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学都松本推進事業

更新日:2024年7月4日更新 印刷ページ表示

住民の寄付によって旧開智学校校舎が建設され、旧制高等学校を積極的に誘致するなど、松本市は、学びに対する市民の意識が高いまち“学都松本”として発展してきました。現在では、博物館・美術館・公民館といった社会教育施設や大学などの教育機関が充実し、また、スポーツ・文化芸術活動が盛んに展開されています。松本市では、教育を重んじる風土を継承し、市民の日常の学びの充実を目指して、“学都松本”を推進する多彩な事業を展開しています。

1年間を通じて、体験的なイベントや教育施設や専門家の連携によるイベントを開催しますので、新たな価値が生まれる「豊かな松本の学び」を、ぜひ体感してください!

令和6年度 学都松本推進事業

1 図書館トークライブ ~ライブラリレーまつもと~

松本で活動する「その道の人」による、なるほど!のトークライブを定期的に開催します。

 

「地元の歴史を知る」
日時:8月31日(土曜日)の午後4時~6時
会場:タカノバから松本市中央図書館まで、まち歩き
講師:荒井洋さん(建築士、松本城三の丸エリアプラットフォーム・松本国宝の架け橋プロジェクトのリーダー)
定員:15名
参加費:無料

詳細やお申込みは、松本市中央図書館のホームページ<外部リンク>をご覧ください。

    

2 松本城下町の舞台見学会~天神祭~

松本城下町の夏の風物詩である深志神社の天神祭。氏子の各町から曳きだされる華やかな舞台(山車)は、松本市重要有権文化財に指定されています。天神祭の開催に合わせて、実際に曳きだされる舞台を現地で見学します。

日時:7月24日(水曜日)午前9時~11時
集合:松本市立博物館東側 ポケットパーク
会場:城下町南部~深志神社
講師:文化財課職員
定員:15名
参加費:無料

詳細やお申込みは、松本市文化財課のホームページをご覧ください。​
   

3 松本城の歴史 夏休みこども勉強会

まち歩きと博物館の見学をセットにした、松本城下町の歴史や仕組みについて現地で学ぶ親子講座です。

日時:7月24日(土曜日)午前8時30分~11時
集合:松本市立博物館東側 ポケットパーク
講師:文化財課職員、博物館学芸員
定員:小学3年生以上の親子20組
参加費:無料

詳細やお申込みは、松本市文化財課のホームページをご覧ください。​

   

4 図書館・博物館のお仕事探検ツアー

図書館と博物館を「仕事」の視点で見学する、親子向けのキャリア支援イベントです。

日時:8月5日(月曜日)午前10時~正午
集合:松本市中央図書館 正面入口
会場:松本市中央図書館から徒歩で松本市立博物館に移動します。
定員:小学生以上の親子10組
参加費:博物館観覧料

 

詳細やお申込みは、松本市立博物館のホームページ<外部リンク>をご覧ください。​

5 こんなに変わった!最新の教科書を見てみよう

松本市内の小中学校で使用される最新の教科書を展示します。ぜひ、昔を思い出しながら手に取ってご覧ください。

日時:8月6日(火曜日)~18日(日曜日) ※13日(火曜日)は休館日
   午前9時30分~午後7時(平日)、午前9時30分~午後6時(土日祝)
会場:松本市中央図書館 2階学習コーナー前
料金:無料
問合せ:教科書については学校教育課(0263-33-9846)、開館日等については松本市中央図書館(0263-32-0099)

 

 

開催予定のイベント

現在、企画中のイベントをご案内します。詳細が決まりましたら、広報まつもとやホームページで改めてお知らせします。
なお、都合により中止になる場合もありますので、ご了承ください。

【10月2日】松本城下町舞台見学会 ~神道祭~
 四柱神社の例大祭である神道祭で展示される城下町の舞台を見学します。

【11月頃】松本城のお堀を極めるツアー
 昨年好評だった図書館・博物館・堀浚せつ工事見学のツアーを、今年も開催します。

【11月中旬】特別天然記念物に学ぶ ~白骨温泉の地形・地質のふしぎ現地見学会~
 6月に開催し満員御礼だったため、多くの方に参加いただくため再度開催します。

【12月頃】だいず大作戦 ~食改さんとお豆腐づくり~
 身近な食材の大豆から豆腐をつくる食育体験イベントです。

開催済みのイベント

未就学児のための美術ワークショップ ~アートのABC~

5月24日(土曜日)に、松本市梓川アカデミア館で第1回「五月の青い空に泳ぐ鯉のぼりをつくろう」を開催しました。用紙を好きな形に切って床で色を塗る子、手に絵の具を塗って壁の鯉のぼりに手形をつける子など、制約のない空間のなか、自由な発想で伸び伸びと作品づくりを進めました。出来上がったのはどれも「天才的な」作品ばかり。今後の3回のイベントでも、どんな作品が出来上がるのか楽しみです。
今回は松本短期大学と連携し、米窪准教授のゼミから保育士を目指す5人の学生さんが参加してくれました。子どもたちの製作意欲をかきたてる学生さんの声掛けは、絶妙でした。
「学びに、遊びと体験を。」は学都松本の大切なコンセプトです。子どもたちの無限の可能性を広げる環境と、それを支える多様な人々の活動を、学都松本推進事業を通して紹介していきます。

   

文化財探訪ツアー ~四賀会田宿~

5月26日(日曜日)は、四賀地区の会田宿でまち歩きを開催しました。会田宿は、善光寺街道の難所「立峠」の南に位置する重要な宿場です。当日は、地元で歴史・文化を調査研究する市川さんから、街道や宿場のほか信仰や地質についても幅広く説明をいただきながら、会田宿から立峠の麓の岩井堂までの坂道を上がり続けました。周辺が山岳信仰の場だったことや石炭が採掘されていたことなど、宿場の周辺の様子を実地で知り、会田宿の暮らしや生業を総合的な視点で体感的に知ることができました。
市内各地にはそれぞれの地域に根付いた文化財があり、それを調査し普及するために活動している人々がいます。その想いは、松本城や旧開智学校校舎を保存した先人たちから継承された、学都松本の気風です。文化財を通して地域のアイデンティティを後世に伝えることを、学都松本推進事業でも大切にしていきます。

   

まち歩き ~時の鐘と松本城下のくらし~

6月10日の「時の記念日」にちなみ、6月9日(日曜日)に、時計博物館と城下町に時を知らせた鐘をめぐる、まち歩きツアーを開催しました。時計博物館の小林学芸員を講師に、まず、時計博物館で、江戸時代の時間の制度や、当時に使われた和時計の仕組みを聞きました。時計が貴重だった時代に、庶民が時間を知ることはとても重要だと分かったところで、松本城下町の散策です。まずは、松本城の太鼓門。かつては、櫓門の横に太鼓と鐘が設置され、ここから城下に時刻を知らせたそうです。次に向かった旧念来寺の鐘楼は、太鼓門から鐘の音が聞こえると、鐘を鳴らしさらに遠方へ時刻を知らせる役割がありました。こうした特別な鐘楼だったため、当時のまま保存されています。
「時」をテーマに時計博物館と現地をめぐる見学会でしたが、博物館だけでは「へぇー」で終わってしまうところを、まち歩きをセットにすることで「なるほど」と体感的に知識を得ることができました。これも、博物館と現地の文化財がともに豊富な、学都松本らしい学びだと感じました。

    

文化財を守ろう市民アクション ~弘法山古墳~

6月15日(土曜日)は、弘法山古墳に繫茂する特定外来生物のオオキンケイギクの駆除作業を、市民参加で実施しました。作業の前に、文化財課の発掘調査担当者から弘法山古墳の説明を受け、古墳時代の早い時期に造られ、前方後方墳という東日本に多い形であること、石は薄川や田川、奈良井川のほか梓川のものが使われていたこと、古墳に埋葬された人物は南松本駅周辺にあった集落に関係する人物であることなど、松本の歴史にとって非常に重要な文化財であることが分かりました。その後、「自分の手で弘法山古墳を守る」という高いモチベーションで、急な斜面に苦戦しながら駆除を進め、作業後に、参加者全員で古墳の最上部からまちを眺めたとき、当時の有力がここに古墳を作った理由が分かった気がしました。
貴重な文化財も、管理をしないと荒れていく一方です。今後も、学都松本推進事業では、参加型・体験型のイベントを企画していきます。

 

特別天然記念物に学ぶ ~白骨温泉の地形・地質のふしぎ現地見学会~

6月17日(月曜日)は、国の特別天然記念物に指定される「白骨温泉の噴湯丘と球状石灰石」について、現地で学ぶイベントを開催しました。講師は、信州大学の大塚勉先生です。現地見学の前に白骨温泉について座学で学びました。白骨温泉の白いお湯は、南の海のサンゴ礁がプレートの動きによって白骨の地に運ばれ石灰岩となり、湧き出る途中の温泉がその成分を溶かし込んだものとのことです。実際に白骨温泉を歩いてめぐると、温泉の炭酸カルシウム成分が白く固まった石灰華があちこちに見られます。特に、新たに整備された観察デッキ周辺では、高く重なった石灰華の層を見ることができ、白骨温泉の力強さと、何億年もかけた大地の壮大な動きを、まざまざと実感しました。
身近な温泉が、信州大学による研究の素材となり市民の学びの題材となることも、学都松本ならではです。引き続き、大学等との連携により、市民の学びの充実を進めていきます。

   


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