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文化財として登録されている水道施設

6 安全な水とトイレを世界中に
更新日:2024年2月21日更新 印刷ページ表示

文化財2ヵ所遠景(島内、旧城山)

松本市の水道施設が登録有形文化財となるまで

平成19年度から20年度にかけて長野県教育委員会が近代遺産総合調査を実施。この時、「旧城山配水地・接合井」が国の登録有形文化財候補物件となりました。
平成25年9月には文化庁調査官による現地調査が行われ「旧城山配水地・接合井」と「島内第1水源地施設」を合わせ、一体的に登録有形文化財としたらどうかとの助言を受けました。
その後、登録に向けた準備を進め、平成26年9月末に文化庁長官に文化財登録の意見具申を行い、平成27年8月、正式に国の有形文化財に登録されました。

※登録有形文化財とは※

 国土開発や都市計画の進展、生活様式の変化等により、消滅の危機にさらされている多様な近代の文化財建造物を後世に幅広く継承していくための制度です。

   登録要件には「国土の歴史的景観に寄与しているもの」「造形の規範となっているもの」「再現することが容易でないもの」があります。

松本市の水道施設~その「登録有形文化財」としての価値~

国の登録有形文化財となった「城山配水地の旧配水池、接合井」と「島内第1水源地集水井等施設」は、大正11年から12年にかけて作られたもので、松本市の水道の歴史を伝える貴重な施設です。
我が国の近代水道施設の建設において先駆的役割を果たした佐野藤次郎(水源調査)と武智正次郎(設計)が関わった点も特筆すべき点です。

旧城山配水地・接合井は当時としては最高の建材であったレンガで作っていること、また、アールデコ調のデザインを基調としている点など、当時の時代性をよく示しているといった評価も得ています。

これらの建造物は築後100年が経過していますが、いずれも当初の姿をよく残しており、松本市の近代化の歴史を伝える上でも貴重な遺産ともいえます。

文化財として登録されている施設を紹介します

島内第一水源地

島内第1水源地(遠景)

島内第一水源地 旧喞筒室

島内第一水源地 集水井(南東側)

旧城山配水地(遠景)

さらに深堀り水道施設 ~より詳しく知りたい方へ~

松本市の文化財課でさらに詳しく知ることができます。                                                                       下の画像をクリックすると、文化財課のHPをご覧いただけます。

文化財課へのリンク画像

松本市文化財課HP(「まつもとの文化財」HP)

施設を見学したいときは

現在、松本市上下水道局では、松本市出前講座「いい街つくろう!パートナーシップまつもと」を通じて、施設見学を受付けております。

施設見学を希望される場合は、下記リンク先で詳細をご覧いただき、電子申請にて申込みをお願いいたします。

(※見学時期や施設工事等の関係で、ご希望にそえない場合もあります。あらかじめご了承ください。)

出前講座画像画像をクリックすると生涯学習課HPをご覧いただけます。

生涯学習課 松本市出前講座「いい街つくろう!パートナーシップまつもと」HP


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