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市長記者会見 令和6年(2024)8月26日

更新日:2024年8月26日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和6年8月26日 市長定例記者会見


【資料1 9月議会に条例改定提出 国宝松本城 観覧料を改定】

【資料1 9月議会に条例改定提出 国宝松本城 観覧料を改定】

 

【市長】

 まず、来週開会する9月議会に条例の改正案を提出しました、国宝松本城の観覧料の改定についてご説明します。現在、松本城の観覧料は一般が700円、小・中学生が300円となっております。これを来年度4月から、一般が電子チケット1200円、紙チケット1300円、小・中学生については400円に改訂をしようというものでございます。この料金設定にあたりましては、これから進めていく松本城並びに松本城周辺の施設整備の総事業費のうち、国や県の補助を除いて概算で36億円程度と見込んでいる松本市の負担分を確保する視点と、他の国宝のお城などの現在の観覧料とこれからの相場を参考に設定いたしました。ちなみに、姫路城の観覧料は1000円ですが、さらに値上げを検討しているということです。彦根城はこの10月から1000円になり、大阪城は現在1200円となっております。

 また、「大人」「小人」となっていた区分を「一般」「小・中学生」として、他の文化観光施設と統一して分かりやすくするとともに、先ほども申しあげましたが、電子チケットと紙チケットに100円の差額を設けて、将来的には完全に電子チケットへ移行することを視野に入れ、電子チケットを軸とした料金設定にしました。

 現在、松本城は市民に優待制度を設けておりまして、本丸庭園の入場は無料。また70歳以上の方は天守登城も含めて無料となっております。こちらはこれからも継続をしてまいります。



【資料2 9月議会に条例改定提出 美術館・旧開智学校も観覧料改定】

【資料2 9月議会に条例改定提出 美術館・旧開智学校も観覧料改定】

 

【市長】

 来年4月からの料金改定につきましては、松本城以外の文化観光施設である美術館と旧開智学校校舎も、今回の9月議会に条例の改正案を提出します。美術館につきましては、常設展示が現行一般410円となっておりますが、これを電子チケット700円、紙チケット800円に改定をしたいと考えております。これは美術館の来館者が増加したことに伴い、管理運営費の増加が生じていることを踏まえた料金の改定です。

 また、大規模改修を終えて今年11月からリニューアルオープンする旧開智学校は、来年4月から現行一般400円を、電子チケット600円、紙チケット700円に改定をしたいと考えております。これまで耐震対策や防災対策に5億6000万円程度かかっていた他、新たに国宝として警備費の強化に年間2000万円程度を見込んでおりまして、こうした費用の財源に必要だと考えております。一方、昨年オープンした市立博物館につきましては、料金の改定はございません。

 この料金の改定とは切り離して、旧開智学校につきましては、松本城との共通券をリニューアルオープンに合わせて導入したいと思っております。松本城が700円、旧開智学校が400円で合わせて1100円のところを、電子チケットとして共通券を導入していただければ900円で観覧していただけます。

 先ほど申しあげましたように、来年4月から松本城、美術館、旧開智学校の料金の改定を予定している訳ですが、これを踏まえて4館の共通券の導入についても、今後検討していきたいと考えております。



【資料3 9月議会に条例改定提出 博物館 12の分館を無料に】

【資料3 9月議会に条例改定提出 博物館 12の分館を無料に】

 

【市長】

 市立博物館と分館15館を含めた博物館グループ、松本まるごと博物館の取り扱いにつきましては、料金と休館日について見直しを行いたいと考えております。これは博物館全体として統一感を図り、より大勢の方々に観覧していただくことが目的です。市立博物館を除きますと分館が15館ありますが、そのうち観覧料を徴収する博物館を3館に絞り込んで、残り12館につきましては無料とするものでございます。この3館は、先ほど改定料金をご説明させていただいた旧開智学校の他、時計博物館と松本民芸館が対象で、いずれも観覧料を一般500円に改定いたします。そして残りの12館につきましては、既に旧司祭館、高橋家住宅、安曇資料館の3館は現在も無料ですが、新たに9館を無料に見直します。

 もう一点休館日についてですが、現在、分館の休館日は原則月曜日、市立博物館の休館日は火曜日となっており、休館日が分けられています。昨今、外国人の皆さんをはじめとして観光に訪れる方が多くなっている中で、月曜日は他の曜日に比べて来訪者が多いことと、その翌日の火曜日の来訪者が最も少ない傾向にあることを踏まえて、対外的に分かりやすく利用をしていただくためにも、分館の休館日を市立博物館と同じく火曜日に統一することといたします。

 ただし、月曜日が休館となっている旧制高等学校記念館につきましては、市民利用が中心のあがたの森文化会館と一体管理することが望ましいということで、例外的に休館日を月曜のままにしております。

 以上、9月議会に条例改正案を提出いたします、松本城をはじめとした文化観光施設の観覧料の改定と、まるごと博物館の休館日の見直しについてご説明申しあげました。



【資料4 2026年東アジア文化都市 松本市に決定】

【資料4 2026年東アジア文化都市 松本市に決定】

 

【市長】

 続きまして、本日文化庁から発表されました、東アジア文化都市の選定についてご報告いたします。東アジア文化都市は、日本・中国・韓国の三カ国の政府が2014年に文化芸術に発展を目指す都市をそれぞれ1都市選定して、共同でさまざまな文化芸術イベントを実施していこうということでスタートした取り組みでございます。今年の6月から7月にかけて、来年2025年と再来年2026年の国内都市の募集があり、松本市は2026年に応募しておりましたところ、今回選定が決定したと発表されたものでございます。ちなみに2025年は鎌倉市に決定いたしました。資料4の右側にお示ししたとおり、2014年以降9都市、横浜市・新潟市・奈良市・京都市・金沢市などが10回選定されております。

 今回松本市が東アジア文化都市の応募に手を上げた理由としましては、この3カ国の国際的な文化交流を推進することは、松本市が国際文化観光都市としてインバウンド観光需要が高まりを見せている中で、より都市の魅力を高めることにつながると考えたところでございます。既にOMFをはじめとする文化芸術の力を生かした事業や催しを多数実施していることを踏まえて、ちょうど再来年2026年はまつもと市民芸術館の大規模改修時期と重なり、芸術監督団の皆さんにも東アジア文化都市の催しに、事業全体のプロデューサーとして関わっていただくことが期待できるといった背景もございます。総事業費はおよそ1億5000万円で、こちらは協賛金も含めて財源の確保をしていきたいと思っておりますが、文化庁からの補助金と合わせて実施していきたいと考えております。

 来年の3月には実行委員会を設立し、再来年1年間が活動の期間ですが、コア開催期間として集中的な開催期間を8月から11月までと定めて、既に松本市で実施しているイベントに加えて、これから新たな取り組みを検討していきたいと考えております。正式な決定は、来年中国で行われる日中韓文化大臣会合で中国・韓国の都市とともに決定されることになっております。



【資料5 地域内交通のラストワンマイルを後押し 地域ボランティア輸送等に補助金】

【資料5 地域内交通のラストワンマイルを後押し 地域ボランティア輸送等に補助金】

 

【市長】

 次に地域公共交通の中で、これから松本市全域で進めて行こうとしております、いわゆるラストワンマイルの移動支援についての取り組みへの、補助と助成の新たな仕組みについてです。こちらも9月議会の補正予算に計上を予定しておりますが、地域公共交通は資料5の左側に木に模してあるとおり、幹の部分と幹から伸びている枝の部分、その先のさらに小さな枝や葉っぱに当たる部分というように、地域公共交通の取り組みは大きく三層構造になると考えておりまして、このうちの葉に当たる少量移送サービスと特定エリアの小規模な移動の手段を、どのようにそれぞれの地域特性に合わせて構築していくかが我々にとって大きな課題であり、住民の皆さんにとっても関心の高い部分でございます。既にそれぞれの地域で独自の取り組みも行われている中で、まず松本市として将来的に市内全域にネットワークを張り巡らせていくことを見据えて、地域の取り組みへの支援を行っていきたいと考えております。

 まず、現在2つの形式で輸送などが行われておりますが、一つは資料5の左側にお示しした「ボランティア輸送型」で、ボランティアドライバーがマイカーで地域の人たちを、近くの商店や病院まで輸送をする形式です。こちらは笹賀地区の二美町などで行われております。こうした取り組みをしている団体に対して、ドライバーのマイカーで輸送時に万が一事故が起きた場合の専用保険がございまして、この保険料にあてるものとして、一団体につき年額上限30万円を補助いたします。

 もう一つの「乗り合いタクシー型」ですが、こちらは白板地区の放光寺町会で行なわれております。福祉100円パスの所有者が乗合タクシーを利用して、その料金を自己負担または町会などの運営団体が負担をする形式です。この形式で町会などの運営団体が料金を負担した場合に、1人1乗車、150円分をその団体に補助いたします。

 この2つの形式につきまして、現在行っている団体やこれから取り組みをしていく団体に対して、地域内交通の担い手になっていただき、それを広げていく目的で、今回新たな補助金制度のスタートをしたいと考えているところでございます。



【資料6 市街地中央の商業エリア活性化 商都松本にぎわい発信プロジェクト実行委員会を設立】

【資料6 市街地中央の商業エリア活性化 商都松本にぎわい発信プロジェクト実行委員会を設立】

【資料6 市街地中央の商業エリア活性化 商都松本にぎわい発信プロジェクト実行委員会を設立】

 

【市長】

 最後に、半年後に迫りました松本パルコの閉店に向けて、まちなかの雰囲気を盛り上げ、そのにぎわいを発信していくため松本商工会議所が中心となり、新たな実行委員会を設立します。メンバーは松本商店街連盟の山田会長、さらには松本パルコの斉藤店長、パルコや周辺のまちづくりに対して関心の高い若手事業者ら8人で構成することを検討しております。この秋から来年の3月にかけてパルコ向かいの花時計公園などでの集客イベントや、パルコ閉店関連イベントと連携した取り組みなどを行っていく予定で、8月29日に開催される第1回の全体会議で、具体的な事業の検討が行われます。

 そして、「商都松本にぎわい発信プロジェクト実行委員会」と平行する形で、松本パルコに思い出がある市民などの有志が、「ありがとう松本パルコ実行委員会」を発足させる予定でありまして、この2つの組織がそれぞれ連携してパルコに対しての市民の感謝の気持ちを伝えながら、パルコ閉店後も松本市のまちのへそに当たるパルコ周辺に新たなにぎわいを生み出していくことへつなげていきたいと考えております。

 

 私からは以上であります。

 

【記者】

 松本城の観覧料の値上げに関してお尋ねします。松本城の整備事業などに、市の負担分だけでも36億円の財源確保が必要ということですが、整備事業の意義付けも含めて、なぜ値上げが必要なのかを市民の方にもう少し分かりやすく教えていただきたいです。また、共通券の導入も今後拡大していく検討をされるということですが、共通券をどのように市民の方に利用していただきたいのか改めて教えてください。

 

【市長】

 この料金改定は市民の皆さんに理解と共感を持っていただき、行われなければならないと思っておりますが、先ほども申しあげたとおり、松本城については市民優待という現状は基本的に変わりませんし、主な利用者は観光客の皆さまであり、県外または国外から来られる方が大半を占める中での料金改定ということは、まずご理解いただきたいと思います。

 そして、こちらも先ほど申しあげましたように理由は2つあります。一つは今後必要となる施設整備を賄う財源確保という点。これは外堀の浚渫・復元をはじめとした今ある松本城の状態をしっかりと保存していくことに加えて、よりかつての松本城の姿に近づけていくことが、全国に五つしかない国宝五城の価値を高めることや、市民の皆さんの誇りを高めること、そして国内外からの観光客の皆さんにとって訪れる価値を上げていくことにつながると思っておりますので、こうした整備事業をできるだけ市民負担にならないように着実に実行していくための料金改定でございます。

 そしてもう一つ、他の観覧料との均衡という点ですが、これはいわば文化観光施設の価値と観覧料は、一定の相関関係があると私たちは考えております。国宝五城の中でもとりわけ姫路城は、西の姫路城そして東の松本城といったように、現在の人気の面と建物の価値という意味で松本城と双璧ではないかと認識しておりまして、先ほど申しあげましたように、姫路城の観覧料は現在1000円ですが、既に値上げを検討しているということですので、最終的に二つの要素を勘案する中で1200円という料金を提示させていただきました。

 次に共通券の導入についてですが、こちらは松本城が文化観光資源、文化観光施設の中核であることには皆さんも異存がないと思います。いろいろなデータを見ますと、松本城と連動して外国人旅行者の皆さんに最も訪れていただいているのは、もう一つの国宝の旧開智学校校舎や美術館になりますので、新しくできた博物館とともに四つの文化観光施設へできるだけ大勢の皆さんに訪れていただき、滞在型の観光につなげていくことが私たちの目指す姿であります。

 

【記者】

 電子チケットと紙チケットの料金の差額の件でお伺いいたします。差額が100円ということですが、利用者を紙チケットから電子チケットに誘導することを考えると、もっと金額に差をつけてもいいのではないかと思いました。差額が100円になった理由についてお聞かせください。

 

【市長】

 誘導という側面では、金額が大きければ大きいほど効果は高いとも言えますが、一方で現場ではまだ紙チケットの利用者がいるという視点も持つ必要があると考えております。その中で今回の100円という金額につきましては、他の美術館や旧開智学校の観覧料の増加分との統一感も意識して、相場感として100円が妥当ではないかというところが我々としての結論です。

 

【記者】

 東アジア文化都市に松本市が決定された件でお伺いたします。2026年はちょうどまつもと市民芸術館の大規模改修と重なるということですが、まつもと市民芸術館は松本市を代表する施設で、ここで公演やイベントを行うことを期待されている方もいらっしゃると思います。なぜ2026年に申請したのでしょうか。

【市長】

 まず、昨年この2年間の募集があるという情報に接したのですが、現在インバウンド需要が高まっている中で、こちらにぜひチャレンジしたいという思いがございました。さすがに2025年にはいろいろな準備と検討が間に合わないだろうということで、直近の2026年に応募したことがベースにあります。その上で、ご質問をいただいたとおり、まつもと市民芸術館も使える状況の中でやった方がいいのではないかという考え方もあるかと思います。しかし、我々としては先ほどご説明したように、まつもと市民芸術館の大規模改修の時期とはそれほど重複をせずに魅力を伝えられて、マイナスよりプラスの方が大きいのではないかということで2026年への応募をいたしました。

 

【記者】

 そうなるとイベントの実施場所は、どこがメインになってくるのでしょうか。

 

【市長】

 もちろん、まちなかもございますし、まつもと市民芸術館以外にもキッセイ文化ホールや音楽文化ホールなど実施場所は多岐にわたると思います。

 

【記者】

 松本城の観覧料の改定について、先ほどの質問に追加でお伺いします。電子チケットへ将来完全に移行することを視野に入れているということですが、移行する時期のめどは具体的にあるのでしょうか。また、紙チケットがまだ使われている中で、どのように電子チケットに理解を得ていくのかお聞かせください。

 

【市長】

 移行時期は、今の段階で明確なものを持って取り組むことは考えておりません。できるだけ早く移行することが望ましいと考えておりますが、我々の周知がどこまで利用する皆さんにしっかり届くかということや、文化観光施設の観覧だけではなく、ほかのさまざまな民間・行政サービスが電子化に移行することが関係してくると思っております。その上で、利用者の利便性と、施設の運営・管理をする経費節減と効率化といった観点で、私たちにとっても電子化のメリットは大きいと考えておりますので、さまざまな周知方法を組み合わせて、できるだけ早く移行できるようにしていきたいと思っております。

 

【記者】

 松本城の観覧料の関係で、市長から二つ決定すべき観点をお伝えいただきました。ゴールデンウィークや夏休みには松本城はとてもにぎわい、入場待ちをする方も多かったと思います。オーバーツーリズムも社会的な問題になっている中で、二重価格を設けるなどの選択肢はあるのかということと、今回の観覧料の改定は、オーバーツーリズム対策を踏まえて考えたのかを教えてください。

 

【市長】

 まず二重価格、外国人と日本人との観覧料の差を設けることについては、これまでもお答えしてきておりますが、現段階ではその必要性はないだろうということで導入する考えはございません。また、オーバーツーリズムということももちろんですが、一定の時期に集中して大勢の方に来ていただく中、その緩和と改善は不断の努力をしていかなければならないと思っております。

 現在、京都を代表とする一部の観光地で起きているオーバーツーリズムは、市民生活に影響が出て行政やまちの目が観光客にばかり行ってしまい、そこに住んでいる人たちの生活が二の次になってしまっている状況だと私は捉えておりますので、混雑が激しいという状況だけであれば、まだオーバーツーリズムという言葉の使い方は適当ではないと思っております。現段階で松本市がオーバーツーリズムの状態、または近い将来そうなるかについては、まだどちらかといえば観光需要をもっと高めていくことに力点を置く必要があると考えております。その上で、集中する観光客の皆さんの満足度を高めるためには、待ち時間の減少や熱さ対策が不可欠で、この夏から導入した電子チケットの予約システムなどは一定の効果があると考えておりますし、これについても不断の改善をしていきたいと思っております。

 

【記者】

 テーマパークなどでは繁忙期価格も設けられており、特に松本城の観光客数などを見るとそのような価格設定も必要ではないかと思うのですが、市長としてのお考えはどうでしょうか。

 

【市長】

 現在、宿泊料金や交通機関の利用料金、いわゆるダイナミックプライシング方式が広がりつつあります。これは需要と供給のバランスを価格メカニズムで取っていくことになり、非常に有効だという認識を持っております。そしてその前提には、先ほど別の観点でのご質問がありましたが、電子チケットのシステムを電子化することがベースにないと、なかなか弾力的に運用できませんので、将来ダイナミックプライシング的なアプローチを実現するためにも、電子チケットへの移行はできるだけ早く進めることが大切だと思っております。

 

【記者】

 先ほど市長からご説明があったとおり、実施予定の松本城の整備事業は天守の耐震化含めて将来的に74億円を予想し、そのうち36億円が必要になっていく計算で、市長はできるだけ市民の負担にならないようにとおっしゃいました。今回は観覧料の改訂をする方針になりますが、一方で国民共有の財産という観点から、クラウドファンディングなどの検討をされる余地はあるのでしょうか。

 

【市長】

 今回の観覧料改定の収入は、松本城の施設整備の財源にしていきますが、こちらは松本市の一般会計とは線引きをしていきます。先ほど申しあげましたが、松本城へ訪れるのは松本市民以外の皆さんが大半ですので、まずはできるだけ松本城を訪れた方々の観覧料で収入を賄うことが、今ご指摘があった幅広く施設整備の財源確保をするという観点と合致すると認識しているところであります。その上で、いろいろな手段という意味で、クラウドファンディングやふるさと納税制度を視野に入れることが必要だと考えております。しかし、現在この方式はどの自治体でも同じように行っていますので、それによって大きな金額を確保できるかというとなかなか難しい面もあるのではないかなと思っております。

 

【記者】

 東アジア文化都市についてお伺いします。先ほど、インバウンドの需要増のお話もありましたが、改めて東アジア文化都市という点で見たときに、松本市として期待することがあればお願いします。

 

【市長】

 松本市に訪れていただく外国の方々の国籍は多岐に渡っており、統計的にも一定程度現れておりますが、特にまちなかを見る限りヨーロッパやアメリカ、オーストラリアの方々の姿が多くなっていると実感を持っております。とは言いましても、隣国の中国・韓国の2カ国については台湾とともに、数の上で第1位、第2位に位置する国ですので、より緊密な関係を築いて文化交流を進めていくことは観光面でもプラスだと思います。また、観光と切り離して、国ではなく地方都市レベルとして中国・韓国の文化に触れることは、松本市に暮らしている子どもからお年寄りまでの皆さんが、自国文化や教育を再認識するきっかけとして大きな意味を持つのではないかと考えております。

 

【記者】

 今回の報告事項ではないのですが、3月の市長選の際に公約に掲げられておりました、女性の副市長についてお伺いします。宮之本副市長の任期も近づいている中で、現時点での検討状況について教えていただけますでしょうか。

 

【市長】

 今議会に副市長の人事案件を提出することになっておりますが、提出するのは開会後ですので、この場で人事関係の内容について触れることは控えさせていただきます。

 

【秘書広報室】

 以上をもちまして、市長定例記者会見を終了します。

 

 

 ※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成していま

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