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上高地「再生と安全」プロジェクト

15 陸の豊かさも守ろう
更新日:2024年3月21日更新 印刷ページ表示

 世界に誇る山岳リゾート上高地の価値を未来へ

 


目 次

1. プロジェクト概要
 - 背景・現状の問題点
 - 内容
 - 関連計画
 - アドバイザー

2. 今後の予定

3. 歩道迂回のお願い

4. 応援する
 - クラウドファンディング型ふるさと納税(個人向け)
 - 企業版ふるさと納税(企業向け)
 - その他寄附


 

プロジェクト概要

上高地「再生と安全」プロジェクトは、梓川本来の流れを再生するとともに、より安全な利用環境を整えるための事業です。

背景・現状の問題点

上高地を流れる梓川には、安全な山岳利用に必要な施設が整備されています。徳沢・横尾地区の「管理用道路」もその一つです。これらは山小屋や公衆トイレの維持管理、傷病者の搬送等のため、国立公園になくてはならない重要なインフラです。しかし、川の中に設置されていることから、以下のような課題を抱えています。

課題1 自然環境や景観の阻害

河川内に作られた仮設橋や土砂堤防は、河川流路を狭く単調化させています。これは、ケショウヤナギやチョウ類、水生生物等の生息環境を変化させるとともに、景観を大きく損ねています。また、出水で流される度、復旧工事を繰り返しており、重機による作業が動植物への脅威ともなっています。

人為的改変により単調化した梓川の画像
    人為的改変により単調化した梓川

課題2 安全性

管理用道路は川の中にあるため、出水により度々流されます。近年は、管理用道路が流されるような大雨が毎年発生しており、安全上も大きな問題となっています。梓川本来の流れの再生と出水時にも通行できる安全な管理用道路の整備が、長年の課題です。

豪雨で寸断された仮設道の画像
豪雨で寸断された仮設道

 

内容

課題解決のため、松本市では2015年から調査研究に取り組んできました。約6年にわたり、地形や植物など各分野の専門家や関係機関と検討を重ねてきた結果、管理用道路の再整備と土砂堤防撤去を内容とする計画が固まりました。令和3年度に上高地「再生と安全」プロジェクトと名付け、一部の工事に着手しました。

計画1 管理用道路の再整備

新たな管理用道路は、以下の点を考慮し、梓川左岸に可能な限り寄せるルートを採用します。

  • 増水時に流されるリスクを下げる
  • 本来の川幅を取り戻す
  • ​自然環境への影響を最小化する

1928年の文化財指定時を基準とし、指定時以降に人の手が加えられた場所を新たなルートに選定しました。手つかずの自然は可能な限り残し、再整備を行います。

現在の管理用道路ルートと整備後のルートの画像

計画2 新村橋の架替え

新村橋を車両も通れる橋に架替え、新たな管理用道路のルートとします。また、梓川を一跨ぎする橋とすることで、自由な川の流れを確保します。なお、新たな橋は、地形改変が最も小さい形式であるアーチ形式を採用しています。

現在の新村橋と整備後のイメージ図

計画3 河川内の人工物撤去

川の中の人工物を撤去し、梓川本来の自然な流れ【網状流路】を再生します。

管理用道路の現状と整備後イメージ画像

計画4 付帯事業

電力ケーブルや光ケーブルの埋設

管理用道路再整備と合わせ、電力ケーブルや光ケーブルの埋設を行います。これにより、防災体制の強化、安全安心な利用環境の整備、自家発燃料(1日約100L)削減による環境負荷低減を図ります。

 

関連計画

上高地は、自然公園法に基づく国立公園であるとともに、文化財保護法に基づく国の特別名勝及び特別天然記念物として二重の文化財指定を受けています。

本プロジェクトは、両法に掲げられた保護・保存と利活用の両立を図るため、「上高地ビジョン2014」(中部山岳国立公園上高地連絡協議会)、「特別名勝及び特別天然記念物上高地保存管理計画」(松本市、松本市教育委員会)に基づいて実施しているものです。

 

アドバイザー

本プロジェクトは、地形、地質、植生等の複数の専門分野の有識者から、随時助言を受けて進めています。特に、次の有識者をアドバイザーとして位置づけ、技術的な指導を受けながら事業を進めています。

アドバイザー原口氏の画像原口 強 氏
東北大学災害科学国際研究所特任教授
・専門:防災地形学
・文化庁文化審議会文化財文科会第3専門調査会委員
・中部山岳国立公園上高地連絡協議会上高地河床上昇対策検討部会有識者委員(R3)
・平成30年12月以降、上高地において、ドローン等を用いた地形調査を継続的に実施
・調査結果を踏まえ、徳沢・横尾地区管理用道路のルートや構造等について、本市へ助言

 

 

今後の予定

令和3年度の閉山後から工事に着手し、令和10年度の完了を目標に事業を進めています。

工程表

 

歩道迂回のお願い

現在、上高地は冬期閉山中です

閉山期間

11月16日~4月16日(毎年同日)

閉山期に入山される方へ

閉山期に入山される方は、上高地冬期入山ルールをよくご確認ください。また、自己責任を原則とする冬山登山であることに留意してください。

上高地の冬期入山ルールについて(環境省HP)<外部リンク>

上高地冬期入山ルール [PDFファイル/629KB]

Rules in Kamikochi During Winter [PDFファイル/612KB]

 

事業に伴う通行止め箇所

左岸歩道(徳沢ー横尾)

現在通行できません。迂回のご協力をお願いします。

新村橋

撤去されており、現在橋はありません。パノラマルートは迂回が必要です。

 

迂回期間(予定) 

令和6年度の左岸歩道迂回期間は、4月1日から7月12日です。パノラマルートは事業終了まで通行止めです。

期間中は、上図のとおり迂回のご協力をお願いします。なお、天候などの状況により変更となる場合がありますので、現場の案内に従ってください。​

 

応援する

総事業費は約20億円を予定しています。財源の一部として、個人や企業からの寄附を募っています。あなたのご支援をお待ちしています。

クラウドファンディング型ふるさと納税(個人向け)

市外にお住まいの方は、所得税・市県民税において控除が受けられます。

令和4年度からふるさと納税制度を活用してプロジェクトへの支援を募っています。​​今後もふるさと納税制度を活用し寄附を募ります。引き続きのご支援をよろしくお願いします。

これまでの実績

これまで多くのご支援をいただき誠にありがとうございます。皆様からいただいたご寄附は、本プロジェクトの財源として使わせていただいています。下記リンクからこれまでの寄附結果やメッセージをご覧いただけます。

令和4年度<外部リンク>

令和5年度1回目<外部リンク>

令和5年度2回目<外部リンク>

企業版ふるさと納税(市外に本社を置く企業向け)

市外に本社を置く企業からの寄附も受け付けています。「企業版ふるさと納税」制度で、税額控除の特例措置が適用されます。

 「企業版ふるさと納税」詳細はこちら

その他寄附(団体や市内企業向け)

団体や市内に本社を置く企業は、企業版ふるさと納税の制度が利用できません。寄附方法などの詳細は、担当課(アルプスリゾート整備本部 Tel 0263-94-2307)へお問い合わせください。

次の方からご支援をいただいています

※申出順に、法人及び団体のみ記載

  • 有限会社 徳澤園 様
  • 有限会社 奥上高地横尾山荘 様
  • 松本石匠組合 様
  • 津山山会 様
  • 有限会社 涸沢小屋 様
  • 関西登高会 様
  • 株式会社 涸沢ヒュッテ 様
  • 有限会社 明神館 様
  • 第一生命保険 株式会社 様
  • 槍ヶ岳観光 株式会社 様
  • 有限会社 槍沢小屋 様
  • TIS 株式会社 様
  • 早稲田大学山岳部OB有志一同 様
  • 株式会社 北穂高小屋 様

 

 

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