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市長記者会見 令和6年(2024)2月22日

更新日:2024年2月22日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和6年2月22日 市長定例記者会見

資料1 2024セイジ・オザワ松本フェスティバル 小澤総監督に捧げるプログラム

【資料1 2024セイジ・オザワ松本フェスティバル 小澤総監督に捧げるプログラム】

 

【市長】

 私からは2024セイジ・オザワ松本フェスティバルの開催概要について発表させていただきます。今月6日に永眠された小澤総監督は、かねてよりOMFのこれからの体制を構想し、SKOアドバイザリー委員と相談の上で、この夏の指揮者とプログラムを決定されていました。今年のOMFは、フェスティバルを創立した小澤総監督の功績に心からの感謝と敬意を表し、すべての公演を小澤総監督に捧げるものといたします。こちらに記してあるものが、今年1月末時点で小澤総監督のコメントとして用意をされていたものでございます。「2022年に沖澤さんとアンドリスと出会えたことは僕にとって、非常に幸運な、素晴らしい出来事でした。二人がSKOと創る音楽をリハーサルや本番で全身に浴びながら、僕は何度も若い時に感じていた冒険の始まりのような、胸の高鳴りを思い出しました。」と。そして、「新しい時代に向けて、大きな一歩を踏み出す今年のフェスティバルを、心から楽しみにしています。」というコメントを用意しておりました。2024年のセイジ・オザワ松本フェスティバルは、沖澤のどかさんとアンドリス・ネルソンスさんの2人が指揮者として参加してオーケストラコンサートを3プログラム6公演実施することといたします。

資料2 2024セイジ・オザワ松本フェスティバルオーケストラコンサートAプログラム

【資料2 2024セイジ・オザワ松本フェスティバルオーケストラコンサートAプログラム】

 

【市長】

 まずAプログラムでありますが、8月10日と11日の2日間、沖澤のどかさんが指揮をして公演を行います。沖澤さんは2019年、かつて小澤総監督が優勝した若手指揮者の登竜門、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝をされ、一昨年のOMFでは、モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」を指揮し、観衆を魅了しました。こうした実績を踏まえて、フェスティバル史上初めて、総監督は沖澤のどかさんを首席客演指揮者という立場に指名をされました。Aプログラムはメンデルスゾーン:《夏の夜の夢》作品61・R.シュトラウス:交響詩《ドンファン》作品20などを、ソプラノ独唱エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァーさんとともに行うこととしております。また、沖澤のどかさんはその他に「OMFオペラ」、「子どものためのオペラ」も今回のフェスティバルで指揮をされることになっております。

資料3 セイジ・オザワ松本フェスティバルオーケストラコンサートB/Cプログラム

【資料3 セイジ・オザワ松本フェスティバルオーケストラコンサートB/Cプログラム】

 

【市長】

 Bプログラム・Cプログラムにつきましては、アンドリス・ネルソンスさんが指揮をとられます。アンドリス・ネルソンスさんは、小澤総監督が長年音楽監督を務めたボストン交響楽団で現在音楽監督を務めておられます。今最も名高く革新的な指揮者としまして、世界的に揺るぎない評価を確立されています。小澤総監督とSKOにとって、最も大切なレパートリーであります、ブラームスの交響曲全曲を今回Bプログラムで第1番と第2番、Cプログラムで第3番と第4番の指揮をすることとなりました。

資料4 2024セイジ・オザワ松本フェスティバル 公式公演・教育プログラム

【資料4 2024セイジ・オザワ松本フェスティバル 公式公演・教育プログラム】

 

【市長】

 フェスティバル全体としましては、8月9日の室内楽勉強会でスタートいたしまして、9月4日、子どものための音楽会までが開催期間です。チケットの発売は、6月8日午前10時からという予定でございます。また、今年から発売初日の特設会場窓口での販売は行わないことといたしました。このような内容で、2024年セイジ・オザワ松本フェスティバルを開催させていただきます。

資料5 国宝松本城天守プロジェクションマッピング 来場者総数 15万人超を記録

【資料5 国宝松本城天守プロジェクションマッピング 来場者総数  15万人超を記録】

 

【市長】

 もう1点、日曜日まで開催をしておりました。国宝松本城天守プロジェクションマッピング、合わせて64日間開催をしておりましたが、来場者総数は15万4437人で、15万人を突破する盛況となりました。1回目のレーザーマッピングとして開催した令和3年の11万7,950人は、開催期間90日でありましたが、その時と比べて1日あたりの来場者数も1.8倍という人数でありました。とりわけ今回は先週の金曜日から3日間特別延長で、3期にわたるプログラムを総集編という形で開催をさせていただいて、3日間で1万5,000人を超える方々に来場をしていただきました。来場者の声としては、「せっかく松本に来たからこれが見たかった」あるいは「驚くくらい観光客などたくさんの人で賑わっていて嬉しかった」といったSNSの投稿もいただいております。また全国メディア、あるいはインターネットでも取り上げていただきまして、松本の冬の観光の底上げに効果を上げたものと受け止めております。

 

【記者】

 OMFについてお尋ねします。先ほど2024年のコンサートの指揮は、ネルソンスさんと沖澤さんの2人が務めるとご説明がありました。小澤さん亡き後の総監督はどなたが務めるのでしょうか。総監督は不在という形なのでしょうか。総監督のあり方、どのような人物がふさわしいか考えをお聞かせください。

 

【市長】

 現在ご質問の点についてはまだ決定をしておりません。この後親族、あるいは関係者の皆さんとご相談をして決めていくことになると考えております。

 

【記者】

 ということは、2024年のコンサートは総監督不在ということでよろしいでしょうか。

 

【市長】

 それまでにどうなるかはまだ決まっておりません。

 

【記者】

 フェスティバル史上初めて沖澤さんを首席客演指揮者に指名したということが発表されていますが、具体的にフェスティバルにおいて、沖澤さんの役割がどういったものなのかお尋ねしたいです。

 

【市長】

 これまで、OMFの指揮者は小澤総監督を除くと、全てゲスト・客演の指揮者でありました。客演の指揮者を区別して呼称することはなかったわけであります。今回、客演指揮者の中で、沖澤のどかさんに対して2022年「フィガロの結婚」をお聞きになった小澤総監督が、沖澤のどかさんの実力、可能性を高く評価をされて、この首席客演指揮者という立場で、これから継続して指揮をし、SKOとの関係を築いてほしいと。これが小澤総監督と、この数年小澤総監督とともにOMFのフェスティバルを企画してきたSKOの主要メンバーから構成されます。SKOアドバイザリー委員の方々で相談をして、この体制といいますか、沖澤のどかさんが首席客演指揮者に決まったというのが経緯でございます。

 

【記者】

 ということは、つまり今後も継続的に2024年に限らず、そういう出演という形を取ることになるのでしょうか。

 

【市長】

 はい。沖澤のどかさんについては2024年以降も継続して客演指揮者として参加をしていただけることが前提となっております。

 

【記者】

 OMFですが、チケットの販売方法で、あくまでもこれは今年度からオンラインのみの発売という形を取るということでしょうか。

 

【市長】

 そのとおりであります。これまで初日は窓口販売を会場で行ってきたわけでありますが、年々窓口でチケットを購入される方は減少傾向にありまして、実行委員会としてインターネット販売のみに決定させていただきました。

 

【記者】

 改めて今お話しいただいたところが全てかもしれないのですが、窓口販売はフェスの歴史上、泊まり込んでチケットを購入したりするような熱狂的なファンの方々が集まるような場であったわけですが、そういったいわゆるテント村を運営してきた市民の方々もいらっしゃるのですが、そういった方々とのやり取りとか説明はあったのでしょうか。

 

【市長】

 2021年に5会場、22年3会場、そして23年は1会場で縮小をしてきて、かつてはOMFの風物詩でございましたが、現実的にそのことにこだわられる方も少なくなってきたことでの決定だと報告を受けております。

 

【記者】

 昨年のフェス終了の日に2024年のプログラム日程が発表になっていたかと思うのですが、発表時は確か8月10日からという発表だったかと思うのですが、改めていただいたスケジュール拝見しますと9日スタートになっておりまして、ここには何かスケジュール調整があったのか教えていただきたいです。

 

【市長】

 今回の2人の指揮者の日程調整が一番優先になりまして、その結果として、例年よりスタートが早くなったことでの違いと理解をしていただければと思っています。

 

【記者】

 引き続きOMFについて確認ですが、沖澤さんに首席客演指揮者という立場で継続して関わっていただくことは、小澤さんが生前それを望まれて指名したという理解でよろしいでしょうか。

 

【市長】

 小澤総監督は先ほど申しあげましたように、2022年の沖澤さんの指揮を見て、音楽を聴いて大きな可能性を感じたと。そして継続して指揮をしてSKOとの関係を築いてほしいということを考えられて、先ほど申しあげましたSKOのアドバイザリー委員と相談の上で首席客演指揮者という立場を決定したということであります。

 

【記者】

 プログラムについてですが、全てのプログラムを総監督に捧げるとなりましたが、小澤さんが亡くなられて以降、急遽プログラムを変えたところがあるのかという点と、今後そういった趣旨でプログラムの内容を追加することはあり得るのか教えてください。

 

【市長】

 まず今回ご説明したプログラムは、小澤さんが生前にSKOアドバイザリー委員とともに固めたプログラムで、そこから変わったものはございません。また、現在のところに何かを追加しようという予定はございません。

 

【記者】

 先ほどの沖澤さんの件で質問です。フェスティバル史上初めて首席客演指揮者に指名したとのことですが、OMFは小澤さんの後継者をどうするのかというのは長年の課題というか、小澤さんの具合が悪くなってからそういう話はよく出ていたと思うのですが、事実上の後継者指名という捉え方でよろしいでしょうか。

 

【市長】

 実行委員会としては、沖澤のどかさんのことをそのような表現では考えておりません。事実上の後継者という表現を私の方から使うことはございません。あくまで先ほども申しあげましたが、小澤総監督以外の全て指揮者は客演としてきていただいている、ただその中である意味特別な存在として、小澤総監督とSKOアドバイザリー委員の総意として、沖澤のどかさんにはこれからも継続して公演に参加してほしい、そしてSKOとしっかりした関係を築いて松本のフェスティバルを引っ張っていってほしいということです。小澤さんの後継者ということは、ある意味小澤さんと同格と言いますか、そういうものとして位置づけるということだとすれば、私たちはそのような言葉使いをするつもりはございません。

 

【記者】

 総監督の後任についてはまだ何も決まっていないというお話でしたが、現時点では小澤征爾総監督という名称で取り扱うことは特に差し支えないでしょうか。亡くなったからといって現在は総監督ではないということではないということですよね。

 

【市長】

 そういう認識で私たちも発表させていただいております。

 

【記者】

 OMFのこれからの体制についても小澤さんが生前にある程度構想されていた、というようなお話があったと思うのですが、今後小澤さんの遺志を継いでOMFの指揮者であったり、プログラムを決めていく新たな体制と言いますか、公表時期などそのあたりは何か決まっているのでしょうか。

 

【市長】

 これまでも何度か説明はさせていただいておりますが、2021年にSKO財団を設立して、そしてSKOアドバイザリー委員という小澤総監督と同世代の演奏家、SKOの主要メンバーと言っていいと思いますが、その皆さんと小澤総監督でOMFの指揮者であり、あるいはプログラムでありというものは相談をしながらこの企画を決定してきました。基本的にSKOアドバイザリー委員の皆さんが今回小澤総監督が逝去されましたが、当面引き続き関与していくことがまずは土台にあります。その上で先ほど冒頭ご質問がありましたようにフェスティバルにおける総監督という立場をどうしていくかは今後検討をしていくことになるということであります。

 

【記者】

 フェスティバル全体のスケジュールというか、プログラムに関わることなのですが、今回発表があったのはオーケストラA・B・Cプログラムとオペラかと思うのですが、ふれあいコンサートなどそういったものについては具体的な演目等は今後の発表になるのでしょうか。

 

【市長】

 そうですね。詳細は決まり次第また追加して発表させていただきます。

 

【記者】

 松本パルコの後利用についてお伺いしたいのですが、2月議会の一般質問でも議員がおっしゃいましたが、2月11日に岡田公民館で開かれた市長選の立候補予定者の話を聞く会の中で、市長がこれまでの経緯についてご発言されております。「我々が提起をした、部分的に公共施設として活用を模索したいことへの答えが向こう側から投げ返されたのが、去年の11月でございます。」という発言ですが、これまで我々は、行政の関与及び公民連携のまちづくりの可能性について、市がパルコ側に6月の下旬に提案をして、それから担当者レベルで話し合いが行われて、最終的に10月下旬に商業施設再開の方向性が示されたという説明をずっと受けてきたのですが、岡田での発言からすると、方向性がパルコ側から示される前に市側から公共施設としての活用を模索したいという要望を伝えていたという認識でよろしいのでしょうか。

 

【市長】

 私が6月の議会や記者会見でしていた説明と、今引用された発言に、私は違いがあるという認識がございません。パルコが後利用を考えるときに、我々は積極的・主体的に関与をしていくことを申しあげました。その時に、こちらから具体的な内容に踏み込む提案をこちらからしたことは基本的にはございません。もし私の岡田での発言が、時制理想として6月の段階で具体的なことを踏み込んで提案をしていたと受け止められるような発言だとすれば、正確さを欠いたと思っております。

 

【記者】

 部分的に公共施設として活用を模索したいという提起を、方向性が示される前にしたか、してないかで言えばどちらになるのでしょうか。

 

【市長】

 模索したいことと、我々にその用意があることが同義であれば、我々としては何らかの形でパルコの後利用に関与をしていく用意があるということを申しあげました。

 

【記者】

 公共施設としての活用という話になり、話題になっていたかどうかなどはどうでしょうか。

 

【市長】

 公共施設が何を指すか、我々が関与することの中に公共的な利用をするということは、関与の中の中身としてやり取りの中ではお互いに意識をしていたと思います。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例記者会見を終わります

 

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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