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聞こえにくさを感じたら ~聞こえフレイルについて~
更新日:2025年12月24日更新
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📊 聞こえの問題は広がっています
- 聴力低下は40代から始まり、本人の気づきは遅れやすいです。
- 75歳以上の約70%以上が難聴を経験しています。
- 日本全体で約2,000万人が中等度以上の難聴と推計されています。
難聴は高齢者の課題ですが、若い世代も早めに耳の健康を守ることが重要です。
聞こえが悪くなると、会話を避けるようになり、外出や交流が減少します。
その結果、社会的に孤立し、認知機能の低下や心の病、フレイルにつながることがあります。
これを「聞こえフレイル」と呼び、早期の対策が重要です。
*難聴についての詳細は、以下のページをご参照ください。
【一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会<外部リンク>】
*フレイルの詳細は、以下のページをご参照ください。
👂聞こえをセルフチェックしてみましょう
| 1 | 会話をしているときに聞き返すことがよくある。 |
| 2 | 集会や会議など数人での会話がうまく聞き取れない。 |
| 3 | 聞き間違いが多い。 |
| 4 | 話し声が大きいと言われる。 |
| 5 | 相手の言ったことを推測で判断することがある。 |
| 6 | うしろから呼びかけられると気づかないことがある。 |
| 7 | 車の接近にまったく気づかないことがある。 |
| 8 | テレビやラジオの音量が大きいとよく言われる。 |
| 9 | 電子レンジの音やドアのチャイムの音が聞こえにくい。 |
ひとつでも当てはまる方は、聞こえにくさが進行している可能性があります。
📒難聴・聞こえフレイルを予防するために
早期発見・早期治療
- 定期的に耳鼻咽喉科で聞こえの検査
- 早期に補聴器で聞こえをサポート
耳にやさしい生活
- 大音量でテレビを見たり、音楽を聴いたりしない。
- 騒音など、大きな音が常時出ている場所を避ける。
- 騒音下で仕事をしている人は耳栓を使う。
- 静かな場所で耳を休ませる時間をつくる。
- ヘッドホンやイヤホンを使って「大きな音を長時間、繰り返し聞く」ことは避ける。
生活習慣の見直し
- 生活習慣病の管理
- 栄養バランスがとれた食事
- 適度な運動
- 規則正しい睡眠
- 禁煙
詳しくは【生活習慣病予防+Choice】をご参照ください。

