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新・松本市商業ビジョン
松本市商業ビジョンの策定
松本市の今後の商業振興施策の方向性を明らかにし、実現性の高い施策を推進するための指針として、平成30年度で計画期間が満了した前・松本市商業ビジョン(松本市中心市街地の活性化のための商業ビジョン)に代わり、令和元年度からの10年間を計画期間とする新たな「松本市商業ビジョン」を、平成31年4月に策定しました。
松本市が目指す商業地の姿
「挑戦する商業者が創る、地域に愛される商業地」
基本方針
基本方針1「挑戦する商業者を支援します」
多くの商業者が積極的に挑戦し、切磋琢磨し、お互いを高め合うことで、より良い商品やサービスが提供される魅力的な商業地を目指します。
本ビジョンでは、商工会議所・商工会、市及びその他支援機関によって、挑戦する商業者を支援します。
基本方針2「地域に愛される個店をつくります」
魅力的な商業地を維持していくためには、それぞれの個店が地域住民に支持されていることが何よりも重要です。
そのためには、エリアごとに違う消費者ニーズに対応した商品やサービスの提供を通して、個店と地域住民との間の信頼関係を深めていく取組みが必要です。
地域住民が魅力を感じ、足を運ぶ商業地は、国内外の観光客にも魅力的に映ります。
本ビジョンでは、商業者が商工会議所・商工会、市及び関係機関と一体となって、地域住民に愛され、何度も足を運びたくなる個店づくりを進めます。
基本方針3「多様な主体が連携し、商業地の将来像を描く仕組みづくりに取り組みます」
商業者の努力だけで商業地の魅力向上を図ることは困難です。
人口や消費者の購買行動が変化する中でも、足を運んでもらえる付加価値を創出し、魅力的な商業地として維持されるためには、その将来像を、商業者を中心に関係者が共有し、適切にマネジメントしていく仕組みが必要です。
本ビジョンでは、商業者、関係機関及び地域住民が一体となって、商業地の将来像を描く仕組みづくりに取り組みます。
重点事業
- 重点事業1 販路拡大・生産性の向上に取り組む小規模事業者に対する支援
- 重点事業2 創業に関する情報収集・共有及び伴走型支援の実施
- 重点事業3 事業承継に対する経営者の意識啓発
- 重点事業4 キャッシュレス化の推進
- 重点事業5 (仮称)think local, buy local 運動の展開~地域の魅力を地域で支える~
- 重点事業6 (仮称)まちなか未来Talkの開催
- 重点事業7 中心市街地までの来街環境の充実
商業ビジョンの推進について
本ビジョンは、各主体の役割を以下のように定め、商業者、商工会議所・商工会、市及びその他支援機関が連携するとともに、各々が主体的な役割を果たすことにより推進するものとします。
また、取組みに関するPDCAサイクルを構築し、それぞれの取組状況や達成状況について毎年検証を行い、必要な修正を加えます。
主体 | 役割 |
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商業者 | 自らの創意工夫により経営基盤の強化に努め、市民ニーズに即した事業展開や商業地のエリアマネジメントに参画するとともに、常に情報を収集し、社会情勢の変化を把握します。 また、商品・サービスの提供については、常に品質の向上を図ります。 |
商工会議所 商工会 |
創業及び事業承継の支援を市及びその他支援機関と連携して行うととともに、小規模事業者支援法に基づく「経営発達支援計画」を策定し、国の支援施策等の活用を図りながら、商業者への伴走型支援を実施します。 また、商業者、市及びその他支援機関と連携し、地域資源を活かした魅力的なまちづくりを推進します。 |
市 | 松本市商工業振興条例及び各種補助制度により商業振興を図るとともに、国の支援施策等の活用を図りながら、商工会議所・商工会及びその他支援機関と連携して必要な施策を推進します。 また、まちなみや交通環境の整備などにより、都市機能の充実を図ります。 |
その他支援機関 | 日頃の相談先として各機関の専門性を活かした支援を行うととともに、市、商工会議所・商工会等と連携を図りながら商業者を支援します。 |
商業ビジョンの概要については、添付のPDFファイルをご覧ください。