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市議会だより/令和2年8月1日号/Vol.190

更新日:2022年4月25日更新 印刷ページ表示

市議会だよりの編集は、広報部会の議会だより編集班で行っています。

テキスト版 市議会だより

臥雲市長の公約実現へ向けた補正予算を可決

令和2年6月定例会は6月8日から6月25日までの会期18日間で開かれました。
市長から提出された18件の議案のほか、5件の請願を審議し、それぞれ議決しました。

特集 松枯れ対策事業

激論!!松枯れ対策

 これまで本市では松枯れ対策として、地域住民の要望に応え四賀地区の一部で薬剤空中散布を実施しており、今年度も議会において予算を認め散布を行うことが決定されていましたが、新市政になって、市長から今年度の散布を行わない方針が示されました。
 この松枯れ対策の方針転換を巡り、議会では、委員協議会を3回、全議員による議員協議会を2回開催し、市と、延べ10時間に及ぶ協議を重ねてきました。
 しかし、事実に対する捉え方の違いから賛否が分かれ、議会として統一的な意思決定をすることが困難なことから、最終的に6月4日の議員協議会において「了承しがたい」と集約するに至りました。
 その上で議会としては、事業の見直しは市長の政治的判断のもとに行うという説明であったと認識しており、「今後の具体的な取組みについては、市長の責任において十分地域の皆さんの合意形成に努め、適時適切に市民や議会に対して、より丁寧に説明をしながら事業を進めてほしい」と要望しました。

松くい虫被害のメカニズム(市ホームページより)

マツノザイセンチュウが体内に侵入したマツノマダラカミキリが羽化・脱出(6月から8月)

カミキリが健康なマツの小枝の皮を食べる。線虫がマツに侵入

マツがマツ材線虫病に感染し、衰弱

衰弱したマツにカミキリが産卵(7月から9月)

越冬

卵から幼虫、幼虫から蛹に。線虫がカミキリの体内に侵入
(最初に戻る) 

松枯れ対策(市ホームページより)

予防散布

ヘリコプター等により薬剤を散布。
羽化脱出したカミキリの成虫を駆除し、被害のまん延を防止(6月中旬~7月中旬)

樹幹注入

健康なマツの木に穴を開け、線虫の増殖を防ぐ薬剤を注入し、松枯れを予防(11月~翌年3月上旬)

伐倒駆除

松くい虫被害により枯死した木を伐倒後、ビニールで包んで薬剤によりくん蒸。松材の中にいるカミキリの幼虫等を駆除(9月~翌年6月中旬)

樹種転換

所有者や地域の合意形成を図り、マツ以外の樹種へ転換(10月~翌年3月下旬)

経過

4月14日 第1回市議会臨時会、経済地域委員協議会

市  

  • 市長が臨時会において「松枯れ被害が依然として拡大しており、被害を止めるまでの成果はあげられていないため、今年度の対策についてあらゆる選択肢をもって検討したい」と発言
  • 委員協議会で同様の説明

議会 
具体的な方向性が示されなかったことから、「承認しかねる」と集約し、「具体的な方針をよく整理された上で、協議を再度お願いしたい」と付言

5月14日 経済地域委員協議会

  

  • 松くい虫対策に係る市民アンケートの結果(賛否拮抗)及び四賀地区松くい虫対策協議会との意見交換会の結果について報告
  • 意見聴取の結果及び本協議会での意見を踏まえ、今年度の方針(薬剤空中散布の実施の可否)を決定することを報告

議会 
今後の進め方について具体性に欠けているため、「了承しがたい」と集約し、「方針そのものを提示して協議」するよう付言

5月19日 第2回市議会臨時会

市長 今年度計画していた四賀地区での薬剤空中散布について、実施しない方針を表明

5月22日 経済地域委員協議会

  

  • 薬剤空中散布から樹幹注入等の対策に方針転換することを説明
  • 森林の保全・活用・再生に向け、中長期的な取組みを検討するため、専門家による諮問機関を設置することを説明

議会
大きな方針転換であることから、全議員が市長から方針転換の理由について説明を受ける必要があるとして、「本委員協議会において結論は出さず、改めて議員協議会において協議していただくよう議長に申し入れる」と集約 

5月27日 議員協議会(全議員)

市長 
薬剤空中散布を中止するとした理由と代替案について説明

  • 【理由】
    • 散布の効果は被害の進行を1から2年程度遅らせるだけに留まる。
    • 科学的に立証されていないが、薬剤の健康被害については慎重に対処する必要がある。
    • コロナウイルス感染症対応により地元とのリスクコミュニケーションができなかった。
  • 【代替案】
     樹幹注入の強化、枯損木処理の徹底、樹種転換や抵抗性マツの植樹の促進を行う。

議会
一部議員から了承できるとの意見があったが、継続協議を望む意見が多数あり、「継続協議」と集約

  • (賛同)
    • 散布をしなかったから枯れが進んだというデータはない。
    • 抜本対策にならない薬剤散布はやめて、代替策に予算をかけるべき。
    • 枯損木の処理に注力を。
    • 農薬取締法の改正により農薬再評価制度が導入され、散布予定のアセタミプリドも再評価される。市長の説明は薬害に対する世界的な流れである。
  • (意義あり)
    • 既決予算であり、今年度は計画どおり散布し、次年度から新たな対応を。
    • 地元から散布継続の要望書が提出されている。地域の意向の重視を。
    • 予防には薬剤散布と伐倒駆除の合わせ技が必要である。
    • 各対策を比較検討できる資料が示されていない。
    • 市長が重視するとした健康被害についてデータが示されていない。
  • (その他)
    • 一定の理解はできるが、市民への説明が不十分であり、事業の進め方に疑問がある。
    • 代替策に係る経費が不明。

6月4日 議員協議会(全議員)

市長 
樹幹注入に係る経費やスケジュール等を提示
議会
事実に対する捉え方の違いで意見が分かれているため、現時点では議会として統一的な意思決定をすることができないと判断し、「了承しがたい」と集約
(主な意見)

  • 樹幹注入ができるのは秋から。この夏は何も対策を講じないのか。
  • 樹幹注入の効果の検証が重要である。
  • 賛成、反対両者の対立構造とならないよう、合意形成を図ることを望む。
  • 諮問機関の設置にあたっては、公平・中立な形を望む。
  • 今後はあらゆる選択肢を排除せず、包括的な対策を検討していくことを望む。

最後に・・・

市長と議会は車の両輪と言われています。市長はその片方の車輪の権能として、予算を提出したり、予算・事務を執行する機能を持っており、一方で議会はもう1つの車輪の権能として、市長をはじめとした執行機関を監視するチェック機能や、地方公共団体の意思決定を行う機能を持っています。市民から選ばれた市長と、同じく市民から選ばれた議員とは、お互いのその立場や役割に敬意を払いながら、真摯に向き合い、市民の皆さんの負託に応えていかなければなりません。

一般質問

開明

子どものインフルエンザ予防接種助成

川久保文良 今秋以降、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念される。医療機関の負担軽減及び子育て支援の観点から、小中学生のインフルエンザ予防接種費用を補助しては。
市長 子どもへの予防接種を拡大し、地域全体でインフルエンザの流行を抑えることが重要であると考える。費用の助成は子育て支援にも寄与することから、2回接種が必要な小学生以下を対象に、費用の半額を助成する補助制度を、今秋の流行期に間に合うよう検討していく。

市長が思い描く松本の将来像は

青木崇 菅谷市政16年の評価と今後目指す松本市の姿は。また、現時点で新市政を表すキャッチコピーやフレーズに対する考えは。
市長 前市政の政策は「健康寿命延伸都市・松本」の方針の下、成果を挙げ、市民からの満足度も得られていたと評価する。今後は地域経済の地盤を強化し、松本の潜在能力を開花させ、日本をリードする地方都市の実現と一人一人が豊かさを追求できる環境を整備していく。キャッチコピーやフレーズは、「変革」「先進」「幸福」を根本に据え、考えたい。

松本ヘルスバレー構想

芝山稔 (1)これまでの「健康寿命延伸都市・松本」の創造の取組みについて、どのように評価しているか。(2)「松本ヘルスバレー構想」の今後の取組み方針について市長の考えは。
市長 (1)前市政の取組みの結果が特に健康や福祉分野において市内外から高く評価され、松本のイメージアップに繋がったと認識している。(2)データの集積という面で不十分であるため、今後は松本ヘルス・ラボへ多くの市民に参加してもらうための仕組みを再構築し、またICT化、デジタル化の手法を積極的に用いて会員や利用企業の増加を促し、健康産業の創出に結び付けていきたい。

公明党

認知症事故救済制度

内田麻美 認知症の方の事故に対し、民間保険を活用した救済制度を導入する自治体が増えているが、制度について市の考えは。
健康福祉部長 本人や家族の安心に繋がるものであり、地域での暮らしを支えるための施策の一つであると考える。本年度策定する第8期介護保険事業計画・高齢者福祉計画において、数ある認知症施策の中で優先順位を付け、施策全体の推進を考えていく。

学校におけるICT環境整備

勝野智行 市長公約の各分野にICTの活用が掲げられているが、教育分野におけるICT環境について、公約を含めた市長の考えは。
市長 本市の学校ICT環境は大都市圏に比べ遅れており、早急な格差是正が必要と考える。新型コロナウイルスの影響による国のタブレット端末配備計画の前倒しを、遅れを取り戻すチャンスと考え、児童生徒、教職員がICT機器を存分に活用した、質の高い教育の実現に向け取り組んでいく。

同性パートナーシップ認定制度(注釈1)

上條美智子 これまで議会では、「性的少数者の人権を守るための請願書」の採択や一般質問において同制度の提案を行ってきた。本市でも制度の導入に向けた具体的研究を進めるとのことだが、市長の考えは。
市長 制度の実現は、多様な価値観を認め合い、どんな立場の人でも生き生きと暮らせるまちづくりに繋がると考える。制度の開始は令和3年4月を目指しており、どのようなサービスの提供に繋げられるかについては、早急に全庁的な検討を進めていく。

(注釈1)同性パートナーシップ認定制度
地方自治体が、同性カップルに対して、二人の関係が婚姻と同等であると認定し、証明書を発行する制度

政友会

市民ニーズの把握

上條俊道 (1)議員協議会(5月27日松くい虫対策事業)で「もう一つの民意」と発言した意図は。(2)町会で集約された民意に、今後どのような姿勢で対応していくのか。
市長 (1)町会を中心に集約されてきた「薬剤空中散布を継続してほしい」という民意の一方、町会等で発言の機会のなかった方や新たな移住者の「薬剤空中散布を中止してほしい」という声を「もう一つの民意」と表現した。(2)町会で集約された民意は重要であり真摯に向き合っていくのは当然と考える。しかし、価値観の多様化などから町会の枠で捉えきれない声が特に若い世代で広がっていると感じているため、町会加入の裾野を広げるとともに、若い世代や移住者の声を積極的に吸い上げ、全体にとってより良い方策を見出していきたい。

市長公約の実現

柿澤潔 (1)組織を動かし事業を進めていくには、職員との信頼感が必要であるが、市長の考えは。(2)市長が考える公私連携型保育園(注釈2)とはどのようなものか。
市長 (1)公約に掲げた事業を進めていく上で、職員との信頼関係は不可欠であり、さらなる信頼関係の醸成に努めていく。(2)公立が持つ安定性と民間が持つ独自性・柔軟性など、双方の特長を生かし、一層連携を図った保育園運営を考えている。また連携型保育園の設置は、市の経費負担が抑制されるため、その予算を職員の処遇改善に充て、保育士を確保することで、待機児童解消の一助になると考える。

(注釈2)公私連携型保育園
市が関与しながら、民間法人のノウハウを取り入れて運営する保育園

松くい虫被害の進んだ地域の里山再生

中島昌子 四賀藤池地区で実施される農林中金助成のアカマツ林再生事業(注釈3)を「四賀モデル」とし、得たデータを活用して、他の被害拡大地でも同様の事業を実施する考えは。
市長 当事業を市が関わる事業として受け継げるかという観点で考えたい。今後、他の地区にもこうした先行事例を紹介して取組みを進めていくとともに、国の補助要件を満たさない事業に対する市独自の補助制度を検討し、里山再生に向けたさまざまな事業を広げていきたい。

(注釈3)農林中金助成のアカマツ林再生事業
農林中央金庫の運用する「公益信託農林中金森林再生基金(農中森力基金)」の助成を受けて、森林所有者から同意を得た松本広域森林組合が実施する事業。国内の荒廃した民有林の再生により、森林の公益性を発揮させることを目指した活動に対して助成し、森林の多面的機能が持続的に発揮されることを目的とする。

日本共産党松本市議団

小中学校の教員の増員

澤田佐久子 新型コロナウイルス感染症対策として、身体的距離の確保のために、教員を増員して少人数学級とすることが理想的だが、市の考えは。
教育部長 教室では、文部科学省の基準に基づき身体的距離が取れるよう工夫している。少人数学級については、教員の増員だけでなく、教室の確保等も必要になることから、現状では、すぐに実現することは難しいと考える。

第2波・第3波に備える新型コロナウイルス感染拡大防止

犬飼明美 保健所を通さずに検査できる2カ所目の「新型コロナウイルス感染症外来・検査センター」を夜間急病センター周辺等に設置する考えは。
健康福祉部長 第2波の流行を見据え、県では全県で20カ所、一つの医療圏に1から3カ所以上の検査センターの設置を想定している。第2波に備え、松本医療圏における2カ所目の設置を県や関係市村と協議し検討していく。

誠の会

市立病院再整備事業

小林あや 再整備のビジョンは。また、事業の進め方、建設候補地など、市民の皆さんの関心が高い事項について、市長の考えは。
市長 経営改革と並行して、新たな病院づくりを再スタートする。新病院のあるべき姿について、病院局内のプロジェクトチームと医療関係者からなる専門者会議でそれぞれ議論を進め、建設計画を改めて策定する。移転先は、波田中央運動広場と波田保健福祉センター周辺を候補に、比較検討を進めたい。

運用を停止した市庁舎の防犯カメラ

犬飼信雄 理事者と議員の「多事争論」により設置した防犯カメラであるため、一度復旧し、あらためて協議、議論、調整し結論を出してはどうか。復旧に対する考えは。
市長 防犯カメラの運用停止は、カメラの有効性ではなく、人権への配慮という観点から判断したもので、復旧は考えていない。しかし、運用停止した7カ所のうち1カ所は、市民が利用する窓口とは異なり、出入りを監視するもので、社会通念上認められると判断し近く作動させたい。

無所属

基本構想2030(注釈4)の策定

上條一正 市民満足度調査結果等を活用した科学的根拠に基づく政策立案により策定するという手法に変更はないか。また、柔軟な発想で策定に取り組む考えは。
市長 基本構想の策定方法に変更はない。継続すべきは継続し、変革すべきは大胆に変革するという基本姿勢で考えていく。具体的には、市民による検討会議の設置及び運営に自ら関与し、各界の代表や市民の皆さんから意見を聞く過程に重きを置くとともに、これまでの計画の構成や施策の体系にとらわれ過ぎることなく、誰もが中身を共有できるわかりやすい内容にしたい。

(注釈4)基本構想2030
将来の都市像とまちづくりの基本目標を定めた本市の次期総合計画。現行の総合計画の計画期間は今年度で満了となる。

労働行政への取組み

横内裕治 労働行政を市政の中で、どのように位置づけ取り組んでいくか。また、労働行政の取組み(松本地区労働者福祉協議会との連携強化、労働団体との懇談会等)に対する市長の考えは。
市長 本市は早くから勤労者福祉に取り組んでおり、今後も継続が必要と考える。具体的には、新型コロナウイルス感染症の拡大で表面化した多様な働き方への変革の取組み等も強化していく。また、松本地区労働者福祉協議会との連携強化、労働団体との懇談会等も継承していきたい。

子ども施策

田口輝子 (1)「松本市子どもの権利に関する条例」に対する市長の考えは。(2)「第二次松本市子どもにやさしいまちづくり推進計画」をどのように考え、取り組んでいくか。
市長 (1)公約に掲げた「誰も置き去りにしない」という思いは、条例の基本理念に通じるものであり、子ども施策の基本に据えて取り組む。(2)基本的に継承する。公約に盛り込んだ内容を加え、さらに子育てに適したまちになるよう、予算を大幅に増額してでも、未来を担う子どもたちのために取り組む。

松くい虫被害対策に係る市民アンケート

神津ゆかり アンケートの自由記述を読んで市長はどのような感想を持ったか。また、意見を分析し、今後の松枯れ対策に生かす考えは。
市長 既に松枯れが進んでいることに多くの市民が認識と危機感を持っており、専門的知見を踏まえた対応をしてほしいという思いが感じられた。アンケートに記された、薬剤空中散布に対する賛成、反対双方の気持ちをしっかりと踏まえて、今後の松枯れ対策に臨んでいく。

6月定例会

意見書

可決になったもの

実現に向けて国会や関係行政庁に送付しました。

  • 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書
  • 医師数の確保を求める意見書
  • 免税軽油制度の継続を求める意見書
  • 種苗法の一部を改正する法律案の慎重審議を求める意見書
  • 地方財政の充実・強化に関する意見書

陳情

採択になったもの

「種苗法の一部を改正する法律案の慎重審議を求める意見書」の提出を求める陳情
(同件名、同趣旨の陳情書が3団体からそれぞれ提出され、すべて採択)

趣旨採択になったもの

  • 医師養成定員を減らす政府方針の見直しを求める陳情書
  • 新型コロナウイルス感染症に係る、障がいのある方及び障がい福祉事業所に関する要望について

決議

気候非常事態宣言に関する決議

委員会審査の概要等

ここに注目!委員会審査

議案第11号 令和2年度松本市一般会計補正予算(第3号) 可決

市長選挙に伴う骨格予算として編成された令和2年度当初予算に対する肉付け予算として、市長公約に係る政策的経費、国、県の補助事業の内示及び決定に伴う経費等を中心に計上されたもの

総務委員会関係予算
地方債について

委員 今後の地方債の起債見込は?
市 概ね今回示した起債額程度になると考えているが、今後、予想を超えた税収不足などの減収があった場合には、経済情勢を見ながら財政不足に対して起債可能な地方債の活用について検討したい。

教育民生委員会関係予算
学校施設整備事業費(中学校費)追加

清水中学校を肢体不自由特別支援学級の拠点校とし、エレベーターを設置するため、地質調査及び実施設計を行うもの
委員 市域が広いため、拠点校への保護者の送迎が大変かと思うが、今後も拠点校は小学校1校、中学校1校という計画か。通える範囲を考えながら、拠点校の拡大を要望する。
 清水中学校、清水小学校で整備を進めている。拠点校の整備完了後には、対象となる児童・生徒を校区を越えて誘導していくような取組みをしていくとともに、拠点校以外への通学を希望する場合には、いす式階段昇降機の設置などで対応していきたい。

経済地域委員会関係予算
松くい虫対策事業費追加

 松くい虫被害対策と山林の保全・活用・再生に向けた検討のため、諮問機関を設置するもの

  • 委員 諮問会議の中立・公正な運営を求める。
  • 委員 市民の関心度も高いため、会議の公開を求める。
建設環境委員会関係予算
駅前広場管理費追加

松本駅東西自由通路にスプリンクラー設備を設置するため、調査を実施するもの
委員 設置後、自由通路の利活用条件に影響はあるのか。
 通行の安全性を大前提として、関係機関と協議しながら幅広い活用の可能性を検討していく。

(建設環境委員会) 請願第1号 松本市に対して「気候非常事態宣言」を要請する決議を求める請願書 採択

気候変動が非常事態であるとの認識を市民に周知し、行動を促すため、市に対して気候非常事態宣言を要請する決議を求めるもの(本年2月定例会で提出され、継続審査となっていたもの)
委員 本市が署名した「世界首長誓約/日本」の取組みとあわせて、広く市民に意識換気していく必要がある。

6月定例会委員協議会の中からここに注目!

(教育民生委員協議会) 松本市立病院建設事業の再開を了承

病院局及び健康福祉部から、これまで、経営改革を最優先とし、基本設計を先送りしてきた市立病院の建設事業について、令和元年度の経常収支が黒字決算見込みとなったこと、施設の老朽化が進んでいること等を踏まえ、建設事業を再開する旨の説明がありました。
委員会ではこれを了承し、これまでの積み重ねを大切に、ベースにした上で、次代を見据えたビジョンを示してほしいと付言しました。
市長は、今定例会の一般質問等において、病院の移転先を、波田中央運動広場、波田保健福祉センター周辺の2カ所を候補地として比較検討し、今年度内に選定すると発言しています。

議会のうごき

  • 3月6日まで 2月定例会
  • 3月19日 議員協議会
  • 3月31日 議員協議会
  • 4月7日 議会運営委員会
  • 4月8日 議員協議会、4常任委員協議会、政策討論会
  • 4月14日 議会運営委員会、第1回臨時会、経済地域委員協議会
  • 4月21日 議会運営委員会
  • 4月30日 教育民生委員協議会
  • 5月1日 委員協議会(経済地域、総務)
  • 5月11日 議会運営委員会
  • 5月14日 経済地域委員協議会
  • 5月19日 4常任委員会、議会運営委員会、第2回臨時会
  • 5月21日 正副委員長連絡会議
  • 5月22日 経済地域委員協議会
  • 5月25日 概要説明(総務)
  • 5月26日 概要説明(教育民生)
  • 5月27日 議員協議会
  • 5月28日 概要説明(建設環境)
  • 5月29日 概要説明(経済地域)
  • 6月1日 議会運営委員会
  • 6月4日 議員協議会
  • 6月8日から6月25日まで 6月定例会
  • 7月13日 委員協議会(教育民生・建設環境)
  • 7月14日 委員協議会(総務・経済地域)
  • 7月15日 議会運営委員会
  • 7月16日 長野県市議会議長会総会
  • 7月22日 第3回臨時会

第1回臨時会(4月14日)

「松本市国民健康保険条例の一部を改正する条例」等9件の市長提出議案を原案どおり可決・承認し、副市長に嵯峨宏一氏を選任することに同意しました。
また、「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急経済対策の充実を求める意見書」を原案どおり可決し、国会や関係行政庁に送付しました。意見書の全文はホームページに掲載しています。

第2回臨時会(5月19日)

「令和2年度松本市一般会計補正予算(第2号)」等7件の市長提出議案をいずれも原案どおり可決・承認しました。

市議会から市長に政策提言!

各常任委員会で調査・研究した内容を市政に反映させることを目的に、調査・研究に基づいて政策提言書の素案を作成し、全議員で構成する「政策討論会」での議論を経た成案により、議会から提言をするもので、平成22年度から行っています。

5月13日に臥雲市長へ5件の提言書を提出し、6月26日に対応方針について回答がありました。

  • 投票環境整備と若者の政治参加に関する提言書(総務委員会)
  • 不登校児童生徒等に対する支援のあり方に関する提言書(教育民生委員会)
  • 文化財の持続可能な活用-保存・管理サイクルの構築に関する提言書(教育民生委員会)
  • 松本市商業ビジョンをふまえた中心市街地活性化に関する提言書(経済地域委員会)
  • 松本市自転車利活用推進計画(仮)策定に関する提言書(建設環境委員会)

政策提言と実現までの流れ

  1. 各常任委員会で決めたテーマに沿って調査・研究
  2. 研究結果を政策討論会(全議員)で議論
  3. 市長へ提言書を提出
  4. 市長から提案に対する対応方針について書面で回答
  5. 事業などの実現

令和2年度 常任委員会・議会運営委員会 委員名簿 

新型コロナウイルス感染症対策に係る緊急的な協議に迅速に対応するため、今年度は議会人事を行わず、委員会の体制を継続することとしました。

総務委員会

上條美智子(委員長)、青木崇(副委員長)、牛丸仁志、横内裕治、土屋眞一、村上幸雄、犬飼信雄、池田国昭

教育民生委員会

小林あや(委員長)、上條敦重(副委員長)、上條一正、内田麻美、塩原孝子、今井ゆうすけ、中島昌子、上條俊道

経済地域委員会

吉村幸代(委員長)、古沢明子(副委員長)、神津ゆかり、勝野智行、若林真一、澤田佐久子、芝山稔、太田更三

建設環境委員会

川久保文良(委員長)、犬飼明美(副委員長)、上條温、田口輝子、阿部功祐、柿澤潔、近藤晴彦

議会運営委員会

芝山稔(委員長)、上條美智子(副委員長)、勝野智行、青木崇、上條温、上條俊道、犬飼信雄、犬飼明美、柿澤潔、太田更三

令和元年度政務活動費収支報告

政務活動費は、議員の調査研究などの活動に必要な経費として交付されるもので、松本市では議員1人当たり年額25万円が会派(1人会派も含む)に交付されています。
令和元年度は改選期にあたり、改選後(5月以降)の議員1人当たりの交付額は、25万円×11月/12月で229,160円です。
ここでは、令和元年5月から令和2年3月までに市長から会派ごとに交付された総額と費目別支出金額を報告します。会派は、年度の終わりに議長へ収支報告書を提出することとなっており、令和元年度の残額分については市長に返還しました。各会派の収支報告は次のとおりです。

開明(8人) 土屋眞一、上條敦重、吉村幸代、青木崇、今井ゆうすけ、川久保文良、上條温、芝山稔

収入 1,833,280円、支出 1,198,718円、残額 634,562円
(支出内訳) 研究研修費 456,940円、調査旅費 413,680円、資料購入費 11,935円、広報費 306,250円、その他経費 9,913円
※今井ゆうすけ議員は政務活動費不使用

政友会(6名) 牛丸仁志、古沢明子、村上幸雄、中島昌子、上條俊道、柿澤潔

収入 1,374,960円、支出 1,086,163円、残額 288,797円
(支出内訳) 調査旅費 1,086,163円

誠の会(5名) 若林真一、小林あや、阿部功祐、犬飼信雄、太田更三

収入 1,145,800円、支出 1,007,250円、残額 138,550円
(支出内訳) 研究研修費 548,280円、調査旅費 393,576円、資料購入費 65,394円

公明党(4名) 内田麻美、勝野智行、上條美智子、近藤晴彦

収入 916,640円、支出 916,640円
(支出内訳) 研究研修費 246,560円、調査旅費 670,080円

日本共産党松本市議団(4名) 塩原孝子、澤田佐久子、犬飼明美、池田国昭

収入 916,640円、支出 854,467円、残額 62,173円
(支出内訳) 研究研修費 96,470円、調査旅費 370,211円、資料購入費 32,852円、広報費 339,662円、広聴費 3,780円、その他経費 11,492円

無所属(2名) 横内裕治、田口輝子

収入 458,320円、支出 273,691円、残額 184,629円
(支出内訳) 研究研修費 125,020円、調査旅費 74,776円、資料購入費 72,249円、その他経費 1,646円

無所属(1名) 上條一正

収入 229,160円、支出 229,160円
(支出内訳) 研究研修費 100,340円、調査旅費 49,440円、資料購入費 3,000円、広報費 76,380円

無所属(1名) 神津ゆかり

収入 229,160円、支出 183,075円、残額 46,085円
(支出内訳) 研究研修費 88,149円、資料作成費 1,730円、資料購入費 93,196円

令和2年9月定例会の日程(予定)

令和2年9月定例会の日程(予定)
月日 会議名等
9月7日(月曜日)午後1時30分

本会議(開会)

9月8日(火曜日)正午 発言通告締切
9月8日(火曜日)午後5時15分 請願・陳情提出期限
9月14日(月曜日)午前10時 本会議(市政一般に対する質問)
9月15日(火曜日)午前10時 本会議(市政一般に対する質問)
9月16日(水曜日)午前9時 議会運営委員会

9月16日(水曜日)午前10時

本会議(市政一般に対する質問)

9月17日(木曜日)午前10時 委員会審査(総務・教育民生)
9月18日(金曜日)午前10時 委員会審査(経済地域・建設環境)
9月28日(月曜日)午前11時 議会運営委員会
9月28日(月曜日)午後1時30分 本会議(閉会)

※日程は変更となる場合があります。詳細は議会事務局(34-3210)へお問い合わせください。

自宅で本会議を傍聴できます!

ライブ中継の視聴方法

本会議開会中に、スマートフォン、タブレットから「松本市議会 ライブ中継」と検索してください。

録画配信の視聴方法

本会議の3日後に配信します。スマートフォン、タブレットから「松本市議会 録画配信」と検索してください。

編集後記

今号では、これまで市と議会で協議を重ねてきた「松枯れ対策事業」に関する特集記事を掲載しました。
今後も、議会で今何が議論されているのかを市民の皆さんに正しくお伝えしたいと考えています。
ぜひお読みいただき、ご意見、ご感想をお寄せください。
広報部会 議会だより編集班
部会長 芝山稔
副部会長 若林真一
田口輝子
中島昌子
犬飼明美
近藤晴彦

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