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特定外来生物について
特定外来生物とは?
国内外を問わず、自然分布域外へ人為的に移動した生物を「外来生物」と呼びます。特に生態系、人の生命や身体、農林水産業に大きな影響を及ぼすものが外来生物法によって、「特定外来生物」と定められ、輸入や飼養などが規制されています。
松本市では、河川部を中心に「アレチウリ」、「オオキンケイギク」、「オオカワヂシャ」、「オオハンゴンソウ」が多く確認されています。特定外来生物を入れない、捨てない、広げないようにお願いします。また、発見した際は駆除にご協力をお願いします。
なぜ特定外来生物の駆除が大切なの?
外来生物は競争、交雑あるいは生態系の基盤を改変させることなどにより、侵入先での在来種の絶滅の危険性を増大させる場合があるためです。
上記のように、外来生物の侵入は生物多様性損失の要因の一つとして挙げられています。特に、いったん侵入した外来生物の影響は長期的かつ不可逆的な場合が多いことから、生物多様性に最も影響を与える要因であるともいわれ、早期の発見と駆除が大切です。
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松本市河川をきれいにする会協議会による特定外来生物駆除活動
この他の注意するべき外来種
上記の特定外来生物以外にも注意するべき外来種があります。「アメリカオニアザミ」や「ニワウルシ」なども旺盛な繁殖力でほかの植物を駆逐してしまう恐れがあります。発見した際は駆除にご協力をお願いします。
アメリカオニアザミ(キク科)
非常に繁殖力の強い外来の植物です。刈取りに強く、根から抜き取らないと再生してしまいます。アメリカと付いていますがヨーロッパ原産の植物で、葉や花に鋭いトゲがあります。7月から10月にかけて開花しますが、枯れたあとでも鋭いトゲがあるため、駆除の際には十分注意してください。詳しくは下記ページをご覧ください。
ニワウルシ(ニガキ科)
成長が極めて早く、伐採しても切り株や根から芽を出すとても強い生命力を持っています。また種子生産能力も高く、風に乗って運ばれるタイプの種子であるため、またたく間に生育範囲を広げます。環境省の重点対策外来種に指定されています。
ニワウルシの木
ニワウルシの幼木
ニワウルシの種