ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ようこそ市長室へ > 市長記者会見 > 令和5年度 > 市長記者会見 令和5年(2023)7月19日

本文

市長記者会見 令和5年(2023)7月19日

更新日:2023年7月19日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和5年7月19日 市長定例記者会見

 

資料1 映画監督 山崎貴の世界 Y―cat 2体破損 保護チェーンを設置

【資料1 映画監督 山崎貴の世界 Y―cat 2体破損 保護チェーンを設置】

 

【市長】

 先週の(7月)15日から始まりました「映画監督 山崎貴の世界」の「まちなか出張展」ということで、「Y―cat」という応援キャラクターの大型フィギュアを展示しています。

 17日月曜日の朝、松本城公園に展示されていたフィギュアのうち2体が破損していることが、早朝散歩をされている方からのお電話で分かりました。実際に、3体あるうちの青色と黄色のフィギュアが破損していましたので、警察に通報して、被害届を提出させていただきました。2体については、補修をするために撤去して、現在は1体のみが展示されている状態です。千歳橋には3体展示をしていますが、こちらについてもその後、ポールとチェーンでフィギュアを囲む形をとって展示をしています。

 この大型フィギュア「Y―cat」ですが、山崎貴監督が自らデザイン、制作をして、美術館の展覧会とは別に、市民の皆さん、あるいは観光で訪れた皆さんに、まちなかで親しみを感じてもらおうということで、できるだけ周りに何も置かないで、そしてインスタグラムや動画の撮影をしてもらおうと、展示の場所や方法は監督の意向に沿って行っていました。残念ながら、17日の早朝、破損していることが分かりましたので、現段階ではこのように囲んで、そしてもともと「手を触れないでください」という看板はありましたが、数を増やすなどして、大切に扱ってくださいということを呼びかけています。

 破損の状態は、本体部分が下にある台座のところから外れていたり、腕が肩の部分から外れていたりという状況です。頑丈な構造物ではありませんので、手を触れないでくださいと呼びかけてはいたのですが、実際にはそこにもたれかかる、あるいは手をかけるというようなことで、破損をしてしまったものと見られます。これから3カ月にわたってこの展覧会は開かれますし、まちなかの巡回展も、1カ月ごとに場所を変えて、より多くの人たちに見てもらおうという企画です。本来であれば、こうしたチェーンなどがない状態で、市民の皆さんや松本を訪れる皆さんに楽しんでいただくことが理想だと思っていますので、どうか改めて、このフィギュアを大切に扱っていただくようにお願いしたいと思います。

 

資料2 森記念財団「日本の都市特性評価2023」 松本市 過去最高の8位(上位10都市)

【資料2 森記念財団「日本の都市特性評価2023」 松本市 過去最高の8位(上位10都市)】

 

 次に、これは先週発表になってすでに報道もされていますが、東京の森記念財団の都市特性評価で、松本市が8位という評価を受けました。

 この調査は、政令指定都市20都市、都道府県庁所在地、さらに17万以上の人口を持つ都市、合わせて136の都市につきまして、6つの分野、86項目で、統計資料や住民アンケートに基づくスコアを算出して、総合評価をしているものです。2018年に始まったこの評価で、松本市は最初13位から始まっていますが、今回6回目で8位という評価を受けました。

 ベスト10のうちの8つは、人口100万人以上の大都市で、金沢も政令指定都市ではありませんが、松本も中小地方都市として、都市の魅力、都市力というところでは、引き続き高い評価をしていただいています。

 

資料3 森記念財団「日本の都市特性評価2023」 松本市 過去最高の8位

【資料3 森記念財団「日本の都市特性評価2023」 松本市 過去最高の8位】

 

 今回、松本市は、「住みやすさと自然環境が魅力の戦略的観光都市」というフレーズを用いられ、6つの分野のうちの「生活・居住」という部分については、136都市のうちの1位というスコア、また「環境」の分野につきましても、自然環境の満足度の高さなどから、全国で4番目という高い評価を受けています。

 一方で、平均点に満たない分野は、「交通・アクセス」という分野。この指標は、公共交通の利便性、交通渋滞の少なさ、新幹線の利用しやすさ、自転車の利用しやすさなどですが、これは平均点を下回っています。また、「研究・開発」という分野は、学術・開発研究機関に従事する人の割合、あるいはトップランクとされている大学のキャンパスの数、グローバルに活動をしている企業の数、こうしたものにつきましては、やはり平均点を下回るという状況です。

 松本市としては、強みの部分はもちろん、これからも引き続き取り組みを強化していくとともに、弱みである交通アクセス、あるいはイノベーションを生み出す産官学の環境といった部分については、これまで以上に取り組みを強めていくことが、松本市民の豊かさと幸せに結びつくものだと考えて、取り組んでまいりたいと思っています。

 

資料4 若者チャレンジ応援企業補助金 若者の参画でもっと魅力的な松本に(概要)

【資料4 若者チャレンジ応援企業補助金 若者の参画でもっと魅力的な松本に(概要)】

 

 次に、今年度から新たに始めました、若者チャレンジ応援事業について、11の応募の中から8つの事業を選定して、補助金の交付をすることを決めましたのでご紹介します。

 この事業は、15歳から34歳の若い世代に、松本市の魅力の向上や課題解決につながる事業を提案していただいて、有識者や地域活動に取り組む皆さんの委員会の選考によって決めたものです。こちら8つが今回対象となったものですが、上高地線の魅力発信や移住者や地域住民のつながりを生み出す事業などが提案されました。

 

資料5 若者チャレンジ応援企業補助金 若者の参画でもっと魅力的な松本に

【資料5 若者チャレンジ応援企業補助金 若者の参画でもっと魅力的な松本に】

 

 このうち2つほど説明させていただきますと、「“きこえる人”と“きこえない人”がつながる社会へ」は、信州大学附属松本中学校の生徒らが作る実行委員会の提案です。自分たちの総合的な学習の活動や学びを地域と共有し、耳の不自由な方への共感を生み、サポートする社会を目指す取り組みです。講演会を開くための講師の謝礼や交通費などが、今回補助経費として交付されます。松本周辺、松本城の見学のための手話によるガイド作りなどを行うことになっています。

 もう1つご紹介するのは、大学生5人の提案ですが、女鳥羽川の草刈りを各町会の皆さんと一緒に参加をして行う、また自分たち独自で行うということと併せて、草刈りをやった後に地域の住民の皆さんと楽しめる企画を実施しようという提案です。河川の清掃の、特に草刈りの課題というものは、松本市内でも、どのような人たちに広く関わってもらうかということが社会課題になっていまして、こうした取り組みが一つのヒントとなっていくことを期待します。

 

資料6 姉妹都市提携65周年記念 ソルトレークシティ公式訪問

【資料6 姉妹都市提携65周年記念 ソルトレークシティ公式訪問】

 

 最後に、今週末から、松本市の公式訪問団が、姉妹都市であるアメリカのソルトレークシティを訪問します。

 松本市とソルトレークシティは、1958年に姉妹都市提携を結んで今年で65周年となります。私を団長としまして、上條温議長、さらには赤羽眞太郎商工会議所会頭など計19人で、今週22日から出発します。

 これまで松本市長がソルトレークシティを訪問したのは13回でして、直近では5年前の2018年に、姉妹都市提携60周年を記念して、菅谷昭市長らが訪れています。

 ご存知のように、ソルトレークシティは、モルモン教の聖地であるとともに、第2次世界大戦後に積極的に日本人を受け入れ、日系人の比率が非常に高い都市の一つです。

 訪問先では、まずエリン・メンデンホール市長を表敬して、市長と気候変動に関するパネルディスカッションを行うことにしています。メンデンホール市長は、43歳、ソルトレークシティでは女性市長は3人目と伺っていますが、気候変動問題に積極的に取り組んで、2032年にはソルトレークシティを再生可能エネルギー100%の都市にしようということを掲げておられます。その夜には記念式典、翌日には開拓記念パレードに参加をさせていただきます。

 松本市とソルトレークシティとの交流、コロナによってさまざまな都市間交流も足踏みをしていた部分もありますが、これを機に、他の国内外の姉妹都市との交流を、コロナ前以上に活発なものにしていきたいと考えています。

 私からは以上です。

 

【記者】

 Y―catの破損についてお伺いします。2台が壊されたということで、壊された部分の写真を載せることは、報道として市民に伝えるということで意味があるものだなと思っていますが、今回、その被害状況について市に写真を求めたところ、やはりキャラクターの意味ですとか持っているものということで提供できないと、お断りをいただきました。提供しないことについて、市長はどのように感じてらっしゃいますでしょうか。

 

【市長】

 まず今、「壊された」という表現をされましたし、実際壊されたかもしれません。一方で、先ほど申しあげたような壊れ方をしていまして、悪意を持って破壊をしたものではないのではないかというのが、現場の職員の基本的な受け止めです。先ほど申しあげましたが、山崎監督も、このキャラクターを作ってまちなかに展示をする目的が、より親しみを感じて、特に子どもたちに関心を高めてもらう、楽しんでもらう目的で始めている取り組みです。再発防止のためにどういう手段が有効なのかということは、破損した写真と併せて、報道や市民の皆さんに伝えるということも選択肢ではないかと、私も担当職員に話しました。担当職員は、できれば子どもたちに、破損した状況のY―catをあまり見せたくないのだと私に話をしました。その気持ちはわかるな、あるいは山崎さんがこのフィギュアを展示しようとした根本とも重なる受け止めかなと思いました。最終的にそれでいいだろうということで、今回お示ししたように、もともと展示をしていたのがこうでした、そして今はフィギュアが3つあったはずのものが1つになってしまったと、そしてこの周りを人為的に取り囲まないといけないような状況になってしまったのだと。壊れている状況を見せることも再発防止の手段かもしれませんが、改めて、もともとは自由に、親近感を持っていただけるような状況で山崎さんとともに始めたものが、現状では市民との距離をとって、そして少し物々しい形にせざるを得なくなっているのだと、このビフォーアフターを見ていただくことで、大切に扱わなければいけないな、そしてもし何かおかしな状況が起きそうだったら、それは少しやめてくださいという声が、広く市民から上がることをお願いしていくことが、今回は適切ではないかと考えた次第です。

 

【記者】

 山崎監督の特別展が美術館で先週の15日から始まりましたが、3連休の初日に始まったということもあって、にぎわったのではないかと想像しますが、今時点で特別展の入り込みといいますか、滑り出しはいかがでしょうか。

 

【市長】

 3連休と重なりましたが、2,500人余りの方に入場していただいています。この数をどう見るかということですが、単純比較はできませんが、ちょうど1年前、同じ7月にスタートした特別展が、草間彌生さんの版画展でした。土・日曜日と2日間休日という意味では、1日あたりで見ると、草間彌生版画展を少し上回るような出足ですので、担当者によれば、大体想定した出足になっているという受け止めです。

 

【記者】

 先ほど、Y―catは頑丈な構造物ではないという話がありましたが、素材は何でしょうか。

 

【文化振興課長】

 FRPと言われる素材で、日本語で「繊維強化プラスチック」というものでできています。

 

【記者】

 再設置の具体的な時期と警察の対応について、市の方で何か聞いていることがあれば教えてください。

 

【市長】

 8月と表記をさせていただきましたが、修復して、8月のしかるべきタイミングでは3体並べられるのではないかという報告を受けています。警察について、被害届を出して以降の情報は今のところ詳しく入っていません。

 

【記者】

 ソルトレークシティの訪問についてお尋ねします。市長ご自身とすれば初めての訪問ということになると思いますが、改めてその目的と、現地を訪れてどういう成果を上げたいかというところを教えてください。

 

【市長】

 これまでも、松本とソルトレークシティは、5年ごとに公式の訪問団を相互に送ってきました。65周年の節目で今回私が訪問します。国同士も都市同士も、いわばオフィシャルなセレモニーとして、お互いの首長同士が直接顔を合わせて話をし、意見交換をすることそのものに、私は意味があると思っています。選挙日程の関係もあって、ソルトレークから日本に来られるのは、今のところ来年の予定と伺っていますが、相互にこの節目のタイミングで、日本とアメリカ、そして松本とソルトレークシティの提携交流をよりシンカさせていくことを繰り返していくことは、私は非常に意味があると思っています。とりわけ先ほど申しあげましたように、エリン・メンデンホール市長が、脱炭素社会の実現ということを、松本あるいは日本よりもかなり先行して積極的に取り組みを進めておられます。そうしたことを、肌で感じてまいりたいなと思っていますし、日本が世界に非常に遅れをとっているジェンダー問題という観点でも、40代の女性市長、しかもソルトレークでは3人目という女性市長ということです。松本もこのジェンダー問題は非常に優先度の高い問題として取り組んでいこうとしていますので、この点でも何歩も先を行っているソルトレークシティの現状と取り組みというものに、ヒントをいただいていきたいなと思っています。

 

【記者】

 8月上旬にこまくさ道路の蟻ケ崎高校の交差点に右折レーンが加わるということで、外堀大通りも対面通行になったので、少し松本城周辺の交通状態が良くなったと思いますが、市長はこの辺りを回ってみて、以前と何か変わったような感じは受けられますか。

 

【市長】

 皆さんも感じておられると思いますが、何かこう遮られたものがポンとなくなった状態は、非常に開放感があって、そしてこれから国内外から大勢の皆さんに訪れていただくその時の第一印象というのは、非常にプラスに働くのではないかなと思っています。

 一方で、まだ歩道部分の整備は9月までかかりますし、実は、対面通行になったことによって交通の流れが変わり、一時的に車列が長くなるとか、そういう問題が想定されますので、建設部あるいは交通部に対しては、交差点改良をして道路幅を広げたことのマイナスの影響というものに対して、しっかりと神経を尖らして、そして取るべき手立てがあれば、取り組んでほしいと指示をしています。いずれにしても、先ほど申しあげましたが、交通アクセスという分野は、松本市にとっては非常に大きな課題としてこれまで認識されてきました。そしてその改善に取り組んではきていますが、やはり一朝一夕にはいかなかったり、この街の構造上、どうしても限界がありますので、常に情報を積極的に市民に公開し、共有してもらって、そして交通の利便性を上げるためのインフラ整備と、車の通行量を抑制していくための取り組みへの協力という総合的な交通移動の在り方というものを模索していきたいと思います。そして、そのことによって生み出された新たな空間を、にぎわいと活力に振り向けていけるような、そうした政策・事業を展開していきたいと思います。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

皆さまのご意見をお聞かせください

お求めの情報が充分掲載されてましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現は分りやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?
Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

松本市AIチャットボット