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市長記者会見 令和6年(2024)9月18日

更新日:2024年9月18日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和6年9月18日 市長定例記者会見

【資料1 姉妹都市ソルトレークシティ公式親善訪問団 松本市へ】
 

【資料1 姉妹都市ソルトレークシティ公式親善訪問団 松本市へ】

 

【市長】

 私から2件ご報告します。まず来月2日から3日間、松本市の姉妹都市であるアメリカのソルトレークシティから公式訪問団が松本市を訪問する件についてです。昨年、松本市とソルトレークシティは姉妹都市締結65周年を迎えまして、私を団長とする松本市の公式訪問団が、昨年の7月にソルトレークシティを訪問しました。そこで大変心のこもった歓迎を受けまして、これまでの友好・協力関係を礎として、社会・文化・教育に加えて経済とビジネスの面でも幅広い交流を進めていくことを確認したところであります。特に子どもたちを中心に、将来世代のための交流に力点を置いていこうということになりました。そして昨年の秋に、エリン・メンデンホール市長が2期目の選挙を迎えていたこともありまして、65周年の昨年ではなく今年、松本市を訪れることになった運びであります。ソルトレーク市長の松本市訪問は2008年以来16年ぶりになります。

 メンデンホール市長は環境NPO、地元の市議会議員などを経て、第36代ソルトレーク市長に就任をして2期目を迎える44歳、3児の母でございます。昨年お会いしたときには、フレンドリーで明朗快活な政治リーダーという印象を受けました。また大学からNPO時代には環境保護やジェンダーの問題に熱心に取り組まれてきており、そうした分野への関心の高さを共有させていただきました。

 10月2日からの日程ですが、2日の午前中に松本市役所の正面玄関で歓迎セレモニーを行ないまして、その後、松本城本丸庭園で両市長・議長のスピーチ、記念品の交換などを行う予定であります。また2日午後から3日にかけては、松本市内のさまざまな歴史文化資産などを体験していただき、松本市の今を姉妹都市の皆さんに堪能していただくこととしております。そして3日目である4日の午前中に、メンデンホール市長と中高生の交流会をします。清水中学校を会場に、県ヶ丘高校の探究の学びの成果発表や、清水中学校の全校生徒とメンデンホール市長との意見交換会を行う予定となっております。環境やジェンダーの問題をはじめとして、ソルトレークシティの市長と松本市民の幅広い交流が行われることを期待しております。


【資料2 市立図書館~スマホdeカード~利用開始】
 

【資料2 市立図書館~スマホdeカード~利用開始】

 

【市長】

 もう一点は松本市立図書館の利用に関する報告でございます。現在、松本市立図書館を利用していただく場合は、窓口あるいはインターネットを通じて利用申請をしていただき、利用者カードの交付を受けていただいております。本を借りる際には、利用者カードを持参して提示をしていただくことが必要でありますが、これに代わってスマートフォンのデジタル利用者証を今月26日から導入いたします。

 今後は利用申請をしていただくと、カードに代わって利用者IDを付与いたします。そのIDを使って松本市図書館ホームページからWeb登録をしていただくと、スマートフォン上にバーコードを表示することができて、そのバーコードをかざすことでカードが無くても本を借りていただくことができるというものでございます。

 既に松本市立図書館ではWeb登録を行っており、この登録を行っていただければ、本の予約や貸し出しの延長といった窓口で行うと時間がかかる手続きを、いつでも簡単にしていただけるようになっております。今回デジタル利用者証を導入した大きな目的としましては、この登録率が現在およそ47パーセントにとどまっており、デジタル利用者証の導入と合わせて大勢の皆さんにWeb登録していただければ、利用者の皆さんにとってはさまざまな手続きの時間を短縮していただけて、結果として職員の窓口業務にかかる負担を軽減し、その他の業務に時間を回せるといったことがございます。このデジタル利用者証を、ぜひ大勢の市民の皆さんに活用していただければと思っております。
 

 私からは以上であります。
 

【記者】

 図書館のデジタル化の話が出ましたので、改めてまちなか図書館の構想についてお伺いします。パルコの上層階に構想されていたまちなか図書館は振り出しに戻っていますが、民間企業が後利用を検討しているということで、その民間企業との関わりの中でまちなか図書館の構想に新しく動きはあるのでしょうか。また、市長が考えている今後の構想をお聞かせください。

 

【市長】

 この4月まで私たちが模索をした公民連携の複合施設は、あくまでもパルコが下層階を新たな商業施設として再開をし、上層階を公共施設として私たちが借り受けて、その借りたスペースで図書館機能をベースに子育て支援や文化振興に資する施設を作るという構想でした。このことは繰り返し申しあげましたが、白紙に戻ったわけであります。私たちが公共施設として借り受けてこそ実現可能と考えて昨年来、議会の皆様に報告し、市民にもお伝えをしてきたところでございます。

 今回、民間企業が現在の建物を活用して複合商業施設を運営する提案がパルコ側になされましたが、現時点では調整中の事案で正式に決まっていることではないとした上で、パルコ側ができるだけ早期に一定の結論を出せるよう調整を進めているということでございます。

 こちらも議会や記者会見で申しあげてきましたが、民間企業同士の経営や交渉に関することにおいては、我々が何か詳細を申しあげる立場ではなく、公共施設として借り受けるわけではありません。もし民間企業同士で進んでいる話があったとしても、4月まで我々が掲げていた公民連携施設を前提とした新たな公共施設は、基本的に俎上に乗ってくることはないと考えております。その上で、松本駅前からお城にかけての市街地再設計という観点で検討会議を立ち上げて、さまざまな分野の方に中核エリアにおいてのまちのあり方を検討していただいております。可能性があるとすればこの検討の中で、民間企業との接点からパルコ側と模索したようなものが、今後何らかの検討に供されることはあるのではないかと思っております。

 

【記者】

 今回の利用者証のデジタル化で窓口業務が軽減するということですが、市長は新庁舎の件でもデジタル化をして窓口業務を減らせればスリム化できるとおっしゃっており、その考えでいくと図書館もだいぶスリム化できるのではないでしょうか。スリム化することができれば中心市街地の中でも場所を取らずに、新たな図書館の場所を選定することが可能になるのでしょうか。また、それを見据えて今回のデジタル化をされたのかお伺いします。

 

【市長】

 まず今回お示ししたものは、ささやかと言うともしかすると語弊があるかもしれませんが、今できることをやろうということでの取り組みでありますので、ご質問の趣旨のような話との関連をそれほど意識したわけではありません。

 その上で図書館という言葉、これは公民連携施設のときからですが、最初まちなか図書館という言葉を使いました。まちなか図書館という言葉の語感から私たちは従来の図書館とは違うスペースのあり方を念頭に置いていたのですが、市民の皆さんには従来の図書館というイメージに捉えられるきらいが多かったものですから、途中から図書館機能という言い方をして、それをベースに子育て支援や文化施設に資する施設と申しあげてきました。

 そして現在、これも図書館という言葉をあえて使えばですが、全国各地に新しくできる図書館はそのスペースのあり方が、今の市立図書館のような従来の図書館とは全く異なる多様な施設として展開されています。ですので、これから我々が可能性を模索して行くとき、図書館あるいは図書館機能は書籍の電子化が進んでいますし、さらには書籍よりも範囲の広い情報という意味で、映像や電子媒体も含めたものとしてのライブラリーということが、元々の図書館の未来ビジョンにもある内容でありましたので、ある意味ご質問の趣旨のとおり、従来のようなスペースが最初から必要だとは思っておりません。

 

【記者】

 デジタル利用者証の件でお伺いします。前提として26日から利用申請した人は全員に利用者IDが配布されて、デジタル利用者証を使って本を借りることになるのでしょうか。
 

【市長】

 希望されれば従来のカード型の利用証は使えますので、スマホは使いたくないということであれば従来のカードを使っていただきます。

 

【記者】

 これまで持っている方は今までどおり使用できて、希望をした方は物理的なカードで借りることができるということでしょうか。今後の見通しとしては将来的にはデジタルの利用者証の利用を増やしていくというイメージになるのでしょうか。

 

【市長】

 それはそのように思っております。

 

【記者】

JR篠ノ井線村井駅の駅舎の整備の件でお伺いします。駅舎の特徴の一つに若者が集える学習スペースというのがあり、市としては建設部や交通部など複数の課が関わっていて割と大きな公共事業になると思うのですが、市が拘った部分はどのような点にあるのでしょうか。

 

【市長】

 JR村井駅はまだ全部ではありませんが、来月には東西自由通路や待合スペースが供用していただけるようになります。ご存知のように村井駅は非常に古く小さい駅舎ですが、周辺には小中一貫校や高校・大学があり、沿線上の駅の中でも非常に乗降客の多い駅でございました。また松本市の西部の皆さんが、JRにアクセスする際に利用する駅でもありますが、西側に出入り口がないということで、東西の行き来が踏切を介さずにできるような駅にという希望も以前からいただいていたところであります。そして村井を中心とした芳川地区は、子育て世代や若い世代が相対的に松本市の中では多い地区でもございます。

 このような前提の下に、新しい駅舎への整備がスタートをして10年余り経つわけでございますが、駅舎のスペースについて当初私が就任したときには、高齢者向けの福祉ひろばの設置という方向で検討が進められておりました。これに対して先ほど申しあげたような立地条件や周辺環境を考えたときに、高齢者向けの施設よりも若者向けのスペースの優先度が高いのではないかということで見直しを行ないました。そして近くにできたイオンタウン松本村井に子育て施設と合わせて福祉ひろばを設置できる見通しも立ったことから、駅前については若者向けのスペースにしようということで、地元の皆さんにもご理解をいただき今のような形になっております。

 全体として出生数が減り、小中学生・高校生の数も決して増えていない状況でありますが、だからこそ松本市としては子どもや若者にとってできるだけ快適な環境を提供していくことが必要ではないか、そして家庭を築いて子どもを産み育てることに少しでも支援になればと思っておりまして、今回の村井駅の施設整備についてもそうした思いに基づくものでございます。

 

【記者】

 少し日が経ってしまったのですが先週の木曜日の大雨の件でお伺いします。出川や南松本の辺りなどは毎回水没するということを聞いたのですが、何か市としての対策はあるのでしょうか。

 

【市長】

 構造上このアンダーパスに水が溜まってしまうのは、当面防ぎ切れないものでございますので、ゲリラ豪雨の予想される状況におきましては、できるだけ迅速に雨の情報をメディアの皆さんの力もお借りして伝えていきます。そして道路の冠水しやすいポイントについての情報も我々ができる限り自分たちのチャンネルと、なかなかマスメディアの皆さんが小さな状況を取り上げるのは簡単ではないと思いますが、いろいろなチャンネルで伝えていくことを心掛けていくしかないのかなと思っております。もう少し中期的に考えれば、いわばリスクポイントを松本市としてある程度まとまった形で、事前にお伝えするような手立てを考えていきたいと思っているところでございます。

 

【記者】

 被害については床上浸水2棟、床下浸水12棟ということですが、こちらに要望などは来ているのでしょうか。

 

【市長】

 特段いただいておりません。

 

【秘書広報室】

 以上をもちまして、市長定例記者会見を終了します。
 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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