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木造男神坐像(前鉢伏神社伝来)

更新日:2021年12月20日更新 印刷ページ表示

もくぞうだんしんざぞう(まえはちぶせじんじゃでんらい)

  • 指定等区分 松本市重要文化財
  • 指定年月日 令和2年3月27日
  • 種別          彫刻
  • 所在地       松本市内田2573
  • 所有者       牛伏寺
  • 時代区分    平安時代

古代信仰の現れ

本像は、平安時代後期(12世紀)制作と推定される神像で、像高は56.6センチメートル、品質は木造彫眼素地です。元々は、鉢伏山頂にある鉢伏神社の里宮として信仰されてきた前鉢伏神社(松本市内田と塩尻市片丘南内田の共有林内)に安置されていました。
本像は、すでに松本市重要文化財に指定されている牛伏寺の4躯の神像のうち、大小の女神像との類似点が多く、特に女神像(大)と本像は同作者による造像と考えられます。また保存状態の共通点から、ある時期には女神像と同じ環境に置かれていたとも考えられ、その後前鉢伏神社に移された経緯など、牛伏寺の神像群全体の信仰を考えるうえで貴重な資料となります。

松本市重要文化財に指定されている牛伏寺所蔵の神像


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