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市長記者会見 令和5年(2023)11月9日

更新日:2023年11月9日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和5年11月9日 市長定例記者会見

 

資料1 渋滞緩和 白板橋仮橋による渋滞が発生 きょう零時 巾上交差点の信号機を移設

【資料1 渋滞緩和 白板橋仮橋による渋滞が発生 きょう零時 巾上交差点の信号機を移設】

 

【市長】

 まず、巾上の交差点の信号機の移設についてご報告します。

 白板橋の架け替えに伴う仮橋の通行により渋滞が発生している箇所ですが、今日(11月9日)午前0時に、信号機が移設されました。ここは、北松本方面から仮橋を渡って、右折をしてから松本駅方面、あるいは国道19号方面に行く車両が、東西方向で赤になっているマル1の信号機を見て止まってしまい、滞留してしまうという状況でした。そこで、マル1の信号機(東向き)にカバーをして隠し、そして松本警察署にお願いをして、仮橋から右折してきた車両が迷うことがないよう、目に入らない位置に信号機を移設していただきました。若干ではあるかもしれませんが、交差点内の車両通行の改善の一助になると思っています。巾上交差点につきましては、車両が集中して渋滞が起きるということで、迂回の看板を駅前大通りに立てたりしながら、少しでも改善するように取り組んでいるところです。ドライバーの皆さんには、そうしたことも留意して通行していただければと思っています。

 

資料2 11/3~10松本城Week 文化の日3連休 松本城入場者 外国人35%増

【資料2 11/3~10松本城Week 文化の日3連休 松本城入場者 外国人35%増】

 

 続いて、文化の日を含めた11月の3連休の松本城の入場者についてご報告します。

 3日の文化の日から4日(土)・5日(日)の3連休で松本城を訪れた方は、2万253人でした。コロナ前の2019年の2日(土)・3日(日)・振替休日の4日は、同じく3日とも土・日・休日という3日間でしたが、そのときに比べますと、入場者数が5パーセント増えています。その内、外国人だけを比べますと、1,410人から1,915人ということで、コロナ前から35パーセント増えています。この内、外国人の中でヨーロッパやアメリカやオーストラリアから来られている方が、コロナ前に比べて47パーセント増えています。アジアからの方は23パーセントで、合計しますと35パーセントの増加です。また、今年の春のゴールデンウィークは9日間でしたが、ゴールデンウィークと11月の3連休1日あたりで入場者数を比べますと、4,427人から6,751人と、もちろん季節が違いますし単純平均はできませんが、コロナが5類に移行しそれが定着したことや円安の効果もありまして、外国人については2.3倍に増えているという状況です。

 

資料3 11/3~10松本城Week あす11月10日は「松本城の日」

【資料3 11/3~10松本城Week あす11月10日は「松本城の日」】

 

 この3連休は、「松本城Week」ということで、さまざまな催しもさせていただきました。3日からは、特別切り絵の御城印を限定5千枚ということで販売しています。また、6・8・9日の今日までですが、博物館と松本城の夜の観覧をしていただけるスペシャルナイトツアーを実施しましたところ、3日間で150名、全て満員の状況です。明日11月10日は松本城の日ということで制定させていただいていますが、記念ノベルティとして、松本城の日の新聞や、紙製のファイルやエコバッグなどを、先着300名の方に無料で配布させていただきます。国内外を問わず大勢の方々に松本城を訪れていただいている状況ですが、これから冬場にかけてもさまざまな催しを行っていくことで、来訪者がさらに増えるように取り組んでまいります。

 

資料4 松本マラソン2023 12日(日)8時15分 号砲 秋深まる小春日の松本をランナーたちが駆け抜ける

【資料4 松本マラソン2023 12日(日)8時15分 号砲 秋深まる小春日の松本をランナーたちが駆け抜ける】

 

 最後に、松本マラソンを今度の日曜日(12日)に開催します。「新たなシンカを小春日の松本で」というキャッチフレーズで、今回開催をさせていただきます。午前8時15分にフルマラソンがスタートします。すでにご紹介してきましたが、新たな部分としましては、現役プロランナーの神野大地さん、そしてスピードスケートのオリンピック金メダリストの小平奈緒さんのお2人にエールを送っていただく沿道のポイントが決まりましたので、お伝えします。

 神野大地さんにつきましては、15キロメートルから25キロメートルまでの10キロメートル区間を、上り坂が最高地点まで続いて、その後は下り坂にもなりますが、山の神賞区間ということで、今回それぞれ全体の記録とは別に表彰もさせていただくことになりましたが、その中の18キロメートル地点、これからさらに傾斜がきつくなる難所の入り口に当たる場所で、応援をしていただきます。白川の交差点を少し南側にいったところです。

 また、小平奈緒さんにつきましては、32キロメートル地点、15キロメートルから最高地点までの上りとは別に、また最後の30キロメートル過ぎに上り坂があるスカイパーク手前の坂で、応援をしていただくことになりました。また、15キロメートルから20キロメートルにつきましては、「峠の茶屋区間」ということで、松本ならではのエイド食を提供させていただいて、そこで上りの難所を乗り越えていただこうということで、今回、リンゴやおやき、そば、山賊焼きといったエイド食を、ここで提供させていただきます。

 

資料5 松本マラソン2023 11月11日 前日イベントを信毎メディアガーデンで開催

【資料5 松本マラソン2023 11月11日 前日イベントを信毎メディアガーデンで開催】

 

 前日の11日には、信毎メディアガーデンでイベントを開催します。10時から18時までの中で、13時から、プロランニングコーチの金哲彦さん、プロランナーの神野大地さんのお2人に、コースの攻略法の解説をしていただきます。また、14時30分から抽選券を配布させていただいて、16時30分からお楽しみ抽選会を行います。大会スポンサー製品などのプレゼントを提供させていただきます。

 松本マラソン当日の天気は、今のところまずまずの予定でして、小春日和の下で、ランナーの皆さんに思う存分走っていただけるように期待をしているところです。

 私からは以上です。

 

【記者】

 松本城入場者で、外国人が増えたことについてお尋ねします。コロナの水際対策が緩和されたことや、円安であるという理由があると思いますが、松本市で外国人観光客の誘客に力を入れてきたことの効果であったとか、市の働きかけで効果が出たのではないかと市長が考えられているところはありますか。

 

【市長】

 まず一つは、プロモーションを、インターネット、デジタルを通じてというところに軸足を移してコロナ禍から行ってきました。今の時代、外国の皆さんは、インターネットやスマホを通じてそれぞれ情報を入手する、そこにはあまり国境、言葉の壁がなくなるということもあって、それは一つ、一番ベースの部分ではプラスに働いているのだろうなと思います。私も食事に行ったお店で、外国の方々が、必ずしも英語表記のメニューなどがないお店などでも、スマホをかざしながらお店の方にお酒や食事を注文する光景をよく目にします。そのぐらいに、松本だけではなく日本に旅する方々が、言葉の壁をあまり意識しないで来ていただけるようになっているなと思います。

 また、これは例えばですが、松本高山ビッグブリッジ構想ということで環境省、さらには高付加価値観光づくりということで観光庁、松本を含めた広域観光の取り組みを、積極的に国の制度も活用して行ってきました。こうしたことも、松本の知名度を上げ、そしてより多くの外国人の皆さんに、自然や文化の魅力を知っていただくことに寄与してるのではないかと思います。

 

【記者】

 コロナ前の令和元年に、松本を訪れた外国人観光客で最も多かったのが、台湾だったとお伺いしています。市長は、台湾を重点市場としてプロモーションを強化する方針があると、昨年の10月に会見でおっしゃられています。今回、ヨーロッパ系が47パーセント、アジア系が23パーセントということですが、比較的、台湾は好調だったのでしょうか。また、台湾に働きかけているプロモーションなどあったら教えてください。

 

【市長】

 今回のこの3日間の数字は、国別までは把握をしていませんので、直ちには台湾の状況を述べられませんが、全体のパイとしては、今までの統計からみて非常に大きな部分を占めていると思います。また、これまで青年会議所(JC)の皆さんの、長年の台湾の皆さんとのつながりや、交流都市の高雄市との交流もありますし、神戸あるいは福岡と、1日2往復の定期路線がありますが、そこから台湾をはじめとしたアジアへの空路というものは開いています。また、先週もチャーター便で那覇市に行きましたが、那覇空港で一番海外路線が多いのが台北です。いろいろな形でのプロモーション、あるいは空路の拡充が、台湾との関係ということで言うと大きいと思います。山の自然やお城の文化はもちろんですが、より松本の食文化、果物やお酒、ワインといったものの情報発信というものも、商工会議所の皆さんや観光コンベンションと共に、積極的に進めてまいりたいと思っています。

 

【記者】

 先ほど市長、国境や言葉の壁を意識しない外国人の方がたくさんおられるというお話でしたが、そういった中で、今後市にたくさんの外国人観光客を受け入れていく中で、市に必要なこと、守られていくことについて、市長はどういうお考えですか。

 

【市長】

 先ほど申しあげたようなプロモーションというのは、まだまだやる余地はあると考えていますので、それを積極的に展開していかなければいけないと思っています。また、移動手段という部分での利便性を向上させていくことが、外国人の方に限らず、松本に来ていただいた方に何度も来たいと思っていただくためには大事だと思っています。11月から、路線バスのキャッシュレス決済が、全ての路線、全ての車両で導入します。また、2月からは、キャッシュカードでのタッチ決済ということもできるようになります。路線バスを中心として、あるいは松本城や博物館を利用する際も、キャッシュレス決済や電子決済で済ませていただけるように、そして、待ち時間ができるだけ少なく済むようにといった取り組みを、進めていかなければいけないなと考えています。

 また、ガイドは、外国人の皆さんにとって極めて重要だということで、旅行関係者の皆さんからはご指摘を受けています。ボランティアの方々で、松本城のガイドを非常に活発に長年していただいていますが、おそらくこれからもっと需要が高まっていくと思っていますので、ガイドという面でも、民間の取り組みを、松本にさらに引き寄せていくことが重要だと思っています。

 もう一点加えますと、宿泊施設につきまして、高付加価値の宿泊施設を求められる方、あるいは気軽に民泊での宿泊を求めている方、非常に幅広い多様なニーズがあるなと思ってます。松本市も、民間事業者の皆さんの取り組みをさまざまな形でサポートしながら、宿泊施設の充実ということも、これから数年先を見越したときには極めて大事かなと思っています。

 

【記者】

 先月の10月7日に開館した新しい市立博物館が、2日前にオープン1カ月の節目を迎えたかと思います。改めて、入り込みの状況ですとか、期待した従来の博物館機能に加えて、観光機能というものも期待されているかと思いますが、そういった部分が施設としてどのように発揮されているか、市長の見解をお伺いします。

 

【市長】

 具体的な入場者数は把握をしていませんが、スタートしておおむね1カ月は、先ほどの外国人の方を含めて大勢の皆さんに、松本あるいは松本城に訪れていただく中で、博物館にも足を運んでいただいているということが、間違いなくプラスアルファになっていると思っています。その上で、もともと博物館というものが、本来そのもので大きなにぎわいを生み出す種類のものでもないという側面もありますので、2階、3階の常設展なり特別展を、これから1カ月、2カ月の単位でどれだけ魅力的なものにしていくかということが、一つ課題としてあります。今回、まつもと博覧会ということで、まずは松本のことを知ってもらおうとスタートしました。そして来年1月には、浮世絵の特別展、これは外国人の皆さんにも極めて関心の高いものになるのではないかなと思っています。自分たちが持っているものを見ていただく展示では、極めて限定的で限界がありますので、そうした企画を、どう途切れることなく展開していくかということが、ポイントだと思っています。

 もう一つは、これはどちらかといえば、通常の博物館とは違うスペースとして、1階の活用というものを、市民の皆さん、幅広い関係者の皆さんの意見も取り入れながらスタートをしています。広いスペースですので、すごくにぎわっているかというとまだまだという部分もありますが、例えば、今回、今まで串田和美前総監督の下で芸術館を中心にやっていた若い方々による、夜の博物館での演劇という企画もありました。私も足を運びましたが、少人数の芝居ではありましたが、連日、席は埋まるような状況が続いていました。

 また、今1階スペースが、若い人たちの居場所になるような雰囲気も見られます。これからいろいろな使われ方がするだろうなと思っています。まだスタートしたばかりで、これから市民の皆さんに、スペースをどう楽しんで利用していただけるか、いろいろな要望が出てくると思いますので、それにしっかり耳を傾けて、そして柔軟に在り方を模索していくことが必要ではないかなと思っています。

 

【記者】

 宿泊施設の多様なニーズがあるということですが、外国の方が35パーセント増ということで、これからもっと増えていって、市のプロモーションの強化によってかなり増えると期待されるわけですが、中心市街地の宿泊ホテルやゲストハウスなど、少し足りないと市長はお考えですか。オーバーツーリズムといいますか、足りない状況になっていて、中心市街地の中にホテルや宿泊施設を増やしていったほうがいいというお考えですか。

 

【市長】

 今まで、松本の観光は、春から秋までと、秋から冬にかけてで、宿泊という意味では極めて大きな差があったと言われてきました。春から夏・秋にかけては、従来のホテルや旅館のパイが、ほぼそれで埋まるという一方で、冬場になるとそれがガクンと落ちるということが、松本の宿泊事業者の皆さんにとっては現実としてあって、それをどう克服するかが課題と言われてきましたので、そのパイの問題も、この季節の要因がもう少しなだらかであると、いろいろな対応がリーズナブルにできるという認識を、松本の宿泊事業所の皆さんは持っておられました。そういう中で、今、あるいはこれから数年を見据えたときには、冬場の底上げをどこまでできるかということがポイントとなると思います。冬場の底上げが十分できてきたときは、トータルとしてもっと宿泊需要がある、そしてこの多様なという意味での多様性を意識をしながら、宿泊施設に関する民間投資というものが、積極的に行われる可能性があるのではないかと受け止めています。とりわけ、これは観光事業者、旅行事業者など、松本以外の方々からご指摘を受ける部分として、松本の今の観光需要からすると、ラグジュアリーな宿泊施設が不足しているという指摘をいただきます。今、高付加価値な観光地づくりということも私たちは意識をしています。特に、円安が進んで、外国人の方からすると、日本円にしたらもっとお金を出して、宿泊をしたり、買い物や食事をしたりという状況になっていますので、そうしたラグジュアリーな宿泊施設に投資をしようという動きが出てくれば、松本全体の観光・宿泊にとってもプラスの方向に働いていくのではないかと思っていまして、アンテナを高く張って、そうした動きを行政としても把握をしていきたいと思っています。

 

【記者】

 新博物館に関連して、街中の回遊性の観点から質問させてください。オープンから1カ月ということで、街中の回遊性は変わったとみられるのか、オープンしたことによって回遊性が得られたのか、市長はどう見ているのかというのが一点。あともう一点、もしその回遊性がまだまだだとしたら、どのように博物館を活かすことが必要と見られているのか教えてください。

 

【市長】

 先ほどもお答えしたように、まだ1カ月ですから、なかなか今のご質問のようなものを総括する段階には至ってないかなとは思っていますが、長年、建設するためにそこには何もない状態でしたので、新しい施設ができて、そして足を止めたり、中に入って展示を見ていただいたりすることが、ゼロから比べて、今、間違いなくプラスになっていると思いますので、回遊性の起点になるという役割を、少しずつですが果たし始めているのではないかと思います。先ほどのお答えと重複しますが、特にこれからもっともっとその部分をということでいきますと、1階のかなり大きなスペースをいろいろな形で提供させていただいていますので、そこで市民の皆さんが、あれをやりたいこれをやりたいというように思って、それを受け入れられるような博物館の構えや体制を、博物館長をはじめとした関係者にしっかりと意識を持ってもらおうと私は思います。また、おおうちおさむさんに、外部の目線でプロデュースをしていただいていますので、これからもっとこうしていくべきだといういろいろな指摘をいただくと思います。それを、行政側が柔軟に、弾力的に受け止めて、いろいろなトライをしていく必要があると思っています。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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