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市長記者会見 令和5年(2023)6月22日

更新日:2023年6月22日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和5年6月22日 市長定例記者会見

 

 

まつもとマラソン2023 応募少数につき新企画とともに エントリー受付を8月31日(木)まで延長

【資料1 まつもとマラソン2023 応募少数につき新企画とともに エントリー受付を8月31日(木)まで延長】

 

【市長】

 まず、今年11月12日開催の松本マラソン2023についてご報告いたします。昨日の議会でも取り上げられましたけれども、松本マラソン2023の募集締め切りは今月25日までとさせていただいておりましたが、残念ながら今日正午現在、マラソンの部の定員9,000人に対しまして、エントリー数が3,255人と非常に少ない状況にとどまっております。そこで、エントリー受付を8月31日まで延長させていただいて、引き続き大勢の方々にご参加いただけるように呼びかけてまいります。今年から新たに設けました10キロのファンランの部につきましては、まだ定員には達しておりませんが、残り少ない状況にまで来ております。マラソンの部につきまして、ぜひ大勢の皆さんにご参加をいただけるようにさまざまな働きかけをしてまいりたいと思っております。エントリーの延長にあたりましては、新たに2つの点で新しい試みをしていこうということになりました。

 

 

 

松本マラソン2023 ハードな上り坂(15~25km)を乗り切るために 大会ゲストに”山の神”を招へい

【資料2 松本マラソン2023 ハードな上り坂(15~25km)を乗り切るために 大会ゲストに”山の神”を招へい】

 

【市長】

 1つは、今回の応募の少なさの一因とみられております、長い上り坂が続く15キロから25キロ。この難所について、参加していただいた皆さんに勇気と元気を与える存在をぜひ招へいしようということで、箱根駅伝で活躍して、「三代目山の神」という言われ方もされました、プロランナーの神野大地さんに松本マラソンのお手伝いをいただくことになりました。神野さんは、2015年の箱根駅伝第5区で区間賞をマークして、今では箱根駅伝の常勝チームになった青山学院大学を初優勝に導いたことで知られております。上り坂の面白さ・醍醐味、また挑戦のしがいのあるということを、神野さんをお呼びしてさまざまな形でサポートしていただこうと思っております。

 

 

 

ハードな上り坂(15km~25km)を乗り切るために 松本マラソンの”山の神”を決定

【資料3 ハードな上り坂(15km~25km)を乗り切るために 松本マラソンの”山の神”を決定】

 

【市長】

 前日のトークライブにも参加をいただきますし、難所とされる15キロから25キロの登坂において、直接ランナーを勇気づけていただく、声援を送っていただく、応援をしていただくということを考えております。それに合わせまして42.195キロのフルマラソンの成績とはまた別に15キロから25キロの区間に限って、タイム計測の結果山の神賞と名付けて、それぞれの部門、サブスリー(3時間未満完走者)・サブフォー(4時間未満完走者)・サブファイブ(5時間未満完走者)そして5時間以上完走者(オーバークラス)の中から男女それぞれ1位を表彰したいと考えております。記念のカップと神野さんのサイン入りのグッズなどをお贈りすることにしております。

 

 

 

ハードな上り坂(15km~25km)を乗り切るために 「峠の茶屋」プロジェクト

【資料4 ハードな上り坂(15km~25km)を乗り切るために 「峠の茶屋」プロジェクト】

 

【市長】

 それともう1点は、昨日の市議会の質疑でも質問が出されましたけれども、松本マラソンのエイド、皆さんに提供する食事が、全国のトップクラスのマラソン大会に比べると今一歩だというご指摘をいただきました。特に昨年は、まだコロナの影響が残っているということで、従来の方法や量を十分に提供することができませんでした。そこで、今回は文字どおり信州松本ならではの食を提供しようということで、信州産のサンふじ・おやき・そば・山賊焼きといった松本の名産品を、量はもちろん質や種類にもこだわって提供をしたいと思っております。これから幅広く松本の飲食業の皆さんにご協力を呼びかけて、これ以上ない松本の食のおもてなしという風に評価をいただけるように取り組んでまいりたいと思っております。

 

 

 

6月19日スタート スマホで簡単 バスで松本観光を「タウンスニーカーPLUS」発売

【資料5 6月19日スタート スマホで簡単 バスで松本観光を「タウンスニーカーPLUS」発売】

 

【市長】

 もう一点は、タウンスニーカーを中心とした、市内路線バスの乗り放題乗車券についてであります。乗り放題の乗車券は、これまでは松本バスターミナル起点の200円区間を乗り放題とする一日乗車券を紙で販売をしてまいりました。これに対しまして、キャッシュレス決済の導入を順次進めている、ぐるっとまつもと公設民営バスを、より多くの方に利用していただくためにも、スマホアプリを通じてデジタル乗車券という形で乗車券を購入していただき、スマホをかざせば乗り放題という乗車券を、今週の19日から販売をスタートしております。この乗車券の特徴は、まずスマホを使って購入し、利用もスマホを使って行うということで、実際に使い始める時間からちょうど24時間丸々1日使っていただけるということが一つ。そして、これまでの1日乗車券は200円区間に限っておりましたけれども、旅行者・観光客の皆さんが、浅間温泉・美ケ原温泉を利用していただけるように浅間線・美ケ原温泉線まで対象となる路線を拡大しております。そこに松本城の観覧Eチケットを含め、大人1,330円という料金設定で販売をさせていただいております。

 

 

 

6月19日スタート スマホで簡単 バスで松本観光を「タウンスニーカーPLUS」発売

【資料6 6月19日スタート スマホで簡単 バスで松本観光を「タウンスニーカーPLUS」発売】

 

【市長】

 従来のチケットと比べるために、少しモデルプランでご説明させていただきますと、例えば、大人2人、小学生2人のご家族で、1泊2日で松本に旅行で来ていただいたとします。午後1時頃に松本に到着して、お城に行って、浅間温泉に宿泊、翌日もバスで市内を観光していただいて、午後1時頃の電車で帰るというようなケースの場合は、今までですと1日乗車券を2日分購入していただいて、さらに浅間温泉や美ケ原温泉は200円区間から外れておりましたので、その部分のバス代が大人2人小学生2人で合計6,420円かかっておりました。今回のタウンスニーカーPLUSを利用していただきますと、松本城のEチケットを含めて、3,900円。2,520円がお得になるというものでございます。また、松本城観覧のEチケットは、ご存知のように連休などに大勢の方に来ていただく際には、かなりの時間並んでいただいて入場券を購入して、さらに天守閣入場のために並んでいただくということで、非常に待ち時間が長くなるわけでございますが、このタウンスニーカーPLUSで松本城のEチケットを事前に購入していただくと、混んでいるときにおいても、天守閣の入場待ちだけで済むということになります。これから松本に観光・旅行で来られる皆様にぜひ幅広く使っていただく、とりわけ外国から来る方々には、事前にタウンスニーカーPLUSを購入していただいて、タウンスニーカーやぐるっとまつもと路線バスで移動していただくように、私たちとしても呼びかけていきたいと思います。また、メディアの皆さんにもインターネットを始めとした媒体で国内外に広く知らせていただければと思っております。

 

 

【記者】

 松本マラソンについてお尋ねいたします。応募状況が少ないということを先ほどお聞きしまして、市長の説明では上り坂が一因ではないかという説明がありました。他に考えられる要因として、どういったところなのか、市長の見解をお尋ねいたします。

 

【市長】

 まず、昨年の大会エントリーが5,500人ぐらいでございました。そして最終的に走ったランナーが4,800人ぐらいの状況でありました。コロナの影響で開催ができなかった後の第1回がこうした状況でありました。ご存知のように、当日は、朝方から雨が降ったり止んだりという状況がゴールの時間帯まで続いて、加えて風が猛烈に強く、向かい風の中で上り坂を走らなければいけないという非常に過酷な天候でした。その後、ランナーの方々からいろいろな声をいただく中で、上り坂もきつかったけれどもそれ以上に天候、特に向かい風・強風がきつかったというお話でありました。そして、完走率が94%と非常に高かった。つまり、そういう過酷な状況の中でも精一杯走っていただいた訳ですが、その経験で、もう一度挑戦するにはこれは大変だなというお気持ちを持たれた方が少なからずいらっしゃるのだと思います。また、今年に入って、全国でマラソン大会がいくつか開催をされていて、定員に届かない大会というのがかなりございます。長野マラソンなどは、定員に対して90%ぐらいの参加者ということで、非常にエントリー割合の高い大会でございましたけれども、これまでの全国のマラソン大会の出走割合などを見ますと、低いところではやはり40%程度というのもございます。また50%台60%台ということも見受けられますので、傾向としてなかなか定員まで戻りきらないということもございます。いずれにしても、この上り坂は松本マラソンのいわば特徴でもございますので、なかなか厳しいなと思っている部分について、ぜひ先ほどご紹介させていただいた神野さんの存在や、また厳しいコースだからこそエイドの充実という事、そして応援していただける方々・団体にお声がけをして松本市を挙げてランナーの皆さんを歓迎するということを、これまで以上に行うことが必要だと思っております。

 

【記者】

 先日、阿智村が宿泊税の導入を検討していると発表しましたが、松本でも検討されるご予定はございますか。

 

【市長】

 宿泊税につきまして、松本では、今年の3月まで行われていた松本観光コンベンション協会のあり方検討会議の中で、テーマの1つとなっております。ここで宿泊税の導入の必要性についての議論が行われ、提言書にも議論の経過が記されています。松本市としては、新たな安定財源として観光客に還元をするサービスの充実、施設の整備といった観点から、宿泊税の有効性というものを認識はしております。一方で、松本ではすでに入湯税を導入しておりまして、まずそれとの兼ね合いを検討する必要がございます。さらに言えば、新しい税を導入するということは、本当にどういう部分において財源が不足しているのか、松本を訪れる皆さんにご理解いただけることが大前提になりますし、安易に旅行者に負担を求めるのかという風に受け止められると、せっかく今、大勢の方々が松本に足を運んでいただいている状況に水を差すということにもなりかねないと思っておりまして、この税の使用目的を明確にすること、そして市内の宿泊事業者の皆さんなどからもしっかりと意見を聞くこと、そうしたさまざまな方面からの議論が、現段階では必要だと思っております。

 

【記者】

 昨日の議会の一般質問で出たんですが、職員の休業・休職が2年前の令和元年に比べて2倍になっていると。職員課で確認したんですが、確かな数字はいただけなくて、元年が23人、4年が42人という数字で休職者が出ると、他の職員にしわ寄せが来るかと思うのですが、市長は休職が多いのをどのように捉えているのかと、他の職員にしわ寄せが来るのに合わせて採用を増やすとか、検討されていますか。

 

【市長】

 長期病休者の長期にわたってというのは、30日以上療養休暇が必要で取得したり休まれたりする方を指す訳でございますけれども、この長期病休取得職員の数については、松本市もそうですが、それぞれ市町村単位では正式に公表はしておりません。公表しない理由としては、実際の規模によってはそれが個人の特定につながるというような配慮が働いていると推察をいたしますが、昨日の議会で議員の方から具体的な数字を挙げて指摘があったということでございます。私たちが大きな統計として掴んでいる範囲では、令和3年度までの全国の地方公務員の推移で行きますと、やはり全国的にも増加傾向で、増加の程度もほぼ全国平均と、松本市の割合が同じ形で増加傾向にございます。そのため、松本市が他の自治体と比べて突出して多いということではないという認識を持っております。全国的な傾向をまとめたものを数字で見ますと、都道府県という中間自治体と、松本市をはじめとした基礎自治体でどちらかというと、長期療養者、とりわけ精神および行動の障がいで休んでおられる方は、基礎自治体の方の割合が高くなっております。より住民の皆さんと直接向き合うという仕事の精神的プレッシャーというようなものが一つあるかと思います。もう一つは、東京23区が非常に高くなっておりまして、人口の少ない町村とは非常に大きな開きがございます。これもやはり仕事そのものもそうですが、日常の暮らしのストレスとの相関関係というものも一定程度あるものだと思っております。その上で松本市について申しあげますと、コロナ前の令和元年度と昨年度の令和4年度、かなり増えたという状況でございます。令和元年度と令和4年度の違いは何かと言えば、この間にあったことは、やはりコロナの感染拡大が3年続いたということ、そしてもう一つは松本市が中核市に移行をしたということがございます。コロナの感染拡大によって職員にかかる負担は心身共に大きく、メンタルヘルスの不調に陥る方々への影響が顕著だと専門家からも指摘があるようです。そこに中核市に移行して職員を増やしたわけでありますけれども、コロナ対応、ワクチン対応で全庁を上げて仕事をしろ、慣れないコロナ対応にあたってもらうというようなこともございました。こうしたことが要因として複層的に重なっていると思っています。その上で職員の健康管理というものは、職員一人一人の人生にとっても、また職員からサービスを提供することになる市民の皆さんにとっても、職員の健康管理が土台になければならないと思っておりますので、今年度から産業医を2人増やして4人体制にいたしまして、適切な時期にメンタルヘルスの相談を受けられるということを1つの対応として取っております。また、職員同士や職場のコミュニケーションが活発に行われていて、心と体の不調に早めに気づけることが必要でありますので、ストレスチェックや各種の研修などを通じて管理職や職員一人一人がこの問題に対しての意識をしっかり持つように取り組んでいるところでございます。質問にありましたこの職員増を行うことは、この問題に対応する形ではまだ検討しておりません。

 

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

 ※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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