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市長記者会見 令和5年(2023)5月10日

更新日:2023年5月10日更新 印刷ページ表示

記者会見の内容

令和5年5月10日 市長定例記者会見

 

 

大型連休の入れ込み客

【資料1 大型連休の入込客 R元比 松本城59.8% 美術館73.0% 上高地73.7%】

 

【市長】

 まず、大型連休中の松本市内への入り込み状況についてご報告いたします。こちらのグラフは、コロナ前から今年の連休までの松本城、美術館、上高地への入り込み客の推移を表したものであります。松本城についてはコロナ前の令和元年度と比べまして、ほぼ60%、また上高地については74%、美術館も73%という状況となっております。

 

 

 

松本城の入れ込み客

【資料2 松本城の入込客 R元比 外国人95.8%】

 

【市長】

 そのうち松本城について、外国人の入り込み客を見てみますと、コロナ前の令和元年度と比べて95.8%と、ほぼコロナ前の水準に戻ったという数字になっております。オレンジ色の方がアジアの方々、緑色の方が欧米の方々ということで、全体の半分以上は欧米の方々がこの松本城を訪れていらっしゃるということであります。

 

 

 

製品プラスチックを資源物に

【資料3 製品プラスチックを資源物に 可燃ごみ6.1%減少】

 

【市長】

 続いて、この4月から始まりました、製品プラスチックの資源化という取り組みについて1カ月の変化を見たものでございます。今までこの製品プラスチックは可燃ごみとして処理をしてきました。これを資源物として回収をするということを始めて1カ月経つわけでありますけれども、去年の4月と比べまして、1日あたり1.1トン増えたということで、33%増えたという状況になっております。これはもちろん、この製品プラスチックが新たに資源物に回ったこと。さらには包装用のものと二つに分かれていたのが、全てプラスチックは一本化されて分別が分かりやすくなったことの影響もあると思います。そしてその結果として、可燃ごみの収集量は去年の4月に比べて1日あたり8トンあまり減り、全体で割合にすると6.1%の減少となりました。資源に回せる物は資源に回す、燃やさなければいけないゴミの収集量を減らしていくということで、まだ1カ月でありますけれども着実な成果・効果が出ていると考えております。これは最終処分場の使用期間の延長ということにもつながってくる問題ですので、さらに市民の皆さんに周知をして、このプラスチックの資源化を進めてまいりたいと考えております。

 

 

 

LINEアプリでウォーキングをサポート

【資料4 LINEアプリでウォーキングをサポート 35地区のコースで楽しみながら健康に】

 

【市長】

 もう一点、今日からLINEのアプリを使って、ウォーキングをサポートするサービスを市民の皆さんに利用していただけるようになります。これは元々、健康づくりを目的として、松本市内には35の地区ごとにウォーキングコースを整備してまいりました。これが市民の皆さんになかなか広く周知をできてない状況もあり、スマホの位置情報とLINEアプリを活用して、35地区のウォーキングコースを楽しみながら利用していただこうというサービスであります。スマホ向けのコンテンツの開発運用を行っている東京の企業が提供するMEGURY(メグリー)というアプリを利用していただくというものであります。使い方は、松本市の公式LINEアカウントから、MEGURYの登録用のURLを配信します。市の公式アカウントから友達に追加をして、年齢・性別を回答していただくと、市内35地区のコースを選ぶことができ、マップ上でこの目的地が表示されて、それに沿って歩いていただくということであります。ポイントを集めてギフト券を手に入れていただけるというサービスがついておりまして、ぜひ大勢の方々に健康づくりのためのウォーキングを、コロナも明けたタイミングで、利用をしていただければと思っております。松本市は今年度、市の財政負担はなく、このサービスを利用していただける状況にいたしまして、市民の参加状況などを把握分析した上で来年度以降事業化するかどうか検討していきたいと考えております。

 

 

【記者】

 大型連休の入り込み状況で、順次戻ってきている状況だと思いますが、改めて今回戻りつつある観光客の現状についての受け止めと、コロナ禍によって疲弊している地域経済の活性化のためにも観光地の振興・活性化の必要があると思いますが今後市としてどのように進めていきたいか意見をお聞かせください。

 

【市長】

 全体の数で行きますと、まだ戻りきってないという部分もありますが、これは大型連休中の天候などの影響もあると思いますし、今、街の中を歩いていても、また市内の飲食や宿泊の関係者の皆さんのお話を聞いても、コロナからは完全に解放されて、これから大勢の観光客・旅行者に来ていただける、そうした状況になっているという受け止めが広がっています。そうした中で、先ほども申しあげましたけれども、とりわけ外国人の旅行者・観光客の皆さんが松本を選んで訪れていただいているという状況になっていると思います。中国からの皆さんは、そこまで戻っていないという指摘もありますが、その上でほぼコロナ前の水準まで戻っているということで、この先円安の状況もありますし、全国的にそうかもしれませんが、より信州松本はこのインバウンド観光で大勢の皆さんに訪れていただける状況が整ってきていると考えております。松本市としても、そうしたことをこの3年間見越して、さまざまな布石を打ってまいりました。先に観光庁の高付加価値観光地エリアに、松本・高山で選定されたこと、さらには白馬・長野と長期滞在型の観光連携協定ということで、そうした広域の観光地としてハブ的な存在を松本が果たせるよう、環境整備を行ってきたところであります。自然・景観・食文化、さらにはアートといった魅力をさらにより広く海外に発信できるように努めるとともに、スマホのバスの時刻表をGOOGLEをはじめとした、スマホ検索をしていただけるようなことや、今は実証実験のレベルですけれども、キャッシュレス決済をバスで行ったり、市内に広くキャッシュレス決済が浸透することで、外国から来られた旅行者・観光客の皆さんにストレスなく楽しんでいただけることをさらに情報発信していくことが大事だなと思っています。

 

【記者】

 議会対応についてお伺いします。昨日、改選後の議会の会派届が締め切られまして、新たな会派構成が決まりました。最大会派が入れ替わったり、あるいは新しい会派ができたり、市長が応援した新人の方々のうち2人は無所属という形になりました。全体を通して率直な受け止めと、理事者の立場として議会対応をどういう風に展望しているかお伺いします。

 

【市長】

 会派の構成を拝見して、安定感と清新さを感じる新たな議会構成だと思いました。それぞれの会派なり、グループというのは、自立した議員の皆さんの判断と選択に基づいて、このような構成に固まったと思っています。私たち行政側としては市長もそうですが、各部局長、担当の課長といったそれぞれの立場で議員の皆さんと対話や、協議や折衝というものをこれからきめ細かく重ねていくことが大事だと思っています。基本構想2030、さらに三ガク都松本のシンカを旗印にした総合計画がスタートをした後の新たな議会がスタートするということにこそ私は大きな意味があると思っておりまして、現職の方で継続して議員になられた方々も、今回新しく議員になられた方々も、市民一人ひとりが豊かさと幸せを実感でき、皆さんと歩調を合わせてまちづくりを前進させていくことで、取り組んでいきたいと思っております。松本市としては松本のシンカを加速させる政策重点戦略を、着実かつ迅速に、これから実行していきたいと思っています。

 

【記者】

 これから新しい議会のもとでさまざまな市政課題について議論が始まると思うのですが、市役所新庁舎のあり方についてもその中に当然含まれてくると思うのですが、今回の議会構成を見た限り、市長の印象として分散型構想は進めやすくなったと考えるか、あるいはその逆というふうに考えるのか、考えをお願いします。

 

【市長】

 まず特別委員会は、設置をお願いしている立場ですので、議会でまず設置をしていただくことがマストだと思っています。その上で、前の市長のもとでの市役所の建て替え計画は、前回の市議会議員選挙を受けた任期中で、議員の皆さんも承認されたという経緯がございました。それをリセットということにはならないと思いますけれども、今回現職の皆さんも新人の皆さんも改めて議員になられたということで、この市役所の問題をもう一度皆さんに提示をし、説明をし、理解を得られるよう努めていくというのが今の立場だと思っておりますし、5月6月から徐々にということにはなると思いますけれども、進めていければと思っています。

 

【記者】

 提示する市役所の問題と市長がおっしゃられているのは、1月の広報まつもとにも示した、分散型市役所の姿という、市が示しているものを改めて提示するという考えでしょうか。

 

【市長】

 これが出発点になると思っています。

 

【記者】

 その提示の時期は、今おっしゃられた5月ないし6月ぐらいということでしょうか。

 

【市長】

 と言いますか、これは議会側での特別委員会の設置と、委員会のスケジュールということになると思いますので、議会の皆さんと調整をして、タイミングが決まってくるものだと思っています。

 

【記者】

 今日の庁議資料にあった移住推進課からのデータで、移住者が行政サポートを受けたのが、5年間で過去最高の45世帯90人。市長として移住者が増えるということが市にとってどのようなメリットがあるのか、影響があるのか一言お願いします。

 

【市長】

 はい、この会見でもご紹介をした数字として、昨年一年間で人口の社会増が松本市は742人ということでありました。これは全てが移住という言葉に当てはまるかと言うと、そうじゃないケースも含まれていると思いますけれども、出生と死亡の自然増減とは別に、松本を働く場所、住まう場所、そして家族と生きていく場所として選んでいただく方々が増えていくということは、私たちが目指している市民一人ひとりが豊かさと幸せを実感できるまちということにつながっていくものだと思っています。もちろん税収増という直接的な部分もそうですが、女性や若者により多く移住をしていただければ、そこで家族を築き、子どもを育てていただいて、松本市内に35の地区がございますけれども、持続可能で賑わいと活力を生み出していくことにつながると思っておりますので、先ほどの移住者の数字もそうした傾向のひとつだと受け止めて、より必要な政策を推進していきたいと思っています。ポイントになるのは、やはり住まいと教育だと思っておりまして、住宅について公共で関わる部分というのは一部にとどまると思いますけれども、民間の住宅の在り方にプラスになるようなまちづくりや、あるいは大都会から移住するにあたって、懸念でもあり期待でもある部分が子どもの教育だと思いますので、この松本が進めています子どもが主人公の多様性・創造性・主体性を育む学びの環境というものを教育委員会と共に積極的に推し進めたいと思っています。

 

【記者】

 質問というか、要望でもあるんですけど、昨年度だけで45世帯90人という方々が来られて行政サポートを受けていると注釈があるのですが、できればそういう方たちがおそらく移住支援金を受けたと思うのですが、どのような経緯で移住してきたかとか、移住支援金をどのように使ったのか、事後でアンケートをとって公表してもらえれば、今後移住者の参考にもなると思うのですが、そのようなことをやる予定はありますでしょうか。

 

【市長】

 今、担当課がそこを検討しているか、既に着手しているかということを把握しておりませんが、今のご指摘にありましたように、少なくとも我々の展開している政策がどういう部分で効果を上げているのかというものを把握・検証する必要がありますし、それを把握・検証したものは、皆さんにも公表していきたいと思っております。

 

【記者】

 議会の話に戻るのですが、議会に対する姿勢は、市長としてはこれまでと変化があるのかどうか。これまで政策によっては、かんかんがくがくと議論して予算修正ということも時にはあったと思うんですけれども、議会との向き合い方・説明の仕方、調整の仕方に変化はあるのかということを確認させてください。

 

【市長】

 先ほども申しあげましたが、私をはじめ各局長、担当課長はもちろん、会派という単位もありますし、また個々の議員の皆さんとできるだけ対話をそして協議・折衝を公式、非公式を問わずに重ねていくということが、改めて大切だと思っています。変化ということでお答えするのであれば、就任から3年、先ほど申しあげました基本構想や総合計画の策定を通じて、ある意味かなり政策のかじを切ったところも多い3年でありました。それは完了したという意味ではありませんけれども、そのかじを切ったこれからは、総合計画に基づく政策の推進ということにより力点が置かれると思っていますので、市民の皆さんに期待をされていることは、より着実で、迅速な実行ということだと思っております。その実行につながるような議会の皆さんとの信頼関係の構築ということをより重視していきたいと思っております。

 

【秘書広報室】

 以上で市長定例会見を終わります。

 

※この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

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