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市立小中学校における卒業式・入学式への来賓出席にかかる通知文について

更新日:2023年2月13日更新 印刷ページ表示
(2023年2月13日 教育長通信)

この件については、先週、新聞報道等があったことから、多くの市民の皆さんがご心配いただいていることと思いますので、経過などをお伝えしたいと思います。



各学校では、このコロナ禍の3年間、式典は出席者を縮小して開催をしてきておりますが、徐々に様々な制限が緩和となる中、この春の式典では来賓の皆さんの招待範囲についてどう判断していくべきかという各学校からの声が、年末あたりから、教育委員会の事務局に寄せられるようになりました。

学校現場では、この間、コロナによる制限がある中、子どもたちにとって思い出深い式典となるよう様々な工夫をする中で、卒業生と保護者、教職員による小さな式でありながら、よそ行き感のない心のこもった雰囲気の中で、卒業生を真ん中において式典を執り行うことの良さを実感したという声が、複数寄せられていました。

また、小さな式典とすることで、不登校の子どもたちへのきめ細かい対応や、教師と子どもたちの向かい合う時間をゆっくりとることができたという声も多くありました。

今、学校現場では、「子どもを主人公」として旧習にとらわれず、子供の学びと育ちを保障する取組みへの思い切った踏み出しが求められています。

そのような中、アフターコロナの卒業式のあり方として、来賓をお呼びしないという新たな式典のあり方を学校が選択した場合には、教育委員会事務局でそのフォローをしていこうということになりました。

行事の開催を含めた学校運営は、学校教育法で、学校長の包括的な職務権限とされていますので、式の内容や開催方法については、学校長が最終判断することになりますが、各学校からの要請を受けて、1月19日の教育委員研究会で教育委員の皆さんとも協議のうえ、来賓をお呼びしない場合の通知文のひな型を事務局で作成して校長会で周知をいたしました。

校長会においても、私から、あくまでも開催方法は学校長の権限なので、来賓の有無を含め出席の範囲については、学校や地域の状況に応じて適切に判断してほしいと依頼をしました。

しかしながら、この通知文のひな型に、言葉足らずの部分があり、日頃から学校を様々な形で支えていただいております地域の皆さんに不快な思いをさせてしまったことは、私の配慮不足であり、この場をお借りしてお詫び申しあげたいと思います。

加えて、この文書には校長と連名で教育長の名前があることで、校長に判断の余地を与えない側面があったのではないか、とのご指摘もいただきました。

私としては、学校のバックアップをしたいとの思いで、そのような形式をとらせていただきましたが、いわゆる忖度という形での学校長への影響も否めないため、今後は重々注意をしていきたいと思います。


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