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市長記者会見 令和6年(2024)12月12日

更新日:2024年12月12日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和6年12月12日 市長定例記者会見

 

 

資料1 児童生徒に食育の機会を 松本市の給食 私立小中学校にも提供へ

【資料1 児童生徒に食育の機会を 松本市の給食 私立小中学校にも提供へ】

 

【市長】

 今日(12月12日)の市議会で了承をいただきました、松本市の給食を私立小中学校に提供していく方針について、ご説明いたします。学校給食を生涯にわたる食生活の基礎となる大切な教育活動の1つと位置づけ、これまで培ってきた松本市の学校給食のノウハウを生かし、公立私立を問わず、松本市で学ぶ児童生徒に食育機会を広げようというものでございます。松本市内には私立、そして国立の小中学校が5校ございますが、そこから申し入れがあった場合は、提供にかかる経費を負担していただいた上で、学校給食センターの提供可能食数の範囲内で給食を提供する方針であります。私立学校から市に支払っていただく経費は、初期経費として備品の購入費や飲食店営業許可手数料、そして運営経費として給食費、人件費、その他の経費となっております。先ほど申しあげましたように、現在松本市内には5つの市立以外の小中学校がございますが、そのうちの1校のインターナショナルスクールオブ長野は、四賀の給食センターが範囲になります。それ以外の4校については、西部並びに東部の給食センターの範囲になりますが、いずれも提供可能食数に比べて児童生徒数が少ないことから、申し入れがあれば、すべての小中学校の給食を提供できる態勢であります。そもそも今回の私立小中学校にも提供する取り組みについては、今年の2月にインターナショナルスクールオブ長野から、可能かどうか問い合わせがあったことをきっかけに検討をしてきたものでございます。これまで5校に意向を打診したところ、11月に正式に要望書を受理したインターナショナルスクールオブ長野と、契約に向けて調整を進めていくこととなります。それ以外の4校のうち2校につきましては、積極的に検討をしたいという意向をいただいております。

 

 

資料2 そのアイデア、まちを変えるかも 松本若者ブレスト 参加者募集

【資料2 そのアイデア、まちを変えるかも 松本若者ブレスト 参加者募集】

 

【市長】

 2期目の広聴事業を行っておりますが、明日(12月13日)から松本若者ブレストと題しました若い世代とブレインストーミング、意見交換をする催しの募集開始についてお知らせをいたします。これまで町会連合会と共催で「ジモトで座談会」と称して5地区で開催をしたほか、先月、子育てをテーマに多事争論会を開催させていただきました。もう1つの柱として、高校生から20代の若者を対象とした意見交換の場を設けると申しあげておりましたが、明日から来月にかけて募集をさせていただいて、期間はわずかではございますが、今年度内に2回程度開催したいと考えております。対象は市内で活動する高校生から20代の若者のグループ、想定としては5人から10人程度と考えております。そのグループが自分たちの関心のあるテーマについて(意見交換をし)、会場は市役所をはじめとした公共施設の場合もありますし、ぜひここで開きたいという要望があればそこでと考えております。申し込み方法は、松本市ホームページの専用フォームからとなります。今年度内の人数や回数は限られておりますが、さまざまな方々から申し込みをいただいて、今年度、また来年度以降も若い世代と意見交換を重ね、松本市のまちづくりに積極的に関わってもらえるような取り組みにしていきたいと思っております。

 

【市長】

最後に松本山雅FCについて一言申しあげます。先日行われましたJ3プレーオフの決勝戦では、残り3分で昇格を逃すという極めて残念な結末となりました。長いシーズンを戦い終えた選手、クラブの関係者、そして共に戦ったファン、サポーターの皆さまには、まずはお疲れ様と申しあげたいと思います。私も現地のスタジアムで観戦をいたしまして、前半は今シーズンナンバーワンと言えるような出来の展開だっただけに、残り10分を切ってから大きく流れが変わると、勝負事の鉄則を思い知らされたと思います。やはり何事も、気持ちで守りに入ると駄目だということを感じました。ゲームセットからなかなか周りの人と言葉を交わす雰囲気ではなかったですが、選手やサポーターの皆さんの敗れた後の光景を目に焼きつけ、敗戦をかみしめたところでございます。ぜひとも、クラブチームの関係者の皆さんには、来期こそJ3優勝、J2昇格を実現するように体制を立て直し、捲土重来を期していただきたいと思います。

私からは以上であります。

 

 

【記者】

 今日、話題提供いただきました若者ブレストについて伺います。市長はかねてより、若者グループと意見交換をとおっしゃっていましたが、改めてブレストを行うに至った思いと背景をお伺いできますか。

 

【市長】

 昨日(12月11日)までの一般質問の中でも、議員の皆さんからご質問をいただきました。先の衆議院選挙での投票率の分析などを見ても、若い世代が政治、行政、まちづくりを自分事として捉え、何かしら関わるという気持ちをなかなか持てない状況にあると思っております。人口ピラミッドが逆三角形になり、若い世代には人口ボリュームが小さいというハンディキャップがある中で、女性と若者に選ばれるまちを目指すと申しあげていますが、ここで生まれ育った若い世代の人たちが、自分たちのふるさとを自分たちでもっともっと良くしていきたいという思いを強くしていただくことや、大学進学、就職でふるさとを離れ、またこちらにとなっている人たちにも、松本のまちづくりに積極的に参画していく気持ちを持っていただきたいというのが一番の根本にございます。一方で、そうしたことを実現するためにも、私たちの方から今の若い世代が望んでいることや考えていることが何か、そしてそれを政策や予算に反映させていくことが必要だと考えておりまして、そうしたことのきっかけ、入り口にできればと思っております。

 

【記者】

 テーマも手挙げ方式で、若者たちに設定してもらうという趣旨だと思いますが、市長ご自身としては、例えばスポーツや文化芸術、まちづくりなど、どういった話し合いをしたいといった思いがあれば教えてください。

 

【市長】

 一言で言うと、今も触れられましたが、松本のまちづくりということになります。ただ、松本のまちづくりといっても、ある意味で森羅万象だと思います。あらゆる分野のことが関わってきます。高校や大学といった進路、進学先といったこともあるでしょうし、あるいは、ここで働いていくために必要なこと、望んでいることは何か。将来、家庭を築いて子どもを育てていくことを意識した時に、今の松本に足りないもの、必要なものは何かといったこと。さまざまでございまして、そうしたこともあってグループの中から手挙げ方式でと考えております。

 

【記者】

 若者ブレストについて引き続きお伺いします。若者グループは5名から10名程度ということですが、1回の開催につき1グループという認識でよろしいですか。

 

【市長】

 そうです。どちらかというとこちら(多事争論会)の方は人数が多く、この前は60人ぐらいに参加をいただいて、オンラインも入れれば80人ぐらいとなりました。また「ジモトで座談会」は、2、30人という規模で行っています。今回スタートするにあたりまして、できるだけ少人数で、時間的にも1時間程度でと考えております。一人一人としっかり踏み込んだと言いますか、掘り下げた意見交換をしたいということで、結果的には対象が絞られることになりますが、まずは5人から10人程度で開催をしようということであります。今年度に2回程度の開催を考えておりますが、開催をしてみて、もっとこういう形式の方がいいのではないかといったリクエストを我々も受け止めて、来年以降に見直すところは見直していきたいと思っております。

 

【記者】

 多数応募があった場合には、どのように選考されるのでしょうか。

 

【市民相談課長】

 現時点では、多数のグループが応募された場合に抽選を行いまして、日程を調整し、2回程度行いたいと思っております。現時点でどれくらいの応募があるかは読めないところはありますが、新年度などに開催ができれば、そちらの方でも可能な限り調整をしていきたいと考えております。

 

【記者】

 任意のテーマが採用されて意見を交わすということですが、出てきた意見はどのように市政に反映させていくお考えでしょうか。

 

【市長】

 今のような方法ですので、幅広くアンケートなどで集めた意見、あるいは議会の議員の皆さんの意見といった本来の意味でいう代表の意見ではありませんので、直接的にそのことが政策や予算に反映するという段階ではないと思っております。一方で、私がいろいろなご意見をいただく時に、例えば市長への手紙といったあるお一人の方から頂いた指摘や疑問、要望が、我々の気づきにつながり、各セクションにとってもそういう提案があるなら政策化しよう、予算化しようというケースがございます。ですので、必ずしもそういうケースが全くないわけではありません。

 

【記者】

 市からは課長級や部長級など、どのような方が出られますか。また公開、非公開についてもお伺いします。

 

【市長】

 基本的にはそれほど人数がいない形で進めたいと思います。私と若い世代の人たちを想定しており、事務方の職員はあまり入らない方がいいのかなと思っていますが、テーマによっては入ってもらい、サポートをしてもらった方が掘り下げた意見交換ができるということもありますので、そこは弾力的な対応をしていきたいと思っています。公開、非公開の問題も、若い世代からすれば、ただでさえ市長をはじめとした市役所の人間と向き合うことはあまりないと思いますので、できるだけリラックスをし、忌憚(きたん)のない意見交換にしたいと思っています。ですので、メディアの公開については、基本的には冒頭の頭撮り、その後にブリーフィングをする形がいいのかなと今の段階では思っております。

 

【記者】

 給食の件でお伺いいたします。学校給食のノウハウを活かしとありますが、松本市の学校給食の優れた点、良さはどんなところにあると思いますか。

 

【市長】

 今は大きな給食センターが2つあり、四賀は四賀村の時から提供しています。いずれも果物や野菜のデパートと言われる松本平の食材をできるだけ提供し、質の高い給食を子どもたちにということが私たちの目指しているところでありますし、そうした水準を子どもたち、あるいは保護者の皆さんには感じていただいていると思います。またメニューにつきましても、栄養士の皆さんと給食センターの職員が工夫を重ねていまして、全国レベルと比べてどうだというような比較を厳密にしているわけではありませんが、実際に食べているお子さんやご家庭の評価は、十分に高いものではないかと考えております。

 

【記者】

 単に給食を提供するだけにとどまらず、食育の機会を広げるということで、松本市が実施している夏休み給食センター親子見学会をいつも取材しています。大変人気の企画で、すぐに埋まってしまう状況ですが、その対象枠として給食が提供されている私学の子どもたちにも参加資格が出てくるのでしょうか。

 

【市長】

 申し出のあった私立の小中学校の児童生徒ということですね。

 

【記者】

 そうです。

 

【市長】

 行事やイベントの開催の仕方によりますが、それを排除するものではないと思います。機会を捉えて、今ご指摘のあった給食センターの作業工程を広く見ていただくことも進めていけたらと思っております。

 

【記者】

 午前中の建設環境委員協議会で、乗鞍の脱炭素先行地域における小水力発電事業の取り組み状況の報告がありました。指名型プロポーザルで設計施工業者の参加表明が一社ありましたが、結果的には期間内に事業を完了することが困難ということで、辞退になったと報告がありました。脱炭素先行地域の事業ですが、長くても令和9年度までとなっている中で、スケジュールがすごく厳しい状況になってきていると思います。この事業から手を引く自治体も出ていると聞いています。この状況を市長はどのように受け止めているかをお聞かせください。

 

【市長】

 昨日、宮之本副市長が一般質問の答弁でも触れたと思いますが、脱炭素先行地域の取り組みについては、順調にいっている部分と進捗が思い通りに進んでいない部分がございます。その1つが小水力発電の事業ということで、直近の資材高などもあって、経費や工期といった観点で指名型プロポーザルでは業者の選定に至らなかったということであります。今後、公募型プロポーザルで広く呼びかけ、業者の選定ができるように取り組むというのが今の段階であります。そして松本市だけではないと理解しておりますが、5年というスケジュールについて極めて厳しくなっているところもありまして、環境省も全国さまざまな取り組みで同様の状況が起きているという認識は持っておりますが、このスケジュールについて柔軟に対応できるのかどうかといったところも今後のポイントの1つと見ております。

 

【記者】

 昨日の一般質問でありました市長の政治資金のことで、念のため確認をさせてください。2020年の7月と10月に行われたジセダイトークというイベントについて伺います。こちらの主催が松本ジセダイプロジェクトという任意団体ということですが、この団体は現在も活動しているのでしょうか。

 

【市長】

 事実上、活動はしておりません。ジセダイトークを開催することが主たる目的で、このジセダイトークというのは、私が市長に就任して以降は4月と7月、2020年に2回開いただけであります。私が浪人時代に月1回程度で繰り返していた取り組みを、市長になっても政治活動と公務である広聴事業とを区別してやっていけたらいいなという思いはありましたが、現実にはコロナの感染拡大の対応などもあり、政治活動としてのジセダイトークを2回開催し、活動はなかなか難しいと実感しましたので、その後は開催をしておりません。従いまして、開催を目的とした松本ジセダイプロジェクトという任意の団体も存在はしますが、何かをしているわけではございません。

 

【記者】

 プロジェクトの団体については分かりましたが、市長の資金管理団体である「臥雲の会」と同じ住所、建物で代表者も臥雲市長となっています。この「臥雲の会」とはどういった関係といいますか、当時のメンバー構成はどのような方々でやられていたのでしょうか。

 

【市長】

 私と事務スタッフです。そういう意味で言いますと、このプロジェクトというのは、私が代表として企画をし、行うジセダイトークの看板と言いますか、そういったものでございます。

 

【記者】

 分かりました。昨日の質問と市長の答弁のやり取りだけでは、少し判断がつかなかったので、政治資金に詳しい大学教授に見解を聞いてみました。当該イベントについては、あくまで委託料としての支出であり、それは任意団体であろうが企業であろうが、確かに委託後の収支が分からないというのは同じで、形式上は問題ないとの認識でした。ただその前提として、透明性という意味では、客観的に疑いを持たれかねない支出ではないかという見方もあると思いますし、その点では団体との関係などの説明責任はあるのではないかという指摘を受けました。ですので、今質問をさせていただきました。昨日の答弁において、これまでの25回と比べて大きい会場がジセダイトークで必要になり、委託料として支出したというご説明でした。その後のぶら下がりでは、ジセダイプロジェクトがずっと主催を続けてきたということもあって、委託したという説明だったと思いますが、主催がどうこう関係なく、資金管理団体から直接講師の方に、謝礼金や交通費などをそういった形で支出をすれば疑われるようなこともないのではないかと思いますが、その点はどのように考えますか。

 

【市長】

 個人献金をいただいて、資金管理団体で管理しているお金の使途をより具体的で公開度を高めるためには、今のご指摘のような形が望ましいと思います。今回、就任して1年目の時の方法を今のような方法ではなく行いました。金額の大きさ、あるいは頻度といったものを勘案し、そのような方法を取らせていただきました。一方で、今後我々がそのようなことを政治活動として展開していくときに、今のご指摘にあった部分は、しっかり留意をする必要があると感じております。

 

【記者】

 先ほど、今年の漢字一文字が「金」になったようです。いろいろな意味があると思いますが、政治と金の問題が厳しく問われているご時世でもありますので、質問させていただきました。

 

【市長】

 分かりました。

 

【記者】

 若者ブレストの関係で伺います。先ほど市長は、高校生や若い人たちが、少し遠慮するのではないかということで、冒頭にマスコミを入れるとのことですが、もし可能であればぜひ相手方に聞いてみてください。臥雲市長らしくないので。聞いてみて駄目でしたら諦めます。最初ぐらいは見させてください。質問というより要望です。

 

【市長】

 おっしゃる通りですので、しっかりプロセスを踏みます。聞いた上での話ですが、あまりたくさんいると聴衆の方が多くなり、見られている感がありますので、例えば代表で入っていただいくなどいろいろな方法を検討させていただきます。

 

【記者】

 いろいろなやり方があると思います。

 

【市長】

 分かりました。

 

【記者】

 一般質問の中で、いわゆる可燃ごみについて、ごみの有料化としてごみ袋の購入費に対し上乗せをするとのことでした。令和10年度をめどにということですが、方針としては大きな転換になると思います。ここに至った経緯を簡単にご説明いただければと思います。

 

【市長】

 庁内議論として、環境エネルギー部ではずっと続けられてきました。また環境エネルギー部から私のところに提案と言いますか、どうでしょうかという話が2年ほど前にも1回ございました。その時は、今は時期ではないと申しあげて、そのままにしてありました。1つは、物価が基本的に上がっていない状況の中、まだコロナからの経済の立ち直りもないということを考えた時に、市民の皆さんにご負担をお願いする状況にないのではないかというのが私の判断でありました。その後、まだまだ市民の皆さんにとって厳しい経済状況は続いておりますが、経済の基調がデフレから、物の値段も上がるが報酬もそれを上回るような方向に上げていこうというインフレ基調に変わりましたので、物の値段を少し上げながら、ごみの削減、資源化に取り組む家庭用ごみの有料化という環境になってきたというのが私の一番の認識であります。そして今、環境エネルギー部のもとで、脱炭素社会の実現に向けたごみの減量、再資源化というさまざまな取り組みを進めておりますので、そこに可燃ごみの有料化というプロセスも重ね合わせ、松本のごみ問題、あるいは脱炭素社会へ向けた取り組みを進めていこうという考えに至ったところでございます。

 

【秘書広報室】

 以上を持ちまして、市長定例記者会見を終了します。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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