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重要文化財旧松本高等学校 本館及び講堂
更新日:2024年4月24日更新
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旧松本高等学校 本館
建物は、西洋建築様式を簡略化して応用した洋風木造建築で、明治末期から大正時代前期にかけての代表的作例といわれており、明治期のナンバースクールの中央入り左右対称形ではなく、隅入りコの字型です。
本館の入口は道路に直接面していて、明治期の権威的で荘重な表現から機能的で親しみやすいものとなっています。また、玄関正面のマンサード屋根、窓の配置、講堂屋根の換気用小塔に意匠的工夫をこらしています。
玄関ホール
1階玄関ホールから見る正面階段です。
復元校長室
復元された校長室は、その威厳を漂わせます。
復元教室
復元された教室は、木製の机が並び、裸電球が1個下がっています。
旧松本高等学校 講堂ホール
講堂ホールの広さは約99坪(約330平方メートル)です。80数年の歴史のなかでシャンデリアや地窓金具等が戦争時の金属供出などで失われましたが、シャンデリアは古写真から、地窓金具は、設計図と工事中に地中から発見された金具により復元されました。