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市長記者会見 令和5年(2023)11月14日

更新日:2023年11月14日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和5年11月14日 市長定例記者会見

 

 

資料1 松本マラソン2023 晩秋の松本を総勢5,699人のランナーが力走

【資料1 松本マラソン2023 晩秋の松本を総勢5,699人のランナーが力走】

 

【市長】

 まず、おととい開催いたしました松本マラソン2023についてご報告いたします。今回の松本マラソンには、総勢5,699人のランナーに参加をしていただき、力走していただきました。そして110の団体、総勢2,000人のボランティアと応援団に大会をサポートしていただきました。誠にありがとうございます。フルマラソンの部は、完走をした方が4,039人、完走率94.66%と昨年の大会をわずかに上回っております。また、今年新設したファンランの部、10kmの部につきましては、828人の方が走られて全て完走をされました。今回の松本マラソンにおきまして、ファンランの部のフィニッシュ会場への手荷物の到着が大幅に遅れるという事態がございました。参加者の皆さまを長い時間お待たせする事態になったことについて、あらためてお詫びを申しあげます。そして、時間までに確実に届けることができる必要な体制を構築しなければならないと考えております。その上で、今回の大会でありますが、昨年の天候がかなり雨模様でもあり、レースの前半から非常に風が強い天候であったことと比べますと、西日が差し、最終ランナーがゴールするまで雨が降ることもございませんでしたので、天候にもまずまず恵まれ、そして様々な面でシンカが見られたとの評価をおおむねいただいていると受け止めております。とりわけ応援、そして提供したエイド食について、参加した方からは評価をしていただいたのではないかと考えております。今後、大会の開催にあたりまして、さらなるシンカを図っていくことが必要と考えているところであります。

 

 

資料2 上高地 来訪者 ことし125万人超 過去10年で最多

【資料2 上高地 来訪者 ことし125万人超 過去10年で最多】

 

【市長】

 もう1点、私からは明日閉山となります上高地につきまして、来訪者が10月現在で比べますと過去10年で最多となったということをご報告させていただきます。今年1月から10月までに上高地を訪れた方の数は、125万2,200人に上っております。これは、コロナ前の2019年に比べますと6%の増加ということで、過去10年の2014年までさかのぼって比べますと、最も多い入込状況となっております。明日までの半月分の11月がこれに上乗せになりますので、今年は130万人近い方が上高地を訪れたということになろうかと思います。

 

 

資料3 上高地 宿泊者 外国人 コロナ前と比べて25%増

【資料3 上高地 宿泊者 外国人 コロナ前と比べて25%増】

 

【市長】

 また上高地に宿泊された方で見てみますと、コロナ前の2019年に比べまして、1万996人、率にして8%増えております。14万5,630人の方に宿泊をしていただきました。このうち外国人の方は1万6,980人であり、これもコロナ前と比べますと3,400人余り、率にしますと25%増えております。そして、今年の外国人宿泊者の内訳を国地域別に並べた表がこちら(資料3)でございます。最も多かったのが台湾から来ていただいた方で3,600人余り、ついで香港、タイと続きまして、欧米豪のアメリカ、イギリス、オーストラリアといった国からも千人以上、あるいはオーストラリアは700人余りの方に来ていただいております。

 私からは以上です。

 

 

【記者】

 今日、情報提供いただいた話題から離れてしまいますが、先週の11月9日に市内の学校の教員が盗撮で逮捕される事案がありました。また昨日も再逮捕されていますが、あらためて市長がこの件を把握された経緯と市内で事件が発生したことへの受け止めをお伺いします。

 

【市長】

 この事件の把握につきましては、先に逮捕されたのが9日でありましたが、その当日に伊佐治教育長から報告を受けております。教育長の記者会見もございましたが、あらためて今回の行為は教育者としてあるまじき行為と考えますし、松本市の学校教育の信頼を損ないかねない行為だと受け止めております。極めて遺憾であります。松本市教育委員会は、教員の服務監督にあたる責任がございます。また長野県教育委員会は任命権を持つという役割をそれぞれ持っておりますので、松本市教育委員会には長野県教育委員会とともに、子どもの人権を尊重するという立場から、あらためて教員の研修を徹底してもらうこと、そして再発防止に努めてもらいたいと思っております。

 

【記者】

 先週の金曜日(11月10日)に、事件を受けて教育委員会の会見がありました。報道陣から、どういった場所で盗撮が行われていたのかという質問がかなり集中しましたが、被害者保護の観点から具体的な事は明かせないという市教委の対応がありました。もちろん被害者保護はとても大切なことだと思いますが、このような事案の情報公開のあり方について、市長はどのようにお考えでしょうか。

 

【市長】

 私も皆さんと同様に報道の仕事をしておりましたので、報道する立場からできる限りの情報公開を求め、事態をできるだけ詳細に把握することに努めたうえで、日本の報道は基本実名報道で行われておりますので、自主判断のもとに、何をどこまで伝えるのかということが報道機関の立場だと認識をしております。一方で教育委員会、教育長の立場からすれば、今回実際に被害にあった人たちへの意識、また学校、もっと広く子どもたちの立場、そうしたものを重視し、そして説明責任と被害者保護、あるいは子どもたちへの影響というものを勘案した上で、公開の線引きをどこでするのかという判断をするのが教育委員会、教育長の立場だと認識しております。そう考えた時に、今回の教育委員会の発表の在り方は、おおむね妥当であったと私は考えております。

 

【記者】

 松本マラソンについてお伺いします。市長が走られたと聞きました。走ってみての感想をお願いします。

 

【市長】

 10kmのファンランの部を走らせていただきました。10kmであれば、少しトレーニングを積めば走れるかなと思い、夏ぐらいから少しずつインターバル速歩をしたりして走りました。やはり大勢の方に応援をしていただく、声援の中を走るということがどれだけ気持ちが良くて、励みになるということを実感いたしました。またファンランの部のコースは、女鳥羽川沿いをスタートして松本城を一周。大名町から千歳橋、中町、駅前大通りを美術館、あがたの森と行って薄川緑地をぐるっと回るコースで、文字通り松本の3ガク都を堪能していただくコースでありますので、私自身も3ガク都松本の良さを感じながら走らせていただきました。思ったより体にダメージは残っておりません。

 

【記者】

 実際に走って魅力が分かったと思いますが、次年度以降の展望についてどのように考えているのかお聞かせください。

 

【市長】

 先ほども、去年に比べて様々な面でシンカをしたという評価をいただいたと申しあげましたが、走った後のランナーの感想や、ゲストランナーの金哲彦さんに少し時間をいただき、ゴール地点で松本マラソンや全国のマラソン大会について意見交換をさせていただきました。その際、金さんがおっしゃったことで印象的だったのが、マラソン人口をピラミッドに例えると、コロナ前と比べて土台の部分、裾野の部分がやはり全国的に非常に小さくなっているということです。本当のマラソン愛好者はそんなに減っていませんが、コロナの3年、大会がなかったり、トレーニングの機会が制限されたりして、チャレンジをしてみたい初心者の方々が全国的に非常に少なくなり、定員に達しているマラソン大会も、コロナ前に比べて募集に時間がかかるという状況はほぼ共通して見られるということでした。そう考えた時に、あらためて全体のパイが少なくとも現状において小さくなっている中で、松本マラソンはどのようなマラソン大会でありたいのか、全国各地にあるマラソン大会の中でどのようなマラソン大会を目指すのかということを、今年で実質4回目の開催を終えたわけですが、5回目以降、しっかりと見つめ直すことは必要だろうなと思っております。コースにアップダウンがあってハードだということが今、松本マラソンのマイナスでもありますが、一方でこのことが特徴でもあります。それに即した大会の在り方というもの、今回、応援とかエイドの充実ということを意識した部分ではありますが、さらにその部分を長所に、特徴に、特色に変えてオンリーワンの大会と言われるようにしていくために、共催の信濃毎日新聞社、あるいは長野陸上競技協会の皆さまとしっかり意見交換をして前に進めていけたらなと思っているところであります。

 

【記者】

 先月開館した新たな博物館を巡って、市民団体による会見が本日ありました。土地を提供している八十二銀行の頭取を刑事告発し、受理されたという話でしたが、それに関してあらためて市長の立場と考えをお聞かせいただければと思います。

 

【市長】

 松本市が関与する部分でいきますと、開館までに土地を安定的な形で使用できるような状況をつくるということで、そのことは所有者である八十二銀行などの皆さまとともに実現できたと思っております。その上でどのような内容、目的で今回のようなものが行われたかというのは、私たちは当事者でございませんのでコメントする立場にございません。

 

【記者】

 上高地の来訪者数についてですが、過去10年で最多ということで、これだけ人気が上がってきている要因と北アルプスの活性化に向けた課題について市長のお考えをお聞かせください。

 

【市長】

 まず要因ということでいきますと、全体の増加傾向を上回る伸び率の外国人の来訪ということだと思います。また外国人の皆さんの国や地域別を見ても、まだ中国からの方がそれほど大きく増えていないことを考えますと、特に欧米豪と言われる、コロナ前にはそこまで足を運んでいなかったアジア以外の方々からの訪問を、多く受けているということだと思います。その要因は円安もあるでしょうし、やはりコロナという世界的な移動の制限を受けていた状況の反動として、旅行需要、観光需要が全世界的に旺盛で、その対象として日本が選ばれ、日本の中で東京や京都、大阪という大都市、メジャーなところのその先を訪ねようといった時に、信州松本、あるいは上高地という日本を代表する山岳リゾートに足を運んでもらえるという状況が今非常に続いている、あるいはこれから高まっていくだろうなと思っています。そこで課題というのは、1つは特に河童橋周辺は休日のみならず、平日もラッシュという言葉に近いような大勢の方々がいらしている光景を私も何度か目にしました。そうすると、ある段階からオーバーツーリズムということへの懸念も考えられます。また、訪れても観光バスで河童橋の周辺まで歩いて行って、それだけでお帰りになるという方もまだまだ少なくありませんので、上高地での宿泊はもちろんですが、上高地周辺の乗鞍であり、白骨であり、そして松本の街中での宿泊や飲食にどうつなげていくか、あるいは逆のお城から上高地ということもそうですが、様々な観光資源を飲食や宿泊とともに利用していただくことが必要だと思っております。そして上高地に関してもう1点、来年から文化財の管理団体に松本市がなるための手続きを進めております。これによりまして、各省庁にそれぞれ権限がまたがっております上高地の自然保護と観光利用という両面のバランスをとりながら環境整備を図っていくことを、これまで以上に松本市も責任を負いながら積極的に進めていきたい、いけるものだと考えておりまして、その際、上高地の環境保護のため、皆さまに利用していただくための資金をどう集めるのかについても、本格的な議論を始めていければと思っているところであります。

 

【記者】

 今、市長がおっしゃった管理団体になる手続きは順調に進んでいる状況でしょうか。

 

【市長】

 そのように認識しています。

 

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

 

 

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