ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ようこそ市長室へ > 市長記者会見 > 令和5年度 > 市長記者会見 令和6年(2024)2月27日

本文

市長記者会見 令和6年(2024)2月27日

更新日:2024年2月27日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和6年2月27日 市長定例記者会見

 

資料1 信州まつもと大歌舞伎

【資料1 信州まつもと大歌舞伎】

 

【市長】

 今年の信州まつもと大歌舞伎の日程、出演者、演目が決まりましたので発表させていただきます。

 日程は7月12日から15日までの4日間です。合わせて6公演を予定しています。出演者は、十八代目中村勘三郎さんの長男の中村勘九郎さん、次男の中村七之助さん、それに中村虎之介さんと中村鶴松さんの20代のお二人です。演目は3つで、伝統的な歌舞伎舞踊の「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」「流星(りゅうせい)」、そして、上方落語の「貧乏神」を題材とした新作歌舞伎「福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいばな)」です。会場は、まつもと市民芸術館の主ホール、制作は松竹株式会社、Bunkamuraとなっています。料金はこれまでと同じです。東京での公演に比べて少し割安になっていますが、とりわけ25歳以下の皆さんにつきましては、3等席で3千円、4等席であれば千円でご覧いただけるというのが、信州まつもと大歌舞伎の特徴の一つです。松本市民に限定して、先行抽選予約を申し込みしていただけます。期間は4月11日から14日までです。

 3年ぶりの信州まつもと大歌舞伎、ぜひ、大勢の市民の皆さんにご覧いただければと思っています。

 

資料2 R5.5~実施10か月 松本デュアルスクール 利用5世帯、うち3世帯が移住へ

【資料2 R5.5~実施10か月 松本デュアルスクール 利用5世帯、うち3世帯が移住へ】

 

 もう一件は、昨年の5月から制度をスタートしました、松本デュアルスクールについてです。

 これは特色ある教育活動を、特に安曇・奈川の小規模校で体験をしていただく、そしてそれを将来的な移住にもつなげていきたいということでスタートした制度です。実施から10カ月が経ちまして、この間、問い合わせ件数は合わせて25件ありました。実際に学校を見学にいらした方は8世帯、子どもの数では13人でした。そのうち、このデュアルスクールの制度を使って松本市に親子で滞在して学校に通った方が5世帯、児童生徒で6人でした。その中から、これまでに2世帯7人の方がすでに移住をされています。また、今年中に移住を予定している方が1世帯4人いらっしゃいます。

 具体的には、資料の1番と3番につきましては、神奈川県から大野川小中学校に通われて、家族での移住、あるいは移住を予定されています。2番の方は、大野川小中学校のような過疎校ではありませんが、市街地の田川小学校に、一定期間この制度を利用して来られて、すでに移住をされたという方です。少人数で自由な学びの環境に惹かれた、自然環境と地域住民の温かさというのが決め手になった、というお話をいただいています。大野川小中学校では、一次滞在先として民間施設を利用していただいていますが、そこのコーディネーターの方の手厚い支援があったということも理由とされています。

 

資料3 R5.5~実施10か月 松本デュアルスクール 特色ある教育活動を体験

【資料3 R5.5~実施10か月 松本デュアルスクール 特色ある教育活動を体験】

 

 先ほども申しあげましたが、この制度は、長野県外の小中学校に通う小学校1年生から中学3年生まで、そして親子で松本市内の学区に居住をしていただくということが条件です。住民票はそのままで、学籍だけを県外から松本市に異動していただく、そして最短で1カ月、最長で1年間までこちらに来ていただいて、お子さんに通っていただける制度です。基本的には全ての松本市内の小中学校が対象になりますが、とりわけ、大野川小中学校、奈川小中学校につきましては、児童生徒数が減っていて、積極的に子どもたちを受け入れ、将来的な移住につなげていきたいという地域の希望、私たちの希望があります。今後の課題としましては、この10カ月で、極めて東京圏を中心に潜在的需要が高いということが確認できました。その方々が希望されたときに、デュアルスクールで滞在中、住まいにしていただける、滞在先にしていただける選択肢が、数、あるいはそれぞれのご希望に沿うような物件という意味で、まだまだ十分でないということ、さらには、その先に移住を決めていただく気持ちがある中で、移住先となる住宅の選択肢を、私たちが地元の皆さんとともにしっかりと提供していけるかどうかが課題と考えています。全国的に、さらに積極的にPRするとともに、こうした住まいの課題に庁内横断的に取り組んでいく必要があると考えているところです。

 私からは以上です。

 

【記者】

 信州まつもと大歌舞伎についてお尋ねします。今日(2月27日)は主な演目と出演者の発表というところではありますが、今後、市民キャストの参加の方針であるとか、もしくは市民と出演者が交流するような登城行列とか、市民ふれあい座のようなものが検討段階にあるのかということと、もし今後開くようであればいつ頃公表になるのか教えてください。

 

【市長】

 現在段階で発表できる状況にはなっていませんが、今お尋ねのいくつかの件については実行委員会で検討している段階です。

 

【記者】

 主な会場は市民芸術館ということになっていますが、それ以外の場を使うような、例えば、弊社報道で松本城を検討されているということがありましたが、他の場所での公演というのは考えてらっしゃるでしょうか。

 

【市長】

 正式な公演という言い方が正しいかどうか分かりませんが、このような料金設定でこの4人の出演者、そしてこの演目でやるものは全6公演です。それ以外に、内容、形式はまだ固まっていませんが、これまでも申しあげていますように、松本城の本丸庭園を念頭に、何らかの催しといいますか、公演を検討しています。

 

【記者】

 今日発表があったこの1と2の演目以外にお城で、ということでしょうか。

 

【市長】

 そういうことです。

 

【記者】

 コロナが明けて3年ぶりの信州まつもと大歌舞伎ということで、市長も先ほどおっしゃっていましたが、前回コロナ禍での開催ということだったので、改めて今回、この7月にかける期待ですとか観光への効果等、お聞かせいただけますか。

 

【市長】

 昨年5月のコロナの5類移行以降、本格的に松本にもにぎわいが戻り、また、観光、旅行で外国人も含めて大勢の方に来ていただいています。すでに状況はコロナ前に戻っている、あるいはそれを上回る状況になっていると思っていますが、さらにこの国際的な、文字通り文化観光都市として松本が認知され、さらに大きなにぎわいを、市民全体あるいは松本市内の産業にも裾野を広げて大きな効果を生んでいけるかどうかが、この夏の松本市の状況だと思っています。小澤征爾総監督がお亡くなりになった後のOMF(セイジ・オザワ 松本フェスティバル)は8月に開催を予定していますし、この信州まつもと大歌舞伎も、これまでの串田和美前芸術監督の下での形と、また少し内容に変化もある中での開催ということで、7月の歌舞伎、8月のOMFと、国内外から大勢の方々に松本に来ていただく機会にしていきたいと思っています。

 

【記者】

 松本デュアルスクールについてお伺いします。10カ月で利用5世帯、3世帯が移住ということですが、市長としてはこの手応えをどう感じているでしょうか。また、滞在先、住宅の選択肢が少ないという課題に、庁内横断的に取り組むというお話でしたが、何か具体的策みたいなものがあれば伺いたいです。

 

【市長】

 まず、私や教育委員会が想定していた以上の問い合わせをいただいて、現実にすでに移住をされるという世帯まで出てきたというのが想定以上の反響だったと思っています。やはり、今再び、東京一極集中の流れがきているという指摘も出ていますが、コロナを経験し、東京圏で暮らしていく選択肢とはまた別の選択肢を見出そうという方が非常に増えているという受け止めをしています。そのときに重要なポイントとなるのが、もちろん仕事、あるいは住まいでもありますが、20代から40代の子育て世代を考えたときには、子どもの教育という観点が、やはり極めて比重が大きくなっているということだと思います。

 実は、デュアルスクールと同じような名称を使って、二拠点居住、あるいはその先の移住を念頭に置いた取り組みは、徳島県が全県をあげて現在行っています。関心がある方が、インターネット上で、「デュアル」あるいは「デュアルスクール」と検索しますと、今、徳島県と松本市がヒットする状況で、今までは徳島県を対象に考えた方が、四国はちょっと遠いと、それに比べてこの信州まつもとの東京圏からの距離感というものは、改めて注目されているのだと思います。今回、この神奈川県からすでに移住を決められた方は、皆来られることになっていますが、東京圏の方々に対して、我々がどれだけもっと情報を届けられるかということで、さらなる潜在的な需要を掘り起こせるものと思っています。その上で、課題として挙げさせていただいている、まず、一次的に保護者とお子さんで来ていただいたときに滞在をしていただく場、さらには、移住を決めたその先に住宅をどうするかという問題です。もちろん、全市的にはいろいろな選択肢があると思いますが、今、私たちが重点を置いています大野川小中学校、奈川小中学校を考えたときには、やはり、現在使われていない空き家を、住んでいただけるようにどう整備し、提供できるかということが、現実的に一番取り組まなければいけないポイントだと思っています。そのためには、この2つの地区につきましては、より積極的に行政も関わり、あるいは地元の皆さんとその物件の掘り起こしや確認をする、そしてこの過疎に歯止めをかけ、移住を推進するという観点から、この地区を対象にしたリフォームなどの取り組み、制度というものも考えていく必要があるということで、今庁内で検討を進めているところです。

 

【記者】

 今回、その3世帯がいずれも神奈川県の人で、社会増も確か神奈川県が対象として多かったと思うのですが、とりわけ神奈川から注目されているというような状況があるのでしょうか。

 

【市長】

 私もこちらに来る前は神奈川県の在住ですが、首都圏の中で、特に東京か神奈川か、あるいは埼玉か千葉か、ということに特に大きな線引きがあるとは思っていません。この前も少し申しあげましたが、特に、中央線沿いですしアクセスが近いですから、例えば北陸新幹線沿いの東信・北信地域よりは、中央線沿いの東京圏、その中での、例えば埼玉と神奈川を比較したときには、時間、距離が近いということは背景にあるかなと思いますが、もう少し広く、東京圏1都3県の潜在的な需要というものを念頭に置いていきたいなと思っています。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

皆さまのご意見をお聞かせください

お求めの情報が充分掲載されてましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現は分りやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?
Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

松本市AIチャットボット