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市長記者会見 令和5年(2023)10月24日

更新日:2023年10月24日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和5年10月24日 市長定例記者会見

 

【資料1 令和5年度 松本市文化芸術表彰 受賞者決まる 特別栄誉賞に串田前芸術総監督、大賞に山崎映画監督】

【資料1 令和5年度 松本市文化芸術表彰 受賞者決まる 特別栄誉賞に串田前芸術総監督、大賞に山崎映画監督】

 

【市長】

 まず、今年度の松本市文化芸術表彰の受賞者を発表させていただきます。この松本市文化芸術表彰は、宮之本副市長を委員長とする5人の選考委員の審査を受けて決定したものであります。今年度、新たに特別栄誉賞を設け、20年間にわたってまつもと市民芸術館の芸術総監督を務めていただいた串田和美さんに、松本市文化芸術特別栄誉賞の表彰をさせていただきます。技量及び活動が全国的に高い評価を受け、かつ長年にわたる松本市の文化芸術振興への貢献など、特別に顕彰する必要がある方ということで表彰させていただくことが決まりました。ご存知のように「信州・まつもと大歌舞伎」や「空中キャバレー」といった数多くの作品を、芸術総監督として内外の人たちに提供をしていただいた串田さんであります。そして大賞には、松本市出身の映画監督山崎貴さんに決定いたしました。松本市出身で、CGによる高度な映像表現VFXの第一人者であり、日本アカデミー賞の作品賞や監督賞を受賞した「ALWAYS三丁目の夕日」など、代表作が多数ある方です。現在、美術館で開催をしております「映画監督山崎貴の世界」も来館者が5万人に達する見込みとなっており、あらためて今年、山崎貴さんの功績を表彰させていただくこととなりました。

 

 

【資料2 令和5年度 松本市文化芸術表彰 受賞者決まる 11月3日 市民芸術館で表彰式典を開催】

【資料2 令和5年度 松本市文化芸術表彰 受賞者決まる 11月3日 市民芸術館で表彰式典を開催】

 

【市長】

 また、20年以上にわたって松本市の文化芸術振興に大きく貢献した方を表彰する功労賞につきましては、楽団「ケ・セラ」を表彰させていただきます。2002年に結成し、障がいのある人たちが音楽を通して社会的自立を目指す活動を、20年以上にわたって継続されてきたということであります。また、将来にわたって全国レベルの活躍が期待される方を表彰する奨励賞につきましては、2人を選出いたしました。1人は、松本市出身のアートディレクターの清水貴栄さん。2019年に民放テレビで初めてとなります乳幼児番組「シナぷしゅ」のアートディレクションを手がけ、教育番組のパッケージデザインやアーティストのミュージックビデオなど、幅広く活動をされている方であります。もうひとかたは、シンガーソングライターのReol(れをる)さん。この方も松本市出身で、動画投稿サイトを中心に音楽活動をされ、2019年にはYoutubeのチャンネル登録者数が日本人女性アーティストで初めて100万人を突破するなどした方でありまして、ボーカル、作詞、作曲のほか、ファッションやビジュアル面でのセルフプロデュースなども幅広く手がける若手アーティストであります。この5人の方を表彰させていただく式典を、11月3日にまつもと市民芸術館小ホールで開催いたします。当日、お仕事の都合で串田さん、山崎さんの出席はかないませんが、楽団「ケ・セラ」の生演奏、また清水さん、Reolさんにはご参加いただいて、映像などを上演する予定であります。明日から申し込みを受け付けますので、ぜひ大勢の皆さんにお集まりいただいて、この5人の文化芸術表彰を共にお祝いしていただければと思っております。

 

 

【資料3 “スマホを市役所に”プロジェクト ごみメニュー 新機能を追加】

【資料3 “スマホを市役所に”プロジェクト ごみメニュー 新機能を追加】

 

【市長】

 もう一点、LINEでさまざまなごみ出しについてサポートをしておりますが、新たにごみのメニューに機能を追加したことについてのご報告であります。今、いろいろな製品をごみとして出すにあたり、プラスチックと金属が混ざっていたり、具体的な品目について、どうやって捨てればいいかといろいろとお悩みになって、問い合わせもいただいております。例えば、こちら(資料3)のパソコンのマウスなどにつきまして、今までの検索の仕方では、「(松本市のごみのメニューで)該当する品目が見つかりませんでした。」となっておりました。そこで、今回の資料3の(3)のところに「ごみ処理辞典」という項目がありますが、そこから写真と説明文を送っていただくと、マウスであれば「資源物(小家電)です。乾電池を取り出して別に出してください。」といったように、担当の職員が基本的に全ての品目について、具体的にどのように区別をすればいいかをLINEを通じて数日以内に応答させていただく仕組みであります。今までのやり方ですと、1690個の品目はお答えできましたが、極めて細分化している現状において、マウスなどはこの1690個に含まれてなく、「該当するものが見つかりません。」という形になっており、電話で問い合わせをいただくことが必要になっておりましたので、これを機会に松本市公式LINEアカウントの登録をしていただいて、新たなごみのメニューの利用をしていただければと思っております。

 

 

【資料4 “スマホを市役所に”プロジェクト ごみ・環境メニュー 活用を】

【資料4 “スマホを市役所に”プロジェクト ごみ・環境メニュー 活用を】

 

【市長】

 ごみ出しのサポートにつきましては、順次、これまで機能を拡大してきており、今回のごみ処理辞典は今日から使っていただけるようになりました。すでに去年から、資料4の「ごみの収集日通知」の「ごみの種類」を設定していただくと、収集日の前日の18時にLINEを通じてリマインドの通知をいただく機能でありますし、今年の8月からは、動物の死骸を発見した場合に位置情報とともに通報をしていただける機能も搭載をしておりまして、さまざまなごみ出しについての問い合わせ、ご相談を松本市公式LINEを通じて利用していただければと思っております。

私からは以上です。

 

 

【記者】

 文化芸術表彰についてお尋ねいたします。本年度、新たに特別栄誉賞を設けられたと説明がありました。これは串田さん個人のために設けた賞ではなくて、今後も継続されて串田さん以外に受賞する可能性はあるのでしょうか。また特別栄誉賞という賞を設けることによって、今後どのようなことを願われていくのか市長の意図をお聞かせください。

 

【市長】

 今回、串田和美さんが20年間務められた芸術総監督を退任されたことが、この特別栄誉賞を設けるきっかけであります。通常、この文化芸術表彰は、その年の一番の方を大賞として表彰する形で行ってきたわけでありますが、串田和美さんにつきましては、20年という長年にわたって松本市の文化芸術振興へ貢献をされたということで、より特別に顕彰する必要があると考え、担当部局や選考委員の皆さんに検討していただいて、このような形になったものであります。今後は、長年にわたる文化芸術振興への貢献や、特別に顕彰する必要がある方がいらっしゃれば表彰するということを要綱に定めたところでございます。

 

【記者】

 同じく文化芸術表彰に関連して質問です。松本市の文化芸術全般に関わることかと思いますが、串田監督が退任なさって交代になったりとか、今夏開かれたOMFですと小澤征爾総監督がご高齢であるとか、そういった松本の文化行政に関わるキーパーソンの皆さんがお年を召されている中で、これからの文化行政をどのように進めていきたいか市長のお考えを伺いたいです。

 

【市長】

 ご指摘のあった串田和美さん、小澤征爾さんは年齢が高くなられ、また串田さんについては、総監督というポジションを退任していただくということがございました。松本市において極めて著名なということで言えば、草間彌生さんもご高齢でいらっしゃいます。松本出身あるいは松本に縁がある極めて著名かつ実績を上げられた芸術家の皆さん、文化人の皆さんが、ある意味、世代交代期にあるのかなと感じておりますが、やはり、この方々がこれまで積み重ねてこられた実績、あるいは松本が文化芸術の街だという、いわばブランドというものをしっかり次の世代に引き継いで、途切れることがないように引き継いでいくことが私たち行政の立場も、また市民の皆さんの思いもそこにあるのではないかなと思っております。今回、20年の芸術監督体制を1つの節目として、若い世代の芸術監督団に引き継いで、来年4月からスタートを切るわけであります。またOMFにつきましても、30年を節目に小澤総監督の下で新しい財団がSKOメンバーとともにOMFをさらに発展させていこうと取り組みを進めていると考えていますので、そうした動きをしっかりと支え、後押ししていくことに努めていきたいと思っております。

 

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

 

 

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