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松本市内渋滞調査結果の報告について
更新日:2024年7月22日更新
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渋滞調査結果について
市内道路における渋滞箇所について、渋滞アンケート調査及び旅行速度データを活用し、現地調査を行いましたので、渋滞調査結果について報告します。
調査内容
- 渋滞アンケート調査
実施期間:令和2年8月4日から令和2年9月30日まで
回答件数:1,463件、回答者数:688人
- (1) 1次集計(228か所)
渋滞箇所として挙げられた全ての交差点 - (2) 2次集計(28か所)
1次集計結果のうち、朝・昼・夕の時間帯のいずれかで意見数10件以上/時の交差点
- 旅行速度データ(平成31年1月から令和元年12月までのカーナビアプリ利用者の移動実績データ)
- (1) 1次集計(80か所)
- ア 交差点流入部の3方向以上で旅行速度が時速10キロメートル以下となる箇所
- イ 旅行速度が時速10キロメートル以下となる区間が概ね500メートル以上連続している区間
- (2) 2次集計(55か所)
平均通過時間が2分以上となっている交差点流入部
- 現地調査
実施期間:令和3年1月28日から令和3年2月4日まで
- (1) 1(2)又は2(2)に該当する渋滞箇所のうち重複している15か所を除く68か所について、現地の渋滞状況を調査
- (2) 現地の状況から、タクシー駐車や民地からの出入箇所等(6か所)については、検討から除外
調査結果
- アンケート回答数上位の交差点が必ずしも旅行速度データで平均通過時間が2分以上となっている訳ではないため、利用者感覚とデータに差異が見られる。
- アンケート回答数上位交差点と旅行速度データ上位交差点を比較すると、4交差点(白板、平田南、出川西、新橋)が重複している。
- 右折レーンが整備されているにもかかわらず、旅行速度データで上位の交差点があることから、車両総量抑制が必要と推測される。
- 旅行速度データ上位交差点は、主に朝・夕に2分以上の通過時間が発生している。また、平日の方が通過に時間を要している。更に、平日アンケート意見数も昼に比べ朝・夕の方が多いことから、平日朝・夕の渋滞対策が有効と推測される。
- 国、県及び市道の道路整備事業のある交差点は、渋滞対策ありと位置付ける。
資料1
調査結果図の交差点番号をクリックすると、該当箇所のGoogleマップが表示されます。
調査結果図の一覧表内の交差点名(巾上 、清水1丁目、白板・渚1丁目<外部リンク>、桜橋東・清水1丁目 、秀峰学校前)をクリックすると、当該交差点での事業状況が表示されます。
今後について
- アンケート意見数上位の交差点について、平日朝・夕の渋滞に対し効果的な対策を実施します。
- 短期的対策として次のような車両総量抑制への取組みを実施するとともに、市民の皆様へご協力をお願いします。
- 公共交通の利用促進
- 自転車の利用促進
シェアサイクル拠点の増設 - パークアンドライド駐車場の整備・利用促進
平田パークアンドライド駐車場の拡張、エコ通パーク(店舗利用型パークアンドライド)の新設 - 時差出勤、テレワーク(在宅勤務)、自転車への通勤手段の変更等
市内企業、事業所等への周知、啓発等
- 中・長期的対策として次のような対策を進めます。
- 市道の道路整備事業箇所の早期着手・完了を推進
巾上交差点、清水1丁目交差点、平田南交差点の道路拡幅、右折レーン等設置 - 国及び県と道路整備事業箇所の早期着手・完了に向け調整
白板交差点、新村交差点、桜橋東交差点、清水1丁目交差点等の道路拡幅、右折レーン設置 - 警察も市内の渋滞状況を把握しており、随時、交差点での混雑状況に合わせた信号秒数の調整をしていることから、引続き信号サイクルの調整や信号機の運用等について対応を検討
- 関係機関と効果的な対策の検討を継続
- 市道の道路整備事業箇所の早期着手・完了を推進