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フレイル予防通信9月号~認知的フレイルも早期発見!が大切~
9月は🌏世界アルツハイマー月間です
世界アルツハイマーデーは毎年 9月 21日
1994年に国際アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機関(WHO)が共同で決定されました。
日本の位置付けとしては、2024年に「認知症の日」=9月21日、9月を「認知症月間」として設定されました。
ということで認知症にあわせて、今月は認知的フレイルについてお伝えします。
「フレイル」と聞くと身体的なフレイルをイメージすることが多いと思いますが、お口のフレイルや認知的フレイルも「フレイル」の要素の一つで、いろいろあります。
フレイルとは
フレイルとは加齢で体や心の機能が少しずつ低下し、日常生活に支障が出てくる前の状態です。
身体的な弱さだけでなく
- 認知(思考・記憶)の低下
- 精神的(気分・意欲)な変化
- 社会的(孤独・支援の有無)な問題
が同時に絡み合い、要介護になるリスクが高くなります。
要するに、体・脳・心・暮らしのすべてが少しずつ「もろく」なっていることを示します。
🧠認知的フレイルとは
加齢や生活習慣、病気などの影響で脳の機能が徐々に低下し、認知(思考・記憶・判断)に軽度の障害が現れる状態を指します。まだ認知症と診断されるほど重くはありませんが、日常生活や将来の認知症リスクに影響を与える「前兆」のようなものです。
😨何が起こっているのか❓❗
- 加齢:脳の神経細胞が徐々に減少し、情報伝達速度が遅くなる
- 生活習慣:運動不足、睡眠不足、栄養バランスの乱れが脳の機能を低下させる
- 慢性疾患:高血圧・糖尿病・心血管疾患などが血管障害を引き起こし、脳への血流が悪くなる
- 社会的要因:孤独や社会的交流が少なくなると認知機能の低下を加速させる
⚠認知症の前段階、軽度認知障害(M C I:Mild Cognitive Impairment)があるとフレイルも進みやすい!
M C Iとは「健康な状態と認知症の間」です。自覚症状やテストで認知機能が低下していることが分かりますが、まだ自分で暮らすことは可能です。1年後に認知症に進行する可能性が約10〜15%と高くなりますが、その一方で数%が正常に戻る場合もあり、早期発見と対策をとることが大切です。
まだまだ認知症なんて関係ないと思われているかもしれませんが、いつの間にか身近にきているのが「フレイル」
👤主な症状(軽度の変化)
- 記憶力の低下:最近の出来事や約束を忘れやすくなる
- 注意力・集中力の低下:会話中に注意が散りやすい、読書やテレビ視聴が続かない
- 実行機能の低下:買い物リストを作る、料理手順を思い出すといった「計画・実行」が難しくなる
- 言語能力の変化:単語が出にくくなる、会話で言い換えが増える
- 判断力・意思決定の遅れ:金銭管理や健康情報の判断が曖昧になる
*これらは「たまに」起こる程度で、日常生活に大きな支障は出ていないことが多いです。
✅具体的な症状
- 同じ質問や話を何度も繰り返す
- 最近の出来事や約束を忘れやすい
- 物を置いた場所が分からなくなる
- 複数の作業を同時にすると、どちらかを忘れる
- 計画・整理がやや苦手になる
- 興味ややる気が減り、趣味をやめてしまうことがある
🔑予防・改善のポイント
🚶♀️身体活動:週に150分以上(1日平均20~30分程度)の有酸素運動(ウォーキング、サイクリングなど)
🎴脳トレ:パズル、読書、楽器演奏、語学学習など新しいことに挑戦
🥗バランスの良い食事:地中海食や和食中心(野菜・魚・豆類など)
💤睡眠:毎晩7〜8時間、規則正しい睡眠リズム
💞社会参加:趣味サークル、ボランティア、家族との会話を増やす
💊慢性疾患の管理:高血圧・糖尿病・脂質異常症の適切な治療・服薬
🚭禁煙:たばこは完全にやめる
😵節酒:節度ある適度な飲酒目安は純アルコールで約20g/日(女性は男性よりも少量)
*令和8年6月公表の「科学的根拠に基づくがん予防法5+1」第3版では少量の飲酒でもがんのリスクが上昇することが示され、「節酒する」から「飲酒を控える」となりました。
❗ 生活習慣病(糖尿病・高血圧・肥満など)と認知的フレイルは密接に関係しています。生活習慣を見直すだけで、認知的フレイルのリスクを下げることが期待できます。
🔂まとめ
- 認知的フレイルは、認知症になる前の「軽い警告サイン」です。
- 早期に気付くことで、生活習慣や健康管理の改善が比較的容易に行え、認知症のリスクを下げることが期待できます。
- 「忘れやすくなった」「集中できない」などの変化を感じたら、まずは自分でチェックし、必要に応じて医師に相談すると良いでしょう。

