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【広報まつもとR7.2月号 巻頭特集】旧態依然の殻を破れ!町会のシンカ

更新日:2025年1月27日更新 印刷ページ表示

「町会」と聞いて何をイメージしますか?前例踏襲?旧態依然とした組織?果たして「町会」はそういうものなのでしょうか。そういう組織でいいのでしょうか。
社会の変化に応じて町会の在り方を変えようとしている人たちがいます。住みよいまちを育むための確かな「シンカ」を紹介します。
 

和田地区 西原町会 【シンカレベル高】 

町会加入世帯 319世帯
 

アプリで「即時の発信」と「活発なコミュニケーション」を実現

町会で費用を負担して導入したアプリ「JichiNavi(じちなび)」
イベントの告知や報告、会議の議事録などを発信しています。今後は、機能を充実させながら、登録者を増やしていく予定です。

じちなび
こちらをクリックすると拡大表示されます[446KB]
 

アプリのここがすごい!

▶情報伝達が早い!回覧板だと何日もかかるものも、一斉配信で完了

▶急な予定変更もOK!「行事の雨天中止」など、簡単にお知らせ

▶簡単に意見交換!気軽に質問でき、回答もみんなで共有
 

西原町会 町会長から「ひとこと」

「デジタルで感じる温もり」

閲覧者数やコメントで、住民の反応を感じられるのが良いところ。紙での回覧よりも住民同士のつながりを感じます。新たなコミュニケーションの手段として、普及を進めていきます。

鈴木町会長
鈴木町会長
 

西原町会 情報部長から「ひとこと」

「住民の自主的な参加につながる」

アプリによってきめ細やかな発信ができ、町会活動の見える化が進みました。活動への理解と、コメントなどのやり取りによって意思表示が活発になったことで、住民の自主的な参加につながっています。​

大谷情報部長
大谷情報部長
 

西原町会の取り組みを動画で紹介

 

芳川地区 平田町会 【今すぐできるシンカ】

町会加入世帯 960世帯
 

「地域の掲示板」を全戸に周知し「負担軽減」と「災害時対応」に生かす

令和4年に行った役員への調査結果を受け、今年度、配布物にかかる負担の削減に着手。地区の回覧・配布物が掲載される市ホームページ「地域の掲示板」を活用することにしました。
12月には、QRを掲載したチラシを全戸に配布。今後は、できる限り紙の配布を少なくする予定です。
掲載する情報は、町会長と地域づくりセンター長が二重のチェックを行い、確実な情報が届くようにしています。

全戸配布のチラシ

全戸配布のチラシ [1.78MB]

チラシには「地域の掲示板」へのQRを掲載
 

平田町会 町会長から「ひとこと」

「災害時に有効!正確で身近な情報」

住民の皆さんには、常にここを見る癖を付けてほしいです。災害時には、紙の配布はできません。より早く、より正確でローカルな情報を発信し受け取ることができる「地域の 掲示板」は、災害時にも有効だと感じています。

野村町会長
野村町会長

 

便利なのに...まだまだ低い利用率「地域の掲示板」

市ホームページの「地域の掲示板」は、町会や組、班、子ども会などの情報を掲載することができます。開設から1年半ですが、「地域の掲示板」を活用している町会はまだまだ少ないのが現状です。
平田町会のように、運用の仕方を工夫することで、配布物や回覧物の削減につながります。ぜひご利用ください!

地域の掲示板の利用率
 

「地域の掲示板」の利用方法

地域の掲示板の使い方

「地域の掲示板」の掲載方法はこちら → 「地域の掲示板」掲載方法

「地域の掲示板」を閲覧する場合はこちら → 「地域の掲示板」閲覧方法
 

地域づくり課長から「ひとこと」

回覧板は見返せませんが、地域の掲示板はいつでもだれでも見ることができます。
特に芳川地区の平田町会や、鎌田地区の高宮町会・月見町町会などが参考になるのでご覧ください!

地域づくり課甕課長
地域づくり課 甕(もたい)課長
 

参考となる地域の掲示板

 芳川地区の地域の掲示板
 鎌田地区の地域の掲示板

 

町会連合会が進める負担軽減策「3本柱」

スローガン【働きながらでもできる町会役員】

町会の何を見直し、何を残すのか。どうすれば、働きながらでも、子育てしながらでも活動することができるのか。持続可能な町会活動に向けて改革を進めています。​
 

1.市依頼事業の見直しを要望

市から町会への依頼事項について、負担軽減を目的に、市に見直しを要望しました。
 
【結果】 削減:6件 削減に向けて協議:15件 内容の改善を要望:19件
 

2.町会活動の見直し

​島立地区では全戸を対象として、独自にアンケートを実施。現状の町会事業や行事が、地域住民の望む活動となっているかを調査しました。この結果を基に、来年度から町会活動の見直しを行います。
こうした取り組みをモデルとして、他の地区にも広げていきます。
 

3.デジタル化の推進

会議のオンライン化や会議資料、アンケートの電子化を進めています。
まずは、常任理事会を中心にデジタル化を進め、単位町会に広げていきます。

 

社会の変化への対応が必要

■高齢者就業率の増加

■共働き家庭の増加

■​インターネット利用状況
 60~69歳:86.8%
 70~79歳:65.5%
 80歳以上:33.2%

 

広報まつもとの記事も負担軽減の一つ・・・

「時代に合った形で周知したい」「配布に係る負担を軽減したい」との思いから、28年間全戸配布していた「町会連合会会報」の発行をやめ、広報まつもとに掲載しました。

松本市町会連合会キャラクター 町会フェアリー ユイちゃん
町会連合会マスコットキャラクター
「町会フェアリー ユイちゃん」

 

町会の意義とは?

町会は、住民自らが良好な地域社会をつくるため、お互いに助け合うことを前提とした組織です。社会の変化に伴い、住民同士の関わり方も変わってきています。しかし、町会の存在意義は「身近な助け合い」。その根っこは変わりません。
特に災害時には、身近な助け合いが必要 です。救助活動は、行政だけでは限界があります。普段から顔の見える関係だからこそ、いざというときに助け合うことができます。
 

阪神・淡路大震災 救助の主体と救出者数

平成7年の阪神・淡路大震災では、倒壊した建物の下敷きになった人の約8割が、家族も含む「自助」や近隣住民等の「共助」により救出されています。

阪神・淡路大震災 救助の主体と救出者数
出典:「令和 6 年版 防災白書」

 

町会加入者が負担に感じていること

1.市から依頼される役員・委員が多い

町会の役割の一つは「市政の運営に協力すること」。役員・委員の選出も「協力すること」を前提としています。
しかし、町会加入者の中には、仕事をしている人や子育て中の人など協力することが困難な人がいます。そんな人たちに頼めなくて、自分でいくつもの役を引き受けている人もいます。
 

【委員の例】
民生委員、緑化推進委員、青少年育成センター補導委員 等
 

これに対し松本市は・・・

負担を強いていることは理解しつつも、人手不足や厳しい財政状況から、町会の協力が不可欠なのが現状です。実情に合わせた対応を目指します。
 

2.回覧・配布物が多い

市などから大量に送られてくる紙の回覧物や配布物を、仕分けし配布しています。

回覧・配布物の流れ

【平田町会の場合】
役員の作業に約1時間30分
常会長の作業に約1時間30分
※毎月の負担に...
 

これに対し松本市は・・・

デジタル化を基本として、配布の見直しを進めています。市が配布するものは、全て市ホームページに掲載しています。紙よりも詳しく、いつでも最新の情報を得ることができます。

「広報」・「公民官報」・「議会だより」などはこちらから

 

秘書広報室次長から「ひとこと」

「うちはデジタルで見るようにするから、紙は減らしていいよ」という町会は、お申し出ください!

秘書広報室坂上次長
秘書広報室 坂上次長

 

お近くの地域づくりセンターへ

令和の時代の持続可能な町会とは。今までの当たり前に捉われない、新しい共存のあり方とは。
市も町会も、そして町会に入っていない人も、みんなが心地よく暮らせる地域社会を一緒に創っていきましょう。
「地域をもっと良くしたい」そう思ったら、まずはお近くの地域づくりセンターへ!
 

地域づくりセンター一覧はこちらから

 

問い合わせ

地域づくり課(松本市町会連合会事務局)
電話:0263-34-3280  FAX:0263-34-0400

 

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