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市長記者会見 令和5年(2023)10月18日

更新日:2023年10月18日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和5年10月18日 市長定例記者会見

 

資料1 10月27日スタート お近くの公共施設で相談や手続きが可能に オンライン相談窓口の運用開始

【資料1 10月27日スタート お近くの公共施設で相談や手続きが可能に オンライン相談窓口の運用開始】

 

【市長】

 私から3点ご報告します。

 まず、来週の(10月)27日から、松本市内の拠点施設4カ所で、オンライン相談窓口を開設します。本庁舎に行かなくても、自宅近くの拠点から専門的な相談を受けていただくことを目指すものです。

 例えば、市民税の申告をどのようにすればよいかと本庁まで相談に行かなくても、自宅近くの拠点に行っていただき、タブレット端末で相談内容のボタンを押して選んでいただいて、パソコン画面の表示に従っていただきますと、担当職員とつながります。必要な書類をプリンターで印刷し、その書類を確認しながら相談・申告書の作成をしてもらうという流れです。

 具体的な相談内容をこちらに列挙していますが、子ども・子育て・税金・年金・戸籍・予防接種といった内容についてのご相談を、来週27日から、芳川の「あんさんぶる」、南松本の「なんなんひろば」、さらには四賀支所・波田支所の4カ所で行います。これによって、支所でできる業務が、これまでよりも増えることになりました。電子申請については、庁内全体でこれから段階的に進めていくという状況にあるものですから、手続き・申請については、まだ極めて限られたものになりますが、内容の相談について、まずこうした形で運用を始めていきたいと思っています。

 10月27日のスタートの日には、波田支所で、オンライン相談窓口の様子を、報道の皆さんに公開し、取材していただける環境を用意させていただきます。ぜひとも、こうした取り組みが始まったということを広く報道していただければと思っています。

 

資料2 11月11日から ぐるっとまつもとバスがもっと便利に 全路線にキャッシュレス決済を導入

【資料2 11月11日から ぐるっとまつもとバスがもっと便利に 全路線にキャッシュレス決済を導入】

 

 次に、10月から本格的に「ぐるっとまつもとバス」の運行が進んでいますが、来月(11月)11日から、これまでタウンスニーカーで運用してきた“TicketQR”という専用アプリによるキャッシュレス決済を、全33路線、78台すべてのバスでご利用いただけるようになります。

 改めて、キャッシュレス決済は、小銭を持ち歩く必要がありませんし、乗り降りのときにかざすだけですので、乗降の時間を短縮していただけます。また、そのことは運行事業者にとりましても、運転手の省力化や、集計事務の効率化、乗り降りの時間が短くなることで、バスの遅れも抑えることができると考えています。実証実験を行っていたタウンスニーカーは、まだ全体の中でおよそ10パーセント程度の利用にとどまっていましたが、これからすべての路線、すべての車両でご利用いただけることになりますので、ぜひとも大勢の市民の方、そして外国からも含めて松本に来訪される方にご利用いただけるように、PRに努めていきたいと思っています。

 これに合わせて、来月1日から、アプリをインストールしていただいた先着1万人の方に、千円分の乗車プリペイドをプレゼントさせていただきます。すでにインストールされている方も、このアプリを通じて応募が可能ですので、ぜひ、応募いただければと思います。

 また、次の段階としましては、来年の2月から、ICチップ付きのクレジットカードで決済ができるという方式も導入する予定です。小銭を用意せずにバスに乗り降りできる環境を、しっかりと整備していきたいと思っています。

 

資料3 11月11日から ぐるっとまつもとバスがもっと便利に 半年間を検証 ダイヤ改正を実施

【資料3 11月11日から ぐるっとまつもとバスがもっと便利に 半年間を検証 ダイヤ改正を実施】

 

 もう一点、今回の11日からの「ぐるっとまつもとバス」の取り組みとしまして、半年間の検証の上に、ダイヤの改正を行います。これは、7月から8月にかけて行った利用者のアンケートなどに基づいて行うものでして、アンケートでは、運行本数の増加やルートの見直しなどのご要望をいただいていました。その中から、速やかに反映すべきものということで、運行本数を増やすものとしては、合庁ライナーと梓川・波田線の2つの路線です。合庁ライナーでは、平日の夕方に1便増便します。また、梓川・波田線では、学校の登校の時間帯に対応する便を1便増便します。また、電車との乗り継ぎをスムーズにしたり、他の路線バスとの時間の重複を避けたりという、発着時刻の調整をする路線は11路線です。また、同じように系統間の乗り継ぎをスムーズにするために、乗り換えポイントを新たに設けるなどのルートの変更を4つの路線で行います。

 この「ぐるっとまつもとバス」につきましては、これからも、市民の皆さん、利用者の皆さんのご要望を受けて、常に進化させていくということが必要だと考えていまして、今後は、春と秋の年2回、ダイヤ改正を行っていきたいと考えています。

 

資料4 冬の松本城 今年は映像で彩る 新たな試み“プロジェクションマッピング”

【資料4 冬の松本城 今年は映像で彩る 新たな試み“プロジェクションマッピング”】

 

 もう一点は、冬の松本の風物詩の一つとなってきました、松本城の天守閣のイルミネーションです。おととし、去年と、レーザーマッピングという、点と線で松本城天守を彩る方式で行ってきましたが、3回目となる今年は、プロジェクションマッピングという、映像で面的に表現をするという手法を取り入れることになりました。これによって、より具体的な分かりやすい表現、あるいは、色彩面でもより鮮やかな演出といったことが可能になると考えています。期間は1カ月短縮して、12月16日から2月14日までのおよそ2カ月間、時間はこれまでと同様に午後6時から9時までということで、12分間ごとのサイクルで行います。

 この2カ月を3つの期間に分けまして、第1期は、スタートの12月16日から年明けの1月7日まででして、石川数正にフォーカスして、石川数正が参戦したとされている長篠の戦い、長篠合戦図屏風をデジタルアニメーションで描くことや、徳川家康の象徴であります龍や甲冑や家紋を投射するといったことが予定されています。

 また、その次の1月8日から26日までの第2期につきましては、厳冬の松本城を彩る雪月花や雪の結晶、氷の世界といった映像を投射します。

 最後の1月27日から2月14日までにつきましては、春の訪れを感じていただけるような、花鳥風月や百花繚乱の花々といった演出を予定しています。

 

資料5 冬の松本城 今年は映像で彩る 新たな試み“プロジェクションマッピング”(天守以外)

【資料5 冬の松本城 今年は映像で彩る 新たな試み“プロジェクションマッピング”(天守以外)】

 

 今回、この天守のプロジェクションマッピングに合わせまして、城内天守以外でも、埋橋と黒門につきましては、独立してマッピングを行って、光のフォトスポットにしていただけるようにしたいと思っています。樹木や石碑に、幅広くカラー表現を行ったり、行灯の装飾を充実させたりということを考えています。

 私からは以上です。

 

【記者】

 松本城本丸庭園で、(10月)16日、17日に行うディナーイベントについてお伺いします。市が後援したイベントということで、市長の受け止め、どのようにイベントを評価されたのか、また、今後本丸庭園をどう活用していくか市長のお考えがありましたらお聞かせください。

 

【市長】

 まず、評価というご質問ですが、NHKをはじめ、テレビ、新聞で取り上げていただいて、そして国内外に松本城の魅力を発信するという新たな試みができたのではないかと評価をしています。今後、どのようにということですが、まず、今回の開催に当たる経緯ですが、松本城公園の活用許可基準というものに基づいて、今回は活用を許可しました。これは、おととし10月に策定し、議会にも報告し、ホームページでも公開しているものです。この松本城公園、その中でも有料区域に当たる本丸庭園につきましては、この活用許可基準の中で、「観覧者に落ち着いた観覧環境を提供することを最優先して、特別な場合を除いて極力イベント等は実施しないこととする」ということに定められています。特別な場合を除いて実施をしない、これを裏返すと「特別な場合であれば実施をする」というのがこの内容です。

 まず、前提となる「観覧者に落ち着いた観覧環境を提供することが最優先」ということに関しましては、観覧時間を過ぎた後のイベントということで、この部分はこの前提条件をクリアしています。その上で、「特別な場合」というものを、今回、文化観光部としては2点挙げて、最終的に私が必要としてそれを認めたということです。

 1点目は、観光庁の助成事業の高付加価値のインバウンド観光地づくりです。これは今年度から全国で11のモデル地区を選んで、そのうちの一つが松本・高山エリアということで、この一環の取り組みと位置づけていたものです。

 2点目は、信州産の食材を、地産地消の料理の提供という形で、生産者を、あるいは信州の食材をPRして、これを、農業、さらには飲食や宿泊、そうした信州まつもとの産業・経済活性につなげていくということです。

 この2つの要因を特別な場合と位置づけまして、今回、開催ということになりました。

 今、全国的にも、文化財を有効に活用して、それによって生まれた資金をその維持・保全に再投資していって、文化観光政策というものを展開していこうと、これは法律に基づき、また政府レベルでも展開をしていますので、私たちとしても、こうした松本市の文化観光政策に合致するということを前提として、今後も適宜適切に活用をしていきたいと思っています。

 

【記者】

 イベント実施に当たって寄付の申し出があったといいますが、これは寄付がなかったら後援はしなかったのでしょうか。実質、寄付というのは使用料に当たると思いますが、今後、他に使いたいという団体が出てきた場合、当然使用料というのは文化財保護の観点から必要になってくるのでしょうか。その整備、ルール作りというのは早急にされるお考えはありますか。

 

【市長】

 まず、今回に関して寄付が必要条件になっていたとは認識していません。その上で、「ユニークベニュー」という言葉がありまして、特別感を演出する場所として、歴史的建造物などを活用していく、世界的にも、世界遺産をそうした形で活用するということは非常に数多くあるわけですが、日本国内でも、姫路城あるいは仁和寺といった、世界遺産であり国宝である建造物で、例えば参加料5万円の夜間ツアーを行ったり、1泊100万円というような企画を行ったりしています。私たちとしては、先ほど申しあげました、松本城公園の活用許可基準、そして松本市の文化観光政策に合致するということ。そして、活用することが直接的な資金に振り向く場合もありますが、間接的な、報道を通じた、あるいは、情報発信を通じたブランド力・魅力の向上を通じての、経済波及効果といったことも、勘案して考えていくべき問題だと思っています。

 ご質問にありました、会場使用料ということにつきましては、文化観光部長が昨日(10月17日)の議会で、新たな歳入として夜間専用の料金設定も検討していきたいという答弁をしています。松本城は今、極めて大勢の方々に来ていただいています。一方で、お堀のしゅんせつや外堀の復元、もちろん国費の補助もありますし、当然、松本市の負担もあるわけですが、やはり多額の費用が必要となります。松本城を有効に活用して、そして維持・保全するために、どう歳入を増やしていくかという観点では、ご質問の部分も含めて、幅広く考えていきたいと思っています。

 

【記者】

 オンライン相談窓口についてお伺いします。改めて、こちらの狙いと言いますか、オンライン相談窓口を導入することで、市民にとっての利便性の向上にどのようにつなげていきたいか、改めてお願いします。

 

【市長】

 国レベルでも、自治体レベルでも、マイナンバーカードをはじめとして、行政のデジタル化ということがまだ十分なスピードではないかもしれませんが、確実に、コロナを挟んで今前に進んでいると認識しています。電子化・オンライン化・デジタル化の流れを加速していった先には、庁舎に行かなくても事足りる市役所というものが、目指すべき姿だと思っています。これが、いつの時点で十分な形で実現できるか、まだなかなか年限の見通しを立てるには至っていませんが、そこに向けた一里塚と、私たちとしては認識しています。担当課と近くの場所に来ていただいた方とのやりとりがスムーズにいく相談をまずは始めて、そして、電子申請ができる範囲がこれから着実に増えていけば、相談から手続き、申請と、そこで完了するものが、質量ともに増えていきますので、そこに向けて一歩一歩進んでいきたいと思っています。電子申請が増えていく、そして本庁に行かなくてもできることが増えていくことと併せて、今回4カ所でスタートするわけですが、その自宅近くの拠点の数というものも、拡充を検討していきたいと思っています。

 

【記者】

 県内の他の自治体では、こういったオンライン相談窓口というのはどのくらい普及してるのでしょうか。

 

【市長】

 昨年でしょうか、私が中核市長会などで参加した際に、大阪のある自治体で積極的に進めているという話を聞いたことが、今回、具体的に進めるきっかけにはなっています。全国的に、今このような形でまずは実証を積み重ねる段階だと認識をしています。

 

【記者】

 本丸庭園のお話ですが、私たちの方にも市民の方からご意見がありまして、本丸庭園での開催について、特定の企業がそこで催しを開いて利益を得るということに違和感がある、とのことでした。広く、いろいろな地元企業に収益がいくようにする、あるいは、実行委員会形式で開いて、収益を透明化するということを開催許可の要件にする、という選択肢もあり得るかなと思うのですが、その点について市長はどうお考えでしょうか。

 

【市長】

 今までと若干違う局面とは言えると思いますので、その違和感があるという市民もいらっしゃることは、しっかりと私たちも受け止めていかなければいけないと思っています。一方で、先ほどもご説明しましたように、こうした取り組みは、決して世界的にも国内的にも例のない極端な取り組みだとは私は考えていません。もちろん、松本城は松本の宝であり、そして日本の宝であり、今、これからは世界遺産ということも視野に入れて、世界の宝にしていこうということですので、そうした市民の皆さんの心情にもしっかりと慮(おもんぱか)りながら、世界の宝ということに、文字通り近づけていくための取り組みとして、適切な形で進めていく必要があると思っています。また、団体の在り方、団体と企業というもの、今あらゆる政策領域で、私は公民連携ということを申しあげていますので、企業という、もちろんこの利益を追求するという組織である一方で、今、その企業が社会的責任や公共的な意識や活動をしていかないと、市民社会にも受け入れられないという時代にもなっていると思っていますので、この企業ということにあまり厳格に囚われる必要はないのではないかと考えています。

 

【記者】

 市長選の対応についてお伺いします。すでに出馬を表明されていた上條邦樹さんに加えてもう一人、検討しているという段階ですがお名前が挙がりました。構図が動いたという意味で、重ねてですが、現時点で、市長は来年3月の市長選の対応についてどう考えているのか教えてください。

 

【市長】

 報道を通じてですが、立候補を検討されている方がいるということは耳にしています。その上で、私の立場としては、日々行政を推進するということに最優先取り組むということになりますので、これも繰り返しで恐縮ですが、然るべき時に、然るべき形で、自らの意向は表明したいと考えています。

 

【記者】

 上條さんと、もう一人名前が挙がっている菱山晋一さんは、それぞれ市長は面識があるかなと思うのですが、お2人の印象についてはいかがですか。

 

【市長】

 あえて答えないことをご承知でご質問されていると思いますが、コメントする立場にはございません。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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