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児童虐待から子どもを守るために
更新日:2025年10月27日更新
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子どもを虐待から守るため私たちができること
児童虐待相談対応件数は依然として増加傾向にあり、こどもの生命が奪われる重大な事件も後を絶たないなど深刻な状況が続いており、児童虐待問題は社会全体で解決すべき重要な課題となっています。
令和5年度中に、全国233か所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は22万5509件となり、対前年度比(+1,066件)の増加になります。
児童虐待の発生防止と、子どもたちの養護環境の改善に向けて、私たちには何ができるのでしょうか。
児童虐待防止対策(こども家庭庁ホームページ)
https://www.cfa.go.jp/policies/jidougyakutai<外部リンク>
児童虐待とは
保護者が18歳未満の子どもに行う、次のような行為です。
身体的虐待
・殴る
・蹴る
・投げ落とす
・揺さぶる
・やけどを負わせる
・溺れさせるなど
心理的虐待
・言葉による脅し
・無視
・きょうだい間での差別
・子どもの前での夫婦げんかなど
ネグレクト
・家に閉じ込める
・食事を与えない
・不潔にする
・自動車への放置など
性的虐待
・性的行為の強要
・性器や性交を見せる
・ポルノの被写体にするなど
見逃さないで、虐待のサイン
子どものサイン
・たたく音や子どもの泣き叫ぶ声が聞こえる
・不自然な傷や打撲のあとがある
・いつも汚れた服を着ていたり、季節に合わない服装をしている
・表情が乏しい
・食事に異常な執着をしめす
・年齢に合わない性的な言葉や行動がうかがえる
・身体に触られることを異常に怖がる
・落ち着きがなく顔色を伺い、親を避ける
・家に帰りたがらない
保護者のサイン
・子どものけがや病気の説明が不自然
・夫婦げんかが絶えない
・地域の交流がなく孤立している
・子どもを置き去りにして夫婦で出かける
・しつけが厳しく大声で叱る
・健診、予防接種を受けさせない
・必要な医療を受けさせない
・子どもに無関心で、どこで何をしているのか知らない
・子どもの欠席を園や学校へ連絡しない
・家が極端に汚い
虐待のサインを見つけたら
「泣いている子どもを叱り続けている」など、気になる親子の様子があったら「どうしましたか」と声をかけてみましょう。育児の悩みを話せる相手が見つかることで、心がおだやかになるかもしれません。
でも、あなたが相手の気持ちを受け止めきれないようであれば無理することなく、下記の専門機関に相談してください。相談者や通報者の個人情報は守られます。そして、専門機関で、相談にのっていきます。虐待とはっきりしない場合でも、その可能性があると感じたときはご相談ください。専門機関では、子どもの権利を一番に考えて、子育てに不安のある家庭を支援し、子どもが安心で健康な生活をおくれるよう取り組んでいます。
専門機関の連絡先(電話番号)
・24時間児童相談所全国共通ダイヤル:189
・長野県児童虐待・DV24時間ホットライン:026-219-2413
・松本児童相談所:0263-91-3370
・こども家庭センター(松本市役所こども福祉課):0263-33-4767

