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市長記者会見 令和5年(2023)12月26日

更新日:2023年12月26日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和5年12月26日 市長定例記者会見

 

 

資料1 寿団地 再編事業 県と協働事業に関する協定締結(協働事業の内容)

【資料1 寿団地 再編事業 県と協働事業に関する協定締結(協働事業の内容)】

 

【市長】

 私からは2点ご報告いたします。1点は寿台地区の寿団地の再編事業につきまして、長野県と協働で事業を行う協定を昨日締結いたしました。寿台地区の寿団地につきましては、1丁目と8丁目にある市営住宅2つ、それと5丁目にあります県営住宅の3つの老朽化が顕著でありまして、このうち1丁目と8丁目の市営住宅につきましては、入居率が全体の54%、半分近くが空き家の状態でございます。こうした状況を踏まえまして、松本市と長野県が協働し一体的に整備をすることで、これからの時代に即した最適な施設の再編を実現しようというものでございます。具体的な協定の内容は、(資料1の)水色の寿台5丁目にあります県営住宅を長野県が建て替えを行い、建て替えした後の団地につきましては、建て替えから25年を経過したところで松本市が無償譲渡を受けるということでございます。そして、現在老朽化しております1丁目と8丁目の市営住宅につきましては、この建て替えをした後の県営住宅に移転をしていただくことが可能になります。またご希望によっては、寿台3丁目のもう1つの市営住宅の空きがあるところ、あるいは松本市内の他の市営住宅に移転をしていただくことは可能でありますが、移転と合わせまして1丁目、8丁目の市営住宅については、これから新規募集を行わないことにいたしまして、移転が完了し次第、この2つの市営住宅については除却、取り壊しとなります。県営住宅の建て替えにつきましては、年に1棟のペースで、合わせて10棟の整備を行う予定でありまして、第1期、第2期とそれぞれ期間を設けて対応してまいります。

 

 

資料2 寿団地 再編事業 県と協働事業に関する協定締結(協働建替事業と跡地利用検討の基本的な流れ)

【資料2 寿団地 再編事業 県と協働事業に関する協定締結(協働建替事業と跡地利用検討の基本的な流れ)】

 

【市長】

 (資料2は)県営住宅の建て替え事業、そして市営住宅の建物除却をした後の跡地利用についてスケジュールを大きくまとめたものでございますが、県営住宅については、協定の締結を受けまして、令和6年度から調査・設計、そして県営住宅の除却、着工と順次進んでいくこととなります。また2つの市営住宅の跡地利用につきましては、今年度中に松本市として方針を策定いたしまして、その方針に基づいて1丁目、8丁目の跡地を利用するための作業を進めることになります。

 

 

資料3 松本城公園トイレを誰にでも使いやすく改修 お正月は松本城へ(外観の改修)

【資料3 松本城公園トイレを誰にでも使いやすく改修 お正月は松本城へ(外観の改修)】

 

【市長】

 もう1点は、松本城公園のトイレについてであります。大名町から松本城に向かって入る公園のすぐ左側にあります松本城公園のトイレですが、松本城に訪れた皆さんから、造りが非常に古くなっている。松本城の入り口としてふさわしくないのではないか。あるいは、入り口からトイレの中が見えるような状況などについてご指摘をいただいてまいりました。そうした課題を改善するための改修を、今年度1,480万円の予算で行ってまいりましたが、この元旦から使っていただける状況となります。外観につきましては、屋根の部分の瓦が相当古くなっておりましたので、管理のしやすい屋根に変えております。また入り口のところに目隠しを設置いたしました。

 

 

資料4 松本城公園トイレを誰にでも使いやすく改修 お正月は松本城へ(室内の改修)

【資料4 松本城公園トイレを誰にでも使いやすく改修 お正月は松本城へ(室内の改修)】

 

【市長】

 また中につきましては、トイレ全体が古い、暗い、汚いというご指摘をいただいておりましたので、写真にあるような改修を行っております。男子トイレについては、3つあったものを2つに減らしておりますが、便器の大型化を図って外国人の方にも利用をしやすい状況といたしました。また女子トイレの個室は1つでしたが、これを2つに増設し、自動水栓付きの手洗いを設置し、壁やトイレ、扉、照明を明るくしております。また障がいのある方に利用していただく多目的トイレには、オストメイトを新たに設けました。またの男女の個室にはベビーチェアを設けております。元旦から松本城公園で利用していただくことになります。

 

 

資料5 さまざまなイベントを開催 お正月は松本城へ

【資料5 さまざまなイベントを開催 お正月は松本城へ】

 

【市長】

 来年のお正月につきまして、例年と同様に1日から3日は本丸庭園を無料開放させていただきます。おもてなし隊による開門や松本蟻ケ崎高等学校書道部の書道パフォーマンス、そしてどなたでも書き初めをしていただける新春書き初めといったものを準備しておりますので、ぜひ新春3日、松本城においでいただければと思っております。

私からは以上であります。

 

【記者】

 寿団地の再編についてお尋ねします。民間事業者のPPP、PFIの活用という構想であったと思いますが、その構想との関係性を教えてください。

 

【市長】

 民間事業者のPPP、PFIの活用は、除却をすることとしております1丁目と8丁目の市営住宅の跡地利用について、どのような手法でやっていくか、そしてどのような利用をしていくかという部分についての検討段階での話でありました。先ほど申しあげたように、跡地利用の方針につきまして、今年度中には松本市として決する予定でありますので、その点については現在議論の途中ということであります。その上で、今回2つの市営住宅を除却するにあたって、県営住宅も同じように老朽化が進んでいるということで長野県と松本市で協議を重ねていきまして、市営住宅の方々がご希望であれば、建て替えを行う県営住宅にも移転をしていただける状況は整えたということ。そして県営住宅につきましては、寿台地区の団地を再編、リニューアルした際に、これから新たに住んでいただく建物として県営住宅を建て替え、将来的には市が無償譲渡を受けて管理にあたっていくということであります。

 

【記者】

 移住してくる若者世代も使えるようにですとか、子育て関連の支援施設も余剰の部分にという大きな方向は定まり、跡地利用については、その方向性のもと議論が今進んでいるということでしょうか。

 

【市長】

 経済産業省の補助金を受けて、民間の事業者に構想としてまとめてもらったものが今のご指摘のような内容でありました。それを踏まえて松本市として跡地利用の方針を決めるということで、私としてはそれが1つベースになりながら、方針を協議しているということでご理解いただければと思っております。

 

【記者】

 昨日プレスリリースがありました消防団の着服の関係で、夕方に消防団から説明がありますが、その前に市長の受け止めをお願いします。

 

【市長】

 松本市消防団の設置者は松本市長であります。消防団の設置者として、今回の消防団員による不祥事は大変遺憾であります。今後、同様の事案が発生しないように管理体制を強化するよう消防団の関係者には指示をいたしております。消防団の団員の任命権者は消防団長でございますので、その消防団長が調査を行って、今日このあと記者会見をすることになっておりますので、詳細についてはそちらで確認をいただきたいと考えております。

 

【記者】

 全国で消防団関係の着服が相次ぎ、再発防止もそうですが、自治会や町会の自治組織での会計の管理がどのようになっているのか不透明な部分もあるかと思います。今後、チェック体制の強化を消防団だけでなく、幅広くしていく必要があると思いますがその辺りはいかがでしょうか。

 

 

【市長】

 まず消防団につきまして、昨年度から団員の報酬については個人に支払う方式に切り替えましたので、今回のような事案が仕組みとしては今後起きないと考えております。分団運営費など分団に対して支給している部分もありますので、そちらについては、先ほど申しあげたように引き続き管理体制を強化してもらいたいということを、消防団長はじめ、関係者に徹底してまいりたいと思っております。その上でご質問にありますように、消防団以外にもそれぞれ組織として活動をしている一方で、そこに投入している公費の取り扱いにつきましては、金品の管理を1人に任せるのではなく、その団体が複数の目で定期的に確認ができるといったチェック機能を、これまでよりも高めていくことが重要だと考えますので、関係部局を通じて関係団体にあらためて注意喚起をしてまいりたいと思っております。

 

【記者】

 松本城公園のトイレについてお尋ねいたします。こちらのトイレを和式から洋式にしたということで、ユニバーサル社会が進む中で洋式化の需要が高まっており進めていくというお話が6月定例会でありました。この時点でトイレの洋式化率がまだ5割を下回っていたと思いますが、その後の進捗状況と今回のトイレは観光客が多いという今の説明で分かりましたが、どういったところのトイレから洋式化に着手していきたいのか考えをお聞かせください。

 

【市長】

 就任以降、トイレの洋式化を順次進めてまいりました。外から松本に来訪された方が訪れる松本城周辺の洋式化が1つポイントでありましたし、また子どもたちが利用する学校のトイレの洋式化も優先順位が高いものとして取り組んでまいりました。予算や工事のスケジュールで、一気にというわけにはいかない部分がございますが、着実に関係者の皆さんの理解も得て広げてこれたと考えております。これからも必要性に応じた優先順位をきちんとした上で、できるだけ市民の皆さん、観光で訪れる皆さんにとって、気持ちよく過ごしていただけるトイレの環境を整えていきたいと思っています。今のパーセンテージについては確認をし、ご報告させていただきます。

 

【記者】

 今年最後の会見ということで、この1年を振り返って市長にとってどういった年であったかあらためて教えていただけますでしょうか。

 

【市長】

 皆さんにとっても、市民全体にとっても、2023年の一番大きなエポックメイキングは、やはり5月の新型コロナウイルスの5類移行だったのではないかと考えています。その前から新型コロナの状況は落ち着きを見せはじめ、社会活動や経済活動の正常化は進んではいましたが、様々な面で大きな区切りをつけて、そしてあらゆることを正常化に向けていくということは、やはり新型コロナの5類移行が大きな節目になったと思います。それ以降、全国でもそうかもしれませんが、松本市内はとりわけ外国人の方を含め、観光に訪れた方で本当に大きな賑わいを見せています。それに応じて、今までコロナの影響を一番受けていた飲食、宿泊、観光、運輸といった方々の状況も極めて大きく上向いてきておりますので、そうしたことを通じて松本の街全体がようやく皆が前を向いて進んでいける。そういう2023年、とりわけ後半だったのではないかと受け止めておりますし、松本市としても総合計画2030基本構想に基づいて、各部局が文字どおりアクセルを踏んで進める状況になった、前進を図る1年だったと思っております。

 

【記者】

 先ほど市民団体有志の方が、先日の市議会最終日の市長の出馬表明について、地位の利用にあたる公職選挙法違反ではないかと県警に相談したという記者発表がありました。あの日の表明、そしてその後にテープ起こしが市のホームページに載っている事も問題視されているようですが、そういう対応について問題があるかどうか市長の認識をお伺いできればと思います。

 

【市長】

 先日の市長の閉会あいさつの中で立候補を表明したことにつきましては、単に自分の意思を表明したということであり、自分に対する投票を呼びかけるといった行為ではありませんので、事前の選挙運動には当たらないものと認識しております。また、もう1点のあいさつの録画配信、あるいは市のホームページへの掲載につきましても、録画の配信やあいさつ文の掲示というものは、議会の状況を事実として市民に周知することを目的に、これまで全ての本会議について通常行っているものであります。従いまして、公選法第136条の2第2項の規定には抵触しないものと認識しております。

 他にいかがでしょうか。

 

【秘書広報室】

 以上を持ちまして、市長定例記者会見を終了させていただきます。

 

【市長】

 これで2023年最後の記者会見でありますが、1年間お世話になりました。またよろしくお願いいたします。

 

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

 

 

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