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市長記者会見 令和5年(2023)5月17日

更新日:2023年5月17日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和5年5月17日 市長定例記者会見

 

資料1 令和6年度採用 大学・短大卒程度 三ガク都のシンカに、ともに挑もう 松本市職員採用資格試験(試験区分)

【資料1 令和6年度採用 大学・短大卒程度 三ガク都のシンカに、ともに挑もう 松本市職員採用資格試験(試験区分)】

 

【市長】

 まず、令和6年度採用試験について申しあげます。

 大学・短大卒程度の職員採用試験、今年は1次試験を6月18日に行います。応募期間は来週の23日から6月6日まで、インターネットで応募をいただくことになります。試験区分につきましては昨年度と同じです。行政職については合わせて30人程度、また、保育士については、経験者も含めて20人程度の採用を予定しています。

 こちらの表(資料1)の青く塗っている部分が、新卒の方を対象としている区分、また黄色く示している部分が、キャリア採用といいますか、一度いずれかの仕事をしていることが想定される年齢や職種ということで、示させていただいています。他の市役所も同様のところが多いですが、受験資格の年齢は、行政職でいきますと、上限35歳ということで募集しています。

 

資料2 令和6年度採用 大学・短大卒程度 三ガク都のシンカに、ともに挑もう 松本市職員採用資格試験

【資料2 令和6年度採用 大学・短大卒程度 三ガク都のシンカに、ともに挑もう 松本市職員採用資格試験】

 

 改めて、今の松本市役所の職員の状況を、2点ほどご紹介させていただきます。

 令和5年度、今年度から、入庁して数年の間での昇任のスピードアップを図るということに変更しました。昨年度までは、1年間事務員として勤務した後、在職年数で自動的に決まる「主事」というポジションを、年齢、キャリアに関わらず、6年間勤務していただくということになっていましたが、今年度からはこの「主事」のポジションにつきましては、最短で3年、2分の1に短縮するという制度の変更を行っています。これは、先ほど採用枠でも35歳を上限とするということ、また秋には、いわゆる氷河期採用ということでの試験区分を設けるなど、社会人を経験した中途採用者の割合が年々増えています。そういう方々に実績、能力があれば、早く中堅の職員として働いていただけるような制度の変更です。

 もう一点は、この3年間で、女性職員の登用を積極的に行っているということです。具体的には、課長以上の管理職の比率を、令和2年度11パーセントだったところを、この令和5年度、3年間で25パーセントに引き上げています。これは、来年度30パーセントの達成を目標にして、取り組みを進めているところです。ちなみに、同じ中核市の長野市が、令和5年度、管理職女性比率の割合が4.5パーセント、また長野県が12.9パーセントという水準ですので、松本市役所は女性登用という意味では、最も積極的に取り組んでいる自治体の一つと認識をしています。仕事と家庭の両立を図っていこうという女性、あるいは、「共働き・共育て」を進めていこうという男性にとっても、この松本市役所で働くという選択肢を、ぜひ、積極的に検討していただきたいと思っています。

 

資料3 厚労省 知って、肝炎プロジェクト 「積極的広域地域」に松本市選定

【資料3 厚労省 知って、肝炎プロジェクト 「積極的広域地域」に松本市選定】

 

 もう1点、私からは、厚生労働省が進めております肝炎プロジェクトについてお知らせします。

 厚生労働省が、「知って、肝炎プロジェクト」という取り組みを全国的に進めております。肝炎ウイルスは、現在全国で200万人程罹患(りかん)しているとされていて、自覚症状がないまま重症化が進んで、そして肝がんに進行してしまうという病気です。早期発見・治療が極めて重要だということで、そのための正しい知識の普及と検査の促進ということを、厚生労働省としては進めています。

 これまで、都道府県ごとに積極的に広報を行う地域を選んできているところに、昨年度から、都市も対象とするということで、この「積極的広報地域」の選定を進めています。松本市としても、国の肝炎防止の取り組み、早期発見・治療の取り組みを積極的に進めていこうと、今年度、藤沢市、岩手県とともに、「積極的広報地域」に選定を受けました。この地域に選定を受けたことを踏まえまして、今年度、企業・大学との連携、あるいは拠点病院であります信州大学附属病院との連携、そしてスポーツイベントや文化イベントなど、さまざまな場面を通じて、早期発見・治療の重要性、検査の促進のための啓発活動を展開してまいります。

 その第1弾としまして、来週23日に、この「肝炎対策特別大使」という立場におられます歌手の伍代夏子さんが、松本市役所を訪れて、肝炎の啓発に向けた懇談を行わせていただきます。伍代夏子さんは、ご自身もC型肝炎を患って克服したという経験をお持ちで、夫であります俳優の杉良太郎さんとともに、肝炎対策特別大使として、肝炎に関する啓発活動に尽力をされているところです。

 私からは以上です。

 

【記者】

 市長選についてお尋ねします。上條邦樹さんが正式に出馬を表明されました。局面が動きましたので、態度表明の時期について再度質問させてください。先日の会見で、市長は9月以降に進退を明らかにするとしていますが、その考えに変更はないということでよろしいでしょうか。

 

【市長】

 ありません。

 

【記者】

 上條さんは、新博物館の用地問題で、市の対応に不備があることを出馬理由として挙げていました。市長は10月の開館までに、安定的な形で用地を使用し続けられるようにすることが責務と発言されています。その後の進展、現状についてお聞かせください。

 

【市長】

 今ご指摘のように、新博物館は今年の10月に開館をする、そしてその開館までには、この用地問題を安定的な形で松本市が保有できるような状況にすることが、私の責務だと申しあげてきました。そこに向けて今、相手方であります八十二銀行と協議を進めているところです。

 

【記者】

 肝炎プロジェクトの関係でお伺いします。選定されたということは、厚労省の方から「松本市を選びました」なのか、松本市が手を挙げて「うちを選定してください」なのか、その経緯を教えてください。

 

【市長】

 応募しているところに松本市から手を挙げて、選ばれたということです。

 

【記者】

 募集しているところに松本市が応募したということですね。

 

【市長】

 そうです。

 

【記者】

 ホームページ等も見ているのですが、この肝炎プロジェクトは結構前からいろいろイベントをやっているかなと思うのですが、松本市でも肝炎の方がいるかどうかというのは私も分かりかねるのですが、簡易検査とかもあるようですが、今回こういう選定をされたということに対して、市長として市民向けに一言、コメントをいただきたいです。

 

【市長】

 ここにも紹介させていただいていますが、自分がこの肝炎ウイルスのキャリアであるかどうか、自覚症状がなく、わからないということです。何かのきっかけで、このキャリアになっている可能性があるということですので、できれば機会を捉えて、幅広い市民に早めの検査をしていただくことで、万が一キャリアになっていて、そのまま重症化が進んでしまうということを防げるということです。よって今回、肝炎対策特別大使の伍代夏子さんに来ていただいて、メディアの皆さんにも取材をしていただいて、報道していただくということを一つのスタートラインとして、この令和5年度、松本市民の皆さんに広く、改めてこの肝炎の潜在的な怖さと、一方でしっかりと知識を持ち、早めの検査・治療ということをしていただければ克服できるということを、皆さんに多く知っていただいて、そして万が一キャリアの場合は、治療につなげていただきたいと思っています。

 

【記者】

 啓発イベントを計画中とあり、市長との対談が第1弾ということですが、これは本年度中に行うということですか。

 

【市長】

 この令和5年度中に、スポーツや芸術文化、松本市にはさまざまな大勢の方々に集まっていただけるものがありますので、できるだけ広く、そしてそれほど深い関心を抱いていない方にも伝えていくということが大事だと思っています。具体的には今検討しているところですが、さまざまなイベントの場を通じて、また先ほども申しあげましたが、企業や信州大学附属病院などとも連携をして、多面的な啓発活動を展開していきたいと思っています。

 

【記者】

 職員の皆さんの仕事ぶりへの対応についてお聞きしたいことがあります。YouTube公式チャンネルですとかLINEの活用で、直接市民の方からの声が届くようになっていると思います。特に先頃、道路の補修についてもすごく数字が上がっているということなのですが、市民とのつながりの声が直接届くことによって、効果がとても上がってはいますが、職員の方もお仕事が増えていると思います。でもそこを頑張っていらっしゃるという部分で、職員の方への受け止めを、市長からお願いしたいです。

 

【市長】

 今ご指摘がありましたように、インターネットやSNSを積極的に活用することによって、ダイレクトに市民の皆さんから情報提供を受けたり、また我々からダイレクトに情報発信をしたりすることで、市民の皆さんからのご意見やご要望、そして今の道路のケースであれば、「ここが問題だよ」ということをお知らせいただけるようになっています。これは、市民サービスの向上という意味では間違いなくプラスだと思います。職員にとっても、それがなければ、例えば道路のケースでいえば、自分たちで巡回をして、問題がないかということをより頻繁にやることで、発見につなげようということでした。具体的に、どの部分をどのぐらい抑えても大丈夫かということは、恐らく、これからこの実績が積み上がる中で出てくる問題だと思いますが、やはり一定のスクラップ・アンド・ビルドということを、部署の中でも、また市役所全体でもやっていかなければ、負担といいますか、労働だけが積み重なって、残業時間が増えるということになってきます。そのことには常に目を配りながら、今のような取り組みを進めていかなければいけないと思っています。一番大きな前提としては、これから新しい市民サービスを、あるいは先ほどの例でいえば、たくさんの情報を受けて、それに対して答えていくということをやるためには、具体的にはいろいろあると思いますが、一つ一つ手書きで書面を作ったり、データを整理したりするということにかかっていたものを、一言でいえば、デジタル化を効率的に皆が進めることによって、時間もコストも削減をして、その余力を本来市民と向き合う時間や作業に向けていくということだと思っています。まだ途上にはありますが、コロナにおいて、そうしたデジタル化の機運が社会全体で高まり、また市役所でも進めていますので、大きな意味でいえば、間違いなくプラスの方向に進んでいるのではないかなと受け止めています。

 

【記者】

 市民と一緒に安心・安全な市をつくるということで、職員の方のモチベーションというのは変わってくるのでしょうか。

 

【市長】

 そう思います。もちろん仕事として全てが全て、市民の皆さんと直接向き合ったり、近くで仕事をしたりすることばかりではないですが、よく私が申しあげているのは、市役所というのは「市」民の「役」に立つ「所」という仕事であって、そういう仕事をしたいと思って入庁してきている職員が大半だと思います。特に公務員といったときに、国家公務員もあれば、県庁職員もあれば、市役所・基礎自治体の職員もあるわけですが、その3つのカテゴリーの中でも、基礎自治体、都市自治体の職員こそ、市民の近くで、市民と直接向き合って、スケールは小さいかもしれませんが、自分たちが住んでいる街づくりを一緒になってやってくのだという、仕事にやりがいを感じるということだと思いますので、そのためにも、インターネットやスマホツールを積極的に活用することは、そうした本来の仕事に向き合うことにつながると思っています。

 

【記者】

 外堀大通りについてお伺いします。当初の予定では年度末、その後は5月ぐらいをめどに開通・供用開始と聞いていたと思いますが、今のところの進捗状況を教えてください。

 

【市長】

 建設部あるいはお城まちなみ創造本部を中心に、とにかく早く供用開始につなげるのだということで、職員に一生懸命取り組んでもらっています。いろいろ理由がある中で、当初言っていた期日よりも少しずつ先に行っているわけですが、現段階での対面通行での供用開始は、6月の末から7月の初めという報告を受けています。工事そのものの時間が若干かかっている部分と、交差点が少し複雑になるということで、信号機の制御などで警察との協議を重ねており、当初よりも2、3カ月後ろに行っている理由があるということです。

 

【記者】

 脇といいますか、道路の斜線部分を憩いの空間にするというのが特徴の一つで、松本城に近い象徴的な通りになるかなと思うのですが、供用開始にあたって、何かオープニングイベントをするような考えがあるのか。市主催かどうか分かりませんが、例えばこういうイベントをやっていったらという、憩いの場としての使い方のイメージが市長にありましたら教えてください。

 

【市長】

 まず北側の斜線部分を歩行空間、憩いの空間にすると。こちらがそのような形で使えるタイミングは、対面通行の供用開始よりももう少し後ろになります。今のところ、9月のシルバーウィークまでに完成をさせるということで、シルバウィークから憩いの空間として活用をしていただく予定です。この場所も含めて、松本城三の丸エリアにつきましては、三の丸エリアプラットフォームが界隈(かいわい)ごとの取り組みを促して、地元や民間の皆さんが、いくつかの界隈(かいわい)で、今年度から取り組みを始めます。そのうちの一つが、外堀大通りの北側空間ということですので、今の段階で具体的なことは私は把握していませんが、このシルバーウィークのタイミングから、そうした皆さんの活動がスタートする方向で検討が進められていると考えておりますし、そうした動きを通じて、もう少し広い方々からも、こういうことをやりたいという声が、恐らく上がってくるでしょうから、そうした動きを、このメディアプラットフォームの実行委員会の皆さんや松本市が受け止めて、できるだけ松本城の周辺は、この大型連休中も大勢の外国人の方が訪れておられますし、その弾みになるような、投資になるような整備、活用につなげていきたいと思っています。

 

【記者】

 10月に新しい博物館がオープンして、ここもその三の丸エリアの中ということで、開館まで半年切っていますが、80億ぐらいの多額の税金で建てた建物なので、市民の関心を高めていく必要があるかと思います。そのプロモーションはどのような計画でいらっしゃいますでしょうか。

 

【市長】

 10月開館ということですので、あと5カ月ということです。今、来月何ある、再来月何あるというところまでの報告は受けていませんが、やはり、残り1カ月となったときには、オープンに向けてさまざまなチャンネルを通じて、どのような博物館がオープンするのか、そして10月のスタート時の催しはどういうものなのかということを、市内・県内はもちろん、全国的に、そして世界に向けても発信ができるように、準備を進めていきたいと思っています。とりわけ1階につきましては、当初から従来の博物館機能の枠を超えて、周辺のにぎわいや回遊性につながるような、さらには、より幅広い市民の皆さんに日常的に活用していただけるような空間として、検討、準備を進めているところです。そのためのプロデューサーにも就任をしていただいて、今申しあげた部分の取り組みについては、より魅力的なものになるよう、検討しているところです。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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