【市長】

 地区別に見ますと、増加した地区が35地区中で8地区、減少した地区が27地区となっております。大きな傾向は一昨年とそれほど大きく変わっていないと認識しておりますが、最も増加率の大きかった城東地区が、一昨年は0.5%のマイナスでしたので、差が大きく見られました。地域づくりセンターによりますと、外国人居住者の増加などが要因と見られております。また最も減少率が大きかったのは安曇地区で、マイナス3.3%でございました。人口につきましては、人口定常化ということで減少に歯止めをかけることが大きな目標でございます。そのためにはコロナで落ち込んだ出生数の回復と、国も改めて脱東京一極集中の方針を掲げる中で、人口の偏在の是正による社会増の継続が、松本市における賑わいや豊かさを維持していくために重要だという認識を持っておりますので、そのための政策の総動員を2025年も続けたいと思っております。

 

 

資料5 国宝松本城R6年の入込客数 外国人19万人超 人数・割合とも過去最多

【資料5 国宝松本城R6年の入込客数 外国人19万人超 人数・割合とも過去最多】

 

【市長】

 2番目は、昨年の松本城の入場者についてであります。昨年1年間で松本城を観覧に訪れた方の数は、98万6207人となっておりまして、近年で一番多かった平成28年の98万人台とほぼ同じ状況となっております。最も変化が大きいのは外国人の観覧者数でありまして、平成21年から統計を取り始めておりますが、人数、割合とも過去最多でございました。昨年1年間の外国人の観覧者数は19万1748人で、令和5年度に比べて30%の増、また10年前の平成27年に比べますとほぼ2倍になっております。これは松本城だけではありませんが、改めて昨年一年を振り返りますと、日本全国の傾向を上回る勢いで、外国から大勢の方々が松本に訪れていただいていると認識をしております。しかもアジアから欧米豪と、幅広く世界各地から来ていただいておりますので、観光、交流の人の流れをより幅広く長期滞在や定住へ、さらには裾野の広い産業への波及効果につなげていきたいと考えております。

 

 

資料6 松本城天守プロジェクションマッピング 年末年始来場者 昨年の1.4倍

【資料6 松本城天守プロジェクションマッピング 年末年始来場者 昨年の1.4倍】

 

【市長】

 次にもう1つ、松本城の冬の夜の催しでありますプロジェクションマッピングの年末年始の来場者数についてであります。12月29日から1月3日までの6日間の来場者について、スタートした令和4年から、この年末年始にかけての数字をグラフで示しております。この年末年始は、合わせて2万9160人の方に来場していただきました。これは昨年と比べて40%の増加でございます。とりわけ1月2日が6652人で、期間中でも最も多くの方に訪れていただきました。3年続けた催しが4年目に入って定着してきたこと、また昨年はテレビをはじめとしたさまざまなメディアで取り上げられたことで認知度が高まっていること、それに加えて、制作にあたっていただいているエプソンをはじめとした関係者のご努力で、コンテンツの充実が図られていることが背景として考えられると思っております。冬場、また夜の人の流れが、観光にとってプラスの効果が着実にあると思っております。明日から第二期を「光で彩る伝統文化」というテーマで開催いたします。市民をはじめ、大勢の皆さんに改めて足を運んでいただいて、その行き帰りに食事などを楽しんでいただけたらと思っております。

 

 

資料7 新しい総合計画の策定に向けた意見を募集 皆さんの考えをお気軽にお寄せください

【資料7 新しい総合計画の策定に向けた意見を募集 皆さんの考えをお気軽にお寄せください】

 

【市長】

最後に年末からスタートしております、新しい総合計画の策定に向けた意見募集のお知らせでございます。2030年までを計画年度とする総合計画基本構想2030につきましては、来年度が前半の最終年となります。前半の5年間を総括し、改めるべきところは改めて、後半の5年間である第12次基本計画を来年度は作成することになります。策定にあたりまして幅広く市民、あるいは市民の方でなくとも、松本に何らかの関心を寄せていただいている方々から、ご意見を伺う取り組みでございます。今回の取り組みを行うにあたって担当の総合戦略室では、できるだけ幅広く、そして内容にこだわらず硬いものから柔らかいものまで、あるいは実現の可能性があるなしにかかわらず、着想やアイディアをいただきたいという思いを込めて「松本ロダン界隈」というコピーを考えさせていただきました。最近、ハッシュタグなどで「界隈」という言葉を使われる方が増えていて、メジャーなものとしては「風呂キャンセル界隈」という言葉がございます。記者の方の中にも、ご存知の方からあまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。私も最初はピンとこなくて、一体どういうことか少し調べたところ「風呂キャンセル界隈」という言葉は、お風呂に入らない人たち、そのあたりの人たちのなんとなくの考えということで、いろいろな投稿がされています。別に入らない人たちだけではなく、そこにまつわる話を投稿し、皆さんが盛り上がるといったようなことが「ホニャララ界隈」という言葉で使われております。そこをベースにして、ロダンというのは彫刻家のロダンでありますが、考える人に少し引っ掛けながら「松本ロダン界隈」というキャッチコピーで、松本の将来を妄想に近いことでも構いませんので何か考えていただいて、思いやご意見を募集させていただくものでございます。昨年末からすでにLINEなどでは募集をしておりまして、すでにご意見として、例えば屋根がオープンになり定期的にイベントができるスペースを作ってほしいとか、あるいは松本市に難関私立中高一貫校を誘致してほしいといったものが寄せられております。当面の募集期間は来月(2月)7日までで、松本市のLINE公式アカウントやホームページの専用フォーム、さらには「#松本ロダン界隈」というハッシュタグを付けてXやフェイスブック、インスタグラムといったご自身のSNSに投稿をしていただければ、我々が収集させていただきます。またチラシも各地域づくりセンターなどに設置をする予定で、チラシを通じての応募も行っていただければと思っております。松本に関心をお持ちで、これからの松本にはこうあってほしいというご意見を広くいただければと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

私からは以上であります。

 

 

【記者】

 総合計画の策定について伺います。市長から説明があった通り、政策の中で実現できるものとそうでないものといろいろあると思いますが、どのように新しい総合計画の策定に反映させていくお考えなのか教えていただけますか。

 

【市長】

 令和3年にスタートした最初の段階では、各界の市民の代表の方にメンバーになっていただいて、幅広い立場からご意見をいただき、それをもとにワークショップなどを繰り返して基本構想2030を形作りました。基本は2030年までの10年間のものですので、骨格を変えることはありませんが、後半に向けてベースの上に何を肉付けして、何を軌道修正するかという作業が令和7年度になります。これからどういうポイントについて、具体的にどのように見直しをするのか議論していきますが、その大本の題材の収集という意味合いを持つものと考えておりますので、そういう意味で言いますと、最初のアプローチと受け止めていただければと思っております。

 

【記者】

 総合計画について伺います。中心市街地再設計検討会議でも同じような形で意見を集め、取りまとめたと思いますが、取りまとめた内容を例えば市民に公開するなど何らかの形で公にするお考えはありますか。

 

【市長】

 先ほど申しあげたように、皆さんのご意見を踏まえて、まずは素材を集めさせていただくプロセスです。ですので、内容もかなり玉石混交と言いますか、いろいろな形やレベルのものになると思います。数もどのくらい集まるか分かりませんが、これをそのまま列挙しただけではおそらく見ていただいてもあまり意味がないと思いますので、次のステップに進むにあたって一定の整理をし、改めて市民の皆さんにご提示することは必要だと思っております。

 

【記者】

 松本城の入り込みについて伺います。外国人が19万人を超え、去年に比べると4万4千人ほど増えています。過去の傾向と比べると、急上昇と言っていいと思いますが、市長もおっしゃったように、お城だけではなく上高地も外国の方が増えていると思います。この伸びについて、どのように分析されていますか。

 

【市長】

 確かに前年比の伸びは高いですが、その前のコロナによる谷の落ち込みが大きかったわけで、そういう意味で言えば、最盛期に戻ったという認識を基本的には持っております。その中で、とりわけ国内以上に海外からの誘客の伸びが大きかったのは、これは松本だけではありませんが、平成の後半と比べて今の日本が世界の皆さんにとって訪れたい国になり、その中で東京、京都、大阪といったメジャー都市に次ぐ存在として、松本が位置づけられ始めていることの証左と受け止めております。

 

【記者】

 年始のショート動画を拝見しまして、変化と再生の年とおっしゃっていましたが、今年に取り組みたいことを含めて思いを教えていただければと思います。

 

【市長】

 年頭のあいさつといいますか、どなたもされていることだと思いますが、動画作成にあたって、まず干支というものに改めて立ち返った時に、表現は少し違いますが、趣旨として変化と再生を意味する動物だという認識がベースにありました。既に顕在化をしていて、今年一年で皆が一番取り組まなければならないという共通認識を持っているものが、中心市街地の再設計、再活性という問題だと思っております。2月から3月にかけて大型商業施設が相次いで閉店をし、さまざまな民間同士の協議の中で次に向けた動きは始まっておりますが、市民の皆さんの目に見える形にはまだなっておりません。したがって年末年始にかけても、私に対して大丈夫かと、あるいは不安だという声も一定程度聞かれます。もちろんその要素がゼロではありませんが、先ほど見ていただいたような1つの象徴として松本城への入り込み状況や、今はまだ水面下で続いている中心市街地の民間投資の動きといったものを前提にすれば、決して悲観する状況ではないと私は思っています。ですので、蛇が自ら脱皮を繰り返すように、古いものと新しいものがちょうど入れ替わる変化と再生のタイミングに今の松本の街は来ており、この入れ替わりが起こらなければ、もちろん停滞、衰退ということですが、しっかりと入れ替わりが起きて、古い状態が続いていた時よりも新しいエネルギーを街が生み出せるとすれば、飛躍の時になるという気持ちを込めて、念頭のあいさつをさせていただいたつもりです。

 

【記者】

 市として空洞化を防ぐために、具体的にどのように回避をしていくのかお伺いします。

 

【市長】

 今取り組んでおりますが、商工会議所の赤羽会頭をトップに据え、各界の代表メンバー、さらには各世代、各分野から幅広く意見を聞きながら進めている新たな見取り図の策定の中身もそうですが、プロセスを通じて中心市街地の再設計、再活性が、松本市にとって単なる一商業施設の問題でもなければ、連綿と続いてきた中心市街地の問題だけでもなく、松本市全体、さらには周辺の市町村も含めた松本平全体の大きな問題であるという認識を持っていただくこと、そして繰り返しになりますが、認識を持っていただくプロセスを通じて、決して悲観的な話ではなく、見通しや展望を民間投資の動きと歩調を合わせながら、市民や企業、投資をこれから考えようと思っている方々にお示しすることが行政として一番やるべきこと、またできることだと思っております。その上で、そうした見取り図のもとにすでに進みつつある民間投資や、駅からお城までの中核エリアでこれから新たな投資をしようとした時に、例えば今までの都市計画のルールの自由度をもう少し高めてもらえないかといったことや、あるいは松本のこれまで大切にしてきた景観との調和をどう測るかといったコーディネート、調整の仕事を的確かつスピーディーに行うことが行政の責務だと思っております。

 

【記者】

 今年の4月からネーミングライツの施設が2つ増え、計6カ所になります。市として年額で1400万円くらいの収入が増えるネーミングライツの効果を、市長はどのように受けとめているのかお伺いします。

 

【市長】

 もともとネーミングライツは、行政として広告収入による施設の運営費などの確保が直接的な効果だと思っておりますが、金額自体がそれほど不可欠で、かつ大きな金額かというと、そこまでではないかもしれません。一方でそのことによりまして、企業側が公的な施設への関与を持っていただくことが、新たな公民連携のまちづくりの在り方の一助になるといった効果もあると思っております。担当課が企業側から伺った話ですが、企業側にとっても一定の広告効果があるとともに、入社試験などで社会貢献をしている企業という声を学生からもらうといった効果もあったと伺っております。そうしたことを総合的に考えますと、松本市の主だったスポーツ施設は、ほぼネーミングライツをスタートしたと思っております。それ以外にも、それほど大きくない施設ではありますが、企業側からこういうネーミングライツをやりたいという提案をいただき、それに応じて検討させていただく、いわゆる提案型についてはまだ事例がございませんので、引き続きネーミングライツの取り組みを継続して、裾野を広げていけたらと思っております。

 

【記者】

 提案という話でしたが、県有施設で歩道橋など3カ所ほどやっています。トイレや大手門の駐車場が東洋計器という事例もかなり珍しいと思いますが、提案型について市長としてどういうところが考えられますか。

 

【市長】

 今事例にあげていただいたトイレ、あるいは歩道橋をはじめとした道路関連施設は候補ではありますし、我々ではなかなかアイディアが浮かばないようなところにこそ提案型の本来的な意味があると思っておりますので、民間企業の皆さんの目線で、掘り起こしていただければと思っております。

 

【記者】

 先ほど中心市街地の活性化というお話の中で、松本平全体の問題ということを考えながら新しく設計をしていくとのことでした。直近で気になるのは、来週から閉店していく大型店舗の後利用についてですが、どのように後利用をされていくのかご存知であれば教えてください。

 

【市長】

 来週からというのは、南松本のイトーヨーカドーの跡地問題についてのご質問でしょうか。

 

【記者】

 それに加えて来月の松本パルコ、その次の井上百貨店の3点についてです。

 

【市長】

 いずれも民間企業が閉店を決め、土地と建物をどのように譲渡するのか、その相手先はどこかという話ですので、直接私たちが聞き取りを行ったり、あるいは情報を受け取る立場にはないということをまず申しあげておきます。その上で、我々のいろいろなチャネルで確定、不確定の情報が入ってきておりますが、3つの商業施設は、いずれも後利用に向けた民間ベースの交渉が行われていると認識しております。その中でも、我々が主体的に関与しようとしました松本パルコにつきましては、他の民間施設よりは我々の関与が一定程度ありましたので、これまでの議会や記者会見で答弁をさせていただいておりますが、パルコとパルコに対して具体的な提案をされた企業の間で、前向きな検討が進められていると認識をしております。今年の2月末がパルコの閉店というタイミングですので、閉店までには一定の結論を出せるように、調整が行われているものと受け止めております。

 

【記者】

 現在は水面下ということで、公表するには至らないということでしょうか。

 

【市長】

 我々が公表する立場ではございません。

 

【記者】

 中心市街地の状況について、悲観的ではないという見解を示されておりますが、根拠は何かありますか。

 

【市長】

 皆さんはどう感じますか。自分が松本へ戻ってから9年間、あるいは就職してからも毎年盆や正月には松本に帰ってきておりました。先ほどの松本城の入り込み客だけではありませんが、街中を見ていても実感として今の松本の街は、賑わいを生み出していると思っております。会見でも触れたかもしれませんが、比較的苦戦をしている商店街や通りでいきますと、本町、伊勢町といった文字通り松本のメインストリートのところが、ある段階で大きな投資をしすぎたと思っております。店舗面積が大きすぎたり、時代の間尺に合わない商業形態からの転換が遅れるという状況が、ある意味で松本のウィークポイントになっているとは思います。逆に一本通りを入ったところ、あるいは比較的家賃を払わないで借りられるジャストサイズの賃貸物件は、極めて旺盛な需要があって、地元の皆さん、あるいは新たに移り住んで商い、サービス業をしようとする皆さんも活発な動きがあると思っています。そして今回の中心市街地再設計、再活性というのは、駅前も含めてではありますが、本来メインでありながら新陳代謝が遅れていたエリアへの、いわば起爆剤になるチャンスがあると受け止めております。それが先ほどから申している悲観的になる必要はないのではないかということであり、今年中には新しい動きが可視化される、顕在化してくると思っておりますので、その時には体動している前向きな動きを市民の皆さんも実感をしていただいて、外国人の皆さんをはじめ、大勢の皆さんが松本に来ていただくことと相乗効果となって、人が集い、街が賑わい、賑わいが活力になる状況につながっていくと私は思っております。

 

【記者】

 新しい総合計画の策定についてお伺いします。概要のところで、「松本の将来を妄想し考える皆さん」と書かれています。記事を書く上で「妄想」という言葉が必要なのかを考えましたが、「松本の将来を考える皆さん」ではなく「妄想」という言葉を入れられた市長の意図と「妄想」は何を意味しているのか教えてください。

 

【市長】

 厳密に言いますと、私が入れたわけではないと言ったら語弊がありますが、それをそのまま載せているということは、私も許容をしているということだと思いますので質問にお答えするとすれば、繰り返しになりますが、市役所が求めるものや、市役所がそれをベースに何かを考えていくときに、実現の可能性が一定程度あるものを提案してくださいとなりがちだというのがベースにあります。「界隈」という言葉に込めた思いというのは、一回できるだけブレイクダウンしたいと言いますか、あまり内容や形にこだわらないで、なんでもいいのでお寄せくださいということです。特に中高生などの若い人たちが、素直に思ったことを伝えてもらうと、いろいろな意味でヒントになるという意味が込められていると受け止めていただければと思います。

 

【記者】

 医学用語で「妄想」とは、とらわれの心によって真実でないものを真実である、または誤って考えることと定義されています。今のご説明を聞くと、空想や無想であるといった現実にとらわれず、夢のあるところを計画に反映していきたいという思いでしょうか。

 

【市長】

 今の空想、無想よりも、もう一歩踏み込んだということだと思います。真実ではないかもしれない、一方で今真実とは何かといったことが、フェイクの情報と絡み合って混然一体としていることから考えれば、真実でないものまで含めてどうぞという意味合いが若干込められているということです。

 

【記者】

 総合計画に対する意見を募集するということは、パブリックコメントという位置付けでしょうか。

 

【市長】

 パブリックコメントという行政用語はご存知かと思いますが、物事において最後に案をつくって、議会プロセス以外で市民に幅広く問う、いわば定式化された行政プロセスとしてパブリックコメントというものがあります。広く意見を聞くことがパブリックコメントと言えなくもないですが、一般名詞としてはもう少し広くという意味があると思います。少なくとも行政用語の行政のプロセスとして行うパブリックコメントではありません。繰り返しになりますが、これから第12次基本計画づくりに入っていく前の、前さばき的なものを皆さんと一緒にやっていこうということであります。

 

【記者】

 このような手法を取られるのは初めてですか。

 

【市長】

そうです。

 

【記者】

 ロダン界隈と称されていますが、何かターゲットとなる世代や人たちがいるわけではないということですか。

 

【市長】

 ないと言えばないです。ただ、これまで興味を持ってもらえるのは、比較的年齢の高い方に偏っていたという現実はあったかと思います。繰り返しになりますが、それをブレイクダウンするということは、中学生や高校生、場合によっては小学生が素朴にあったらいいなというようなものも含めて寄せていただくことが、いろいろなものをスタートする前段階ではプラスになるのではないかと思っています。

 

【秘書広報室】

 以上を持ちまして、市長定例記者会見を終了します。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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